【メナード青山リゾート 和風館「雅楽司」】リラクゼーションリゾートにある和モダンの温泉旅館

自然豊かな丘陵地帯に築かれたリラクゼーション施設のメナード青山リゾート。室生赤目青山国定公園のなかにあるリゾートで、100万坪におよぶ広大な敷地内には、ゴルフ場・テニスコート・コテージ・バーベキュー場・屋外ステージ・ハーブガーデンなど、バラエティに富んださまざまなレジャースポットが広く点在しています。今回紹介する和風館「雅楽司」(以下「雅楽司」と略記)は、このリゾートに4か所ある宿泊施設のひとつ。和の趣を基調としたモダンテイストの客室が特徴的で、館内には、粋で上質な大人の時間がゆったりと流れています。そんな雅楽司で堪能できる食事は、趣向が凝らされた滋味あふれる会食膳。そこに、霧生温泉の良質なお湯まで満喫できるとなれば、一体どんな宿なのか、雅楽司への関心がなおさら高まってきますよね。三重県で随一の総合リラクゼーションリゾートにある閑静な温泉旅館。以下では、くつろぎの空間が広がる和洋室を中心に、雅楽司の魅力をお伝えしましょう。

平安王朝の優雅な空間を再現した雅楽司

名前から想像できる通り、メナード青山リゾートは、コスメ関連商品で定評のある日本メナード化粧品が手掛けるリラクゼーションリゾート。それだけに、癒し効果抜群のスポットやアクティビティ施設が敷地内に数多くそろっています。このリゾートにある宿泊施設は、「ホテル シャンベール」「青山ホテル」「コテージ・スイス村」「雅楽司」の4つ。今回お見せする雅楽司は、風流な和の佇まいを基調としている点で、ほかの3つとは異なる特色を備えています。

雅楽司へのアクセス

雅楽司への無料送迎サービスが利用できるのは、最寄り駅となる近鉄大阪線の伊賀神戸駅および榊原温泉口駅から。大阪方面からは伊賀神戸駅で、名古屋方面からは榊原温泉口駅で下車するのが便利です。送迎サービスの利用に際しては、当日の1週間前までに予約が必要。客室を予約するときに、送迎サービスの手配も合わせてリクエストしておきましょう。なお、送迎車の出発時刻は固定されています。伊賀神戸駅からは1日9本の運行で、8:20~16:20まで毎時20分の出発。気を付けたいのは榊原温泉口駅で、運行は12:10と14:10の1日2本となっています。それぞれの駅からの所要時間は、伊賀神戸駅からはおよそ35分、榊原温泉口駅からはおよそ40分です。

大阪・奈良・京都南部方面から名阪自動車道でアクセスする場合は、上野東ICから国道422号を経由すると約30kmの道のり。道中には看板が出ているので、順路に従って進むとスムーズに雅楽司に辿り着けます。京都の北部や滋賀からのアクセスは、 新名神高速道路から名阪国道へと乗り継ぎ、上野東ICで下車すると分かりやすいでしょう。上野東ICから雅楽司までは約30kmです。一方、名古屋方面から車で向かうなら、伊勢自動車道の久居ICで下車。久居ICから雅楽司までは、国道165号線を経由して30kmほどの距離です。

茶室のあるロビー

フロントがあるロビーは、和の美学に貫かれたような簡素な空間装飾。フロント前には茶室があり、ロビー全体に風情ある趣を添えています。公式サイトによると、雅楽司という名前は、平安時代における雅趣の象徴だった雅楽に由来しているとか。雅楽が催されていたのは「雅楽寮」と呼ばれる風流な部屋。現在なら、芸術サロンに当たる場所と言えるでしょう。そこに集まっていた学人は、洗練された雅楽の知識や才知に長けた人たちばかり。そんな風致を極めた雅楽寮をモチーフに構想されたのが、雅楽司なのです。館内の随所で見られるさり気なくも数寄を凝らした装飾は、そうした日本古来の伝統美にもとづいているのでしょう。なお、玄関から客室へは、宿の方に案内してもらえます。

