夕方、鏡を見て、目元や口元のファンデーションのヨレに気づいたことはありませんか?
目元や口元は他の部位よりも乾燥しやすく、目元はまばたき、口元は食事や会話などで常に動いているために、負担がかかってしまうのです。
また、目元に現れるエイジングサインといえば、目尻のや、そして目の下から頬の中央を横切るしわ、いわゆるゴルゴラインが代表的なものです。
一方、口の周りに現れるエイジングサインといえば、ほうれい線やマリオネットライン。
これらのエイジングサインは年齢とともに出やすくなり、実年齢より老けて見えることがあるため、エイジングケア世代の大敵です。また、疲れた印象を与えてしまうことも多いのです。
では、なぜ目元や口元は、乾燥が進んだり、いやなしわなどのエイジングサインが目立ちやすいのでしょうか?
それは、目元や口元のお肌の特徴に理由があります。
まず、そのことを知っておくことが、を考える最初のステップとなります。
そのため、この記事では、しわ、たるみといった目元や口元のエイジングサインの個別の対策ではなく、目元や口元のお肌の特徴をもとにしたエイジングケアの考え方について説明します。
<この記事でお伝えしたい大切なこと>
・目元や口元は、顔の中でも皮膚が薄く、とてもデリケートなパーツです。
・乾燥しやすく、しわやくま、ほうれい線などのエイジングサインが目立ちます。
・目元、口元のエイジングケアは、皮膚の特徴を理解することが大切です。
・目元や口元も、エイジングケアの基本は保湿と紫外線対策です。
・目元、口元は、専用のエイジングケア化粧品を上手に利用しましょう。
1.目元のお肌の特徴は?
目の周りは、しわ、たるみ、くまなど、顔の中でもエイジングサインが現れやすいパーツですね。
エイジングケアをしていても、なかなか悩みが解消されにくい部分といえます。
その理由は、目元のお肌の特徴にあります。
1)皮膚が非常に薄い
目元の皮膚の厚さはわずか0.6mmと、顔の他の部位に比べて3分の1程度。そのため、エイジングケアにとって大切な水分や栄養を蓄えておくのが難しく、乾燥や紫外線などのダメージを受けやすいデリケートなパーツなのです。
2)皮脂腺が少ない
目の周りの皮膚には、皮脂腺や汗腺がほとんどないため、に乏しく、うるおいを保ちにくくなっています。また、刺激に弱く、強くこすったり強い刺激があったりすれば、メラニン色素が沈着しやすいのです。
3)毛細血管が多い
目の周りには、細動脈や細静脈、毛細血管が密に通っています。また、目の下の皮膚は薄いので、血行の状態が見えやすく、毛細血管が透けてみえることもあります。
そこを流れる血液が、目や目の周りの皮膚に酸素と栄養を運んでいるのですが、疲れや老化などの影響で血液の流れが悪くなった場合、その状態が薄いお肌に、ダイレクトに反映されてしまい、目の下のくまが目立ちやすくなるのです。
4)よく動く
目の動きやまばたき、表情の変化などによって、目の周りのお肌はよく動きます。その分負担が多くなって、お肌が疲れやすいのです。
そのため、小じわやしわが目立ってきます。
また、注意しておきたいのは、眼瞼下垂という目を開きにくくなる病気です。
この病気は、加齢に伴うやなどの衰えによるたるみ、まぶたを引き上げる眼瞼挙筋の衰えや、目の酷使などで起こる可能性があります。
現代は、1日中パソコンやスマートフォンなどを使える環境にあり、エイジングケア世代も目を酷使することが多くなっています。
もし瞼が垂れて目が小さくなったような感じがする場合は、早めに眼科を受診するなど専門家に相談しましょう。
2.口元のお肌の特徴は?
