立ち仕事はカロリー消費が多い?基礎代謝が上がる?

立ち仕事の場合、1日にどれぐらいのカロリーを消費するのでしょう?勿論、性別や年齢、体格や筋肉量などで消費カロリーは異なります。知っているとダイエットや健康管理に役立つかもしれない、そんな立ち仕事のカロリー消費についてお話ししてみましょう。

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立ち仕事って疲れる

一日中立ちっぱなしのお仕事をしていると、立ち仕事はどのくらいカロリーを消費しているんだろうかと思うことはありませんか?お仕事をしながらダイエットしたり、健康に役立つなら一石二鳥ですね。

ダイエットや健康管理には、1日の消費カロリーを把握する必要がある

仕事だからと無意識にやっていることでも、わずかながらもきっと消費カロリーはあるはず。寝ていてもカロリーを消費するのですから、立ち仕事ならなおの事ですよね。一日7~8時間近く立っていると、足腰がクタクタに疲れることでしょう。でもこれがダイエットや健康に繋がるのであれば、また明日からも頑張れそうですよね。

立ち仕事のカロリー消費量

実際のところ、立ち仕事で消費できるカロリーは、どれぐらいのものなのでしょう?

立ち仕事で思いつく業種

立ち仕事の消費カロリーを知る前に、立ち仕事をするお仕事とはどのようなものがあるのでしょう?一番に思い浮かぶのはアパレルやコスメなどの販売員。コンビニやスーパーのような接客業も、同様に立ち仕事のイメージが強いですね。意外にすぐに思い浮かばないのが看護師などの医療従事者。椅子に座って診察をするドクターのそばでも、椅子に座ることなど全くなく働かれていますね。そういう点でも、看護師さんも立ち仕事のエキスパートといえそうです。

業種によってのカロリー消費の度合いは異なる

同じ立ち仕事でも、どれぐらいの運動量があるかで、カロリーの消費量は異なってきます。ただ立っているだけの『立ち仕事』もあれば、さきほどご紹介した通り、動き回る系のガチな『立ち仕事』もあります。ここにさらに個人差の部分も加味されてきますので、すべての立ち仕事のカロリー消費量を明確にするのは難しいでしょう。ただ一つ言えることは、『立ち仕事』って、結構カロリーを消費するみたいなんです。

立ち仕事はカロリー消費が多い?

頻繁に動き回る系の職種でないと、立ち仕事ぐらいではあまりカロリーを消費しないと思われるかもしれません。しかし、意外に立ち仕事というのはカロリーを多く消費するのです。

ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・スポーツ・メディスンも認めたカロリー消費量!

イギリスのスポーツ医学誌『ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・スポーツ・メディスン』の発表によると、立ち仕事を1分間行うと、およそ3.3カロリー消費されると言われています。座っている場合がおよそ2.67カロリーなので、明らかに立ち仕事のほうが、カロリーを消費しているのだと言えるでしょう。

立ち仕事1時間で、コンビニのおにぎり1個分のカロリーを消費する

1分間で見るとたった3.3カロリーと思いますが、これが1時間ともなると、コンビニで買えるおにぎり1個分に相当する、約130キロカロリー程度となります。そう考えると1日7~8時間立ち仕事をするとなると、かなりの消費カロリーになると思いませんか?

立ち仕事におけるカロリー消費の計算方法

立ち仕事のだいたいの消費カロリーが見えてきましたね。ではここからはもっと具体的に、立ち仕事におけるカロリー消費量を計算する方法を見てみましょう。ダイエット中でカロリー計算に余念がない方には、ぜひチェックしていただきたいです。

消費カロリーを計算するのに必要なもの

どのぐらいカロリーを消費しているのかを知るためには、年令と体重が必ず必要となります。ネットなどで消費カロリーの算出をおこなってくれるサイトへ行くと、必ず一番に体重を入力する項目が出てきます。年令はさておき、体重が分からないと計算式が成り立たないのです。

消費カロリーを算出する単位『METS』

METSという単位を用いることで、その人が何をすればどれだけのカロリー消費が行われるのか、おおよその計算を行うことが可能です。このMETSを使用することで、何か特別な機械を使用したり、難しい計算式や技法をしようせずとも消費カロリーを推定することが出来るのです。もちろんMETSの使い方を間違えなければという前提があった上での話です。

残念ながらMETSは万能ではない

『METS』は、あくまでも「おおよそ」の消費カロリーを算出することのできる単位です。おおよそという部分を強調するには訳があるからです。METSでの計算方法は原則、標準体型・体格の人での計算を基本としています。そのため著しく標準体型から外れてしまう方で計算を行うと、かなり誤差が生じる可能性が含まれているのです。METS法で消費カロリーを計算したい場合は、この点だけは頭に置いておいてください。

METS法で消費カロリーをはじき出せ!

計算式をご紹介する前に、そもそも計算式として用いられる単位の『METS』が何かを知っておきたいところ。『METS』とは、安静の時を『1』とし、行う運動の運動強度(酸素摂取量)を表す数値を指しています。一般的な運動を例に挙げると、ゴルフだと『3.5』、水泳だと『8.0』のようになります。

これがMETSの計算式だ!

