フランス語:安い語学学校には行くな!発音指導がしっかりしている学校のススメ

   

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フランス語をやっていると、途中で皆さん気が付くことがあります。

そう、それは初心者レベルの人はいっぱいるのに、中級またはそれ以上の上級レベルには、一握りのひとしか進まない事です。
私の思う中級は仏検2級・DELFB2レベル、上級は仏検準1級やDALFC1以上です。

その理由は様々あるのですが、特にフランス語の聞き取りや発音で苦しむ人が多いのも事実です。

かくいうワタクシも、初めは苦労しました。「最後のs,t,pなどの子音は読まない」から始まり、フランス語の独特の「R」の発音など、実に多くのステップをクリアしてきました。
毎日フランス語の教材CDを聞いてきたときもあれば、大手語学学校のチャットルームに一日籠っている日もありました。そして、留学してからも語学学校へ行ったり大学の授業を受けたりして、ちょっとずつ発音を改善してきました。

そして、いろいろやった結果、たどり着いた結論はこれです。

「ちゃんとした語学学校の”発音の授業”を受けるのが一番効率が良い」

という事です。

 

フランス語の綺麗な発音をもたらした”発音の授業”とは?

手前味噌ですが、フランスへ出張へ行くたびに「フランスのどこに住んでいるんですか?」とか「フランス語の発音がきれいですね。どこで勉強されたんですか?」とか「フランスには何年居るんですか?アクセントが少ないですよね。」と聞かれます。「住んでるのは日本ですよ。実際にフランスで留学していたのは1年くらいです。」と答えると多くの人が「えっ?そうなんですか?」と驚かれます。

この様に思われる理由の一つとして、綺麗なフランス語の発音を日々意識してきたのはあります。もちろん、留学する前後にも大量のフランス語教材のCDを見たり、フランス語講座の番組やフランスのテレビ番組を衛星放送で見たりしてマネをしていたのもあります。しかし、やはり現地の人に直接指導してもらったのが良かったと思います。そう、日本ではなかなか無い、フランス人講師による発音だけの授業です。

今から10年以上前に、フランスの11区にあった語学学校でひたすらに発音の授業を受けたは良い練習になりました。基本的な母音や子音の読み方から始まり、Rの発音はもちろん、鼻母音の読み方や発音の違い、連続した母音の読み方や発音の違い、単語の最後子音はどの子音なら読みどの子音なら読まないかなど、徹底的に細かくやっていたので、2週間あった授業では発音の授業がある日は必ず取っていました。まさに、反復練習に次ぐ反復練習です。

 

日本人が苦手なフランス語の発音①R

日本人が苦手なフランス語の発音の一つとして、「R(エール)」の発音があります。

巻き舌や英語のRの様に発音する人も居ますが、いずれも伝わらないことないですが本来の発音とは違いますし、やはり正しく発音した方が伝わりやすくなります。また、自分が正しく発音出来ると、リスニング能力も向上するので是非とも攻略したい山場の一つが「R」です。

ちなみに、私が「R」を発音するときは、「ハヒフヘホ」と「エドはるみの”コォォォォ”」の間くらいの感覚だと思います。

最初は「ハヒフヘホ」の感じで発音していたのですが、それだけでは説明でない「摩擦音」があります。その摩擦音をものすごく強調すると「エドはるみの”コォォォォ”」に近いのかなと思っています。また、「エドはるみの”コォォォォ”」の他にも「中年のおじさんがタンを吐くときの”カァァァァッペ”」に近いと表現した時もありますが、汚いイメージになってしまうので、今はエドはるみの方で説明しています。

ただ注意しなくてはいけない点が、エドはるみの”コォォォォ”を意識しすぎると極端に強調されすぎている感があり、発音としても美しさが欠けます。実際には、”コォォォォ”の様に口の奥を震わせるのは舌の根元など下半分だけです。(※舌先は震わせないのがポイント)

また豆知識として、このRの発音は後ろに母音が付くとやや強調される傾向にあります。

例えば、「Retard」や「France」など特に単語の初めの方に位置していると特にRの音が強調され聞こえやすいです。

逆に「bar」や「nord」など単語の後ろの方に子音だけでRがあると、ややRはサラリとされる傾向があります。これは単語を知っていたり、慣れていないと聞き逃してしまうかもしれませんね。ここに初心者の人がRを実は聞き逃してしまっているという落とし穴もあります。

 

日本人が苦手なフランス語の発音②鼻母音

鼻母音の発音は注意しなくてはならないのが、基本的な発音パターンが3パターンだという事です。

ネット上では「アン・オン」の2パターンだと書いてある間違った情報もありますが、基本的には「アン」「オン」「オォーーン」3パターンです。

留学時にはこの「アン」「オン」「オォーーン」の違いを練習する為、色んな単語を用いながらもひたすら100回くらいこれを練習する授業もありました。これは正直地味な反復練習で、端から見たら「アン」「オン」「オォーーン」と何回も唱えているのでかなり怪しいですが、これが最も語学的に身になった授業の一つだと今でも思っています。