雅楽司の客室・玄関付近

雅楽司にある客室は全8室で、6室が和室、2室が和洋室という内訳になっています。今回紹介するのは和洋室で、おもな間取りは、踏込み・主室となる客間・ベッドルーム・バスルーム・トイレです。上の画像は和洋室の玄関付近で、縦格子の扉の先は踏込み。踏込みから一段上がったスペースの正面は客間で、左手には冷蔵庫やティーセットが置かれたキャビネットがあります。画像では見えませんが、右に続く内廊下を進んだ突き当りはベッドルームです。

キャビネットの上部にあるのは、お茶のセット・ポット・カップ・グラスなど。下段は両開きの扉になっており、なかには冷蔵庫が収納されています。冷蔵庫にはビール・冷酒・烏龍茶・野菜ジュース・オレンジジュース・炭酸飲料などが装填済みで、ミネラルウォーター以外は有料です。

一角に洋間が設えられた客間

客間は畳敷きの和室。窓や床の間に大胆なスペースが割かれているので、実際に身を置いてみると、より開放的な眺めに感じるでしょう。

客室でいただけるのは、歓迎の抹茶と和菓子。雅楽司は室生赤目青山国定公園のなかにあるため、宿の周りには静寂が漂っています。のんびりくつろぐのに、最適な客室と言えるでしょう。

客間は独特のフロア設計になっていて、床の間付近から眺めると、洋間のスペースが設けられていることに気づくでしょう。とはいえ、客間への入口となる引き戸は、洋間の左端にあります。すでに紹介した踏込み先の開口部がその引き戸。引き戸を開けた先が洋間で、そこから客間へ移るという構図になっているのです。洋間については、後ほど詳しくお伝えします。

客間からの眺め

窓越しに見えるのは、メナード青山リゾートの敷地内に生い茂る樹々。雅楽司の近くにはゴルフ場があるので、ひときわ豊かな自然が広がっています。

客間のクローゼット

客間にあるクローゼットは、空気清浄機の横にある扉。上下段に分かれ、上段には浴衣一式、下段にはセキュリティボックスが置いてあります。

和みのスペースとして利用できる洋間

洋間はカーペット敷き。デスク・ソファー・テレビなどがそろった憩いの空間で、客間とは違った居心地の良さが味わえるでしょう。デスクにある備品は、電話・時計・ファイルなど。通信環境は、有線LANでインターネットへの接続が可能です。洋間から客間を見た眺めは開放感たっぷり。カーペットと畳という違いはありますが、洋間と客間のあいだには建具がないので、良好な視界が確保されているのです。なお、デスクの左側には、踏込みに通じる引き戸があります。

和洋室の寝室

ベッドルームはツイン仕様。客間とは対照的に、窓は小さめになっています。

ベッドルームにある備品や設備は、テレビ・デスク・クローゼットなど。ベッドルームの扉は、内廊下で踏込みとつながっています。

和洋室の洗面スペース

洗面台もゆったりとした空間設計。洗面台にある蛇口は2つで、周囲に小物類を並べても問題なく使える広さになっています。

洗面台にあるアメニティは男女別に分かれていて、上の画像は女性用のアイテム。日本メナード化粧品が手掛けるリゾートなので、基礎化粧品はもちろんメナードのブランドで統一されています。用意されているラインはイルネージュで、ウォッシング・リフレッシュマッサージ・ローション・ミルク・クリームのフルセット。基礎的なアイテムは、歯ブラシ・ヘアブラシ・剃刀・シャワーキャップ・ヘアンバンド・綿棒・コットンなどです。

男性用の基礎化粧品も同じメナード製で、シェービングジェル・スキンローション・ヘアリキッド・ヘアトニックなど。男女ともにメナードのスキンケアアイテムが充実しており、とくに女性は、エステサロンにいる感覚でバスタイムが楽しめるでしょう。

