正しい歩行とは
かかとから着地は誤りです!
ここで皆さんに声を大にしてお伝えしたいこと。
それは
「かかとから着地する歩き方をしていると不幸になる」
ということです。
これは一番危険な歩き方なのです。しかしながら、テレビでも雑誌でもモデルさんや有名人までもが"正しい歩行は「かかとから着地する」"と、口を揃え実践されているという現実があります。しかしながら、ここで「かかとから着地」する歩行が本当に正しいかどうか、もう一度よく考えてみましょう。
かかとから着地する歩行を実践して、その後ひざ・腰・首の不調や、それに伴うめまい、頭痛、肩凝りなど自律神経失調症状などが出て、かえって調子が悪くならなかったでしょうか。私の治療院を訪れる患者さんにはひざの悪い方も非常に多いのですが、その方たちに「どういう歩き方をしていますか」と尋ねると、必ずと言っていいほど口を揃えて「かかとから着地して歩くように気をつけていました」と答えるのです。
例えば、若い中型犬を散歩させる場合、どうしても引っぱられてしまいます。それを防ぐために身体の重心を後ろに倒し、かかとから着地してしまいますが、これを4か月ほど続けると身体のどこかしらに痛みや不調が起こるということからも裏付けられます。
ひざを上げて歩きましょう
ひざを伸ばし切って歩くのではなく、必要以上の衝撃を吸収できるようにひざにゆとりをもたせておくのです。
そのためにひざは曲がる構造なのであり、踏み込む時にひざを上げ、足首をゆるませ、できるだけ「足指」「付け根」「かかと」の3点でバランス良く足裏が受け身を取りやすいようになっているのです。
『歩行運動における体重移動の中心はひざである』ということと『あおり運動の中心が足首にある』という事実を理解して下さい。
ひざを伸ばし切って歩いていたら、これができないのです。
"ある国の軍隊の行進"や"モデル歩き"は別物と考えて下さい。
私たちは着地の際、無意識のうちにひざを屈曲させ、安全に着地できる角度を足首で整え着地し、次に体重移動するために膝を伸ばして足関節であおり運動しているのです。
今までよりもひざを1~2cm高く上げて歩きます。そうすると自然と足裏全面で着地ができ、正しい3点歩行ができるのです。
ひざを伸ばしきってはダメ
歩く時、また立っている時にひざを伸ばし切ってはいませんか?
私の治療院の患者さんの中にも、かかとを下肢台に乗せるとひざが必要以上に反ってしまう方がたくさんいらっしゃいます。通常、下肢台に乗せたひざは通常どんなに押しても軽度屈曲でぴたりと止まるものなのです。これは地面からの衝撃をうまく逃がし、吸収するために備わっている人間の免震機能のひとつですが、最近では指を使わず浮かせ、かかとから着地する悪い癖がついてしまっている人があまりにも多く、街でもjひざを伸ばし切って歩いている光景が目立ちます。
ひざを伸ばし切って歩いていると地面から伝わる力の逃げ場がなく、有害なストレスを吸収・無害化できないのでそのまま身体の上部へと伝えてしまいます。
その有害なストレスが時間をかけてひざ・腰・首に蓄積され、各部に変形や微細な疲労骨折を起こしてしまうのです。
立ち話で長時間立っている時や電車の中で立ちっぱなしの時なども、いつもより少しだけひざを曲げ加減にすることで、骨に頼るのではなく筋肉に頼って立つ癖をつけて下さい。
指上げ足(浮き指)と膝反張
「ひざの反り過ぎ」枕を2つ重ねても膝(ひざ)の後ろがついてしまうほど。
このかかとから着地する動作を、中高年の人が3~4カ月続けていると、その半数の人に、ひざ・腰の痛みや頚の不調と共に、めまい・肩こり・頭痛など自律神経失調症状も起こってきます。何十年の施術の中で、こんな例を何百回となく経験しています。これは「かかとから着地するは誤り」ということを物語っているのです。
重力という絶対的な支配下の中で生きている私たちは、足裏に『安定機能』『免震機能』『運動機能』という3つの機能を備えもっているために健康な体と美しさを維持して生きているのです。そしてこの3つの機能は、かかとと指の付け根と足指の3点をバランスよく使って歩くことで、発揮されます。つまり、歩く時足裏の全面が同時に着地して受け身をとるのが正しい歩行なのです。ただ、かかとが着く割合が少し多いだけなのですが、それをかかとから着地するというように錯覚してしまっているのです。
かかとから着地をすれば、かかとに全体重と体重の約3倍にも及ぶ重力が繰り返し加わります。その上、3つの足裏の機能が働かないのですから、地面からの過剰な衝撃波とねじれ波を上半身に伝えて害になることは言うまでもありません。
「正しい歩行はかかとから」などという誤った先入観を取り除き、正しい知識を入れることが大切です。自分の身体は自分で守っていかなければならないのですから。
綺麗なウォーキングは3点歩行から
四六時中動き回るこの体を、体表面積のわずか1%である足裏は絶妙なバランスでコントロールしています。しかし、体の土台となる足裏に少しでも歪みが生じるとたちまちバランスが崩れ、足だけでなくひざ、腰、背中、肩、首、顔面、頭へと上半身にも歪みが出てきてしまうのです。
