ニキビには思春期にできるものと、大人になってからでき、吹き出物といわれるものがあります。
大人の吹き出物や毛穴トラブルの原因はいくつかあり、血行促進することで改善できる場合があります。
血行促進により、新陳代謝を促して、肌の老化を予防しましょう。
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1.ニキビとは?
ニキビの正式な病名は、『尋常性痤瘡/尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)』です。
できはじめのニキビは、『コメド/面皰(めんぽう)』といいます。
思春期のニキビ
- 10代にできるニキビ
- Tゾーン(額、鼻など)にできやすい
大人のニキビ/吹き出物
- 20代頃からできるニキビ
- Uゾーン(顎、フェイスラインなど)にできやすい
ニキビの種類
黒ニキビ/開放面皰/黒色面皰
- 毛穴が開き、皮脂が酸化して黒くなったコメドの先端が顔をのぞかせている状態
- 鼻のまわりなど皮脂の出やすいところにできる
白ニキビ/閉鎖面皰/白色面皰
- 毛穴が閉じていて、毛穴の膨らみが肌表面に白っぽく見える状態
- コレステロールの塊
- 皮膚の柔らかいところにできる
赤ニキビ
- 黒ニキビや白ニキビが悪化して、炎症を起こした状態
膿疱(のうほう)/黄ニキビ
- 赤ニキビが悪化して、膿をもった状態
2.ニキビができる原理と原因とは?
ニキビができる原理
- 何らかの原因により毛穴が詰まる
- 皮脂腺に皮脂が溜まる
- ニキビや吹き出物が発生する【黒ニキビ・白ニキビ】
- アクネ菌の脂肪燃焼酵素『リパーゼ』が作用し、皮脂を分解して遊離脂肪酸を生成して毛穴の壁を壊しはじめる
- 同時にアクネ菌は細胞に炎症を起こす白血球を引き寄せる物質をつくる【赤ニキビ】
- 毛穴が壊れ、炎症が広がり、膿をもつ【膿疱/黄ニキビ】
思春期のニキビの原因
- 男性ホルモンが一時的に高まり、皮脂腺が肥大して皮脂をたくさん分泌し、毛穴をつまらせる
- 不安定なホルモンバランスによる皮脂の過剰分泌
悪化要因
- 月経前(女性)
- 髪の毛などの刺激
- 洗いすぎ・こすりすぎ
- 洗顔不足
- ファンデーションなどの毛穴を詰める化粧品
- 睡眠不足
- ストレス
- 乾燥
- 紫外線など
大人のニキビ/吹き出物の原因
- 角質ケア不足
- 遺伝
- 食べ物、栄養バランスの偏り
- 心身のストレス
- ホルモンバランスのくずれ
- 睡眠不足・運動不足
- 内臓機能の低下
- 顔の洗いすぎ・こすりすぎ
- オイルクレンジング
- ピーリング
ホルモンバランスが安定した25歳ころからできる大人のニキビ(吹き出物)は、肌の老化により皮膚の新陳代謝が低下し、角質が皮膚にはりつき角層が厚くなって、深くなった毛穴に角質や皮脂がつまることで起こります。
大人のニキビの悪化要因も、思春期のニキビと同じです。
(1)角質ケア不足
肌(皮膚)の構造は、外側から表皮、真皮、皮下組織の層になっていて、『表皮』では約28日の周期(40代以上は約40日周期)で繰り返されている『ターンオーバー』というしくみがあります。
表皮は、表面から『角層/角質層』、『顆粒層(かりゅうそう)』、『有棘層(ゆうきょくそう)』、『基底層(きていそう)』という4層構造から成る外側の膜です。
皮膚の一番外側にある『角層/角質層』が、自然にアカとしてはがれず、表面に滞っていると、毛穴をふさいでニキビや吹き出物の原因になります。
(2)遺伝
肌質は遺伝の影響が大きいと言われています。
しかし、原因は遺伝だけでなく、油っぽいものや、塩辛いものなど家族と同じ食事による影響も考えられます。
(3)食べ物、栄養バランスの偏り
油っぽいもの、塩辛いもの、過剰な飲酒は避けます。
腸内環境をととのえ、排便を促すためには、水分、酵素、発酵食品、質の良い油、食物繊維を摂ります。
イタリアン、洋菓子などバターを多く使った食べ物や、トランス脂肪酸を含む加工食品の摂りすぎに注意して、アーモンドなどのナッツ類や、青魚で良質な脂を摂取しましょう。
(4)心身のストレス
環境の変化や人間関係などで心身にストレスがかかると、自律神経が乱れて女性ホルモンにも影響を与えます。
すると、女性ホルモンの影響下にある肌の新陳代謝が低下して角質層を厚くしたり、皮脂の分泌を過剰にしたりしてニキビができやすくなります。
また、抗ストレス作用のために『副腎皮質ホルモン』が分泌されるとともに『男性ホルモン』が分泌されるため、皮脂の量がさらに増えます。
ストレスによって腸の働きが低下するため、便秘になりやすく、老廃物が排出されないため毒素が停滞してニキビの悪化につながります。
場所を移動する、体を動かすなどによって、ストレスを溜めず、発散させる習慣をつくります。
(5)ホルモンバランスのくずれ
皮脂の分泌は、男性ホルモンと女性ホルモンの働きによってコントロールされているため、バランスがくずれると、ニキビや吹き出物ができやすくなります。
2つある女性ホルモンのうち、月経前に増える『黄体ホルモン』は、皮脂の分泌を高めて、腸の機能を低下させるため、月経前はニキビができやすくなります。
角質ケアやリンパマッサージで予防するようにします。
(6)睡眠不足・運動不足
