仕事帰り。夜の渋谷。

お酒を飲んで、美味しいごはんを食べて盛り上がると、「この後電車で帰りたくないなー」と思う瞬間はないだろうか。

渋谷新聞は頻繁にある。

終電になれば、電車が混む。

特に金曜の夜の満員電車は、朝の通勤ラッシュと同じようにもみくちゃになる時もあり、せっかく盛り上がった気分も台無しだ。

あーもう帰りたくない!!今夜は朝まで渋谷にいたい!

終電を見送り始発までの間、マンガ喫茶やカラオケなどで朝を待つ、そんな経験をしたことのある方は少なからずいると思う。

1万円強出してまでビジネスホテルなどに泊まるのも興がそがれる。

マンガ喫茶以上、ビジネスホテル以下の、くつろげて楽しい選択肢は無いものか。。

あった。
というか、4月に出来た。

帰りたくない難民にとって、救世主の誕生だ!

それは、いけてるカプセルホテル、


「NADESHIKO HOTEL SHIBUYA」(ナデシコ ホテル シブヤ)

4月の開業以来、人気を博し、稼働率が平日は8割、土日はほぼ満室と大人気のカプセルホテルだ。

カプセルホテルというと、男性向けの宿泊施設のイメージが強いと思うが、このホテルは「ナデシコ」という名前の通り、女性専用のホテルである。
男性のみなさん、ごめんなさい。


場所は、渋谷駅から約徒歩10分。

これなら終電が終わってからでも、女性が歩いていける距離。


建物の左手前がホテルの受付、右奥が日本酒居酒屋。

日本酒居酒屋の入口上にパッと目を引く杉玉、これは旨い酒が飲めそうだ。


「ようこそいらっしゃいました」

なんと、カプセルホテルなのに、女将さんが!


渋谷新聞編集部の女性2人に宿泊体験をしてもらうことに。


「わー!かわいいー!」

チェックインを済ませると、宿泊者一人ひとりにアメニティの入った巾着がプレゼントされる。

好きな柄を選べてテンションUP!


中のアメニティが有名化粧品ブランドのものであることも、女性にとってはポイントが高い。

テンションアップはまだ続く。


なんと、選べる浴衣!


館内で過ごすための無料サービスの浴衣だ。

いきなり旅館並みのサービス。
カプセルホテルとは思えない。

チェックインを終えて、早速宿泊フロアへ。こうなると、カプセル自体も期待できる。

これはキレイだ!

近未来的なカプセルユニットと和風の内装が、自然と同居している空間。
和風のBGMが流れ、心地よい。

客室は、コクーン(繭)タイプと呼ばれている新しいタイプのカプセルユニット。
従来のカプセルより、遮音性や快適性が考慮され設計されているそうだ。

カプセルの中にはLED照明やコンセント、USBの充電ポートなど快適な設備が備えられている。

実際に中に入ってみると


なんかいい感じ。

「カプセルホテルって暗くて窮屈なイメージがあったけど、明るくてちょうどいい落ち着く広さ。
カプセルの中で本や漫画を読んでくつろげそうです。」

どの客室フロアにもWi-Fiが完備されているため、カプセルに入ったままノートパソコンで仕事をしたりネットサーフィンができる。

実際、宿泊客の中にはマンガ喫茶のようにカプセルにこもって過ごす人も多いという。


荷物を入れるロッカーは全ての宿泊客に用意されている、これなら出張の荷物や旅行で来るときにも安心だ。

入りきらないサイズの荷物は、受付で預けることも可能。

さて、宿泊で一番気になるポイントの1つ、お風呂に行ってみよう。

カプセルホテルの醍醐味は、やはり大浴場。

こちら「NADESHIKO HOTEL SHIBUYA」にも大浴場の施設があるという。


館内の移動にはこのぞうりを使う。
ここでも気分はまるで温泉旅館。


当然ながら、女風呂しかない。
女性にとっては、こうした安心感もポイントが高い。

のれんをくぐり、脱衣場の扉を開ける。
湯煙の先には。。。


見事な赤富士!

