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| タイトル: | 特許公報(B2)_体臭抑制用組成物 |
| 出願番号: | 2002333088 |
| 年次: | 2007 |
| IPC分類: | A61K 8/25,A61K 8/26,A61Q 15/00 |
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藤平 健一郎宮崎 雅嗣 JP 3879843 特許公報(B2) 20061117 2002333088 20021118 体臭抑制用組成物 ライオン株式会社 000006769 小島 隆司 100079304 重松 沙織 100114513 小林 克成 100120721 藤平 健一郎 宮崎 雅嗣 20070214 A61K 8/25 20060101AFI20070125BHJP A61K 8/26 20060101ALI20070125BHJP A61Q 15/00 20060101ALI20070125BHJP JPA61K8/25A61K8/26A61Q15/00 A61K 8/00 特開平07−138140(JP,A) 特開昭62−212315(JP,A) 特開平06−087729(JP,A) 3 2004168668 20040617 17 20050628 清野 千秋 【0001】【発明の属する技術分野】本発明は、体臭抑制用組成物に関し、特に、ビニルケトン類、ビニルアルコール類及び不飽和結合を2個以上有するアルデヒド類から選ばれる少なくとも1種の成分を抑制するのに効果的な体臭抑制用組成物に関する。【0002】【従来の技術】従来から、汗臭、腋臭、足臭等の体臭は、汗と皮膚常在菌によって作られ、その成分は低級脂肪酸やアンモニウムであることが知られている。一方、本出願人は、特願2001−390517号において、腋の下に存在するアポクリン腺から分泌される鉄イオンが触媒となって、不飽和脂肪酸の酸化分解がおこり、ビニルケトン類、ビニルアルコール類及び不飽和結合を2個以上有するアルデヒド類から選ばれる少なくとも1種の成分が、体臭特に腋臭の発生に大きく寄与することを報告した。【0003】従来、上記体臭に対する消臭組成物としては、殺菌剤を含むもの、臭い成分を粉体に吸着させるもの、香料でマスキングしたもの等がある。粉体を用いるものとしては、粉体の物性値として比表面積にのみ着目しているものがある(特許文献1〜4、7参照)。【0004】しかしながら、これらの消臭組成物は、比表面積にのみ注目しており、細孔径に注目していないため、十分な消臭効果は得られていない。また、粉体の細孔径のみに着目したものもある(特許文献5参照)。しかし、これは、細孔径が2nm以下の粉体を用いる消臭組成物であり、主にイソ吉草酸等の低級脂肪酸に由来する臭いを消臭するものであって、上記ビニルケトン類、ビニルアルコール類及び不飽和結合を2個以上有するアルデヒド類の発生の抑制を言及及び消臭について言及したものではない。また、多孔性ケイ酸塩鉱物の微粒子粉体を用いた消臭化粧料において、その粉体の比表面積と細孔径についての記載があるが、さらに消臭効果の高いものが望まれていた(特許文献6参照)。【0005】さらに、本出願人は、特願2001−262009号において、細孔容積と吸油量に着目した消臭性組成物を既に報告している。また、ビニルケトン類等への対処としては、本出願人は特願2001−390517号において、その発生を抑制する体臭抑制組成物を既に報告している。【0006】【特許文献1】特開昭60−178810号公報【特許文献2】特開昭62−212315号公報【特許文献3】特開平1−143819号公報【特許文献4】特開平1−143820号公報【特許文献5】特開平10−338621号公報【特許文献6】特開平6−87729号公報【特許文献7】特開平11−209258号公報【0007】【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、効果的な体臭抑制用組成物、特に、ビニルケトン類、ビニルアルコール類及び不飽和結合を2個以上有するアルデヒド類の発生を抑制し、これらを含む体臭を効果的に抑制する体臭抑制用組成物を提供することを目的とする。【0008】【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、二酸化ケイ素及び酸化マグネシウムを主原料として複合化してなる多孔質粉体であって、比表面積が300m2/g以上かつ細孔径が2nm以上のものを用いることにより、体臭抑制、特にビニルケトン類、ビニルアルコール類及び不飽和結合を2個以上有するアルデヒド類を効果的に抑制することを知見し、本発明をなすに至った。