睡眠中(寝はじめの3時間)は『成長ホルモン』が分泌され、肌の調子を整えます。
運動をすることでも成長ホルモンが分泌され、ストレス発散や代謝促進につながります。
(7)内臓機能の低下
胃腸が弱っているときには『口まわり』、肝臓が弱っているときには『頬の中央』にニキビや吹き出物ができます。
食べ過ぎ、脂質やお酢の摂りすぎなどは胃腸に負担をかけ、お酒、煙草、食品添加物などの摂りすぎは肝臓に負担をかけます。
食事は、規則正しい時間に、栄養バランスのよい、適度な量を、よく噛んで食べるようにします。
(8)顔の洗いすぎ・こすりすぎ
クレンジングと石けん洗顔のダブル洗顔や、洗顔料で何度も顔を洗うことにより、肌を守る常在菌(善玉菌)や水分が減ります。
バリア機能が低下した肌や、洗顔料が洗いのこされた肌には雑菌が繁殖しやすく、肌を守るために皮脂を絞り出すことでニキビや吹き出物ができやすくなります。
クリーム状のクレンジング剤を使い、ぬるま湯でしっかりと洗顔料を落とします。
(9)オイルクレンジング
オイルクレンジングは、界面活性剤の含有量が比較的多いため、肌に負担が大きくかかり、汗腺がつまりやすくなることで、毛穴の黒ずみやニキビ、吹き出物の原因となります。
(10)ピーリング
ピーリングは、はぎとるという意味で、皮膚表面の古い角質をこすり取り,表皮細胞の新陳代謝を促す美容法です。
しかし、ターンオーバーのしくみにより、表皮の角質は約28日周期(40代以上は約40日周期)ではがれ落ち、新しいものに生まれ変わる働きがあるため、ピーリングをすることで弱く刺激の受けやすい皮膚が表面に押し出されます。
ピーリングではなく、スクラブ洗顔を1週間に1回(40代以上の方は2週間に1回)おこない、角質を除去することで肌を傷めずに肌を軽くすることができ、ニキビや吹き出物の予防になり、化粧水などの浸透力が上がります。
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3.ニキビと血行促進の関係とは?
表皮、真皮、皮下組織には動脈、静脈、毛細血管が通り、酸素や栄養素を届け、二酸化炭素や老廃物を回収する働きをしています。
代謝により、古い細胞が生まれ変わることで紫外線や外傷、ニキビなどで傷んだ皮膚を修復し、本来の健康な肌へと戻していくことができます。
ホルモンバランスが不安定な思春期のニキビは血行促進だけでは改善されにくいものです。
大人のニキビは、肌の老化により皮膚の新陳代謝が低下しているため、『血液・血管・血流』の質を高め血行促進することで美肌につながります。
『血液をきれいにする』、『血液や血管の状態を良くする』、『血流を良くする』ことで、新陳代謝を促したり、老廃物からの毒素を排出するため、肌の機能を保ち、肌の健康を守ることができます。
腸内環境を整えることで、不要な老廃物が便によって排出されます。
ヨーグルトなどの発酵食品とともに善玉菌のエサとなる食物繊維、オリゴ糖をとることで腸内環境が整い、きれいな血液がつくられます。
運動、食事などの生活習慣を整えることで、肥満、高血圧、高血圧、脂質異常症を予防・改善し、動脈硬化の加速を止めることができ、血液と血管の状態を健康に保つことで血行不良が改善されて血流が良くなります。
血行が良くなり、全身の末端の細胞に新鮮な酸素や質の良い栄養素が届くことで代謝が促進され、ニキビの解消になります。
4.ニキビ・吹き出物のケア方法とは?
ニキビ・吹き出物ができたときのケア方法
- 【ツイスト】湿らせたコットンにアルコール入り化粧水を含ませ、ニキビ・吹き出物に当てて軽く揺らしながら消毒する
- 【ピンチング】ニキビ・吹き出物の芯をリンパに流すか、表面に出すように、患部の周囲を指先でつまむ
- 美白美容液を含ませたコットンをニキビ・吹き出物の上に貼り、浸透させる
色素沈着やシミを薄くするケア方法
- 【ローションパック】:肌表面を整える
- 【クレイパック】:毛穴を引き締める
- 【ビタミンCパック】:コラーゲンの合成を促す、皮脂を抑える、シミの元となるメラニン色素を作る作業を邪魔する、抗酸化作用、炎症を抑える
洗顔するときは、手のひらで顔全体を包み込むように優しく洗います。
パッティングのしすぎや、摩擦など気づかずに刺激が強まっていることもあります。
顔の肌は体よりも弱いため、部位によってストレッチ、プッシング、ピック&リフト、ピアノタッチ、シェイク、プレスの6つのハンドテクニックを使い分けて、血行や代謝を促しましょう。
5.まとめ
ニキビは思春期のニキビと、大人のニキビ(吹き出物)があり、毛穴が詰まり、皮脂腺に皮脂が溜まることで発生します。
ホルモンバランスのくずれや、さまざまな原因によって起こり、悪化すると色素沈着やシミを引き起こして、肌の表面がでこぼこになる可能性もあります。
早めに対処することが大切で、生理前などニキビができやすい時期にはスクラブ洗顔やリンパマッサージをおこない毛穴トラブルを予防します。
血行促進により、肌の新陳代謝を整えることが大切で、食事や睡眠などの内側からのケアをおこない、乾燥や紫外線、たたく、こするなど外からの刺激を抑えて、健康で美しい肌を守りましょう。
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