ここは伊豆か箱根か。
ヒノキ風呂の香りもかぐわしい。

この赤富士を描いたのは、今では日本に数人しかいないという「銭湯ペンキ絵師」の田中みずきさん。

絵師さんも女性にこだわったとのこと。

渋谷で富士山を眺めながら、大浴場とヒノキ風呂を堪能する。
これは入浴目的の来訪もありかもしれない。


お風呂を出た先には、髪を乾かしたりメイクをするためのパウダールーム。

込み合う時間でもなるべくゆったり使えるように、できるだけ広くスペースを取ったとのこと。


女性目線のおもてなしとして鏡と同じ数だけドライヤーも完備。
清潔感もあって心地よい。

女性に支持されるおもてなしに隠された理由とは

2階に行ってみよう。


セルフサービスのコーヒーやお茶(無料)が完備されている、飲食可能なフリースペース。

グループで泊まり「浴衣女子会」をする人たちもいるそうだ。


簡単なおつまみやお菓子も無料で食べられる。

持ち込みOKなので、近所のコンビニでお酒を買って寝る前に畳の上で一杯、なんてのも最高だ!


このフリースペースにはパソコンが設置されていて、無料で利用できる。
訪日ゲスト向けだろうか?

そういえば、館内を見学中に、気になったことがあった。

それは、看板やサインに日本語がないことだ。


フロアの案内図。


注意書きも全て英語表記。

おしゃれ目的に英語表記にこだわったのかと思い、ホテルを運営している株式会社USENのナデシコ広報・さやか嬢にたずねてみたところ、

このホテル、そもそもは日本を旅する訪日外国人女性をターゲットとしてオープンしたカプセルホテルだったという。

カプセルホテルという宿泊形態自体が、実は訪日観光客にとって日本独自のものとして知られており人気があるらしく、そうした訪日ゲストを狙ってこのホテルを作ったとのこと。

ここまで女性編集部員のテンションを上げ続けてきた、”着物姿でお出迎えしてくれる女将”、”選べる浴衣”、”大浴場の富士山”などは、全て訪日ゲスト向けに考えられて用意されたおもてなしだったのだ。

訪日ゲスト向けのサービスとして、他には


地下の着物を着用して記念撮影できるスタジオ。


その隣にある日本のお土産のセレクトショップなど。

ところが、どうだ。

オープンしてみたら宿泊者の7割が、日本人。

出張での宿泊、東京旅行として地方から渋谷に遊びにくる女性同士の旅行者や、母娘旅行で泊まりに来る方々もいる。

意外なことに、着物を着用した記念撮影は、日本人からも人気だという。

また、外で着られる浴衣のレンタルサービスは、手ぶらで渋谷に来て、気軽に浴衣での街歩きを楽しめることから、この夏好評だそうだ。

このギャップについてさやか嬢は、なんとも涼しげな顔で

「日本人の方が大勢お越し頂けるということは、噂通り、渋谷にはホテルの空室が少ないことが理由かと。渋谷地区における潜在的な女性のホテル需要を掘り起こせた。」と分析。

ポジティブ(笑)

