【免疫力を上げる入浴方法】すぐに実践できる簡単な方法
こどもと一緒にお風呂に入ると子供のお世話に忙しくてゆっくり湯船に浸かっていることができないことが多いですよね。子供も長く湯船に入りたがらないから「カラスの行水」で終わってしまうこともしばしば・・・なんてことはありませんか?他にも忙しいからとお風呂はシャワーでささっとすませていたりとか。こういった入浴を続けていると、いつの間にか気がつかないうちに免疫力が低下していることがあるんですよ。
ここでは免疫力を上げる入浴方法をご紹介します。すぐに実践できる簡単な入浴法ですので是非取り入れてみてください。子供と一緒に入るなら遊びも交えて入るといいですよ。親子の良いスキンシップにもなりますので。
どうしてお風呂に入ることが免疫力を高めるのか?
お風呂と免疫力って一見つながりが無さそうに思えますが、実はけっこう深い関係があります。免疫力は体温の影響を受けやすく、体温が下がると免疫力も低下し、逆に体温が上がると免疫力は高まるんです。
それに、体温が低いと末梢血管の力も下がってしまって全身の血流も悪くなり、体のあちこちへ栄養や酸素を届けられなくなってしまい、血管の働きが低下してしまいます。ですから入浴して体をきちんと温めてあげることによって、体温を上げることによる免疫力アップや毛細血管を広げて血流をよくすることが期待できるというわけですね。
また、お風呂にはいるとリラックスしますよね。こういう状態のときは自律神経の副交感神経が刺激されるので血管が広がり血の流れが良くなります。
そうなると血液の中の白血球やリンパ球などの免疫細胞が全身にしっかりと行き渡り、きちんと活動することができるようになるのです。
そして腸内の活動も促進されますので腸に集中している免疫機能も活発になります。うちの子供はお風呂上りにたまにトイレで大きいほうが出ることがあるのですが、これは体がしっかりと温まって腸の動きが良くなったからなのでしょうね。
それからお風呂に入ると新陳代謝も上がります。体が温まり汗をかくことによって老廃物が体外へ排出されてリンパの流れが良くなりますので、体内に細菌やウイルスが入ってきても免疫細胞がすばやく対応することが可能になるのです。だから病気にかかりにくくなりますよ。
それに新陳代謝が上がるとお肌もきれいになるので美容面でも嬉しいことがいっぱいです♪
他にも入浴することによってリラックスするとストレス解消もされます。ストレスは免疫力を下げる一因ですのでお風呂で癒されることで一日の疲れをほぐしてあげると、脳内からストレス解消ホルモンが分泌されて免疫力向上に繋がりますよ。ストレスは健康面でも美容面でも悪影響を及ぼしますから、一日の終わりにきれいに解消したいところですね。
15歳までに育てておきたい胸腺と免疫細胞の関係
15歳までに育てておきたい「胸腺」をご存知でしょうか?
「胸腺」は免疫細胞の一つである「Tリンパ球」を分泌する部分なのですが、幼児期から成長していき15歳をピークにしてその後は徐々に後退していきます。ですのでいかに15歳までに胸腺を成長させることができるかによってその後の免疫力にも影響してくるのです。
胸腺の成長に必要なことは「運動」、「食事」、「睡眠」が挙げられますが、最も手軽に行える方法が「入浴によって体温を正常値にしておくこと」。最近は低体温になっている子供も多いですし、風邪対策のためにもしっかりと入浴したいところですね。
ヒートショックプロテインとは
ヒートショックプロテインは略して「HSP」とも呼ばれているタンパク質の一種です。ストレス防御タンパク質ともいわれる成分で1962年にイタリアの遺伝子学者リトッサ博士が発見しました。
「ヒート(熱)・ショック(ストレス)・プロテイン(タンパク質)」という名前の通り、熱を与えることで増えていき、体内の傷ついたタンパク質を治して細胞を元気にする働きがあります。あえて熱というショックを与えることによって体内の細胞にストレスをかけて細胞を守るタンパク質=免疫力を増加させるというわけです。また、ヒートショックプロテインが増えるとガン細胞を撲滅する免疫細胞が活性化することも実験から判明しているんですよ。
ヒートショックプロテインを増やすHSP入浴法
ヒートショックプロテインを増やすHSP入浴法は体温を38℃まで上げることが目的となっています。38度という体温がHSPが増える温度のようですよ。
- HSP入浴法
- 入浴前に200MLの常温の水を飲む。
- 体温が38度になるまで湯船に浸かる。
と、これだけなのですが、いちいち体温を計りながらお風呂に入るのって面倒ですよね。そんなときは「40℃のお湯なら20分」、「41℃のお湯なら15分」、とお湯の温度を目安にして入ると体温が約38度になりますよ。長時間お風呂に入っているのがキツイ時は無理をしないで2~5分くらいの休憩を入れながら湯船に入りましょう。HSP入浴法は42℃のお湯でも可能ですが、熱すぎるお湯は逆に交感神経を刺激してしまいますので、免疫力アップを全体的に考えるとあまりおススメできません。
