ホワイトニングについて
ホワイトニングとは
歯磨きやクリーニングではとれない黄色く変色した歯も、ホワイトニングで白くすることができます。歯に薬剤を塗って化学変化で歯の中の色素を分解し歯を漂白しますので、かつては「ブリーチング」とも呼ばれていました。アメリカで開発された治療法ですが、とても人気があり、今では一般に広く行われています。
元の白さを取り戻すだけではなく、さらに白くすることができるのが大きな特徴です。歯を削ったりせずに、また痛みも殆どなく簡単に歯を白くすることができますので、お気軽に試して頂けます。
また、歯だけではなく、歯肉(歯茎)の黒ずみを改善する歯肉ホワイトニングの施術も行っております。
真っ白い綺麗な歯や、ピンク色の健康的な歯肉は、清潔で爽やかな印象を与えます。歯の白さで顔が明るく映える効果もありますので、歯や歯肉の色が気になる方は、是非お気軽にご相談ください。
施術前
施術後
ホワイトニングの仕組み
ホワイトニングの薬剤には、過酸化水素または過酸化尿素という漂白作用のある成分が含まれています。この成分は一定温度になると酸素と水に分解され、その際に発生する活性酸素(フリーラジカル)が歯のエナメル質の中の色素と結びつき分解するため、脱色されて白くなります。
また、このフリーラジカルは、色素を脱色するだけではなく、エナメル質表面の構造を変化させ、マスキング効果を得る働きもあります。
歯は、黄色みがかった象牙質の上に白く半透明のエナメル質がおおってできています。
エナメル質が透明なほど、内側の象牙質の色が透けて、歯が黄ばんで見えます。
そこで、象牙質の色が透けて見えないように、エナメル質の構造を角状から球状に変化させることで光が乱反射してマスキング効果を得ることができ、明るく白い歯になるのです。
オフィスホワイトニングの主成分は過酸化水素、ホームホワイトニングの主成分は過酸化尿素です。過酸化尿素は過酸化水素に比べて酸化反応がゆっくり進むため、時間をかけて行うホームホワイトニングに適しています。また、ホワイトニング剤は光により活性化されるので、オフィスホワイトニングでは光線を照射して短時間で効果を高めています。
ホワイトニングライトの安全性
当クリニックでは、歯や歯肉へのダメージが少ないホワイトニングライトを導入しています。
オフィスホワイトニングとは、薬剤が「光」によって活性化する特徴を利用して短時間で歯を白くする方法です。強い光の方がホワイトニング効果が高くなりますが、光が発する強い熱が歯や歯肉にダメージを与えることがあります。
当クリニックでは患者様へのダメージを極力抑えるため、特殊フィルターで熱と紫外線をカットする機能を備えたホワイトニングライト(ビヨンド社のポーラス)を導入しています。高いホワイトニング効果と高い安全性の両方を考慮したホワイトニングライトです。
ホワイトニングの種類
ホームホワイトニング(ご自宅で行うホワイトニング)
ご在宅時などご都合のいい時に、患者様自身で行っていただくタイプのホワイトニングです。当クリニックにて歯型を取って作製したオーダーメイドのトレーに、ホームホワイトング専用の薬剤を入れ、一定時間歯に装着して漂泊させます。
効果が現れるまで時間がかかりますが、ナチュラルで艶のある白さを求める方に適しています。オフィスホワイトニングと比べると弱い薬剤ですので、知覚過敏や歯の白濁を引き起こしにくくなります。
オフィスホワイトニング(歯科医院で行うホワイトニング)
当クリニックに来院していただいて受けるホワイトング治療になります。
ホームホワイトニングと比べると強い薬剤を歯の表側に乗せ、ホワイトニングライトを照射し、漂泊させます。一度の施術で白さのトーンがあがることが多く、短期間で歯を白くしたい方、真っ白な歯を求める方に適しています。
効果が得られやすい方法ですが、艶の無い白さとなる場合もあります。
歯肉ホワイトニング(歯茎の色を改善するホワイトニング)
メラニン色素の沈着による歯茎の黒ずみを除去する治療になります。歯茎に薬品を約1分間塗ると、歯茎をピーリングする(表層が剥がす)ことができ、治療から3~7日後にはピンク色の歯茎になります。
なお、歯周病や被せ物の金属の影響による歯茎の変色は、この治療法は適しておらず、それぞれ歯周病や被せ物の交換等の治療が必要になります。
色の変化
ホワイトニングの効果は、同じ方法と回数で行ったとしても、白さのトーンが明らかにあがる方もいれば、少しずつ変化が見られる方など個人差が大きくあります。お口の中の状態や生活習慣によって、白さの程度は異なりますのでご了承ください。なお、神経のない歯は効果がでにくいこともあります。
白い歯を持続させるために
ホワイトニングの効果の持続は一般的に2~3年と言われており、徐々に元の色に戻っていきます。しかし、着色しやすい嗜好品や飲食物(喫煙、コーヒー・紅茶・お茶・カレーなど)を好まれる方は、色の戻りが早い傾向にあります。
