葉酸サプリ、副作用やリスクが気になる…
葉酸が妊活中、妊娠中、出産後に必要不可欠な栄養素だということはご存知かと思います。葉酸サプリを服用して足りない分の葉酸を補うのもよく知られる方法ですよね。
しかし、
「葉酸サプリだってサプリメントなんだから副作用って大丈夫?」
「葉酸ってどれくらい摂ればいいの?」
とお思いになる方もいらっしゃると思います。
今回はその葉酸サプリの副作用やリスクについて、また安全に葉酸サプリを服用するための注意点についてお話しますので、ぜひ参考にしてください。
1.葉酸サプリの過剰摂取による副作用
葉酸は適切な量を摂取すると、母子ともに良い効果を表します。しかし、葉酸を「たくさん摂れば摂るほど良い」というのは大きな間違いです。あくまで「適切な量を摂ること」が大切です。
厚労省は、葉酸の一日の摂取量の上限を1000μgと定めています。
これは、葉酸サプリを服用することで、手軽にたくさんの葉酸を摂取できるようになったため「適切な量以上にサプリメントで葉酸を摂ることが母子ともに良い」という間違った知識を持っている方が増加したために定められたものです。
ではなぜ葉酸は摂り過ぎたらダメなのでしょうか?それは、葉酸は用法用量を守らないと副作用のリスクが高まるからです。
ここでは、葉酸過剰摂取によって起こり得る副作用について紹介します。
母子に起こり得る副作用について
お母さんへの副作用
葉酸をたくさん摂ることによって起こる「葉酸過敏症」という病気があります。これはその名のとおり、葉酸を過剰に摂取した際に身体に様々な症状が出ることをいいます。
上記で述べました、一日1000μg以上葉酸を摂取すると、この葉酸過敏症になるリスクが高まります。
この葉酸過敏症になると
・発熱
・呼吸障害
・かゆみ
等の症状が出ます。また、閉経後に乳がんになるリスクが高まるとも言われています。
赤ちゃんへの副作用
妊娠中の葉酸の過剰摂取は、赤ちゃんにも良くない影響があります。
・発育不全
・成長障害
・アレルギーになる
等の可能性が高まると言われています。
また、オーストラリアのアドレード大学の実験によると「妊娠後期に葉酸サプリの過剰摂取により、赤ちゃんが喘息になるリスクが高まる可能性がある」というデータ報告がありました。
あくまでリスクが高まる可能性がある、というだけなので具体的な証拠が見つかったわけではないですが、妊娠後期でもサプリを摂取し続けた妊婦さんのお子さんが、約30%高い確率で喘息を発症したそうです。
証拠がないにしろ、我が子を想うお母さんとしては無視できないデータですよね。健康と言われている食品だって、そればかり食べ続けているとかえって体に良くない影響が出てしまうものですので、何事も適切な量が重要であることを理解していただきたいです。
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ビタミンB12不足がわからなくなる
葉酸とビタミンB12は切っても切り離せない関係にあります。葉酸とB12が一緒になることで、血液を生成したり、正常な細胞を作る働きをします。体内では葉酸とB12のバランスが大切なのですが、葉酸の過剰摂取によりB12が少なくなっていることが分からなくなります。
ビタミンB12が少なくなってしまうと
・貧血
・胎児の肥満リスクの増加
と、健康を害する問題が起きてしまいます。
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以上が、葉酸サプリでの葉酸の摂りすぎによる副作用です。
気になる副作用がたくさんありますが、用法用量を守れば赤ちゃんの成長を助け、お母さんの体調も整えてくれる等、いい事ずくめなので、神経質にならず葉酸サプリを利用して葉酸を補給しましょう。
2.危険な葉酸サプリに注意!
葉酸サプリを飲むことが妊婦さんにとって当たり前になっている中、本当にたくさんの種類の葉酸サプリがありますよね。「葉酸サプリならなんでもいいんでしょう?」と思っている方、いらっしゃいませんか?それは大きな間違いなんです。
その中には飲んでも意味のないものや、赤ちゃんに害のある可能性がある葉酸サプリがあることをご存知でしょうか?
ご自分の赤ちゃんのために飲んでいるのに、かえって逆効果になることもあります。その為、ご自分で選別して服用する必要があります。その葉酸サプリの選び方について説明したいと思います。
葉酸サプリを選ぶ基準
皆さんは葉酸サプリをどの様な基準で選んでいますか?
やはり安くて良いに越したことはありませんよね。しかし、安価なものには注意が必要です。
原材料をチェック
原材料に食材の名前が無いものは危険です。食材でないものは合成栄養素です。つまり、石油を合成して作られています。
合成で作られたものなのでやはり人体にはよくありません。天然のものでは副作用がないのに対し、合成で作られたものには副作用が出てしまいます。
購入する際には必ず
・原材料が食材の名前である
・100%天然素材
と説明してあるものにしましょう。
添加物をチェック
サプリメントを作る際、必ず添加物を使用します。しかし、この添加物が危険なんです。添加物がたくさん入っていることによって起こる副作用があります。
代表的な添加物の副作用として
・乳糖→下痢、腹痛
・ショ糖脂肪酸エステル→赤ちゃんへの染色体異常を起こす、発がん性、肝臓肥満
・ステアリン酸カルシウム→安全性も有害性も確認できていない。
があります。
少量なら問題ありませんが、添加物は少なければ少ないほど良いに越したことはありません。含有量が多い順に書いてあるのでよく見極めることが大切です。
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3.葉酸サプリを控えたほうが良い人とは?