外国人宿泊者は、口コミサイト等の影響により徐々に増加しているようだ。

結果オーライである。

ライブハウスやクラブ、深夜営業の飲食店など、夜のエンターテインメントが多い渋谷。

冒頭、渋谷新聞が感じていた

「あーもう帰りたくない!このまま渋谷にいたい!」

という思いの女性たちが多かったのだろうか。

また、カプセルホテルということで一般的なビジネスホテルなどよりは若干安価な価格(7,700円~)であることも大きい。

そしてやはり、女性専用ということで、一人でもグループでも気軽に泊まることができる。

また、こうした点以外にも、渋谷新聞が感じた「NADESHIKO HOTEL SHIBUYA」の魅力がある。

それは宿泊者の満足のために考えぬかれたホスピタリティである。

例えば、大浴場に設置されているタオルが使い放題であることなど。


お風呂上がりに髪を乾かしたり、朝は洗顔をしたり、何かとタオルが必要な女性にとっては嬉しい配慮。

「タオルが小さかったり、乾きづらいものしか用意されていないホテルもあるので、このサービスはとても嬉しいです!」と好評だ。

他の女性向け宿泊施設の担当者が視察に来て、直後に真似されるほど、女性の心をわしづかみにするおもてなしだ。

他にも、チェックインの後カプセルをのぞくと


枕元にうちわが。

季節ごとに変わるこうした細かい配慮がまた嬉しい。

また、取材時にはすでに団体のお客様が入っていて中を見られなかったが、最大6人で貸し切り宿泊ができる部屋もある。

団体で旅行する時にも、カプセルホテルが宿泊先の候補になるということもおもしろい。

他にも、配られるアメニティは宿泊者のリアクションを見ながら内容を変えたり、館内のBGMはフロアや季節によって考えられているという。

こうした宿泊者目線に立ったホスピタリティが、女性からの支持につながっていると感じた。

人気の秘密はそれだけではない。
ホテル受付の隣にある、日本酒居酒屋の存在も大きい。


日本酒居酒屋「OISHI KOMACHI SINSEN」(オイシ コマチ シンセン)


宿泊者以外も利用可能。ランチ営業も行っている。

こちらの日本酒居酒屋は女性専用では無いので、男性のみなさんにもおすすめです。


日本各地の酒蔵から入荷した日本酒は季節ごとに変わり、入手困難と言われる銘柄も楽しむことができる。


日本酒3種飲み比べ(1,200円~)。
日本酒や料理に詳しく、好みに応じて酒を選んでくれるスタッフの方々がいる。
今回は夏なので、さっぱりとしたものを。

日本酒居酒屋の営業は、そもそも宿泊客向けのサービスの一環として小規模に進める予定だったそうだが、オープン以降、宿泊者以外の利用客が増え賑わっているとのこと。

これも結果オーライである。


鯖の炙りやトントロの燻製など、日本酒にぴったりのおつまみ。

そして意外な組み合わせで女性達に人気なのが、

「のりのつくだにとゴルゴンゾーラチーズのピザ(500円)」。

おススメの日本酒”龍力”とのマリアージュが格別。


お風呂と寝床がすぐ近くにある。誰でもくつろぎ度マックスになる。

ちなみに、宿泊無しでのお風呂だけの利用も可能。
入浴者には、日本酒居酒屋での一杯目のビールが半額になるという特典付き。

少し早めに会社を出て、汗を流してから、日本酒を楽しんで家に帰る。
そんな楽しみ方もできそうだ。

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取材を終えて感じたこと、

男性だってこんないい感じのカプセルホテルに泊まりたい!

一人で来て、ゆっくりこもって過ごすもよし。

二人や団体で来て、ホテルの中で浴衣でワイワイ過ごすもよし。

旅行者の方なら、渋谷で滞在することで、翌日も朝から渋谷や原宿の観光に向かうことができる。
とても便利だ。

渋谷の夜をもっと長く、もっと深く楽しめるようになる新たな選択肢だといえよう。

女性の皆さんには、是非「NADESHIKO HOTEL SHIBUYA」で朝まで渋谷を体験してみてほしい。

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「NADESHIKO HOTEL SHIBUYA」(ナデシコ ホテル シブヤ)
施設:地上4 階、地下1 階
(大浴場、飲食スペース、お土産ショップ、パウダールーム、ロッカー、館内無料Wi-Fi など)
キャビン数:24
所在地:東京都渋谷区神泉町10-5
http://nadeshiko-hotel.jp/

※文中の表示金額は全て消費税・サービス税を含む。