【星野リゾート ロテルド比叡】ヨーロッパの高原にあるようなホテルで最高のひと時を!

日本各地に洗練されたホテルを展開する星野リゾート。居心地の良さをとことん追求したホテルは、旅行好きの人たちにとって憧れの的とも言えるような存在でしょう。そんな星野リゾートが2015年に開業したのが、ロテルド比叡です。京都の奥座敷、しかも霊峰・比叡山にあるホテルとなれば、悠久の時を刻む京都にふさわしい和の空間をイメージしてしまうでしょう。ところが、ロテルド比叡は、アルプスにあるリゾート施設のような佇まいをしたホテル。それでいて、周囲の山々と調和するように、山あいにひっそりと佇んでいるから不思議です。訪れる人の心を魅了してやまない、ロテルド比叡を紹介しましょう。

近代ミュージアムを思わせるモダンな外観

京都府と滋賀県の間にそびえる比叡山。平安の昔より、京都の繁栄を見守り続けてきた霊峰としてよく知られていますね。アップダウンを繰り返して蛇行しながら走る比叡山ドライブウェイもまた、ドライブ好きの人たちに大人気のルート。そのドライブウェイから横に伸びるスロープを上がっていくと、ロテルド比叡のエントランスがあります。エントランスはガラス張りで、まるで近代ミュージアムのような外観。アクセスは車のほか、京都駅から出ている送迎バスが利用できます。

ホテルの敷地内は高原リゾートを思わせるような爽やかな雰囲気。周囲の自然に溶け込むように、ヨーロッパ風のおしゃれな宿泊棟が建っています。フランス人の建築デザイナーが設計したものですが、もともとは別系列のホテルとして利用されていた建物だそうです。

1年を通して観光客でにぎわいを見せる京都。とはいえ、街中と山間部では、趣がまったく違います。高尾、鞍馬、大原などへ行ったことがある人は、そこに流れる穏やかで静かな空気に新鮮味を覚えたことでしょう。清々しい風が吹き抜けるロテルド比叡では、京都の山々が秘める静けさと爽快感を、いっそう強く感じ取ることができるはず。

光あふれる開放的なロビー

大きいガラス窓が印象的なエントランスは吹き抜けの構造。外の爽やかな景色もさることながら、建物のなかでも開放的な気分が味わえます。

エントランスから階段を上がったところにあるロビー。このフロアでチェックインを済ませます。でも、そのまま客室に直行というのは、ちょっと味気ないですね。ロビーのソファーに腰かけて、まずはロテルド比叡のくつろぎの空間を満喫しましょう。窓の外には、中庭が広がっています。

紅茶やお菓子が味わえるライブラリー

ロテルド比叡には、宿泊客が自由に利用できる共有施設がたくさんあります。そのうちのひとつが、ライブラリー。エントランスを入ったところにあるスペースで、およそ150冊の書籍が並んでいます。書籍のジャンルは、近江の郷土、旅、あるいはグルメなどさまざまです。

ライブラリーと聞くと、どうしても本をイメージしてしまうでしょう。ところが、ロテルド比叡のライブラリーは、飲み物やお菓子をセルフサービスで楽しめる場所でもあります。大きめの瓶に入っているティーバッグから、お好みのフレーバーを選びましょう。お菓子も豊富にそろっています。

ティーセットが堪能できるホテルのライブラリー。不思議な組み合わせですが、こうしたサプライズこそ、ロテルド比叡が得意とする宿泊客のもてなし方なのでしょう。

テラスと芝生の庭で高原気分を満喫!

ロテルド比叡のある場所はとくにかく空気がきれい。デッキのテラスからは、眼下に広がる絶景を見ることができます。客室やレストランからの眺望も最高ですが、できればテラスで爽やかな風を感じながら、景色を楽しみたいですね。

敷地内に広がる芝生は憩いのスペース。思えば、ロテルド比叡は延暦寺からほど近いところにあるホテル。由緒ある古刹とモダンなホテルがひとつの山にあるスポットは、日本中探してもそう多くないはずです。

シンプルなデザインのスタンダードツイン

ロテルド比叡にある客室は、スタンダードツイン、セミスイート、スイートの3タイプ。まずは、スタンダードツインを紹介しましょう。

スタンダードツインは、機能性と過ごしやすさにこだわったシンプルな間取り。客室に入ると右手にバスルーム、左手にクローゼットがあり、奥のスペースにベッドが置かれています。

部屋には基本的なお茶のセットや飲み物もそろっています。

バスルームはユニットスタイル。バスタオルは洗面台の下に収納されています。バスタブは足を伸ばして浸かることができる大きさ。使い勝手の良いフロアデザインと言えるでしょう。

洗面スペースにあるアメニティグッズは、歯ブラシ、ヘアブラシ、綿棒、メンズのグルーミング用品など。専用の赤いポーチのなかに入っています。また、化粧水や乳液が用意されているのは、女性にとってうれしいポイントですね。ノンシリコンのシャンプーやコンディショナーには、天然のアボカドオイルが配合されています。

色鮮やかなセミスイート

落ち着いた室内装飾のスタンダードツインとは異なり、セミスイートのデザインはとにかく華やか。複数あるセミスイートは部屋によってデザインが違いますが、ここでお見せする部屋はカラフルでポップなデザインになっています。遊び心たっぷりのセミスイートは、そこにいるだけで心がウキウキしてくるような空間です。