私たちの足裏は重力の負担を同時に受けており、これが私たちの体に大きな影響を及ぼしているのです。歩いているときは体重の約3倍、走っているときは体重の約5倍もの重力が部分的に集中してしまうのです。
本来、私たちが生まれ持った安定した足裏は、地球上に住む私たちの体をこの重力の負担から守ることを最優先するように巧みに作られているのです。
ですから、子どもから大人になるにつれ足裏がしっかり安定して正しい歩行が促されると共に、骨格がしっかりと安定し、正しい筋肉がつき、引き締まった美しいボディラインと健康が得られるようにできているのです。
それでは、美しいボディラインを作り、正しくキレイな歩き方となる3点歩行を導き出す、自然界の絶対法則からご説明します。
1.安定機能を促す
正しくキレイなウォーキングの基本は、まず立ったときの姿勢がキレイな一直線上にあることです。地面の上に足裏がバランスよく踏ん張り、その足の上に正しく骨盤が乗り、またその上に背骨がピンと正しく伸び、そして首と頭がその上にバランスよく乗っかるのです。その為には、全身の土台となる「足裏」が安定していなければなりません。足の指が踏ん張り3点歩行ができるように足裏のバランスをテーピングや3本指テーピング靴下で整えることからスタートです。
「積み木の1 段目の原理」
(症状: 顔面の左右差、顎関節症、猫背、偏頭痛、肩こり、O 脚側弯症、骨盤のズレなど)
⇒ 姿勢、骨格の歪みなど悪いプロポーションを足裏からバランスを計算する。
2.免震機能を促す
正しくキレイなウォーキングは、歩けば歩くほど健康になり、また引き締まった美しいボディラインを作り上げます。歩く度に自分の体重の3倍以上の負担が足裏にかかります。安定した足は地面からのドシンドシンという震動(過剰な衝撃波とねじれ波)を吸収し、無害化できるよう免震機能が備わっているのです。
その為、安定した足裏での歩行は、関節の変形や老化を防ぎます。特に、首への負担を防ぐことで自律神経を安定させ、ホルモンバランスを調和させるのです。ホルモンが安定すると各臓器への命令がスムーズに伝わり、体が活性化されてくるのです。つまり、免震機能は首を守り、自律神経を痛めないで安定させるというとても重要な役割を担っているのです。ですから、足指を踏んばった3点歩行になるよう足裏のバランスを整え、免震機能を高めます。
「地震の縦揺れと横揺れの原理」
(症状: ひどい頭痛、めまい、自律神経失調症、ひざ痛、腰痛など)
⇒ 関節の変形や老化、自律神経失調症状を足裏からの介逹外力を計算する。
3.運動機能を促す
正しくキレイなウォーキングにより、身のこなし方に無駄がなく滑らかでキレイな動きが自然に促されます。せっかくお洒落な格好をしても、歩く姿が必要以上に揺れていたり、足音もドタドタとうるさいと魅力がなくなってしまいます。安定した足裏での正しい歩行は、リズミカルな動きでスッスッとすばやく身をこなし、身体が活性化されて基礎代謝量が上がるのです。従って、正しい歩行で歩くほど正しい筋肉がつき、出るべき胸やお尻のラインがキュッと上がり、ウエストや脚は引き締まるという美しいボディラインを導き出すのです。その為には、足指を踏ん張った正しい3点歩行でなければできないのです。
足裏の歪みを無視してキレイなウォーキングはするのは、無理があり長続きしませんし、逆にかえって身体に害になる場合があります。正しいウォーキングとは、足裏のバランスを整えることでこの3つの機能を取り戻し、美しいボディラインと健康な身体に導くことなのです。これが自然界の法則に則った歩行なのです。
「竹馬で歩くときの原理」
(症状: 運動能力の低下、柔軟性、敏しょう性の低下、持久力の低下による肥満、下半身太り、下腹の出っ張りなど)
⇒ 柔軟性や運動能力の衰え、基礎代謝の低下を足裏から反復性を計算する。
正しい歩き方
1. かかとから着地するのではなく、かかと・小指側(付け根・指先)・親指側(付け根・指先)の3点が同時に着地できるスピードで歩きます。
膝を軽く曲げ加減に伸ばし切らないことがポイントです。なぜなら、足が上がらなくなると、引きずりかげんになりかかとから着地してしまうのです。
2. 自分に合った歩幅を覚え、一直線上に身体を揺らさないようにバランスよく歩きます。
大股で歩くのではなく、正しくは3点歩行ができるスピードが必要です。スピードに比例して自分に合った歩幅で歩けるのです。
3. 膝は伸ばし切らず、反らし切らずに歩きます。
膝は伸ばし切って歩くと、地面からの力を逃がすことができずかえって痛めてしまいます。正しくは今までよりも膝を2cmくらい高く上げて歩くのです。そうすると、自然と足裏全面で着地ができ、正しい3点歩行ができるのです。
4. 足指を地面に着地させ踏ん張り、そして地面をつかむように歩き『過剰な衝撃』と『過剰なねじれ』が身体に伝わらないようにします。
5. テープやテーピング靴下で指の形を戻し、足に合った靴で歩きます。