高純度マグネシウムダイアフラム採用の大型100mm径コンプレッション・ドライバーを搭載。DD66000 EVERESTの技術を投入し、音楽再現力をさらなる高みへと進化させた、もうひとつの主峰Project K2 S9900。
EVERESTシリーズと並ぶJBLのフラグシップモデルとして、再生ソースの発展を見据え、スピーカーの進むべき姿を提示してきたプロジェクトK2シリーズ。オーディオの歓びを、音質探求の醍醐味を、心の底から堪能できるプロジェクトK2が、新世代のリファレンスシステムとして、今、大きく進化しました。
コンポーネンツをリファインし、EVEREST DD66000において確立したさまざまな技術を投入し、音響性能を格段にグレードアップさせた「Project K2 S9900」。JBL 初の高純度マグネシウムダイアフラムを採用し、サイズを100mm径に大型化した新開発コンプレッション・ドライバーを筆頭に、最先端コンポーネンツを搭載。キャビネットではDD66000の設計ノウハウを取り入れることで、380mm径ウーファーシステムながら威圧感の無いエレガントな意匠を獲得。極限までの音質追求を果たしながら、部屋へのインストールを容易にしています。
オーディオを愛する数多くの人々を、音楽再生の頂点へと導いてきたプロジェクトK2。そのK2の頂をさらなる高みへと引き上げた「Project K2 S9900」。EVEREST DD66000に並ぶ、もうひとつの主峰の誕生です。
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特長
1500AL-1/380mm Low Frequency Driver
- 磁気回路の要であるマグネットには、大型ウーファーとして必要な強力な磁力と高い磁気安定性を兼ね備えたアルニコ5DGタイプを使用。アルニコマグネットの欠点であった大電力駆動に起因する減磁の問題は、銅とスチールのリングを交互に重ね合わせた積層構造のトッププレートと大容量アルミショートリングを装着することにより解消しています。ボイスコイルには、巻幅を25.4mmに延長した100mm径の大口径エッジワイズ巻きアルミリボンボイスコイルを採用。トランジェント特性の改善とともに耐入力特性を25%アップさせています。
- 振動板には、JBL独自のアクアプラス・コーティングによるダンピング処理を施したプレミアムピュアパルプコーンを採用。エッジは、高い耐入力と安定性を持つEPDMフォームラバー製。
- フレームは肉厚の高剛性アルミダイキャスト製。磁気回路内には、ポールピースの3つの穴によってボイスコイルを空冷する、JBL独自のベンテッドギャップ・クーリング機構を搭載。
LFユニットには、アルニコ5DGマグネット、大型100mm径ボイスコイル、プレミアムピュアパルプコーンを採用した380mm(15インチ)径ウーファー<1500AL-1>を搭載しています。JBL伝統の低歪SFG(シメントリカル・フィールド・ジオメトリー)構造を採用した強力なアルニコ磁気回路と100mm径×25.4mm巻幅の大型ボイスコイルの組み合わせにより、微小レベルから最大レベルまで変わることのない安定したリニアリティ、微かな気配から部屋を揺るがすエネルギーまでクリアする圧倒的なダイナミックレンジ、超低域まで滑らかに伸びる優れた周波数レスポンスを獲得。すべての低域情報を余すところなく引き出し、強靭かつ緻密、濃厚かつ透徹した音質の低域再現を可能にしています。
476Mg/100mm High Frequency Driver and Horn
HFユニットには、JBL初の高純度マグネシウム合金を採用し、ダイアフラム径をEVEREST DD66000のドライバー(476Be)と同じ100mm径に大型化した新開発コンプレッション・ドライバー<476Mg>を搭載しています。
- S9900用に新開発された高純度マグネシウム合金ダイアフラムは、マグネシウムの比重の低さを活かし、チタンダイアフラムの約2.5倍の厚さ(130ミクロン)に成形することで、高い強度を確保。さらには、非常に大きな内部損失により高いダンピング効果も備えています。これらマグネシウム合金が持つ優位性によって、高い周波数帯まで分割振動を起こすことなく、つねに正確なピストンモーションを実現。歪の極めて少ない透明感溢れる高音域、大型100mm径ダイアフラムならではの豊かで滑らかな音質の中音域再生を実現しています。
