生理前は肌荒れや化粧ノリが悪くなる…肌荒れの原因とスキンケア法
Date:2016.09.20
生理前のお肌トラブルに悩まされる女性は多いです。
- どんなにスキンケアに力を入れても肌荒れを起こす
- どんなに食べ物に気を遣ってもニキビに悩まされる
実は、生理前にはこのような悩みを抱える女性は、生理前と生理後でお肌状態が別人になっています。
今回は女性を悩ませる生理前のお肌トラブルを改善し、更に美肌になる方法について紹介します。
生理前の肌荒れはPMS症状の一つである
PMSとはPremenstrual Syndromeの略称で、生理が始まる1週間位前から現れ始める様々な不調のことをいいます。
PMSの症状には体調面の症状と精神面の症状があます。
- 体調面の不調
- 頭痛、吐き気、腹痛、肌荒れ、浮腫み等。
- 精神面の症状
- 抑うつ、仮眠、不眠、イライラ等。
他にも様々な症状があり、程度も人それぞれです。
生理前の肌荒れは女性ホルモンの仕業である
生理前の肌荒れは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という女性ホルモンによって引き起こされます。
女性の体は月経期→卵胞期→排卵期→黄体期→月経期→…とおよそ28日を1クールとして繰り返しており、この周期に合わせて女性ホルモンのバランスも変化しています。
生理前の黄体期は、プロゲステロンの分泌が多くなります。この時期には女性ホルモンの影響により、以下のような症状に悩まされることが多いでしょう。
- ニキビ
- お肌のくすみ
- 痒み
- 敏感肌
逆に、生理後から始まる卵胞期はお肌トラブルに悩まされることは少なく、綺麗なお肌を保ちやすい時期です。
肌荒れの原因はお肌のバリア機能の低下によっても引き起こされる
肌荒れはお肌のバリア機能が低下した時にも引き起こされます。
お肌のバリア機能とは、お肌の水分と油分のバランスによって保たれている皮膚を外からの刺激から守るバリアです。
よって、普段よりも刺激に弱いお肌となり、トラブルを引き起こしやすくなっているのです。
女性ホルモンに合わせたケアで生理前の肌荒れを改善しよう
生理前の肌荒れには女性ホルモンが大きく影響しています。
生理後のエストロゲン優勢の時期と、生理前のプロゲステロン優勢の時期ではお肌の状態が異なるので、同じスキンケアをしていては意味がありません。
生理前の肌荒れを改善するには女性ホルモンの働きからスキンケア自体を変える必要があります。
生理周期によってスキンケアを変えればより美しい美肌になれるのです。
今回は、生理周期を28日間とし、お肌状態の変化がわかりやすいよう以下のように分類します。
- 月経期
- 生理開始から終わるまでの期間
- 卵胞期
- 生理が終わってから排卵日までの期間
- 排卵期
- 排卵日周辺の時期
- 黄体期
- 生理前の時期
以上の期間ごとにお肌の状態や適切なスキンケアを紹介します。
「月経期」はお肌が乾燥する時期。保湿ケアを重点的に行おう
月経期はお肌が乾燥しています。
また、生理中は血行が悪く体温も低いので、新陳代謝も滞りやすく、お肌のターンオーバーが乱れがちです。
「卵胞期」はお肌の絶頂期。スペシャルケアに最適な時期
卵胞期はエストロゲンが多く分泌されており、お肌の調子がかなり良い時期です。
エストロゲンの働きには以下のようなものがあります。
- 脂肪代謝を促す
- 水分代謝を促す
- コラーゲンやエラスチンの生成を促進する
卵胞期はエストロゲンのこのような働きにより、浮腫みもなく、くすみもなく、お肌や髪が潤いを保ってツヤツヤします。
また、お肌が強い状態なので、新しいスキンケアを試すのはこの時期が良いでしょう。
「排卵期」はお肌トラブル導入の時期
排卵日を過ぎると、徐々にお肌の状態は下降していきます。排卵期は、お肌の状態が低下しはじめる導入期といえるでしょう。
排卵日以降はプロゲステロンが分泌されるので、肌荒れに悩まされることが多くなります。
プロゲステロンの働きには以下のようなものがあります。
- 脂肪をため込む
- 水分をため込む
- 皮脂分泌の促進
- メラニン色素生成
このような働きにより、黄体期になると浮腫み、くすみ、ニキビ等のお肌トラブルを抱えやすくなるのです。
この時期は、お肌の保湿を念入りに行い、お肌のバリア機能を整えましょう。
「黄体期」はお肌トラブル期。肌荒れには保湿で対抗しよう
黄体期は生理開始前の様々な症状に悩まされる時期であり、お肌トラブルの絶頂期です。
