筆者には、以前から気になっている製品がある。パナソニックの「目もとエステ」だ。「目もとエステ」とは、目もとを温めながらスチームで保湿し、リズムタッチで心地よい振動を与えることにより、目もとのハリ感と明るさをアップしてくれるというエステ機器。発売からまもなく1年が経とうという現在(2013年8月7日)でも、価格.comの美容器具の売れ筋ランキングでは堂々の1位に輝いている大ヒット商品だ。
そんな大ヒット中の「目もとエステ」に、早くもバージョンアップモデルが発売されるという。今回発売されるのは、“従来の製品に比べてスチーム量が10%UP”したという女性の美容ニーズに対応したモデルと、“強弱の変化の多いリズムを新搭載”した男性のリフレッシュニーズに対応したモデルの2機種。
今回筆者が試用したのは、女性向けの「目もとエステ(うるおいタイプ)EH-SW51」。9月1日の発売に先駆けて、1週間ほど使ってみた。従来の製品から、一体どんなバージョンアップを遂げたのか? 目もとエステ初体験の筆者が、その使用感をレポート! ちなみに、男性向けの「目もとエステ(リフレタイプ) EH-SW51」はこちらでレビューをしているので、ぜひ参考にしていただきたい。
基本スペック&使い方は従来製品と同じ
「目もとエステ(うるおいタイプ)EH-SW51」(以下、「EH-SW51」)の本体サイズは、約幅14.1×高さ6×奥行9.6cm。重量は180gと、大きさや重さは昨年発売された「目もとエステ EH-SW50」(以下、従来製品)と同じ。見た目で変わったところといえば、シリコンパッドのカラーくらいだろうか。使い方も従来製品と同じく、給水プレートに水を含ませて本体にセットし、スイッチを入れて目もとにのせるだけと簡単。
| 使用する際は、給水プレートを水道水(または精製水)でぬらす。余分な水分は給水プレートを縦にして振り落とし、メッシュの穴にまんべんなく水が付着する程度でOK | 水道水の代わりに化粧水などを使用したくなるが、残念ながら使用NG。ぬらした給水プレートを本体にセットしたら、準備完了! |
「目もとエステ」は、オフィスでも使用できるだけあって、化粧やコンタクトレンズをしたままでも使用可。もちろん、多少化粧が落ちたり、コンタクトレンズがずれたりする可能性があるので、気をつけながら使用する。
注意したいのが、目薬を使った場合には、必ず点眼後しばらく経ってから使用するということ。“疲れ目には目薬! ”と思っている筆者は「点眼してすぐ使ったら気持ちよさそう~」と思ってしまったが、目のためには少し時間を置いた方がよいようだ。また、最近人気のまつげエクステ。こちらもエクステが外れる可能性はあるが、つけたままの使用OK。ただし、つけまつげをつけたままでの使用は禁止されているので要注意。
バージョンアップしたのはどこ?
ここまでで、「EH-SW51」のサイズや使用法は、従来製品と変わらないことがわかった。では、どこが変わったのだろうか。大きく変わったのは2点。1つは、従来製品には約12分間のモードしかなかったリズムに、約6分間のクイックコースを新搭載した点。もうひとつは、動作時に出るスチームの量が従来製品に比べ10%アップした点だという。それぞれ見ていこう。
約6分のクイックコースを新搭載で、より手軽に使用できるように
従来製品から引き続き搭載されている2種類のリズムのほかに、「EH-SW51」には約6分間のクイックコースを搭載。朝のメイク前や、オフィスでの休憩中など、「短時間で気軽に目もとのケアをしたい」という時に便利だ。リズムなしのスチームのみでの使用も可能だが、終了のアラームなどがないので、動作が終了しているのかどうかがわかりづらいというのがネック。
| 温度は約38℃の低、約40℃の高の2種類。リズムは従来製品から引き続き搭載の、ゆったりとした弱めのリズム(約12分)、強弱の変化のあるリズム(約12分)に加え、「EH-SW51」では新たに、クイックコースのゆったりとしたリズム(約6分)を搭載 |
スチーム量10%UPで、目もとしっとり効果もUP?