- 位相管理の要となるフェーズプラグには、高精度亜鉛ダイキャスト製で、JBL伝統のラピッドフレア設計によるコヒレントウェーブ・タイプを採用。4つの環状スロットによって正確な位相整合を実現し、周波数特性をよりフラットなものにしています。
- ボイスコイルはアルミリボン線をエッジワイズ巻きにした軽量タイプ。マグネットには高磁力・高耐熱ネオジウムを使い、8個の弧形セグメントからなるアウターリング構造を採用することでマグネットエリアを拡大。軽量・高剛性な振動系と大型で強力な磁気回路の組み合わせにより、小信号から大信号まで高いリニアリティと優れた分解能を発揮します。
- HFホーンは、フロントバッフルの曲面をホーンのサイドウォールとして利用し、上下にSonoGlass™製ホーンリップを配置。EVEREST DD66000譲りのホーン設計手法を用いることで、大きなホーン開口部を確保しながら、キャビネットとホーンが一体化した洗練されたフォルムを形成しています。
045Be-1/25mm Ultra-High Frequency Driver and Horn
UHFユニットには、EVEREST DD66000と同じ、25mm径ピュアベリリウムダイアフラム採用のコンプレッション・ドライバー<045Be-1>を搭載しています。
- 高域ユニット用のダイアフラム素材として理想的な特性を持つピュアベリリウムを用いることで、50kHz以上の超高域まで分割振動のない正確なピストンモーションを実現。歪が極限まで排除されたクリアな超高音域再生により、澄み渡った音場再現を可能にしています。
- 磁気回路には50mm径の大型ネオジウムマグネットを採用。超軽量の一層巻きアルミリボンボイスコイルとの組み合わせにより、優れた高域レスポンスを獲得しています。フェーズプラグは特殊形状の3スロット環状タイプとすることで、位相干渉による超高音域での出力低下や歪の発生を抑えています。
- UHFホーンには、HFホーンと同じくSonoGlassTM製ホーンを装備。アルミダイキャスト製の高剛性ハウジングに組込み、キャビネットに強固に固定しています。
System Design
- キャビネットには、EVEREST DD66000のデザインイメージと構造設計手法を取り入れています。曲面を生かし、ホーンとバッフルを一体化させることで、38cm径ウーファーと大型ホーンを搭載したシステムながら、スマートで洗練された外観を実現。さまざまな部屋の雰囲気、インテリアに自然にマッチします。さらに、キャビネット背面は円弧状に大胆に造形され、奥行き寸法が抑えられているため、省スペース性に優れ、セッティングが容易です。
- キャビネット外側パネルには十分な厚みの高剛性MDF を使い、内部に複雑なブレーシング構造を採用。内部定在波の発生や音圧によるキャビネットの共振を抑え、再生音へのカラーレーションを徹底的に排除しています。
- キャビネットは、厳選された天然木突き板と艶やかなハイグロス塗装によるローズウッド仕上げ。
Component Integration
- 3つのユニット毎に独立したディバイディングネットワーク回路は、厳選した高品位パーツをふんだんに使用したSE(スペシャルエディション)グレードを搭載。キャパシターにDCバイアスを加えクラスA動作させることにより、ゼロ電位でのクロスオーバー歪を抑えるチャージカップル・リニアディフィニション方式を採用しています。 Component Integration
- HF用ドライバー476Mgの出力レベル調整スイッチ(-0.5dB/0dB/+0.5dB)、システムの高域レベルを微調整できるHFプレゼンススイッチを装備。
- LF用とHF用の2組の大型金メッキターミナルを装備し、バイワイヤリング接続、バイアンプ駆動に対応。
※SonoGlass™は、グラスファイバーを特殊な高温高圧モールド技術によって成形し製造された高比重硬化樹脂。超高硬度・高耐熱性で共振・共鳴が極めて少なく、高いダンピング特性を持つなど、音響素材として理想的な特性を備え、JBLコンプレッション・ドライバーの音響性能を最大限に引き出しています。
仕様
| 使用ユニット |
|
|---|---|
| 許容入力 | 400W(RMS) |
| 低域再生能力 | 23Hz(-10dB) |
| ホーン指向特性(水平×垂直) | HF:100°×60°、UHF:60°×30° |
| 900Hz(−18dB/oct.)、15kHz(−24dB/oct. HPFのみ) | |
