「ようこそ、世界最大のエンターテインメントシティ、グラン・テゾーロへ」
「金の無い奴は何も手にできない!支配されるしかないんだよ……!」
概要
通称「黄金帝」と呼ばれている巨大黄金船「グラン・テゾーロ」に君臨するカジノ王。
全身ピンク色のスーツといくつも身に着けた黄金の装飾品を身に纏っており、「黄金帝」の他に「新世界の怪物」の異名も持っている。
また、世界の20%の通貨を掌握するとされており、海賊はもちろん海軍や世界政府まで金で動かす程の力を持つ。
ドンキホーテ・ドフラミンゴとは裏社会時代からの付き合いのある商売仲間という関係にあり、現在はお互いの寝首をかくことを狙っている。
また、天竜人への天上金により王下七武海でないにも関わらずに七武海以上の権力を有しており、「グラン・テゾーロ」は世界政府公認の中立地帯となっている。
プロフィール
| 本名 | ギルド・テゾーロ |
|---|---|
| 通り名 | 黄金帝、新世界の怪物 |
| 肩書き | グラン・テゾーロのオーナー |
| 能力 | ゴルゴルの実 |
| 誕生日 | 不明 |
| 年齢 | 41歳 |
| 出身地 | 不明 |
以下ネタバレ注意
来歴
過去
貧しい家庭に生まれ、幼い頃には会場の外から眺めたエンターテインメントショーに強い憧れを抱いていたが、ギャンブルに金をつぎ込む父親が「手術代が払えれば治った病気」で亡くなってしまい、それを機に家庭環境が崩壊したことや歌を嫌う母親の暴言に激怒したことで遂に家出をし、12歳の若さにして裏社会の世界に入り込む。
その後も次第に荒れていき、金で繋がる「仲間」を得て更に裏社会に入り浸ったが、16歳の頃にカジノで大敗し、仲間にもあっさり見捨てられる。その後、人買いに拘束されそうになるも何とか逃亡し、ヒューマンショップまで行きつくとそこでステラという少女と運命的な出会いをする。
悪評を知りながらも歌を褒めてくれた彼女に恋をし、「ステラを自由にしたい」と願ったことからステラを買い取るための金を得るために彼女の嫌いな悪事で金を稼ぐことはせずに昼夜を問わずに真っ当な方法で働き続けるが、19歳の頃にもう少しでステラを買い取れるまでに金を稼げていたところで町に現れた天竜人によってステラを買い取られてしまう。
怒りから天竜人に歯向かったが、それが原因で彼女共々マリージョアへ奴隷として連行され、自由の無い地獄の生活を強制された上で主人である天竜人から「許可なく笑ってはいけない」と命令される。
21歳の頃には絶望的な日々に追い打ちを掛けるように「ステラが死んだ」と言う事実を聞いてしまい、激しい怒りと「金があれば彼女を救えた」という後悔から徐々に金への執着心を高めていく。
26歳の時(15年前)に起きたでマリージョアから命からがら逃げ出し、身を隠してゴミをあさりながら一線を越えた犯罪に手を染め始める。
29歳の時(12年前)にドンキホーテファミリーのオークションの目玉商品がゴルゴルの実であることを耳にしたために犯罪者達を唆し、巧妙な策で人を動かして会場に火を放つことで何百人もの死者を出してそのゴタゴタにまぎれてゴルゴルの実を手に入れて能力者となるが、その事で客引きのみで売る気は無かったドフラミンゴを激怒させてしまう。
32歳の頃からタナカさんといった仲間を得て海賊として名を挙げるようになるが、その能力の評判からドフラミンゴに3年前の事件の犯人が自身であることが知られてしまう。
ドンキホーテ海賊団に狙われるも33歳の頃にはダイスが仲間に加わったことで戦力的にもドンキホーテファミリーに屈しない程の力を得るようになり、後に敵対するよりも商売仲間として利用することを選択したドフラミンゴから協力関係を持ちかけられ、敢えて乗ることで世界政府や裏社会とのパイプを繋ぐことに成功する。
闇の興業を発展させて部下も増えていき、35歳の頃には「ラッキーガール」バカラと出会ったことであらゆることが思い通りに運ぶようになり、巨艦「グラン・テゾーロ」を完成させて現在に至るようになる。
現在
グラン・テゾーロにやって来た麦わらの一味の前に現れ、ルフィにスペシャルギャンブルを持ちかけることで罠に嵌めてゾロを人質に取るが、コントロールルームに侵入したルフィと対峙した際には彼の両腕を金で拘束し、「黄金の牢獄」に突き落とす。
天空劇場でナミ達を捕らえてゾロを処刑しようとしたが、カリーナの裏切りに気付かずにナミ達の潜入作戦の目的がテゾーロマネーだと思い込んだことが仇となり、船中に海水を降り注がれてゾロの解放も許してしまう。
最終決戦では切り札の「ゴールデンテゾーロ」でルフィを圧倒し、それでもギア4を発動させたルフィに破壊されると今度は大量の金を発生させて船中の人々を飲み込もうとしたが、ルフィの「ゴムゴムの獅子王(レオレックス)バズーカ」を受けて敗北し、最終的には近海にいた海軍船の甲板に叩きつけられて気絶していたところを海軍に拘束された。
