『ミスター味っ子』の“陽一流納豆卵そば”を再現!
こんにちは、FFTではアグリアスを最終ステージまで連れていくあんこです。
本日再現する漫画料理は、『ミスター味っ子』にて陽一君が博多でのそば対決の際に作って勝負を賭けた“陽一流納豆卵そば”です!
そばに関しては全くの初心者でありながら、短期間の間に才能と努力でそば&つゆの味わいを対戦相手・岩川清也君のレベルにまで追いつかせた陽一君は、最後に「俺だけの個性的な具」を何にしようか考えます。意外性がある事はもちろん、麺と出汁の風味を十分に活かしつつボリューム感も併せ持つという稀有な具にした方がいいと味皇様からアドバイスされていた事もあり、さすがの陽一君も悩みに悩みます。
そんな時、陽一君は「よーし、思い切って納豆と卵の作戦でいってみよう!」と突如アイディアが閃きます。そのアイディアとは、何と納豆と卵をミキサーにかけて細かくし、クリーミーに仕立てるというもの。こうする事によって納豆と卵のハーモニーを高め、尚かつそばを邪魔しない具になるのだそうです。その上、海苔・天かす・ネギを振りかける事によって、足りない旨さを補わせられるのだとか。
おかげで陽一君は、そばのプロである岩川清也君に勝利する事が出来ます。←本当は引き分けだったんですが、清也君が「鴨みたいに高価な食材を使わず、それに匹敵する味わいを作れるとは…おいの完敗ばい!」と負けを認めたのでこういう結果になりました(地元キャラがいい人だと、単純ですがやはり嬉しい気持ちになります^^)。
どうやらこの料理は、京都の老舗蕎麦屋・有喜屋の名物有喜そばがモデルらしく、写真を見るとまさしくメレンゲとしか言えないようなふわふわした卵色の泡が見るからにおいしそうです。最初にこの話を読んだ時は、火を通してあるのかないのかイマイチ分かりにくかったので手が出せなかったのですが、有喜屋さんのそばを見る限りはどうやら生のまま乗せている事が判明しました。
結構前ではあるものの岩川清也君が出した“鴨南蛮”も再現していることですし、せっかくですので陽一君の創作そばも再現してみようと思います!
そういう事で、レッツ再現調理!
まずは、肝心の具作り。本来なら作中の記述通り、卵と納豆は同時にミキサーにかけるべきだったのですが、モデルである有喜そばの見た目やこちらの方の有喜そばの再現レシピを参考にする限りそれでは別物になりそうな気がしたので、今回は卵黄と卵白にあらかじめ分けて作る方式にしました(ぷるみえさん、ありがとうございます)。
卵白の方はミキサーでよく泡立て、ピンとツノが立つまで根気よく混ぜておきます。
卵黄の方は納豆、醤油、納豆のタレと一緒にフードプロセッサーでガーーーッと細かくなるまでかけ、途中で先程泡立てておいた卵白を三分の一だけ加えてさらにガーーーッと混ぜます。実はこの作業はミキサーでも構わないのですが、つい最近ミキサーが寿命を迎えた為、こういう手順になりました;。
納豆が粉々になり、卵もあらかた混ざったらボウルに取り出し、そこへ残りの卵白を投入してミキサーでまんべんなく混ぜたら、具の出来上がりです!色は黄色がかったクリ-ム色、表面はツヤツヤ、中はフワッフワで、既においしそうです(´Д`*)。ちなみに、納豆の匂いはそこそこ消えて和らいでました。
次は、おつゆの用意。かつおの一番出汁を取って漉した物と、この時期から継ぎ足しては火入れして熟成させたかえしを一定の割合であわせれば、おつゆは出来上がりです。
その間、天ぷら油で天かすを作り(揚げた回数が多い油である程おいしい天かすになります)、ネギを刻んでおきます。
今度は、そばの準備。熱湯で生そばを約一分半茹でて流水で洗い、おつゆが入った小鍋に加えて一分未満の間温めます。そばが伸びない程度に温まったら火からおろし、器へおつゆごとそばを移して、その上に具をすべらせるようにして乗せます。
仕上げにちぎった海苔、天かす、刻んだネギを適度に具の上へ散らせば“陽一流納豆卵そば”の完成です!
納豆の粘る力自体は大分弱まりましたが、それでもわずかに残って糸を引いていたので驚きました。泡の部分とおつゆの部分は合わさるどころかほぼ別々に分かれて二層になっているので、味が楽しみです。
それでは、泡とそばをよ~く絡めていざ実食!いっただっきまーす!
さて、味の感想は…新食感。不思議と魅力的な味です。
口当たりはメレンゲ、舌触りは淡いクリームといった感じで、食べた次の瞬間にはシュワッと溶けてなくなっているという儚げな食感が印象に残りました。それでいて、どっしりとした強い旨味が特徴的な納豆と、空気を含んで格段とまろやかになった甘い卵が奇妙なボリューム感を出しており、一口すするごとに何とも形容しがたい複雑なコクを堪能出来ます。また、細かく砕かれて泡状になっている分そばやおつゆとの一体感がすごく、ツルツルッとかなり食べやすいのが個人的に気に入りました。
トッピングとして入っているフワフワ天かすの油分、パリッとした海苔の香ばしさ、シャキシャキねぎの爽やかな風味が程よく効いていて、納豆や卵、甘辛いおつゆともぴったりでおいしかったです。納豆が入っているとは思えない程上品かつ趣きのある味わいで、大満足な仕上がりでした!