| コントロール機能 | HFレベルコントロール(-0.5dB / 0dB / +0.5dB) HFプレゼンスコントロール(-0.5dB / 0 dB / +0.5dB) LF/HFドライブモード切り替え(Normal / Bi-Amp) |
| 寸法(W×H×D) | 560×1,217×350mm(足含む/スパイク含まず) |
| 重量 | 81.6kg(グリル装着時) |
| バイワイヤリング | ○ |
| カラー | ローズウッド仕上げ/ゼブラウッド仕上げ |
※仕様および外観は、改良のため予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。
受賞歴
2017年
- (株)音元出版 AV REVIEW
- 「オーディオ・ビジュアル・グランプリ2017 スピーカーシステム(ペア200万円以上)」受賞
2016年
- (株)音元出版 AV REVIEW
- 「オーディオ・ビジュアル・グランプリ2016 SUMMER スピーカーシステム(ペア100万円以上)」受賞
- (株)音元出版 AV REVIEW
- 「オーディオ・ビジュアル・グランプリ2016 スピーカーシステム(ペア200万円以上)」受賞
2015年
- (株)音元出版 AV REVIEW
- 「オーディオ・ビジュアル・グランプリ2015 SUMMER スピーカーシステム(ペア100万円以上)」受賞
- (株)音元出版 AV REVIEW
- 「オーディオ・ビジュアル・グランプリ2015 スピーカーシステム(ペア100万円以上)」受賞
2013年
- (株)ステレオサウンド HiVi
- 「2013夏のベストバイ スピーカー部門(ペア100万円以上)」受賞
2012年
- (株)ステレオサウンド Stereo Sound
- 「2012-2013 ベストバイ・コンポーネント スピーカーシステム(160万円以上)」受賞
- (株)音楽之友社 Stereo
- 「ベスト・バイ・コンポ2012 250万円超のスピーカーシステム」受賞
- (株)ステレオサウンド HiVi
- 「2012夏のベストバイ スピーカー部門(ペア100万円超)」第5位
「2012冬のベストバイ スピーカー部門(ペア100万円超)」受賞
2011年
- (株)音楽之友社 ステレオ
- 「ベスト・バイ・コンポ2011 250万円超のスピーカーシステム 第4位」受賞
- (株)ステレオサウンド HiVi
- 「2011夏のベストバイ スピーカー部門(ペア100万円以上) 第1位」受賞
「2011冬のベストバイ スピーカー部門(ペア100万円以上) 第4位」受賞 - (株)共同通信社 オーディオベーシック
- 「AUDIO BASIC COMPONENT ランキング 2011 スピーカー4(ペア100万1円以上)」受賞
- (株)ステレオサウンド ステレオサウンド
- 「2011-2012 ベストバリュー・コンポーネント スピーカーシステム(160万円以上)」受賞
2009年
- (株)音楽之友社 ステレオ
- 「ベスト・バイ・コンポーネント2009 250万円超のスピーカーシステム 第4位」受賞
「年間最優秀コンポ2009 スピーカー部門 第1位」受賞 - (株)音元出版 AVレビュー
- 「オーディオ・ビジュアル・グランプリ2009 スピーカーシステム(ペア200万円以上)」入賞
- (株)音元出版 オーディオアクセサリー
- 「オーディオ銘機賞 銀賞」受賞
- (株)音元出版 analog
- 「第2回アナロググランプリ」受賞
- (株)ステレオサウンド HiVi
- 「2009夏のベストバイ スピーカー部門(ペア100万円以上) 第3位」受賞
「2009冬のベストバイ スピーカー部門(ペア100万円以上) 第1位」受賞
「HiViグランプリ2009 スピーカー部門賞」受賞 - (株)ステレオサウンド ステレオサウンド
- 「ステレオサウンドグランプリ2009 GOLDEN SOUND賞」受賞
- (株)アイエー出版 ラジオ技術編集部
- 「第39回ベストステレオコンポグランプリ 銀賞」受賞
- (株)スイングジャーナル社 スイングジャーナル
- 「第29回ジャズ・コンポーネント・アワード The TOP Jazz Componet 第5位」受賞
「第29回ジャズ・コンポーネント・アワード 海外オーディオ部門スピーカー100万円以上 第1位」受賞