人物
過去のトラウマから自分が笑う前に自分が許可する前に「笑った」奴は部下であろうとも容赦しない。
また、金を絶対視する余りに世界で一番金を持っている自分の事を神と称しており、金のない奴を見下して奴隷扱いすることに躊躇がないなどの皮肉にも一番嫌いな天竜人と大差ない存在になり果てている。
ドンキホーテ・ドフラミンゴとは商売仲間ではあるが、いずれ消すつもりだった一方で、小説版によると打算と交渉の結果ではありながらもゴルゴルの実と世界政府とのコネクションを得る足掛かりとなったことに対して自身なりに恩義を感じており、また目的の為に国家を運営する王という点である意味似た者同士であったために共感や警戒、僅かばかりの敬意が入り混じった感情でドフラミンゴを見ていた。
商売仲間であるドフラミンゴを倒されたことに「迷惑している」と語っているが、本心としては世界政府に宣戦布告や天竜人を殴り飛ばす、ドフラミンゴを倒すといった自身的に胸がすく所業をしてきた彼らを気に入っている。また、ルフィの海賊王になるという夢を嘲笑った部下に共感を示してはおらず、むしろ機嫌を悪くして制裁を下している。
戦闘能力
| 悪魔の実 | ゴルゴルの実 |
|---|---|
| 解説 | 黄金を生み出し、自由自在に操ることができる |
操る黄金は鉄を真っ二つに出来るゾロでも斬れない程の強度を誇っており、また至る所が金で出来ている自身の船内もその全てが武器となっている。
黄金を腕に纏って攻撃したり、黄金を触手のように操って相手を拘束して攻撃する。
また、奥の手として黄金を巨大な人型にした上でオーズに匹敵する巨体ゴールデンテゾーロになることも出来る(自身は腹部から操作する)。
ギルド・テゾーロの艦内に入り込む際に金粉を撒いて来場者の身体に染み込ませており、この金粉が掛かったものはテゾーロ自身の力でいつでも黄金を体表に顕現させて動きを止め、そのまま黄金の像にすることも可能であるが、弱点は海水であり、海水に触れると黄金に悪魔の実の支配が及ばなくなって人々は解放される。
限りない黄金を操るその能力は強力なだけでなく美しい。最終局面では軍艦で戦っていたルッチやサボも戦闘を中断、黄金に呑まれゆく人々さえ思わず見とれてしまう有様だった。後に、倒れたテゾーロに対してサボは「えらく美しく散った」と述懐している。
技
黄金爆(ゴオン・ボンバ)
黄金で覆った拳で殴りつける。
黄金の神の火(ゴオン・フォーコ・ディ・ディオ)
軍艦さえ一撃で破壊するレーザー。
黄金の業火(ゴオン・インフェルノ)
大爆発を起こす強烈なパンチ。
黄金の神の裁き(ゴオン・リーラ・ディ・ディオ)
テゾーロ最後の技。巨大な黄金の触手で敵を押しつぶす。ギア4ともせめぎ合う程の威力を誇る。
ゴールド・スプラッシュ
黄金の噴水。観賞用の技に見せかけ、来場者を拘束する金粉を纏わせる技でもある。
ゴールドアーマー
部下の体を超硬度の黄金で出来た鎧で包む。
ゴオン・テンペスタ(ゴォーンテンペスタ)
バーニングブラッドゴオン・ボンバのような技。ドラゴンボールヒーローズでは黄金の液状を飛ばす技になっている。
余談
- ステラのことは歪み切った今でも忘れておらず、彼のステージの名前にGOLD STELLA SHOWと名付けていることに加え、小説版ではそのステージで歌っている時が一番人間らしいとカリーナに評されており、更に彼の根源にあるのが「どうすればステラを救えたのか」というものであるあたり、彼女への思いの強さが伺える。
- 自分を奴隷から解放してくれたフィッシャー・タイガーのことも感謝しており、そういうこともあってグラン・テゾーロは世界政府中枢と深いつながりがあるにもかかわらず、魚人差別が存在しない。
- 小説版と映画版(尾田先生による設定画)では微妙に過去が異なる。
- 尾田栄一郎氏は映画の脚本が決定稿になった段階で、設定画「テゾーロの人生」を書き下ろした。これは、大勢でつくる映画である以上、テゾーロのキャラクターがブレないように彼のバックボーンを設定し、スタッフ間でテゾーロのイメージを共有しておくため。脚本を担当した黒岩勉氏は「あれほどのものが出てくるとは思わなかった」と語っている。
- ドレスローザ編後のストーリーであるのは間違いないが、一味が全員集結していることや本来なら一緒に行動しているはずのロー達がいないなど矛盾する描写もある(原作ではドレスローザ→ゾウ→万国と、四皇との戦いが続く)ため、具体的な時系列は不明。監督も「オフィシャルムービーガイド」にて、作者から「映画だから好きにやっていい」と言われ、時系列・原作とのつながりをあまり意識しないで限界までやりたいようにやってみたと語っており、パラレルワールドの物語となる可能性がある。