【0009】 従って、本発明は、二酸化ケイ素及び酸化マグネシウムを主原料として複合化してなり、比表面積が629〜716m2/gかつ細孔径が3.1〜6.8nmの多孔質粉体を含有することを特徴とする体臭抑制用組成物を提供する。【0010】以下、本発明につきさらに詳しく説明する。本発明の体臭抑制用組成物が特にその発生を抑制する、ビニルケトン類、ビニルアルコール類及び不飽和結合を2個以上有するアルデヒド類としては、具体的には以下のものが挙げられる。ビニルケトン類としては、1−オクテン−3−オン、(Z)−1,5−オクタジエン−3−オンが挙げられ、ビニルアルコール類としては、1−オクテン−3−オール、(Z)−1,5−オクタジエン−3−オール、不飽和結合を2個以上有するアルデヒド類としては、(2E,4Z)−2,4−ヘプタジエナール、(2E,4E)−2,4−ヘプタジエナール、(2E,4Z)−2,4−デカジエナール、(2E,4E)−2,4−デカジエナール、(2E,4Z,7Z)−2,4,7−デカトリエナールが挙げられる。【0011】本発明の体臭抑制用組成物に用いられる多孔質粉体は、二酸化ケイ素及び酸化マグネシウムを主原料として複合化してなり、比表面積が300m2/g以上かつ細孔径が2nm以上の多孔質粉体である。【0012】ここで、本発明の多孔質粉体は、シリカ粒子にマグネシウムが担持乃至は被膜形成しているもの、又は二酸化ケイ素と酸化マグネシウムが主体であるケイ酸・マグネシウム複合多孔質粉体(以下、複合粉体と称する)である。そして、比表面積が300m2/g以上、好ましくは300〜1,000m2/g、より好ましくは300〜800m2/gであり、細孔径が2nm以上、好ましくは2〜15nm、より好ましくは3〜11nmである。比表面積及び細孔径が小さすぎると充分な消臭効果を発揮できない場合がある。【0013】本発明の多孔質粉体の、細孔容積は0.05mL/g以上、特に0.1mL/g以上が好ましい。細孔容積が小さすぎると充分な消臭効果を発揮できない場合がある。平均粒径は0.5〜40μm、特に1〜20μmが好ましい。平均粒径が小さすぎると、分散性が悪くなり、大きすぎると感触が悪くなる場合がある。吸油量50mL/100g以上、特に80mL/100g以上が好ましい。吸油量が小さすぎると、消臭能力の持続性が悪くなる場合がある。なお、本発明の上記複合粉体の形状は、球状に限定されず、例えば不定形であってもよいが、球状であれば非球状の粉体に比べてサラサラとした感触に優れるため、より好ましくは球状である。【0014】なお、本発明において、複合粉体の比表面積、細孔径、及び細孔容積は、カルロエルバ社製Sorptomatic Series 1800を使用し、BET法を用いることによって確認することができ、平均粒径は、走査型電子顕微鏡(日立製S−570)で得られた写真像から代表的な粒子を選んで、スケールを用いて粒子像の直径を測定すること、並びにコールターカウンター(コールターエレクトロニクス社製TA−II型)法によりアパチャーチューブ20μm、50μmを用いて測定することによって確認することができ、吸油量は、JIS K−5101.19に準じて測定することによって確認することができる。【0015】ここで、上記複合粉体中の酸化マグネシウムは、好ましくは1〜50質量%、より好ましくは2〜30質量%であり、且つ二酸化ケイ素の含有量が50質量%以上が好ましく、特に好ましくは50〜99質量%、より好ましくは50〜95質量%であり、それらの質量百分率(%)の比(二酸化ケイ素/酸化マグネシウム)が1〜14の範囲が好ましい。酸化マグネシウムの含有量が少なすぎると、消臭効果が不充分な場合があり、二酸化ケイ素の含有量が少なすぎると、粉体がもろくなる場合がある。また、酸化マグネシウムの二酸化ケイ素に対する割合が小さすぎると、使用時に肌に白残りする場合があり、大きすぎると、感触が悪くなる場合がある。【0016】なお、上記特性を具備した複合粉体は、市販されている種々のケイ酸・マグネシウム複合多孔質粉体の中から、上記特性を有するものを適宜選択して使用することができる。【0017】本発明の消臭性組成物における上記複合粉体の含有量は、特に制限されるものではなく、組成物の剤型等によって適宜選定することができるが、通常、組成物全量に対して、0.01〜60質量%、好ましくは0.1〜30質量%、より好ましくは0.1〜25質量%とすると好適である。上記複合粉体の含有量が少なすぎると、本発明が目的とする消臭効果が十分に得られ難くなる場合があり、多すぎると、必然的に他の成分を十分量配合し難くなり、目的とする剤型に調製し難くなる場合がある。【0018】本発明の体臭抑制用組成物は、各種剤型に調製して、使用することができ、例えば液状、粉末状、乳液、ローション状、ジェル状、クリーム状、シート状、パウダースプレータイプ、ロールオンタイプ、スティックタイプ、ミストタイプ、泡状タイプ等の各種剤型に調製し、腋下、足裏等の身体の各種部位に適用することができるが、特に腋下に用いるのが好ましい。