あなたが初心者だったら、今あなた自身に起こっているトレチノイン治療の痛みが、普通なのか異常なのかは判別しにくいと推測できます。私もそうでした。

私は異常なことに気付かずに塗り続け、最終的には赤ら顔になりました。痛みという許容量限界のサインを無視し続けた結果だと思います。

以下で私の経験を詳説するので、あなたはそんな事でせっかくのトレチノイン治療を台無しにしないようにして下さい。

基本的には多少のトレチノインの痛みは仕方ないが・・・

まず、トレチノイン治療に痛みが伴う事は普通な事なので、安心して下さい。あなただけに起こっている異常ではなく、多くの人に普通に起こっています。

トレチノインもハイドロキノンも刺激の強い薬なので、ある程度の痛みを感じる事は仕方ないです。乗り越えるという言い方をするほどキツイ痛みではないですが、その痛みを乗り越える事で治療は進みます。

ただ、稀に様々な原因で強すぎる痛みが出てしまうケースがあります。恐らく普通の精神状態だったら我慢しようとは思わないほどの痛みでしょう。

しかし、「トレチノインで早くニキビを治したい!」という思いが強すぎると、その痛みさえも我慢してしまい、逆に肌へのダメージを蓄積させる事になります。そのダメージはやがて色素沈着、赤ら顔、ニキビとして顕在化します。

痛み・赤みを我慢しすぎるのはデメリットでしかない

確かに、痛みを我慢してでも塗りまくれば、皮剥け(ターンオーバー)はより起きやすくなり、ニキビが改善するスピードは高まるでしょう。

しかし、そのまま我慢して治療を続ければ、肌のダメージは許容限界を超え、色素沈着・赤ら顔が起こるだけでなく、逆に新しくニキビができやすいような肌質に悪化させかねません。

そうなれば、わざわざ痛み・赤みを我慢してトレチノインを塗った甲斐もなく、トレチノイン治療後に残るのは、大量の炎症性色素沈着、消えない赤み、過剰なダメージでボロボロな肌質のみです。前できていたニキビすら治らない可能性もありえます。

長年悩んできたニキビを治せるチャンスができ、早く治して楽しい生活に戻りたい!!と逸る気持ちは痛いほど分かります。しかし、そんな強い焦りを抱くほど、トレチノイン治療の成功率は下がってしまうと私は考えています。

早く治したい!!という欲を持つ事は悪い事ではないと思います。ただ、本当に早く治したいのであれば、我武者羅に、とにかく我慢しまくって塗れば良いわけではない事に気付くべきです。

本当に早く治すなら、焦らず・堅実に・慢心せずに治療を続けていく事の方が100倍大事だという事を、私は痛感しています。

痛みや赤みを我慢して無理に治療を続ける事は、デメリットでしかありません。

恐らくあなたは、「ニキビを治すためなら、このくらいの痛みは我慢できる!」と強く心を持てる人でしょう。だからこそトレチノイン治療を実践できるし、無茶な塗り方をする勇気もある。全てはニキビを治すために。

それは、あなたが今までニキビに悩み続けてきたからこその心の強さだと思います。そこまでの心の強さを持っているなら、堅実に治療を行う事も容易ではないでしょうか?

トレチノイン治療は、焦らず・堅実に・慢心せずに行えば、なかなか失敗する事はないと思います。逆に言えば、それを守れなかった場合の失敗リスクは激増します。

あなたがこれからトレチノイン治療をするのであれば、焦らず・堅実に・慢心せずに治療する事、それだけは守るべきだと考えています。

我慢できない痛みは我慢するべきではない

そもそも赤み・痛みが強すぎるという事は、体質的にそれが限界だと考えられるのではないでしょうか?とはいえ、飽くまで赤すぎる、強すぎるというのは主観的なものなので、各人によって判断は異なります。

そこで、私の経験による目安を考えてみました。飽くまで私の経験によるものなので、これが絶対ではありませんが、参考にはなるかと思います。

トレチ・ハイドロが滅茶苦茶しみて10分くらい痛い

トレチノイン治療中は肌が敏感になるので、いつもは何も感じない物でも刺激に感じる事があります。多少の刺激ならいいですが、その刺激が悶絶レベルのものであれば中断した方がいいかもしれません。

具体的には、トレチノイン・ハイドロキノンを塗って、10分くらい悶絶するような痛みを感じるのであれば、それはもう我慢しない方がいいです。

「ぐああぁあ~~痛い~~」と叫びたくなるようなレベルの痛みだったら、それは肌が敏感になり過ぎている可能性があり、色素新着・赤ら顔などのリスクが高まります。

「ちょっと痛いなぁ・・・」くらいのレベルであれば、不安感を感じたとしてもそのまま続けて問題はないかと思います。その程度の痛みなら数分でおさまっていき、痛み・赤み共にトレチノインの通常範囲内と言えるでしょう。