肌荒れが酷いこの時期は、皮脂分泌が激しくなっています。過剰なスキンケアは避け、オイル製のスキンケア商品は使用しないほうが良いでしょう。
この時期のお肌には、さっぱりタイプのスキンケア商品で保湿をし、乳液やクリームで蓋をする程度で十分です。
肌荒れをしているからと新しいスキンケアを試すと刺激となる可能性もあります。
この時期は保湿を重点的に行い、基本のケアに抑えて余計な刺激を与えないようにしましょう。
ホルモンバランスの乱れを改善して更なる美肌になろう
ホルモンバランスが乱れると生理前の症状が激しくなります。
ホルモンバランスの乱れは生活習慣の乱れから来ますので、生活習慣を整えることはホルモンバランスを整えて美肌になることを意味します。
具大抵なホルモンバランスを整える方法には以下のような方法があります。
睡眠をしっかりとる
ホルモンバランスを整えるには、しっかりと睡眠を取ることが重要です。睡眠不足だとエストロゲンが不足してしまい、更にお肌のコンディションが悪くなります。
ストレスを避ける
ストレスは女性ホルモンのバランスを乱す大きな原因の1つになります。
女性ホルモンはステロイドホルモンの一種です。ステロイドホルモンには、女性ホルモンの他にもコルチゾールがあり、コレステロールから合成されています。
コレステロールからホルモンが作られる過程は「コレステロール→プロゲステロン、コルチゾール→テストステロン→エストロゲン」となります。
コルチゾールとは副腎から分泌されるホルモンで、ストレスが多い時に必要量が高まります。
よって、ストレスがかかるとコレステロールはコルチゾールの合成に傾いてしまい、女性ホルモンのバランスが崩れてしまうのです。
その結果、様々な不調が起きやすい状態となってしまいます。
大豆イソフラボンを摂取する
大豆イソフラボンは女性ホルモンをコントロールする働きがあり、生理前の不調や更年期障害に効果があると言われています。
大豆イソフラボンはエストロゲンと似た骨格を持つので、生理前のお肌トラブル対策にもなります。
大豆イソフラボンは以下のようなものに含まれています。
- 納豆
- 豆乳
- 豆腐
適度な運動をする
適度な運動は自律神経の働きを整え、ホルモンバランスを整えます。
ストレス解消にもつながるので、簡単な運動を日常生活に取り入れるようにしましょう。
ピルを服用する
女性ホルモンをコントロールする方法として、低用量ピルを服用するという方法があります。
ピルの服用は避妊という印象が強いと思いますが、生理前の症状にも効果があります。
ピルの服用は、女性ホルモンを薬でコントロールすることになるので、効果がわかりやすいです。
婦人科等で症状を伝えると処方してもらえるので、興味がある人は試してみても良いかもしれません。
生理前の肌はお化粧ノリが悪くなる!化粧ノリ対策
生理前のお肌はお化粧ノリが悪いですよね。
生理前のお肌のお化粧ノリが悪い原因には以下が考えられます。
- 皮脂分泌量が多い
- 肌が荒れている
生理前はホルモンバランスの乱れによって皮脂の分泌が変化し、更にお肌が敏感になって荒れやすくなっていますので、お化粧ノリが悪くなるのです。
少しの工夫で生理前の化粧ノリを改善
生理前のお肌の荒れは仕方がないのですが、お化粧のノリを良くして普段のお肌に近づくことは可能です。
- さっぱりタイプのスキンケアアイテムを使用する
- 生理前は皮脂の分泌が多くなっていますので、お肌に余分な油分を与えないほうがよいです。
しっとりタイプや油分が多いスキンケアアイテムを使用すると、更にお肌に油分を補給することにつながります。
すると、お化粧ノリが悪いだけでなく、崩れやすくなってしまいます。
- リキッドタイプではないファンデーションを使用する
- 普段はリキッドタイプを使用していても、生理前は粉のタイプを使用するようにするとお化粧ノリが改善します。
余分な皮脂を吸収するファンデーションもあるので、生理前のみ使用してみても良いかもしれません。
定期的に来るトラブル期。うまく対処して明るい毎日へ
女性が悩まされる生理前の肌荒れはPMSの一つです。
しかし、PMSは異常なことではなく、むしろ女性ホルモンの分泌が正常な証拠でもあります。
PMSは基本的な生活習慣を整えることで徐々に改善していきますので、PMSが酷いと感じたら生活習慣を省みると良いでしょう。
ただし、あまりに酷い場合は子宮内膜症や卵巣の異常、癌等、他の病気の可能性もあるので、一度医師に相談しましょう。
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