【0019】また、本発明の体臭抑制用組成物は、本発明の効果を損なわない範囲でその剤型、用途により、通常、配合される各種成分を配合することができ、このような成分として、例えばアボガド油、アルモンド油、オリブ油、グレープシード油、ゴマ油、サザンカ油、サフラワー油、大豆油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナタネ油、パーシック油、ヒマシ油、ヒマワリ油、綿実油、落花生油、カカオ油、パーム油、ヤシ油、牛脂、魚油、硬化油、タートル油、豚油、ミンク油、卵黄油等の油脂類;鯨ロウ、セラック、ミツロウ、ラノリン、カルナウバロウ、キャンデリラロウ等のロウ類;流動パラフィン、流動ポリイソブチレン、スクワラン、プリスタン、ワセリン、パラフィン、セレシン等の炭化水素類;コハク酸、酒石酸、クエン酸、ウンデシレン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リシノール酸、ベヘニン酸等の脂肪酸;エタノール、イソプロパノール、ラウリルアルコール、セタノール、2−ヘキシルデカノール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコール等のアルコール;エチレングリコール、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、パチルアルコール等の多価アルコール;ブドウ糖、ショ糖、乳糖、キシリトール、ソルビトール、マンニトール、マルチトール等の糖類;アジピン酸ジイソプロピル、イソステアリン酸セチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸デシル、酢酸ラノリン、ステアリン酸ブチル、ミリスチン酸イソプロピル、フタル酸ジエチル、ラウリン酸ヘキシル等のエステル;ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛等の金属石けん;アラビアゴム、アルギン酸ナトリウム、カゼイン、カラギーナン、カラヤゴム、寒天、クインスシード、ゼラチン、デキストリン、デンプン、トラガント、ペクチン等の天然水溶性高分子化合物、アルギン酸プロピレングリコール、エチルセルロース、結晶セルロース、メチルセルロース等の半合成高分子化合物;カルボキシビニルポリマー、ポリビニルメチルエーテル、メトキシエチレン無水マレイン酸共重合体等の合成高分子化合物;メチルフェニルポリシロキサン、ジメチルポリシロキサン、デカメチルペンタシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン等のシリコーン油;ソルビタントリオレエート、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレシアルキルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンアルキルグリセリル、ポリオキシエチレンアルキル硬化ヒマシ油等の非イオン性界面活性剤;ジアルキルスルホコハク酸塩、アルキルアリルスルホン酸塩、高級アルコール硫酸エステル塩、リン酸エステル塩等の陰イオン性界面活性剤;パラオキ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸メチル等の防腐剤;ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK等のビタミン;エストラジオール、エチルエストラジオール、コルチゾン等のホルモン;赤色2号、青色1号、赤色202号、黄色201号、緑色204号、紫色201号等の有機色素;アルミニウム末、タルク、カオリン、ベントナイト、マイカ、チタン、ベンガラ、カラミン等の無機色素;ウロカニン酸、シノギサート等の紫外線吸収剤;アラントイン、アロエ末、グアイアズレン等の消炎剤;フロン11、フロン12、フロン21、フロン22、フロン113、フロン114、フロンC318、ジメチルエーテル、液化石油ガス、メチルクロライド、メチレンクロライド、イソブタン、イソペンタン、炭酸ガス等の噴射剤及び精製水等を拳げることができる。【0020】本発明の体臭抑制用組成物には、さらに他の成分として、例えばアルミニウムヒドロキシクロリド、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、塩基性臭化アルミニウム、アルミニウムフェノールスルホン酸、塩基性ヨウ化アルミニウム、パラフェノールスルホン酸亜鉛等の制汗剤;3,4,4−トリクロロカルバアニリド(TCC)、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、レゾルシン、フェノール、ソルビン酸、サリチル酸、ヘキサクロロフェン等の殺菌剤;ジャ香、スカトール、レモンオイル、ラベンダーオイル、アブソリュート、ジャスミン、バニリン、ベンゾイン、ベンジルアセテート、メントール等のマスキング剤等を常法により配合することができる。