さすがに鴨南蛮に勝てる味とまで言ったら少々大袈裟ですが、それでも十分おいしいそばです。
●出典)『ミスター味っ子』 寺沢大介/講談社
※この記事も含め、当ブログの再現料理記事は全てこちらの「再現料理のまとめリンク」に載せています。
Comment
こんにちは!リンクを辿ってきました。
あんこさんは有喜そばを召し上がったことがないのですか?
だとしたらこれ、完全に再現されていますよ!
フチのこんもり具合、表面張力がもう有喜そばそのものです。
やっぱり電動ミキサーで泡立てると違いますね。
「再現料理」って面白いアイデアですね!
これからもちょくちょく覗かせていただきます♪
こんばんは、当ブログの管理人・あんこです。
わざわざコメントをして下さり、ありがとうございます!
この度は事前に挨拶もせず、不躾にも勝手にリンクをした上レシピのアイディアまでお借りしてしまい、誠に申し訳ございませんでしたm(_ _;)m。
有喜そばで検索し、ぷるみえさんのサイトにまでたどり着いた時、思わず「私が求めていた味っ子の納豆卵そばはこれだー!」と雷級の感銘を受けた為、つい先走って再現をしてしまいました…。本来なら私の方から行くのが礼儀ですのに、寛大にもぷるみえさんの方からご来訪して頂けた事を心より感謝致します。
はい、実を言いますと居住地が九州であまり身動きが取れない為、本家有喜そばを食べた事はありません;(京都観光すら三~四回したきりです)。完全にぷるみえさんのレシピから得たイメージのみで作りました。
その為、本物を知る方から有喜そばそのものと言って頂けて、非常に嬉しかったです(^^)!
やはり電動ミキサーはパワーが違っており、みるみる内に泡立つのが爽快で便利だったです。卵黄や納豆はともかく、卵白だと特にそう感じました。
私の方もぷるみえさんの郷土食や色んな食べ物を紹介するという記事に対してすごく興味を持ちましたので(大学時代に似通った事柄を勉強していたので、興味深かったです)、日課のように訪問させて頂きますね!
これからも色んな漫画料理を再現していきますので、お手隙の際にまた読んで下さると幸いです。
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- あんこ
- URL
あんこ様
そば屋で働いていたワタクシ、3食そばでもOKなくらい好きです。
やはり鴨そば(つけそば)が大好きなのですが、(最後に残ったつゆに蕎麦湯を注いで飲む)それと同じかそれを上回るくらいおいしいだなんて・・・・・うう・・そばが食べたいなぁ。
それから、FC2ブログ推薦紹介おめでとうございます。
いちファンとして、大変嬉しく思います。
それで・・・・うちのブログで紹介させていただきました。
あんこさんの絵とか描いてしまいました・・・よかったら見てくださいね。
当ブログの管理人・あんこです。
コメントと、何と私の絵や紹介まで書いて下さり、本当にありがとうございます!
実物はあんなにかわいくないので、かなり恐縮してしまいました;。でも、お気持ちはすごく嬉しかったです。
他にも四コマ漫画を読ませて頂きましたが、飲み会エピソードの時のくだりは共感と笑いを同時に感じました(^^)。私もそういう時、相方マサル君にわざと「行くのやめた方がいいよ」と言わせるように仕向けようと画策するのですが、毎回「大丈夫だよ~」「行ってみたら?」との極めて前向きな返答なので、いつも失敗しています;。
それにしても、おそば屋さんにお勤めされていた事があったとは初耳でした。私もうどんと匹敵するくらいおそばが好きなので、お気持ちはよく分かります。シメにそば湯を入れて飲むのは私も大好きなのですが、何故か九州だとちょっと本格的な店でもない限り出してくれないので滅多に飲めません…寂しい限りです(´・ω・`)。
これからも色々な漫画料理を再現していきますので、お時間が空いた際にまた読んで頂けると幸いです。
- #-
- あんこ
- URL
先ずは、FC2ブログに推薦紹介された事おめでとうございます。
私も、そば屋で働いていましたけれど、この納豆そばは美味しそうですね。
コメントはしていませんけれど、多分、今年に入ってからの記事は全部読んでいると思います。
これからも、あんこさんの再現料理に期待したいです。
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- oguogu
- URL
当ブログの管理人・あんこです。
コメントとお祝いの言葉を下さり、ありがとうございます(^^)。
今回の納豆卵そばもおいしそうと言って頂けてすごく嬉しかったです。
記事もほとんど読んで頂けているとの事で、光栄でした。感謝です。
このように言って頂けると、今日まで更新し続けてきてよかったと思います。
これからも色んな再現料理を作っていきますので、お手隙の際にまた読んで頂けると幸いです。
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- あんこ
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