葉酸が赤ちゃんに良いとわかっていただけたかと思いますが、健康状態によっては葉酸サプリの服用を控えた方が良い方もいらっしゃるのをご存知ですか?
甲状腺疾患の方
甲状腺疾患をお持ちの方は特に注意が必要です。自己判断での服用はやめましょう。必ず専門医に相談してください。
甲状腺疾患の中でも、限定的に葉酸サプリの服用が許可される場合があります。代表的なものでバセドウ病です。
専門医でも様々な見解を持っている方がいるので、小さな産婦人科ではダメと言われても、総合病院では服用大丈夫です、と言われる場合もあります。妊娠と甲状腺の管理をできる医師を見つけることが大切です。
また、「甲状腺疾患はそもそもヨード(葉酸)がたくさんあるのだから、プラスで葉酸を摂らなくてもいいいのでは?」と、お思いになる方がいらっしゃいますが、これは大きな間違いです。ヨード(ヨウ素)と葉酸は全くの別物です。
自己判断をして、サプリを飲んだり、葉酸を控えることで赤ちゃんに影響が出る可能性もあります。
しかし、病気の状態によってはむしろ葉酸サプリを勧められる場合もあります。持病がある方は、自己判断は絶対にせず、専門医へ相談することが大切です。
つわりがひどくてサプリを飲めない・・・
「葉酸サプリが赤ちゃんに良いことがわかっていても、身体が受け付けない…」
「葉酸サプリを飲んでもつわりがひどくて吐いてしまう…」
そんなお母さん、いらっしゃいませんか?
確かに葉酸サプリは赤ちゃんの成長を助けるのに必要といわれていますが、それがストレスになるのであれば無理に飲む必要はありません。
インターネットや本などの情報で「妊娠中に葉酸サプリを絶対に飲まなければならない」と思ってしまうお母さんも少なくないですよね。本来サプリメントの役割は、食事で不足してしまう栄養素を補給するためのものです。
確かに葉酸サプリを飲んで良いに越したことはありませんが、お母さんの体調を整えるという目的もあるのです。「葉酸サプリを飲まなければならない」という強迫観念のようなものが芽生え、それがストレスになってしまっては元も子もありません。
それに、葉酸サプリを飲むことが当たり前のようになってきたのは、近年の話です。葉酸サプリがメジャーではなかった時代でも、健康な赤ちゃんを産んだお母さんはたくさんいらっしゃいます。
サプリメントに頼らず、葉酸を豊富に含む食物を取り入れたり、ストレスがないようにすることが妊娠中は一番大事なことです。
葉酸サプリが飲めないことに神経質にならず、ご自分の体調と相談しながら、可能な限り食物で摂るように心がけましょう。
4.葉酸サプリと飲み合わせが悪い薬について
葉酸の吸収が抑制され、葉酸サプリの効果が低下する薬があることをご存知でしたか?
せっかく葉酸サプリを服用して葉酸を補おうとしても、吸収されないのであれば意味がありません。
飲み合わせが悪い薬は複数あります。代表的なものを紹介します。
・フェニトイン(抗てんかん薬)
・バルプロ酸(抗てんかん薬)
・フェノバルビタール(抗けいれん薬)
・ピル(経口避妊薬)
・メトトレキサート(抗ガン剤)
・バルビツール(睡眠薬)
・アスピリン(解熱鎮痛剤)
・スルファサラジン(抗炎症薬)
特にフェニトインは葉酸サプリと一緒に服用すると、フェニトイン自体の効果が薄れてしまうと言われているので注意が必要です。
他にも飲み合わせが悪い薬があるので、葉酸サプリを服用する際は飲んでいる薬との飲み合わせに注意することが望ましいです。
葉酸サプリと薬を飲む場合
葉酸と薬の効果を阻害しないためには、時間をずらして服用することが大切です。サプリメントや薬は4時間以上経過することで吸収後排出されます。
そのため、葉酸サプリと薬を4時間空けて服用すると、お互いの薬の効果を阻害することがありません。例えば、毎食後の薬であれば夕食後4時間を空けて、就寝前に規定の数サプリメントを服用する、といった形です。
フェニトイン以外に関しては飲み合わせしても体に害があるという訳ではありませんが、心配があれば主治医に相談しましょう。
まとめ
以上、葉酸サプリの副作用やリスクについて述べてきましたが、葉酸サプリはきちんと選別し、使用方法や用量を守って服用すれば妊婦さんの強い味方になってくれます。
しかし、葉酸サプリはあくまで補助的なものなので葉酸サプリに頼りすぎず、ストレスを溜めないように必要な時は休息をとったり、食べる物に気を付けることが一番大切になります。
お母さん自身の負担も減り、健康で元気な赤ちゃんを産めるよう、葉酸サプリを上手く活用しましょう。