【0021】本発明の体臭抑制用組成物に配合し得る香料として使用される香料原料のリストは、様々な文献、例えば「Perfume and Flavor Chemicals 」,Vol.I and II,Steffen Arctander,Allured Pub.Co.(1994)、「合成香料 化学と商品知識」、印藤元一著、化学工業日報社(1996)、「Perfume andFlavor Materials of Natural Origin 」,Steffen Arctander,Allured Pub.Co.(1994 )、「香りの百科」、日本香料協会編、朝倉書店(1989)、「Perfumery Material Performance V.3.3」,Boelens Aroma Chemical Information Service(1996)及び「Flower oils and Floral Compounds In Perfumery」,Danute Lajaujis Anonis,Allured Pub.Co.(1993)等で見られ、それぞれを引用することにより本明細書の開示の一部とされる。【0022】香料としては、例えば特願2001−262009号に記載の香料A〜Eを適宜選択して用いることができ、また、香料A〜Eのそれぞれに含まれる香料成分を組み合わせて用いることもできる。【0023】さらに、香料用溶剤としては、エタノール、アセチン(トリアセチン)、MMBアセテート(3−メトキシ−3−メチルブチルアセテート)、エチレングリコールジブチレート、ヘキシレングリコール、ジブチルセバケート、デルチールエキストラ(イソプロピルミリステート)、メチルカルビトール(ジエチレングリコールモノメチルエーテル)、カルビトール(ジエチレングリコールモノエチルエーテル)、TEG(トリエチレングリコール)、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、フタル酸ジエチル、トリプロピレングリコール、アボリン(ジメチルフタレート)、デルチルプライム(イソプロピルパルミテート)、ジプロピレングリコールDPG−FC(ジプロピレングリコール)、ファルネセン、ジオクチルアジペート、トリブチリン(グリセリルトリブタノエート)、ヒドロライト−5(1,2−ペンタンジオール)、プロピレングリコールジアセテート、セチルアセテート(ヘキサデシルアセテート)、エチルアビエテート、アバリン(メチルアビエテート)、シトロフレックスA−2(アセチルトリエチルシトレート)、シトロフレックスA−4(トリブチルアセチルシトレート)、シトロフレックスNo.2(トリエチルシトレート)、シトロフレックスNo.4(トリブチルシトレート)、ドゥラフィックス(メチルジヒドロアビエテート)、MITD(イソトリデシルミリステート)、ポリリモネン(リモネンポリマー)、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等が挙げられる。【0024】これら溶剤の使用量は、香料組成物中に0.1〜99質量%配合されるが、好ましくは、1〜40質量%配合される。【0025】また、香料安定化剤としては、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ビタミンEとその誘導体、カテキン化合物、フラボノイド化合物、ポリフェノール化合物等が挙げられ、香料組成中に0.0001〜10質量%配合されるが、好ましくは、0.001〜5質量%配合される。これらの中で、好ましい安定化剤としては、ジブチルヒドロキシトルエンである。【0026】なお、香料組成物とは、前記の香料成分、溶剤、香料安定化剤等からなる混合物である。【0027】本発明の体臭抑制用組成物は、その調製方法、使用方法が特に制限されるものではなく、各剤型の常法に準じて調製することができ、また、各製剤の常法により常用量を皮膚に適用することにより、優れた体臭抑制効果を奏することができる。【0028】【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない。なお、以下の表中の%は、質量%である。【0029】 [粉体の調製例1〜3、参考調製例1、比較調製例1〜3] 表1に示す比表面積、細孔径の多孔質粉体を用いて下記測定法を用いて消臭率を求め、抑制効果を評価した。結果を表1に併記する。