和洋室のバスルーム

バスルームは、本格的な檜風呂。湯船に注がれているのは、霧生温泉の源泉かけ流しのお湯。リゾートの敷地内から湧出している温泉で、泉質はアルカリ性単純泉です。

くせのない温泉は、湯が柔らかく心地良いため、何度も入浴したくなります。入浴の後は、体がじんわりと温まりました。

洗い場には、リゾートオリジナルのボディシャンプー・シャンプー・リンスが置いてあります。

和洋室のトイレ

トイレは個室で、洗浄機能付きです。

本格的な会席料理が味わえる夕食

食事は、夕食も朝食も客室でいただきます。メニューは、滋養に富んだ繊細な料理が並ぶ会席膳。以下でお見せするのは12月のメニューで、芳醇な地酒も堪能できます。

上の2品は先付と前菜。先付は焼白子羽二重蒸しで、焼葱・焼餅・干し口子・海苔で風味付けされています。前菜に盛られているのは、平貝柱粕漬・生雲丹・松葉柚子・火取魳小柚寿司・青味大根翁昆布・伊賀豚牛蒡巻・合鴨ロース・柚子麩など。一口サイズで味わえる料理が並んでいます。

さまざまな形で魚介類が味わえる会食膳。湯葉巻きに添えられているのは蟹で、鮮度抜群のお造りは寒魳・伊勢海老・中トロなどです。焚合せは重ね鯛蕪。聖護院蕪・海老芋金つば・梅人参旨煮・椎茸・イクラ・柚子など、いろいろな味覚と合わせて鯛が堪能できます。

趣向を凝らした魚料理なら、鯧の西京焼きや剥き河豚霜降りポン酢ジュレでしょう。鯧の西京焼きと一緒に味わえるのは、白髪独活・蓮根チップ・蕗唐墨香煎混し・雪輪長芋など。また、貝柱ご飯に合わせる赤出汁の具材は、伊勢海老入りの真丈です。

お肉料理は松坂牛の伊賀田楽焼き。岩塩・黒胡椒・バルサミコ酢などで、風味にアクセントを付けることができます。付け合わせの生雲丹や葱が、上品な松坂牛の旨味をいっそう引き立ててくれるでしょう。

デザートの長芋ぜんざいは、和の味覚が詰まった一品。小皿には熟し柿とアイスが盛られています。

盛り付けはオーソドックスで、雲丹や河豚などの高級食材が惜しみなく使われています。どれも上品な味付けで大変おいしくいただけました。

雅楽司の朝食

朝食も和食で、健康的かつ色鮮やかな料理がお膳に並びます。献立は、煮物・佃煮・お浸し・お造り・焼き魚など、和朝食の定番メニュー。白米とお味噌汁は、土鍋で焚いたものが味わえます。

和の雰囲気を堪能でき、落ち着きのある上品な宿でした。メナード青山リゾート内では、様々なアクティビティが楽しめますが、こちらの施設に滞在するときは、客室で温泉と食事を楽しむ「おこもり」がオススメです。

広大な室生赤目青山国定公園のなかに開かれたメナード青山リゾート。敷地内には、リラクゼーションリゾートにふさわしいスパ施設やレジャー施設が、あちこちに点在しています。今回お伝えしたのは、このリゾートの一角を占める温泉旅館の雅楽司。平安貴族の風流な雅楽寮をコンセプトにした宿だけあり、質素ながらもこだわり抜いた和の建築装飾が随所に施されています。そんな粋な空間が広がる雅楽司で堪能できるのは、繊細で上質な風味の会席料理。さらに、客室の檜風呂では、霧生温泉のなめらかなお湯まで満喫できてしまうのです。まさに、贅沢な大人の時間を送りたい人にとって、これ以上ない最高の環境が整った雅楽司。ぜひ訪れて、洗練された居心地を体験してみてください。