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グリセリンの副作用は危険?【6つの使い方でこんなに活躍!】

    <監修薬剤師 seina akasa>

    グリセリンは私たちの身の回りのいろいろなものに使用されています。成分表示を見ると「グリセリン」という文字が入っていないものの方がむしろ少ないのかもしれません。

    グリセリン単体ではなく添加物として使用されていますね。化粧水やシャンプー、お団子に豆腐に医薬品など、幅広い製品に使われています。さらには硝酸や硫酸と反応させることでダイナマイトにも利用されています。

    グリセリンを使った手作り化粧水が一時期流行したことを覚えている方もいるかもしれません。日ごろから間接的ではありますが多く利用していることに案外気づかないのがグリセリンですが、疑問を感じませんか?

    洗浄剤にも食品にも使えて化粧水にもできるけれど、グリセリンの正体は何なのでしょうか。また、用途の幅は広いようですが、良いことばかりなのでしょうか。

    そんなグリセリンの知られていない副作用や活用法について解説します。

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    グリセリンとは?

     

    グリセリンとはアルコールの一種で無色透明の液体で、甘さを帯びています。アルコールに分類されるので引火性物質となり、機内持ち込みができない場合もありますが化粧水に入っているぐらいなら大丈夫です。

    グリセロールとも呼ばれ、人間の身体にも中性脂肪などとして存在している物質です。植物油や動物由来の脂を加水分解することで生成しますが、プロピレンから化学合成しても作り出されます。

    どのようなものに添加されているのかをみてみましょう。

     

    食品添加物

    その甘さから虫歯の原因になりにくい甘味料としてよく使用されています。

    また、強い吸湿力を利用して水分を保つ保湿剤ややガムの柔らかさなどの軟化剤・増粘安定剤、静菌性があるため保存料など幅広く利用されています。

    甘味料のスクロースと同じぐらいのカロリーがあります。

     

    医薬品や化粧品

    グリセリンには毒性がないので、医薬品化粧品にも使用されています。化合物や単体で、狭心症の薬や利尿剤・脳圧降下薬などとして配合されています。

    有名なものとして狭心症の「ニトログリセリン」があります。軟膏の保湿成分にもなっています。

    化粧品やシャンプーなどにはもっと多く配合されています。化粧水の9割程度に入っていると言ってもよいでしょう。おもに食品と同様に保湿剤としての用途がありますが、潤滑剤・界面活性剤としても使用されています。

     

    グリセリン豆知識

    グリセリンの保湿作用は水の水素分子との間に分子間力が働くために起こる水素結合によるものです。

    化粧水の水分が蒸発すると肌に存在している水分子と結合します。濃度が高いと逆に肌から水分を奪う原因にもなります。

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    グリセリンとワセリン。違いはコレ

     

    名前が似ているグリセリンとワセリン。聞いただけではちょっと間違いそうですしどちらも保湿剤です。どのような違いがあるのでしょうか。

     

    グリセリンとワセリン:その性質

    一言で表すと、グリセリンとワセリンの性質は正反対です。グリセリンは手作り化粧水ができるところをみても、水に溶ける水溶性です。

    一方ワセリンは原油由来の物質で油性で水には溶けません。60度以上に加熱しないと液体にはならず、40度で固形に戻ります。

     

    保湿の機序と反応

    グリセリンは水で保湿します。水で薄めたグリセリンは、肌に塗布すると水分を引き寄せます。べたつくことなく肌を保湿することができますが、しっとりという感触以上にははりません

    一方ワセリンは容器にそのまま入った「白色ワセリン」を使ってみると一目瞭然ですが、そのまま肌に少量のばせば油分が保護膜となって乾燥を防ぎます。

    べたつきはありますが寒冷地の乾燥にも耐える保護膜で水を弾く作用も長時間続きます。

    グリセリンは吸湿性で保湿して肌を柔らかく保ち、ワセリンは肌の表面にとどまり本来持つバリア機能が弱くなった敏感肌やアトピー性皮膚炎なども保護します。

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    グリセリンの3つの副作用

     

    グリセリンは本来毒性が低いので化粧品や食品に配合されています。しかしその使用濃度を間違えると副作用が起きることがあります

     

    自家製化粧水の落とし穴

    一時期流行したグリセリンの自家製化粧水は「手作り」という手軽さはありますが素人が作っているという点で落とし穴もあるのです。

    グリセリンの水分吸着作用は化粧品に含有される水分を保持するという点で保湿効果を発揮します。でも自家製というのは作る本人の性格によっては危険なこともあります。

    おおざっぱに目分量で混ぜてみたり、もっと保湿効果を上げたいと思ってグリセリンを多くしたりしていませんか?原液や高濃度になるほど逆に肌の水分は奪われて乾燥してしまうのです。

     

    グリセリン脂肪酸エステル

    グリセリン脂肪酸エステルは食品添加物です。食品添加物イコール身体に悪いというイメージがあります。確かに絶対安全だとは言い切れない部分はありますが、これも使い方次第です。

    食品添加物はがんの元だという風潮がありますが、グリセリン脂肪酸エステル自体は毒性はありません。添加しているものの製造過程や保管状況によっては過酸化脂質となります。

    その過酸化脂質をもし摂取してしまったとしたらそれは安全とは言い切れません。

     