「EH-SW51」では、ヒーターの裏面(外からは見えない)のヒータープレート穴を設けることで、より多くの熱が給水プレート側に伝わる。それによって従来製品に比べ、スチーム量が10%UPしたという。ということは、目もとへの美容効果もUPしたのでは? 使用前、使用直後の筆者の目もとを比べてみた。気になっている目の下の細かいシワが、「EH-SW51」を使用した直後は薄くなっているようにも見える。定期的に使用すれば、もっとはっきりとした効果が現れるかもしれない。夜のスキンケアのあとなどに行うと、より効果が期待できそうだ。
肝心の使用感は? 「1分後くらいから、超キモチイイ! 」
目もとのハリ感がアップするのはもちろんうれしいけれど、「気持ちよいのかどうか」ということもかなり重要! 肝心の使用感について述べていこう。
スタートしてからおよそ1分間は、「正直、物足りない」というのが率直な感想だ。というのも、筆者は使い捨ての目もとを温めるアイテムを愛用している。愛用中のアイテムのように、装着してすぐさま眼球の辺りをダイレクトに温めてくれることを期待していたのだが、そうではなかった。また、リズムタッチによる振動は、目というより、眉毛からほほ骨の辺りに与えられるという感じ。“目もと”エステなのだから当然といえば当然なのだが、以上の理由から、開始して1分間ほど物足りない気持ちでいっぱいだったのだ。しかし……
温感部がぽかぽかと温まり、スチームが出てくる頃には、目もとが徐々に振動になじみ始める。眼球辺りにも振動が届いているように感じられ、非常に気持ちがよい! よく考えたら、スタートして急激に目もとが温まったり、眼球にまでガンガン振動が届くと、逆に負担がかかりそうだ。少々物足りない感覚から、徐々に「気持ちがよい」という感覚に至る過程は、気持ちも全身もリラックスするための1分間と考えることもできる。筆者と同じような感覚に陥った方も、あせらず1分間待っていただきたい。
| 感じ方に個人差はあるだろうが、筆者の場合、スタートから1分ほどで温感部分が温まり、振動がなじんできたころに気持ちよさを感じ始めた | 本体下部の白い部分(ほお骨上辺りに当たる)が温感部。スタートから1分ほどで、温感部が温まってくる。同じくらいのタイミングで、目には見えないが、じんわりとスチームが出てきて、非常に気持ちよい! |
さらに筆者が気に入ったのは、付属のゴムバンドと一緒に使用すること。本来はオフィスでの休憩中や乗り物での移動中など、横になることが難しい場所で使用するために付属しているものだが、横になって使用する際も、バンドをしていると密着度がかなり高まる。よりしっかりとしたマッサージ感を味わいたいという方は、試してみる価値アリ。
まとめ 「ヒットに納得! 毎日でも使いたくなる手軽さと気持ちよさ」
ずっと気になっていた「目もとエステ」を使ってみて、毎日でも使いたくなる手軽さと気持ちよさに、ヒットの理由がわかった気がする。
目が疲れるだけで頭痛の原因になったり、目のまわりにハリがあるだけで若く見えたりと、目もとは健康にとっても美容にとっても非常に大切なパーツのひとつ。「目もとのケアを習慣にしたいけれど、手間がかかると続かない」という方に、使い方もお手入れも簡単な「目もとエステ」はうってつけだ。
また、筆者のように、使い捨ての目もとを温めるアイテムを頻繁に使用するという方にも、ぜひ使っていただきたい。最初は、目もとだけに使用するものとしては少々値が張ると感じるかもしれない。しかし、使用頻度が高ければ高いほど、長い目で見れば使い捨てのものより経済的。また、一家に1台あれば家族との共用も十分に可能。
「EH-SW51」については、クイックコースの新搭載やスチーム量のUPで使い勝手はよくなったものの、従来製品と比べて劇的な変化があったわけではないため、従来製品をすでに購入済みの方はそのまま使い続けても問題ないと感じた。正直、従来製品がまだまだ売れているだけに、「もう新製品が? 」とも思ったが、今回のバージョンアップモデル発売の影には、「少しずつでもユーザーのニーズに応えていこう」という、メーカーの心意気を感じられる。筆者のように「ずっと気になっている」という方は、バージョンアップモデル発売を機に、購入を検討されてはいかがだろうか。値段以上の価値はあると思う。
価格.comマガジン編集部/TASAI
目もとの疲れや乾燥のほかに、まつげが短くて少ないことも悩みです。「目もとエステ」のじんわりスチームはまつげのお手入れにもひと役買ってくれそうだなと期待して、毎晩「目もとエステ」をしたあとに、まつげ用の美容液を塗りたくっておりました。なんかいつもより効いた気がする~!