METS x 運動時間(時間) x 体重(kg) x 1.05=消費カロリー(kcal) この計算式で、消費カロリーがいかほどなのか、おおよその数値をはじき出すことが出来ます。METSという文字の部分に先ほどご紹介した数値を当てはめてみましょう。水泳の場合で見てみると、METSは『8.0』なので8.0 x 運動時間(時間) x 体重(kg) x 1.05 =消費カロリー(kcal) となります。次に『運動時間(時間) 』の項目です。ここでは表記している通り『分』ではなく『時間』での数値を記入しましょう。1時間なら『1』で、30分なら『0.5』となります。水泳を30分行った場合は以下の通りとなります。8.0 x 0.5 x 体重(kg) x 1.05 =消費カロリー(kcal) 最後に体重の数値を入れこみましょう。今回は55㎏の女性が水泳を30分間行った場合は以下の通りとなります。8.0 x 0.5 x 55 x 1.05 = 231kcal

METS法で計算すると性別や年齢は関係ない?

先ほど、消費カロリーを算出するには、体重と年齢が必要になるとお話ししました。多くの消費カロリー産出サイトを見て分かる通り、体重の次に年齢や性別が重要とされることが多いのに気づくはずです。しかし、METS法で計算すると、体重以外は影響を及ぼさないのです。

立ち仕事のMETSは『約2.3メッツ』

さまざまな行動や運動に、メッツが設定されています。先ほどのゴルフや水泳だけでなく、当然立ち仕事にもメッツが割り当てられています。リラックスして落ち着いている時がだいたい『1メッツ』程度。立ち仕事なると『2.3メッツ』となります。軽い運動になってくると、3メッツを超え始めます。

例)立ち仕事を7時間行う58kgの女性の消費カロリー

METS x 運動時間(時間) x 体重(kg) x 1.05=消費カロリー(kcal) この式に、例の項目を当てはめていきましょう。・立ち仕事のメッツ = 2.3・運動時間7時間 = 7・体重 = 582.3 x 7 x 58 x 1.05=980.49kcalおよそ980kcalというと、カツカレー1食分ぐらいの消費カロリーです。なかなかの物だと思いませんか?ダイエットしている方で、消費カロリーも把握したい!と思われているのなら、この数値は是非記録に反映させてください。

立ち仕事をすると基礎代謝が上がる?

基礎代謝を上げるには、それ相当の『筋肉量』が必要となります。では立ち仕事を行うと、基礎代謝を上げることは出来るのでしょうか?

基礎代謝があがるとどうなるの?

よく、基礎代謝を上げると痩せる!のように言われていますが、実際は基礎代謝が上がったからといって、イコール痩せるというわけではありません。『痩せやすくなる』が正解なのです。基礎代謝が高い人というのは、安静時にとてもカロリーを消費できる人の事を指します。これだけでも、基礎代謝が高い人は痩せやすいというのがよく分かりますね。だって、静かに本を読んだり、横になってテレビを見ているだけでも、代謝が低い人に比べると、消費カロリーが多いのですから。なんだかちょっとずるいなーなんて思ってしまいそうですね。

基礎代謝のピークは赤ちゃん時代

基礎代謝が上がれば上がるほど、消費されるカロリーの数値はアップします。だったらどんどん上げたい!なんて思うのも当然。ですが、残念なことに、基礎代謝が最も高い数値を指すのは1歳から2歳ごろ。その後は低下の一途をたどるのです。

基礎代謝の計算方法も覚えておこう!

基礎代謝の数値は年齢や性別、身長や体重によって変化します。基本の計算式は以下の通りとなります。【女性の場合】665 + (9.6×体重kg) + (1.7×身長cm) - (7.0×年齢) 【男性の場合】66 + (13.7×体重kg) + (5.0×身長cm) - (6.8×年齢) この計算から算出された数値が基礎代謝量となります。その基礎代謝量を6で割れば、一日に必要となるカロリー摂取量をはじき出すことが出来ます。例)身長163㎝、体重60㎏、32歳の女性の場合665 + (9.6×60kg) + (1.7×163cm) - (7.0×32才) = 1294Kcal1294 ÷ 0.6 = 2156Kcal基礎代謝量は1294Kcal、必要なカロリーは2156Kcalとなります。

結局のところ立ち仕事で基礎代謝は上がるの?

基礎代謝のエネルギー量をアップするには『無酸素運動』が効果的です。そういう点で考えると、立ち仕事は基礎代謝を上げるには有効な手段ではないのかもしれません。しかし筋肉量をアップすることで、基礎代謝は相乗してアップします。なので、無酸素運動が効果的であるだけであって、有酸素運動のような動きでも、基礎代謝アップに効果はあるのです。

立ち仕事のせいで基礎代謝が落ちることもある

せっかく頑張って筋肉をつけて、基礎代謝アップ!をしようと努力してみても、その立ち仕事のせいで、基礎代謝が下がってしまう場合もあるのです。立ち仕事につきものといえば『むくみ』ですよね。女性の方は特にむくみに悩まされているのではないでしょうか?立ち仕事から起こってしまう足のむくみやだるみは、足への負担を大きくします。その疲労感や倦怠感が、筋肉の末梢組織に対し、これ以上無理しないで下さい、休んで下さい、と指令を出してしまうのです。動いているのに、動かないように努力する筋肉。動かない事には代謝も落ちてしまいますので、バッドスパイラルに突入してしまうというわけです。

足のケアも忘れずに

立ち仕事と消費カロリーの関連性について、いろいろお話ししてみました。予想以上に立ち仕事での消費カロリーが多いことには驚きですよね。立ち仕事をすると足がむくんで太くなるから嫌と思うのは間違いです。実はそのむくみなどのケアをしてあげることで、痩せ効果を招きよせることが出来るのです。立ち仕事は代謝アップにもつながるので、足のケアを頑張れば老廃物が流れやすくなり、さらなる代謝アップも期待できます。ダイエットにも健康にも、良い効果を導き出す立ち仕事。ちょっと意識するだけでも、かなり良い変化が起こりそうですね。