サッポーの
視点 「やはり、加齢から来るんじゃないの?」 「赤ちゃんの頃は、真皮層にあるヒアルロン酸の量が断然違うって聞いた。」 「きっと紫外線ダメージよ。真皮層の弾力繊維(コラーゲン)が壊れるから。」 確かに上のようなことが言えるのですが、これらは長い時間をかけて、起きる変化です。 それも真皮層の物語ですね。 本当の意味で肌が硬いというのはこのことです。 でも、今ここで話題にしている肌の硬さは、もっと身近な硬さの変化、今日明日にも起きる肌表面の硬さの変化です。 ▼ 乾燥が肌を硬くするそう、乾燥なんです。 なーんだ、ですね。 肌は水分を失うと、硬くなるのです。 水分が少し少なくなるだけで、うんと硬くなってしまうのです。 肌の乾燥はまず最表層の角質が硬くなります。 ふっくらと炊きあがったご飯粒が、乾いてしまうと、石のように硬くなりますね。 まあ、あれと似たようなものです。 ご飯粒はデンプン質ですが、角質細胞はケラチン質と言って蛋白質なのです。 爪と同じ材質で、乾くと驚くほど硬くなるのです。 角質一つひとつはご飯粒のように大きくないし、分厚くもありません。 薄くて見えないような大きさで、ピッタリと下層の角質層、表皮細胞層に張り付いているわけですから、そんなにコチコチに乾くわけではありません。 でも、この見えないような小さな角質の硬さの変化を判るようになって頂きたいのです。 ご飯粒の表面が少し乾いた時の硬さの変化を判ってください、というようなものかもしれません。 ……やはりムリですか? すると、やはりこれですね。 - 「うん?今日は洗顔した後、いつもよりつっぱり感を感じるなぁー。」
- 「うん?今日は化粧水のなじみが悪い!?いや、時間がかかったわ。」
これなら、気づくことが出来ます。 ▼ 肌を乾燥させる原因これは何と言っても風です。 洗濯物が早く乾くのと同じです。 直接肌に風を当て続けることです。 乾燥した環境が背景にあるのですが、乾燥していなくても、風が当たると肌は乾燥します。 そうなんです。 湿度よりも、風の有無の方が影響が大きいのです。 これは大事なポイントですから、知っておいてくださいね。 冬だけでなく、夏だって同じですよ。 もちろん風や乾燥だけが肌を乾燥させる原因の全てではありません。 間接的な原因もあります。 紫外線や酸化によるダメージで角質を傷めると、乾燥しやすくなります。 同じ風を受けても、より早く乾燥してしまうのです。 乾いた風であれば尚更……というわけですね。 さらに肌を乾燥させる原因があります。角質を剥がすケアです。 余分な角質だから、古い角質だからと、むやみに角質を取り除くと、これは衣服を一枚脱ぎ捨てるようなものです。 ご飯のジャーの蓋を開けたままにしておくようなものです。 ▼ 乾燥は肌表面から始まり、やがて肌深部から乾燥肌を生み出すようになる「えーっ!どういうこと?」 何を言ってるのか、判りませんね。(ごめんなさい。) でも大事なところなので、目立つように、「えっ?」という表現にしました。 肌表面から乾燥し始めるのはよく判りますね。 でもこの時、乾燥して肌が硬さを増しているのに気づかないで、翌日同じことが続くと、乾燥の深度は一歩前進します。 そしてまた一歩……。 するとどうなるか? 乾燥で縮み傷んだ角質は剥がれやすくなり、ターンオーバーが早くなり始めます。 角質層のバリアー能を維持するために、表皮細胞の角化が早くなるのです。 早く角質になって肌を守ろうとします。 新しい細胞の誕生も早くなります。 するとどうなります? 表皮細胞が誕生して角化するまでの時間が短縮されます。 つまりしっかり準備できないままに、未熟な表皮細胞が未熟な角質として完成するようになるのです。 さぁー、どうなります? そう、保水力のない、乾きやすい角質の層が肌となっていきます。 最初から乾燥肌を生み出す……というわけです。 こうなると、もう駄目です。 「うん?何となく肌に硬さを感じる……」では済みません。 皮脂線の未発達な部分ではガサガサ、カサカサが始まり、皮脂線の発達した部分では、皮脂がさらに活発化したり、毛穴が目立った来たりします。 角栓も現れやすくなります。直ぐに乾いて剥がれやすいのですからね。 それだけではありません。 皮脂や油脂がこびり付きやすい毛穴部分が酸化して黒ずみやすくなります。 皮脂詰まりの起こりやすい部分が現れてきます。 大人のニキビもその一つです。 さらに進行すると、過敏さが出てきます。 あーっ、もうこれ以上書きたくないですね。 |