ホワイトニング後の白さをキープし続けたいとお考えの方は、ホワイトニングを1年に1回受けられることをお勧めしております。ホームホワイトニングの場合であれば、歯並びや噛み合わせに大きな変化がなく、装着するトレーに問題が無ければ、薬剤のみのご購入で受けていただくことができます。詳しくは、担当の歯科医師にご相談ください。
ご注意いただきたいこと
歯の汚れについて
タバコのヤニや食べ物の色素(お茶・紅茶・ワイン)などのステインが歯についている場合は、ホワイトニングの前にクリーニングを受けていただくことをお勧めしております。ステインが付いたままでホワイトニングを行うと、色ムラが出て、仕上がりに悪影響を及ぼします。クリーニングは20分間5,000円(税抜)となっております。
虫歯について
ホワイトニングの前に、必ず虫歯の検査を受けていただきます。虫歯がある状態でホワイトニングを行ってしまうと、ホワイトニングの薬液の刺激により歯に痛みが生じたり、歯の神経に影響がでたりする恐れがあります。虫歯の検査には初診料やレントゲン費用なども含め、別途費用が約3,500円(保険3割負担の場合)となっております。
知覚過敏などについて
ホームホワイトニングを行っている最中に、歯や口腔軟組織(歯肉・舌・唇)等に痛み、知覚過敏、歯肉炎、口内炎等を生じた場合は速やかにホワイトニングを中断し、薬液を綺麗に洗い流して当クリニックにご連絡ください。我慢して続けてしまうと、さらに弊害がでることもあります。
飲食について
ホワイトニングを行っている期間およびホワイトニングを終了してから1週間は、喫煙、コーヒー・紅茶・お茶の摂取、カレーなど刺激物の摂取は控えて頂きます。摂取した場合、色の戻りが早くなってしまいます。
歯の白濁について
ホワイトニングによって、歯が白濁してしまったり、歯の艶が失われてしまったりすることもあります。
白濁の場合は、時間が経つと目立たなくなる傾向にありますが、ごく稀に白濁が残ることもあります。白濁するか否かについては、歯質などにより予測が不可能ですので、メリット・デメリット、リスクなどについて説明を受けた上で、患者様ご自身でご判断ください。
施術のペースについて
基本的には、1~2日間おきに行うことをお勧めしております。
頻度を増やしたいとお考えの方は、担当の歯科医師にご相談ください。
いずれの場合も最初に基本的な検査を行い、虫歯の治療・ステイン(歯の汚れ)除去などの処置が必要であれば、治療を済ませてからホワイトニングを行います。
自分の歯の色を改善するには、歯の汚れを落とすクリーニング、歯を漂泊するホワイトニング、被せ物や詰め物(人工歯)を装着させるセラミック治療の3つの方法があります。どの治療が最も適するかは、患者様の歯の状態や、改善を希望される内容などによって違って参りますので、担当の歯科医師にご要望を詳しくお伝えください。
クリーニング
歯の表面に付着した汚れを機器で落とす方法です。タバコのヤニや食べ物の色素(お茶や紅茶、ワイン)などのステインは歯ブラシでは落とすことができませんので、専用の機械や器具にて取り除いて歯本来の輝きを引き出します。
また歯石の除去を行う治療ではございませんので、保険適用外となります。
ホワイトニング
薬剤の作用によって歯を漂白する方法です。
歯本来の色よりも白くされたい方にお勧めしており、オフィスホワイトニングなら短期間で効果がみられます。
しかし、2~3年で元の歯の色に戻っていきますので、歯の白さをキープし続けたい方は、定期的に受け続けることをお勧めしております。
セラミック治療
歯を削って白いセラミック製の人工歯を被せたり(クラウン治療)、歯の表面に貼りつけたり(ラミネートベニア治療)する方法です。歯の色をお選びしていただけますので、理想の色味に近づけることができますが、歯を切削する治療が伴います。
お口やお身体の状態によっては、求める歯の白さに近づけることができなかったり、ホワイトニング治療自体が適さないと診断したりすることもあります。詳しくは、診察をさせていただいたうえでご相談させていただきます。
ホワイトニングに適する症状(適応症)
・加齢による黄ばみ等の変色歯
・コーヒー、茶、タバコ等による変色歯
・色素生成細菌による変色歯
・全身疾患に由来する変色歯(着色が軽度で形成不全を伴わない歯)
ただし、テトラサイクリンによる縞模様や歯頚部が濃い変色歯はホワイトニング効果が出にくいため、回数を重ねてもご希望の白さにならないことがあります。
ホワイトニングを行ってはいけない場合(禁忌症)
・無カタラーゼ症
・妊娠中、授乳期の女性
・成長期のお子様
・重度の歯肉炎や歯周炎
・知覚過敏症
・エチレン酢酸ビニルに対しアレルギー反応が見られる場合
・健全でない歯(虫歯・くさび状欠損・咬耗症・クラック等)