口元もエイジングサインが目立ちやすいパーツですが、たとえば、口元のしわやたるみは老け顔の大きな原因になる他、口角が下がって不機嫌そうな印象を与えてしまうこともあり、エイジングケア世代の大きな悩みといえます。
口元のお肌の特徴としては、
1)口の周りの皮膚は薄い
口の周りの皮膚は顔の中でも薄く、目の周り同様デリケートな部分です。そのため、乾燥や紫外線などのダメージを受けやすく、こうした刺激によって口の周りがカサカサするなどのトラブルが起きてしまいます。
2)口紅の影響を受けやすい
口紅は、お肌を明るく見せるなど、エイジングケア世代にとってメイクのポイントになるアイテム。でも、落ちにくいタイプの口紅を使うと、落とすのにも一苦労ですね。
そこで洗浄力の強いクレンジング剤でメイクオフすると、唇や周りのお肌の皮脂を摂りすぎてしまい、その結果、乾燥を招いてしまう一因になることがあります。
エイジングケアの基本、正しいクレンジングについてはこちらの記事を参考にしてください。
3)食事の影響を受けやすい
口元など、口の周りは、食べたり飲んだりする部分で、どうしても汚れてしまったり、食べ物の成分の影響を受けやすい場所です。
また、食物アレルギーがあると、唇やその周りのお肌が炎症を起こしてしまうことがあります。
その結果、乾燥を招いたり、肌荒れしたりすることも多いのです。
4)よく動く
会話などで、口の周りのお肌もよく動きます。
その分負担が多くなって、口元のお肌が疲れやすいのです。
また、皮膚疾患による乾燥にも注意が必要です。
たとえば、舌で口の周りを舐めてしまうことによって起こる「舌なめ皮膚炎」があります。
舌なめ皮膚炎は、文字どおり子どもに多い皮膚炎ですが、大人でもなめる癖がついている場合は頻繁に起こります。
これは、乾燥で肌荒れが進行してしまっている上に、唾液の刺激で起こるものです。
また、口周りに色素沈着がみられる場合には、「アトピー性皮膚炎」の可能性があります。
もしアトピー性皮膚炎なら、さらにお肌のバリア機能は低下しているため、わずかな刺激にも敏感になってしまいます。
舌なめ皮膚炎やアトピー性皮膚炎の心配がある場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。
3.目元・口元のエイジングケアの基本
このように、目や口の周辺のお肌はデリケートな部分で、乾燥しやすくしわなどのエイジングサインも目立ちやすい特徴があります。
そのため、お顔の他の部分以上に、乾燥対策やエイジングケアに気を配ること大切なのです。
とはいっても、スキンケア、エイジングケアの基本は、「と「紫外線対策」です。
まずは、この2つをしっかり実践しましょう。その上で、個別のお悩みの原因を理解したエイジングケアを考えましょう。
1)目元・口元の保湿
保湿の前に、乾燥を招いてしまうような、クレンジングや洗顔をしていないでしょうか?
口元については、前述しましたが、目元もアイメイクを落とす際に洗浄力の強いクレンジング剤を選んだり、手早く落とそうとしてゴシゴシこすってしまいがちです。
もともと皮膚が薄くデリケートな部分に、このような刺激を与えてしまうと角質層がダメージを受け、本来持っているはずのバリア機能も失われてしまうので注意が必要です。
マスカラなどもお湯で落とせるタイプを選ぶなど、目元のお肌にやさしいメイク、洗顔を心がけましょう。
洗顔の後には、目元・口元専用の美容液やアイクリームを使うのも、目元・口元のエイジングケアには効果的です。
美容液やアイクリームには、水分保持力に優れたセラミド配合のエイジングケア化粧品がおすすめです。
その理由として、お肌の水分保持力は角質層の細胞間脂質が担っていて、その細胞間脂質の主成分はセラミドなのです。
セラミドの詳しい情報やセラミド配合のエイジングケア化粧品の選び方について知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
2)目元・口元の紫外線対策
夏だけでなく、1年を通しての紫外線対策はエイジングケアの常識ですね。
でも、顔や体に日焼け止めを塗っても、唇までしっかり紫外線対策できているでしょうか。
口の周りの皮膚や唇は、デリケートな場所。紫外線にさらされると、影響も受けやすくなります。唇のケアには、UVカット剤が配合されたリップクリームで、保湿もかねたエイジングケアをしておくと良いでしょう。
また、日焼け止めは、目の周りは避けて塗るのが基本です。紫外線ダメージから守りたいからと、目のぎりぎりまで日焼け止めを塗ると、目にしみる場合があるので気をつめましょう。
目元の紫外線対策としては、UVケア効果のあるリキッドファンデーションを薄く塗るか、パウダーをはたいておくのも良い選択肢です。
その他、サングラスや帽子をかぶるなどで、目とその周辺を紫外線から守るようにしましょう。
4.まとめ
目元と口元のお肌の特徴、またエイジングケアについてご理解いただけましたでしょうか?
この2つの場所は、皮膚が薄いことが大きな特徴で、そのため乾燥しやすいことがエイジングサインを目立たせる大きな要因です。
しかし、スキンケア、エイジングケアの基本である「保湿」と「紫外線ケア」を、より大切にすることで、予防が可能です。
ぜひ、そのことをご理解いただき、エイジングケアにお役立ていただければ幸いです。
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