ムダ毛を薄く・細くする目的として抑毛剤の使用を検討している方は多いかと思います。
しかし、「本当に効果あるの?」「刺激ないのかな?」「なんで毛が薄くなるの?」と疑問点は多いのではないでしょうか。
抑毛剤は、「毛が作られる過程を抑制することができる」ことから、ムダ毛を薄くする効果が期待されていますが、その効果はとても緩やかで最低でも3か月~1年以上の使用が必要です。
他のムダ毛処理法と併用することで効率的なムダ毛処理をすることができると言われています。
今回は、抑毛剤の本当の効果から、おススメの使用方法、ムダ毛が濃くなってしまう習慣までご紹介いたします。
1.抑毛剤は産毛程度の毛に効果的
抑毛剤は、徐々に毛が伸びるスピードが遅くなるアイテムのことを指し、産毛程度の毛に対して効果を表します。
除毛や脱毛とは違い、使用後すぐに毛を処理することはできませんが、長期使用することでムダ毛が徐々に細くなったり、減っていくと言われています。
また、カミソリや脱毛などは、生理前や生理中の使用が避けたほうが良いと言われていますが、抑毛剤はそのような縛りがなく、いつでもムダ毛ケアをすることができます。
個人差はありますが、顔や背中などの産毛程度であれば「1~3か月」、少し濃い毛(腕や足など)であれば「1年~5年以上」の使用で毛が徐々に細くなると言われています。
【抑毛剤のメカニズムと効果的な毛の太さ】
ムダ毛というのは、毛母細胞が分裂することで伸びていきます。この時、細胞の分裂を促しているのは「男性ホルモン」です。
男性ホルモンには、髪の毛以外の毛の成長を促す役割があり、このホルモンが盛んになっていると、毛が濃くなりやすいと言われています。
抑毛剤は、男性ホルモンが毛の細胞を分裂させて毛を伸ばそうとしている働きを抑制することで、毛が伸びるスピードが遅くなることが期待できるアイテムです。しかし、毛の伸びるスピードが遅くなると言っても個人差が大きく、使い始め1か月ほどは、1日に「0.4㎜」伸びる毛が「0.3㎜」に短くなる程度です。(腕や足の場合)
毎日使用することで、伸びるスピードは遅くなるので、最低でも「3か月」は継続したほうが良いでしょう。
また、男性の髭やアンダーヘア・腋毛のように、「毛根も強く」「毛が太く・固い」部分に関してはあまり効果を期待できません。
これらの濃い毛を薄くしたり、細くしたい場合は、「光脱毛」や「レーザー脱毛」が効果的と言えます。
2.抑毛剤の殆どは「肌をキレイにする効果」の方が高い
抑毛成分と呼ばれる「大豆イソフラボン」や「ブロメライン」などは、抑毛効果よりも「肌をキレイにする作用」の方が高い傾向にあります。
抑毛効果が低いというわけではなく、毛よりも肌の方が成分の利きが良く、ムダ毛を薄くするよりも先に肌の方に作用することが多いのです。
そのため抑毛剤は、「少しずつ抑毛しながら肌がキレイになるローション(クリーム)」という認識で使用したほうが良いでしょう。
【抑毛成分一覧と他の働き】
| 抑毛成分 | 肌刺激 | 抑毛以外の効果 |
|---|---|---|
| 大豆イソフラボン | 保湿 美肌 | |
| プエラリアミリフィカ | 保湿 美肌 | |
| プラセンタ | 保湿 美肌 美白 | |
| エフロニチン ※日本では配合が不認可 | 抑毛 美肌 | |
| ブロメライン | 壊死した皮膚の除去 | |
| パパイン | 角質・角栓除去 美肌 | |
| ラレアディバリカタ葉エキス | 保湿 美肌 |
【補足】
「パパイン」や「ブロメライン」「ラレアディバリカタ葉エキス」などの抑毛成分は、『毛のタンパク質そのものを分解する働き』があり、他の抑毛成分(大豆イソフラボンなど)に比べれば抑毛効果が高いです。
しかし、皮膚もタンパク質で出来ており、毛のタンパク質よりも先に皮膚の方に作用する可能性が高く、強い肌荒れを起こす可能性があるため、配合量は少ない傾向にあります。
配合量が少ないので、その分効果は落ちることになりますが、効果がないわけではありません。
3.保湿剤としても使用できるおススメの抑毛剤3選
抑毛剤は、効果はもちろんですが、肌刺激が少なく、肌の状態によって選んだ方が良いでしょう。
抑毛剤によっては、「黒ずみケア」や「匂いケア」「肌荒れの改善」などの効果が期待できるものもありますので、現在の肌で気になる症状によって選んで頂ければ、肌荒れなどの失敗が減ると思います。
今回は、小学校低学年のお子様でも使用できるほど、肌刺激が少ないものをまとめましたので、ご参考にして頂ければと思います。
価格 ¥2,700
100ml 約1ヵ月分
抑毛成分:大豆種子エキス、豆乳発酵液、パパイン
・黒ずみや肌荒れが気になる方におススメの抑毛ローションです。
・豆乳が主成分で高い保湿があり、モチモチ肌に導きます。固まった角質を除去する働きがある「パパイン」が含まれており、ガサガサ感も同時に防いでくれます。
・デリケートゾーンなどの刺激に弱い部位には使用できませんが、毎日化粧水のように使用することができます。
価格 ¥4,104
200ml 約2カ月分
抑毛成分:大豆芽エキス、ダイズ種子エキス、プラセンタエキス