見ているだけで陽気な気分になる家具類。どこかのショールームにいるような気分になるでしょう。凝ったデザインの家具ばかりですが、使いやすさや座り心地もきちんと計算済みです。

セミスイートは、リビング、ベッドルーム、バスルーム、トイレという間取り。リビングルームとベッドルームは、スライド式のドアで区切られています。

部屋に用意されている飲み物は、基本的にスタンダードツインとおなじです。

バスタブが置かれた洗面スペースは、白いタイルがベース。カラフルな客室や寝室とはだいぶ違った趣。ロクシタンのバスジェルなども用意されているので、のんびりとくつろぐことができるでしょう。アメニティグッズはスタンダードツインと共通のもの。

セミスイートのトイレは2か所。独立したレストルームと、バスルームにあります。

近江や琵琶湖の食材が堪能できるフレンチ創作料理

レストランのロワゾ・ブルーでは、近江や琵琶湖の食材を生かしたフレンチの創作料理がいただけます。高級感がありながらも、どこかしら南仏のおしゃれなレストランを思わせるロワゾ・ブルー。テーブルによっては、比叡山を眺めながら食事を取ることも可能です。料理長はかつてフレンチレストランの名店で腕を磨いた方。グルマンの舌をもうならせる絶品料理がずらりと並んでいます。

ワインにも強い思い入れがあるロワゾ・ブルー。なんと専属のワインソムリエが6人も在籍しているのです。扱っているワインの銘柄もさまざま。なんと、自社農園のブドウを原料とした、滋賀県産のワインまでストックされています。厳選されたワインは料理に合う銘品ばかり。芳醇な香りも一緒に楽しみましょう。

オードブルからメインまで、驚きと感動が絶えないコース料理。サラダひとつ見ても、健康的で濃厚な野菜の味が堪能できます。

ロワゾ・ブルーで絶対に外せない料理なら、「フロマージュブラン・貴腐ワインのジュレ 繊細な鮒鮓のアルモニー」でしょう。鮒鮓は琵琶湖の気候風土が生んだ独自の発酵食。ロワゾ・ブルーは、その鮒鮓をチーズやワインと合わせることで、オリジナル料理を生み出したのです。思えば、チーズもワインも、発酵を経て作られるもの。料理の長い名前は、近江の郷土料理とフランスの食材の調和(=アルモニー)を表現してるのですね。

繊細な盛り付けも、フレンチの醍醐味ですね。鮮やかな色のソースは食材の旨味を引き立てるだけでなく、食欲も大いに刺激してくれます。

料理によっては、シェフが目の前で仕上げをしてサーブしてくれます。

近江牛や琵琶湖で取れた魚も贅沢な味わいですが、季節によっては、熊や鹿の肉を使ったジビエ料理が満喫できます。ロワゾ・ブルーならではのメニューと言えるでしょう。

お茶もまた、ロワゾ・ブルーが注目している発酵食材です。しかも、このレストランが扱っているのは地元の近江茶。近江茶は日本最古のお茶と言われており、起源は天台宗を開いた最澄にまでさかのぼるとか。最澄は、中国からお茶の種を持ち帰ってきた人物。その種を比叡山にまいたことで、近江一帯にお茶文化が根付いたそうです。デザートの抹茶アイスからは、近江茶の濃厚にしてさっぱりとした味がストレートに伝わってきます。

朝食は専用のラウンジでいただきます。窓から差し込む朝暘を浴びれば、眠気が一気に吹き飛ぶでしょう。さらに清々しさを求めたい人には、山が見下ろせるテラス席が用意されています。

朝ごはんにも、近江産の食材がふんだんに使われています。注目は琵琶の鱒を使ったサラダや、滋賀県原産の伊吹ハムが味わえるプレート。また、ロテルド比叡ご自慢の発酵茶オレなんて飲み物もあります。

一部のメニューを除いて、朝食は基本的にビュッフェスタイル。パンあり、シリアルあり、サラダありと、ヘルシーなメニューが勢揃い。

飲み物はセルフサービス。しかも、専用のカップに入れて、飲み物を持ち帰ることも可能です。

大人の気分が満喫できるナイトラウンジ

ロテルド比叡では、夕食後もまだまだ楽しみが続きます。しっとりと大人の時間を過ごしたい人は、ナイトラウンジへ行ってみましょう。

照明が落とされたラウンジは幻想的な雰囲気。飲み物やお菓子も用意されています。1日の締めくくりにふさわしい落ち着いたラウンジで、ロテルド比叡の夜を満喫してください。

いかがでしたか?数ある星野リゾートのホテルの中でも、ロテルド比叡は、ひときわヨーロッパ調のモダンな空間が楽しめる場所。何よりの驚きは、そんなホテルが古い歴史を持つ霊峰にあるということでしょう。確かに、延暦寺のある比叡山は、ピンと空気が張り詰めた聖なる山。とはいえ、ロテルド比叡のような、明るくおしゃれなホテルがあるのもまた事実。どちらも、比叡山が見せる魅力の一面なのです。寺社仏閣めぐりのイメージが強い京都観光ですが、新しい京都の楽しみ方として、ぜひロテルド比叡で1日のんびり過ごしてみてください。