実は、フランス語の鼻母音はその昔はもっと厳密に細かく分かれていていました。今では簡略化されて3パターンが基本ですが、それでもそれぞれの母音を意識しながら発音しなくてはなかなか伝わらないし、聞き取りも出来ませんのでしっかり練習しましょう。まず基本の3パターンは以下の様に分類できます。

①in,ein,ain,im,aim,un,um, ➡ アン

②an,en,am,em ➡ (鼻にかけて)オン

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③on,om, ➡ (口を突き出して)オォーン

①はすごく簡単で口先で「アン」と言います。日本語の「アン」と殆ど変わりません。気を付けるのは口の先の方で発音することと「n」「m」の違いだけです。「m」で終わる時は最後に口を閉じましょう。また、einやainのように前に違う母音がくっついても基本的に「アン」と発音します。

②が一番厄介なのですが、これは日本の大学や学校、教科書では「アン」と読むように習いますが実際には「オン」のように聞こえます。しかし、日本語の「オン」とは全く違いますし、③の「オン」とも全く違います。これは発音する場所が①の「アン」が口先なのに対し、②の「オン」はその少し奥、鼻の中の鼻腔あたりを意識して発音します。イメージで言うと、「鼻が詰まった状態、もしくは鼻をつまんだ状態で”アン”と言う。すると”オン”と聞こえる」感じです。
これが「アン」と習うのに「オン」と聞こえるメカニズムで、これを理解していないと正しく発音できません。ましてや、①や③と混同するなんてもってのほかです。本ブログ記事としては、この感覚をなかなか掴むのが難しいのと反復練習が必要だと思うので、ちゃんとした現地語学学校の発音授業を受けることをお勧めします。

③は日本語の「オン」に非常に近いですが、日本語のオンは口をあまり動かしませんが、フランス語の場合は口を突き出してしっかり「オォーン」と発音するのが基本です。フランス語では「O」は母音のみでも口をやや突き出して発音するのが基本です。また、フランス語だけなく、イタリア語やスペイン語などのラテン系言語も「O」の音は口を突き出してしっかり発音するのが基本なので覚えておくと良いでしょう。

 

他にも、難しいポイントが多いからプロに指導してもらいましょう

フランス語で難しいのは、Rや鼻母音だけではありません、単語の最後にいちいち読まない子音があったり、またはなかったり、母音の種類も日本語みたいに5つだけでなくて10個以上あります。他にも細かい所が色々あります。それこそ、このブログ記事で書ききれない程細かいポイントがあるので、そこは結論としてプロにお任せした方が良いのではないかと言うのがこのブログの趣旨です。

ただ、本格的に発音の授業に入る前に、基本的な単語や文法は一通り勉強しておきましょう。

言うべき単語や文章が出てこないのに、発音など二の次です。発音は会話をスムーズにするための要素の一つですので、まずは会話ができるレベルに達しておく必要があります。

 

意外に少ない”発音の授業 Phonetique”

日本の大学の授業や大手語学学校、現地フランスの安い語学学校では「発音や音声学だけを重点的に行う授業」と言うのが極めて珍しいです。「発音や音声学だけを重点的に行う授業」とは、文字通り発音の仕方や綺麗さ、発音方法の正しさ、聞き取りなどを重点的に行う授業で、文法や単語などは一切行わない授業です。これをフランス語で「Phonetique(音声学)」の授業と言います。実は日本人がフランス語の発音で躓くのは、フランス語独特の発音の難しさだけでなく、「音声学(Phonetique)」という聞き取りや発音を重点的に改善してくれる授業の存在や重要性を知らない人が圧倒的に多いからです。

ワタクシが務めている会社の同僚が居るのですが、ワタクシが現地の取引先にドイツなら英語で、イタリアならイタリア語で商談している時にたまにマネをして来たり、単語単語を拾って文脈を理解したりします。しかしながら、フランスの取引先にフランス語で商談していても一切マネをしてきません。その理由を一回訪ねてみると、「だって、フランス語の発音って分からないんだもん」と言っていました。

この通り、フランス語の発音はイタリア語などと比べて難しいのですが、英語の様に学校で勉強したりすることもありません。しかし、発音の授業が少ないので、効果的に改善する場が日本には少ないのです。

 

現地の語学学校のプログラムをチェック!「授業選択型」がオススメ

留学先の語学学校を決める前に、候補の語学学校のプログラムにちゃんと発音指導してくれる授業があるかチェックしてみましょう。

語学学校の中には、単にレベル分けだけされたパッケージ授業しかないところや、DELFやDALFの試験対策の授業がメインのところもあります。しかし、中には「単語」「文法」「作文」「会話」「発音」など自分が伸ばしたい分野に特化した授業を自由に選べる語学学校もあるので、フランス語が上達したい方は、そういった学校の方がオススメです。この様に、授業内容が選べる学校の中には「発音 Phonetique」の授業があるところもあるので、日本人が苦手なフランスの発音を改善したい人はこのような授業選択型の語学学校へ行きましょう!