子供と長くお風呂に入る工夫
子供ってすぐにお風呂からすぐに上がりたがるのでなかなか長く湯船に浸かっていてくれませんよね。そんな時は一緒に楽しめる遊びをしてみてはいかがでしょうか?お風呂用のおもちゃで遊んだり、歌を歌ったりクイズを出したりしてみるのも良いと思いますが、ここでは簡単に子供とできる遊びを紹介しますね。
まずは定番の「水鉄砲」。と言ってもおもちゃを使うのではなく両手の平を使ってお湯を飛ばすもの。両手の手のひらを合わせて握ったら手のひらの窪みの中にお湯をためて手のひらの隙間から飛ばします。親指側から出す方法と小指側から出す方法がありますので自分のやりやすいほうを試してみてはいかがでしょうか?ちなみに小指側から出すときは片方の手の平はパーにしておいた方がいいですよ。
あとはタオルでクラゲを作る遊びもありますね。タオルをお湯の上に浮かべてタオルの上部に空気がたまるようにしてクラゲの形になるようにタオルをまとめるもの。こちらも簡単ですし子供が喜びますよ。
他には家にあるものでお風呂用のおもちゃを作ることもできます。牛乳パックに油性マジックで好きな絵をかいてはさみで切り取ってパズルにしたり、カードに平仮名などを1文字ずつ書いてどんな言葉が隠れているか、どんな言葉が作れるかといった言葉遊びができます。牛乳パックは水に強いのでお風呂に入れても大丈夫ですし、濡れるとお風呂の壁にペタペタ貼ることもできますよ。
それから、ペットボトルにお湯を入れて穴をあけてシャワーにしたり、ペットボトルの中に少しだけお湯を入れて湯船に浮かべて船遊びもできます。ちなみに、お弁当用の小さい醤油入れの容器に色水を入れたものを浮かべたペットボトルの中に入れても面白いですよ。
それ以外では、体の温まる入浴剤を使うのも一つの方法ですね。子供にも安全な体を温める入浴剤についてはこちらをご覧ください。
入浴後に行いたいこと
入浴後に気をつけたいこととしては「体を急速に冷やさないこと」。すぐにパジャマなどに着替えることができないときはバスタオルなどで体をくるんで保温するようにしましょう。
それから常温の水を200mlほど飲みましょう。あとは運動などはしないでおきましょうね。HSP入浴法を行うと心肺機能が興奮状態になるので体を動かすことはおすすめしません。すぐに布団に入るなどして上がった体温を維持するようにしましょう。
HSP入浴法は毎日行った方がいい?
HSP入浴法の効果は2~3日続きますから週に2回ほど行えばOKです。逆に毎日行ってしまうと、体が熱のストレスに慣れてしまって熱いお風呂に入ってもストレスと感じなくなってしまいますからヒートショックプロテインが増えなくなるおそれがあります。
免疫力を上げる半身浴と足湯
半身浴や足湯でも免疫力アップを図ることができます。どちらも気持ちいいですし心臓に負担をかけませんので高齢者や病人向きとも言えますね。
足湯を自宅で行う場合はお湯が冷めてしまうこともありますので、お湯の温度が下がらないように足し湯などをしながら、40度くらいのお湯に20~30分足をつけましょう。
半身浴は38~40℃くらいのぬるめの湯に20~30分ほどじっくり浸かってじんわりと汗をかいて体温を上げましょう。低体温が改善されますし血管が開くのでリラックス効果も高いです。熱いお湯は逆に交感神経を刺激して興奮状態になってしまい眠る前にはおススメしません。
ですが、冬などの寒い季節に半身浴を行うと浴室の温度が低いために逆に風邪をひいてしまうケースもあるようです。その場合は肩にタオルをかけるなどして体が冷えないようにしましょう。免疫力アップ貴子は1人でお風呂に入れるときは本を読んだりして半身浴をしていますよ。
風邪気味のときはお風呂を控えた方がいいのは嘘!
「風邪気味のときはお風呂を控えた方がいい」なんてよく耳にしますが、実は間違いだということをご存知でしょうか?免疫力アップ貴子も母親からそう言われていましたので、子供が風邪をひいたときはお風呂に入れないようにしていたのですが、実は微熱程度なら逆にお風呂に入って体を温めたほうが良いのだそうです。体温が38度を超えてしまうような風邪のときは入浴しない方がいいですけどね。
人間の体温は37度台のときが一番免疫力が働いてくれます。風邪のひきはじめに熱が出るのは体がウイルスを退治するために発熱するのです。ですから微熱のときは入浴によってその体温をキープすることが大事なんですよ。
お風呂に入るとすぐに体温は1度くらい上がり、その後は0.2~0.3度ほどアップしながら推移していきます。体温が一度上がると免疫力は5~6倍になるんですよ。だからと言って体温を上げるために熱いお湯に入るのはやめましょう。40~41度くらいのお湯に20~30分くらいゆっくり浸かるのが理想的です。