    アレルギー

    原料になる動植物の脂は脂肪酸とグリセリンの化合物です。油脂に水酸化ナトリウムを加えると酸化反応してグリセリンと結晶化した脂肪酸ナトリウム(石鹸)ができます。

    原油由来の合成グリセリンは安全性が高く不純物もわずかです。ありふれるほどにグリセリンが添加されているものが多く、あまり数多くはありませんがグリセリンアレルギーもあるようです。

    もしもあれこれ保湿剤を試してもかぶれたりするという場合は、皮膚科でパッチテストを受けてみるのも良いかもしれません。

     

    お腹の違和感

    この副作用だけは使用方法が違います。グリセリンは浣腸としても利用されています。市販の浣腸薬の説明文書を読むと書いてあったりして、ここにもグリセリン?と不思議に思うかもしれません。

    浣腸として使用する理由はグリセリンの浸透圧を利用して排便を促すことができるからです。排便を促す作用はありますが、体質や使用量によって下痢を起こすことがあります。

    浣腸なのに副作用が下痢なんですね・・・腹部膨満感や違和感が起こることもあります。

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    グリセリンはこう使うと大活躍!

     

    本来グリセリンとは水溶性で扱いやすく、とても活用範囲も広いものです。市販されていて値段も手ごろです。お風呂に洗濯に効果的に使える方法をご紹介しましょう。

     

    手作り化粧水

    まずは簡単にできる手作り化粧水です。副作用で述べたように、濃度が高すぎると逆に乾燥を引き起こすのできちんと計量してつくりましょう。

    その他の保存料なども入っていませんので肌に優しい反面保存がきかないので冷蔵庫に入れて1週間で使い切りましょう

     

    精製水95CCを容器に入れ、グリセリンを小さじ1(5CC)加えてよく振って混ぜます。これだけです。ポイントは水道水ではなく精製水を使うことです。

    これは基本の分量で、赤ちゃんのよだれかぶれにも使えるものです。クエン酸を耳かき1杯ぐらい入れれば弱酸性になりますし、ハチミツで保湿効果アップ・エタノールでさっぱり感も狙えます。

    お顔の乾燥以外にはべたつきがないので手指の乾燥にも使えますね。もしハンドローションとして使うなら尿素を精製水100CCに対して25gを加えると良いでしょう。

    ラベンダーなどのオーガニックオイルを加えるとアロマ効果でリラックスも狙えますね。

     

    ヘアケア

    乾燥の気になる季節には、シャンプー後のリンスとしても使えます。寝起きの爆発を抑える寝ぐせ直しにも利用できますし、スカルプローションとしても便利です。

    ✅ クエン酸リンス:クエン酸大匙3杯・グリセリン小さじ1杯・精製水500mlをよく混ぜて、洗面器いっぱいのお湯に大匙3杯から5杯を良く溶かしてシャンプー後の髪に使用します。あとはよく流してくださいね。

    ✅ スカルプローション:精製水250mlとグリセリン小さじ1杯を混ぜるだけです。この配合で寝ぐせ直しにも利用できるので、1本作っておくと便利です。

    ヘアケアには特にエッセンシャルオイルを入れることをオススメします。育毛効果に抜け毛予防、更年期障害特有の倦怠感などにも効果的なサイプレスが良いでしょう。

    サンダルウッドやローズマリーなども美髪効果があります。

     

    入浴剤

    グリセリンを入浴に使用すると、高価な入浴剤を購入するよりもずっと質が良いのです。バスソルトと一緒に使いましょう。

    添加物なしの塩と重曹を同量混ぜ、そこへお好みのエッセンシャルオイルを数的落とします。バスタブにお湯を張ったらグリセリン大匙5杯とバスソルトを一緒に入れて入りましょう。

    身体も温まるし保湿効果もあります。もしベランダで育てたハーブなどがあれば、アルコールに2週間ほど漬けて作ったチンキを入れても良いですね。

     

    洗濯剤

    染み抜き剤柔軟剤としての活用法もあります。人肌のお湯250CCに重曹37g・グリセリン250㏄と液体洗剤30㏄を混ぜて、タオルの上に乗せた染み付き衣料に垂らして歯ブラシでたたくだけです。

    洗濯機で利用する洗剤としても利用できます。柔軟剤は穀物酢500mlにグリセリンを大匙5杯、お好みでエッセンシャルオイルを混ぜておきます。洗濯水量45lに対しておちょこ1杯ぐらいを入れるだけです。

     

    マウスウォッシュ

    グリセリンの保水性と粘度を利用してうがいをするだけで口腔粘膜の乾燥を防いで口臭予防ができます。エタノール10ml・精製水85ml・グリセリン5mlを容器に入れて混ぜましょう。

    ここへティーツリーオイルを入れると歯周病予防のマウスウォッシュができますね。口腔衛生を保つためのもので飲用ではありません、子供の誤飲などには注意して下さい。

     

    グリセリンカリ液?

    肌の黒ずみに効果があるグリセリンカリ液をご存知ですか?グリセリンと水酸化カリウムを含んだアルカリ性の液体です。コットンに付けて拭き取ると、角質を柔らかくして黒ずみを改善するという優れものです。

    顔のように皮膚の薄いところには使えませんが、ひじや膝・座りだこなどに効果があります。ただしアルカリ性が強いので、優しくふき取るだけです。

    人によっては肌荒れすることもあるのですが、肌が弱い方はグリセリンで拭き取ってから入浴するだけでも黒ずみ防止に効果があります。

     当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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