【0030】<消臭率の測定法>各粉体0.1gとビニルケトン類である1−オクテン−3−オン(以下、OEO)の0.5%溶液(エタノール/水=50/50(質量比)溶媒)30μLを22mL入りバイアル瓶中で混合し、34℃で5分放置した後、ヘッドスペース中のOEOを、ガスクロマトグラフィーを用いて測定した。消臭率は下記式を用いて算定した。【0031】【数1】【0032】【表1】【0033】このことから、本発明の体臭抑制用組成物に用いられる多孔質粉体は、OEOに由来する悪臭を効果的に消臭することが確認された。なお、ビニルアルコール類、不飽和結合を2個以上有するアルデヒド類についても、同様の効果が得られた。【0034】 [実施例1〜10、参考例1〜14、比較例1〜10] 表2〜10の組成に従って、体臭抑制用組成物を常法に準じて調製し、以下の評価方法によって、体臭抑制性を評価した。結果を表2〜10に併記する。なお、粉体A〜Dは粉体調製例で得られたものを用いた。【0035】<体臭抑制性の評価方法>体臭成分中にビニルケトン類が特徴的に認められた被験者10人の片腋に、表2〜10に記載の本発明の体臭抑制用組成物及び比較調製例に記載した組成物を塗布し、もう一方の腋には何も処理せず、その後、予め洗浄したガーゼを腋部に縫いつけたシャツを24時間着用してもらった。ガーゼに付着した体臭を、専門パネラーが下記評価基準に基づいて官能評価した。<評価基準>3点:未塗布部よりも非常に良い(臭わない)2点:未塗布部よりもかなり良い(臭わない)1点:未塗布部よりもやや良い(臭わない)0点:未塗布部と同等【0036】〇:10人の被験者の平均点が2点以上△:10人の被験者の平均点が1点以上2点未満×:10人の被験者の平均点が1点未満【0037】【表2】*1 サンスフェアH−121(洞海化学工業社製)*2 粉体A*3 粉体E*4 ファルコレックス ユーカリE(一丸ファルコス社製)*5 クジンET50(丸善製薬社製)*6 ファルコレックス ソウハクヒE(一丸ファルコス社製)*7 香料は特願2001−262009号に記載のA〜Eから適宜選ばれる。【0038】【表3】*1 サンスフェアH−121(洞海化学工業社製)*2 KSP−101(信越化学工業社製)*3 粉体A*4 粉体E*5 ファルコレックス ユーカリE(一丸ファルコス社製)*6 香料は特願2001−262009号に記載のA〜Eから適宜選ばれる。【0039】【表4】*1 粉体B*2 HPC−H(日本曹達社製)*3*4 香料は特願2001−262009号に記載のA〜Eから適宜選ばれる。【0040】【表5】*1 粉体C*2 香料は特願2001−262009号に記載のA〜Eから適宜選ばれる。【0041】【表6】*1 オルガソール2002(エルフアトケム社製)*2 粉体D*3 香料は特願2001−262009号に記載のA〜Eから適宜選ばれる。【0042】【表7】*1 トスパール2000b(GE東芝シリコーン社製)*2 KM−9729(信越化学工業社製)*3 粉体A*4 シラカバ(C)(一丸ファルコス社製)*5 ファルコレックス ユーカリE(一丸ファルコス社製)*6 カーボポール940(BF Goodrich社製)*7 HEC−600(タイセル化学社製)*8 香料は特願2001−262009号に記載のA〜Eから適宜選ばれる。【0043】【表8】*1 粉体B*2 シラカバ(C)(一丸ファルコス社製)*3 ファルコレックス ユーカリE(一丸ファルコス社製)*4 香料は特願2001−262009号に記載のA〜Eから適宜選ばれる。【0044】【表9】*1 粉体C*2 ファルコレックス ユーカリE(一丸ファルコス社製)*3 香料は特願2001−262009号に記載のA〜Eから適宜選ばれる。【0045】【表10】*1 SH200C 30cs(東レダウコーニングシリコーン社製)*2 粉体A*3 ファルコレックス ユーカリE(一丸ファルコス社製)*4 HPC−L(日本曹達社製)*5 香料は特願2001−262009号に記載のA〜Eから適宜選ばれる。*6 シートタイプ A:レーヨン繊維(1.7dtex×40mm)100%のスパンレース不織布【0046】【発明の効果】本発明の体臭抑制用組成物によれば、体臭、特にビニルケトン類、ビニルアルコール類及び不飽和結合を2個以上有するアルデヒド類を効果的に抑制することができる。 二酸化ケイ素及び酸化マグネシウムを主原料として複合化してなり、比表面積が629〜716m2/gかつ細孔径が3.1〜6.8nmの多孔質粉体を含有することを特徴とする体臭抑制用組成物。 二酸化ケイ素/酸化マグネシウムで表される質量百分率(%)の比が1〜14である請求項1記載の体臭抑制用組成物。 体臭がビニルケトン類、ビニルアルコール類及び不飽和結合を2個以上有するアルデヒド類から選ばれる成分である請求項1又は2記載の体臭抑制用組成物。