肌が赤黒くなっている場合もやめるべき

また、痛み以外の判断基準として炎症の強さも挙げられます。炎症は強くなるほど黒みを帯びてきて、赤黒い感じになりますが、そうなると危険だと考えています。

恐らく、肌が赤黒くなっている場合は沁みる刺激も強いし、沁みる刺激が強い時は肌は赤黒くなっていると思いますが、どちらか一方だけでもリスクが高いので、治療を一時中断しておくべきでしょう。

特に、赤黒くなっている場合は炎症性色素沈着により顔がシミだらけになったり、血管拡張により赤ら顔になったり、トレチノイントラブルのリスクは激増します。

この場合も焦らずに炎症をコントロールし、自分にとって適切な(許容範囲内な)レベルの炎症まで抑えて治療して下さい。

シンイチは痛みも赤みも無視し、赤ら顔になった

私、シンイチは、痛みも赤みも全て無視して、ただ早く治そうと焦ってトレチノイン治療をしました。その結果、色素沈着・赤ら顔を残してしまい、せっかくのトレチノイン治療を台無しにして、逆に肌を汚くしました。

私ほどの無茶をすれば、そりゃ失敗もするでしょう。逆に言えば、こんな無茶をしなければ滅多に失敗はしないのではないでしょうか?先述した、焦らず・堅実に・慢心せずに治療するという意識を持っていれば、私の様に失敗する事はないと思います。

ただ、どんな無茶をすればこんなミスをするかを知っておくのは、反面教師にするにはいいと思うので、私の失敗点を参考にして下さい。

初めて使ったのが高濃度トレチノイン0.1%

私が初めてトレチノイン治療をした時は、「せっかく使うなら効果が高い方がいいだろう」と最大濃度の0.1%を選択しました。今考えればあり得ない選択です。

トレチノインがどれだけ強力な薬かも知らずに、どれだけ赤みが酷くなるかも考えずに使ってしまい、結果は先述した通りです。

早く治したいから効果が強いものを使うという選択は、一見勇気があるように感じるかもしれませんが、今では愚行でしかないと思っています。本当に勇気があるなら、堅実に治療していく辛抱強さがあるのではないでしょうか?私にはその辛抱強さが欠けていた為、楽をするために高濃度を使ってしまったのかもしれません。

過剰に塗った事で赤黒くなる

そんな高濃度のトレチノイン0.1%を塗る事で、最初からバリバリ強烈な皮剥けと、真っ赤な炎症が発生していました。

しかし、ここでも「早く治したい!!」と焦る気持ちが全面に出たのと、「慣れれば案外どうってことないな」という慢心が出て、「どんどん皮剥けさせてもっと早く治そう!」と、トレチノイン0.1%を過剰に塗り、炎症を激化させています。

過剰に塗ったのと、高濃度のトレチノインを使った事、この2つの強力なリスクが災いして赤黒い炎症を引き起こすまでになりました。

ハイドロキノンを塗る度に悶絶していたこと

また、トレチノイン・ハイドロキノンが沁みて痛すぎるようなら危険だと先述しましたが、私の場合はそれに当てはまっています。

トレチノインを塗っても刺激で痛いし、ハイドロキノンを塗ったらそれはもう痛すぎて「いてええぇぇ~~~」と我慢しつつも呻いていました。毎日ハイドロキノンの痛みが憂鬱でした。

痛みと赤みで2つの視点から判断して、危険回避すべき

私の様にリスキーな使い方をしなければ、こんなダメージを負う事はそうそうないとは思います。しかし、体質により効き目は違うので、低濃度で少量を堅実に塗っていても、痛み・赤みが強すぎる事は考えられます。

しかし、大事なのはそうなってしまってからの対応だと思います。痛み・赤みが発生する所までは想定内なので、その後に堅実な対応ができるか否かで治療リスクが変わってきます。

その際は、痛み・赤みから多角的に判断し、どちらか一方でも強すぎると感じた場合は一時治療を中断する、塗る間隔を空けるなどの対策をとって下さい。

まとめ

基本的にトレチノイン治療には痛みが伴うものですが、それが過度になり、痛みで悶絶したり、赤黒くなるほどの炎症が発生するようになると、炎症性色素沈着・赤ら顔・ニキビなどのリスクが劇的に高まります。

またそれにより肌が荒れれば、ニキビ治療の効率は悪くなるので、「早く治そう」と焦って治療をすることは、ニキビを治す上でマイナスになる事を覚えておいて下さい。

トレチノインの痛みは我慢しすぎても良い事はありません、焦って痛みを我慢してまで治療するより、ゆっくりと堅実に治療していく方が良いと思います。

この準備するだけでトレチノイン治療の「安全」「効率」が飛躍的に高まります。

 

トレチノインの知識があっても、適切な準備がされていないと治療の安全・効率は激減します。

私がトレチノイン治療の失敗を経て編み出したこの準備方法は、

  • ・効率的に皮剥け(ターンオーバー)を促進し続けられる

  • ・赤みが強くなり過ぎた時にスムーズに治める事ができる

  • ・炎症が強くなり過ぎないように調節しながら治療できる


など、トレチノイン治療のデメリットを緩和し、治療を安全・効率的に行えるように考えたものです。

トレチノイン治療初心者は見て損する事はないです。無料で公開しているので、是非参考にして下さい。

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