・肌刺激が最も少なく、抑毛・保湿効果が高いため、敏感肌や乾燥肌の方におススメの抑毛ローションです。
・抑毛と保湿効果の高い「大豆イソフラボン」が豊富に含まれ、それに加え、美白効果が期待できる「プラセンタ」や「ハト麦」も配合されているため、多様性に優れた抑毛ローションです。
・全身に使用することができ、小学生ぐらいの子供でも使用することができるほど、肌刺激が少ないのが特徴的です。
抑毛成分:ダイズ種子エキス、パパイン
・カミソリ負けなどの肌荒れを起こしている方におススメの抑毛ローションです。
・多種多様な保湿成分(ヒアルロン酸・アロエベラ葉など)が配合されており、肌を健やかにすることが期待できます。
・抑毛の他に、高い抗炎症成分である「グリチルリチン酸2K」が含まれているので、カミソリ負けやぶつぶつなどの炎症を鎮める働きも期待できます。
■手作り抑毛剤「豆乳ローション」もおススメ
市販の抑毛剤でも肌が荒れるという方は、肌刺激が少なく効果の高い手作りの抑毛剤「豆乳ローション」をおススメします。
「作る手間」や「使用期間が短い」「材料費」などのデメリットはありますが、豆乳をそのまま使用しているため、「濃度が高い」ので効果を得やすくなります。
4.抑毛剤の効果的な使い方と注意点
抑毛剤は、他のムダ毛処理(カミソリや脱毛器など)をした後、保湿クリームのように使用したほうが効果的です。
お腹や背中、顔の産毛程度であれば、抑毛剤だけの使用でも大丈夫です。
抑毛剤は、毛が作られる過程を抑制しようとしますので、少し濃い毛(腕や足など)に関しては、一度ムダ毛処理をした状態の方が効果を得やすくなります。
また、抑毛剤はたくさん塗ればいいというわけではなく、毎日少しずつ毛がある部分に塗ることで効果がありますので、毎日2回(朝と入浴後)使用するようにしましょう。
塗る量は大体、各部位に「10円玉大」が適量です。
それ以上は「べたべた感」や塗り過ぎによる「ニキビ」「毛穴のつまり」が起こる可能性が高いので、塗りすぎは避けるようにしましょう。
以下の表に、部位別で塗る量をまとめましたので、ご参考にして頂ければと思います。
【部位で分ける抑毛剤の塗る量】
| 部位 | 塗る量 |
|---|---|
| 両腕・顔・お尻・デリケートゾーン | 10円玉ぐらい |
| 両足・背中・お腹 | 500円玉ぐらい |
| 脇・首・バスト | 1~5円玉ぐらい |
■抑毛剤の3つの注意点
①使用を止めると元に戻る
毛というのは、毛根が死なない限り成長し続けますので、抑毛剤の使用を止めると「毛は元通り」になります。
効果の実感ができず、途中で使用中止する方も多いとは思いますが、抑毛剤はゆっくりと毛が伸びるスピードが遅くなるアイテムです。
場合によっては、効果が出ていたのに使用を中止したことで、「毛が濃くなった」と錯覚してしまう可能性がありますが、決してムダ毛処理をしたから濃くなったわけではありませんのでご安心ください。
②毛がなくなるわけではない
あくまで、毛が作られる過程を抑制しているだけですので、毛そのものがなくなることはありません。
ムダ毛を完全になくしたいのであれば、毛根を壊すことができる「医療脱毛」が効果的です。
③大豆アレルギーのある方は使用できない
抑毛剤の殆どは、「大豆イソフラボン」を主成分としていますので、大豆アレルギーの方は強い肌荒れを引き起こすため使用できません。
5.抑毛効果が薄れる生活習慣や食生活には気を付けて
ムダ毛が濃くなる大きな要因として「男性ホルモンの増加」が関わっていると言われています。
そのため、男性ホルモンが増えてしまう「タバコ」や「夜更かし」「過度な飲酒」「ストレス」「偏食」などがある場合、抑毛剤を使用しても効果が薄れることがあるため注意しましょう。
ほか、「交感神経」が優位になっていることがあげられます。
交感神経には、「集中力を高める」「身体を活発にする」「感情を高める」働きがあるため、悪いものということはないのですが、「男性ホルモンの分泌を促す」働きがあります。
喫煙や夜更かし、ストレスが多い方は、交感神経が優位な状態が続いているため、男性ホルモンの影響を受けやすくなり、毛が濃くなりやすいです。
また、男性ホルモンの分泌を促す「ニンニク」と「タンパク質(主に肉類)」の組み合わせを好んで食べたり、「野菜を食べない」「炭水化物を抜く」「塩分が多いものを好む」「カフェイン(エナジードリンク・コーヒーなど)を良く飲む」などの偏った食生活も、男性ホルモンの増加に繋がります。
そのため、男性ホルモンが増えて抑毛剤の効果が薄れないように「規則正しい生活」と「バランスの良い食事」を心掛けるようにしましょう。
6.まとめ
抑毛剤は、効果が緩やかとなっているため、途中で使用を止めてしまう方も多いと思いますが、継続することが大きなカギです。
また、抑毛剤の殆どは高い保湿力を持っているため、「肌をキレイにしながら抑毛できる」と言われています。
しかし、ムダ毛が濃くなる要因である「男性ホルモンの増加」に繋がる生活習慣や食生活は、抑毛効果が薄れてしまうため注意しましょう。
今回の記事で、抑毛剤の本当の効果と使い方を知ることができた!と思って頂ければ幸いです。