ダイエット

メタボリックシンドローム肥満

症状・原因など

最近、見た目以上に脂肪が多い内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)型の肥満が増加しています。内臓脂肪は心臓や肝臓など主要な臓器の周りに脂肪が蓄積し、血液の流れが悪くなったり血管がつまったりする危険度の高い肥満です。原因は運動不足に加えて、過度なストレス、加工食品の取り過ぎ、環境汚染、アルコール、喫煙などさまざまな要因が関係します。内臓肥満の改善にはまず、生活習慣の改善が一番ですが、漢方薬や補助食品を用いて身体に蓄積した老廃物の排泄を促すと一層効果的です。

処方・改善方法

【脂肪燃焼プログラム】
血液中の老廃物や腸の壁にこびりついた宿便などを体外へ排泄させるため、20種類以上の生薬が配合された「防風通聖散合通導散(ぼうふうつうしょうさんごうつうどうさん)」を用います。尿や便の量が増えて、老廃物の排泄が進みます。
また、アルコールや炭水化物の摂取が多い人では、肝臓に脂肪が蓄積しやすいので肝臓の働きを活発にして、脂肪の代謝を上げる「大柴胡湯(だいさいことう)」を併用します。きれいな血液が流れるようになると脂肪の燃焼が上がり、太りにくい体質になります。この状態を維持するためダイエット茶や脂肪吸着素材などを服用して、脂肪の蓄積を防ぐこともできます。

血流停滞型肥満

症状・原因など

ストレス、運動不足、便秘などで血液の流れが悪くなった肥満で、動脈が硬くなり血栓症なども起こりやすくなります。女性では月経痛、子宮筋腫、内膜症の原因にもなることもあります。血液の流れが悪い状態が続くと、老廃物や脂肪が蓄積して体重が増加し、さらに、末端の血液の流れが悪くなって冷えも強くなります。血液をきれいにする漢方や解毒作用の高い食事を摂りながら水分摂取を心がけ、半身浴や、ウォーキングなどで代謝を上げると脂肪の燃焼が高まります。

処方・改善方法

【ダイエット漢方】
血液をきれいにする漢方は幾つかあり、体質に合わせて組合わせます。血液の粘りが強く、高血圧気味でコレステロールや中性脂肪が高めの人は丹参(たんじん)が向いています。
脂肪分の多い食事で老廃物が溜まっていたり、ストレスの強い人は肝臓の解毒能力を高める田七(でんしち)が向いています。また、遺伝的に脳や心臓の血管が詰まりやすい人は血管溶解ルンブルクスルベルス(LR末)を併用します。
これらの漢方を服用しながら水分補給すると、きれいな流れの良い血液になり、脂肪の代謝が良くなるだけでなく臓器の働きも良くなって病気の予防にもつながります。

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代謝の悪い肥満

症状・原因など

「食事量を控えているのに痩せない」、「毎日ウォーキングしているのに痩せない」と感じている方は、脂肪燃焼の効率が悪くなった代謝低下型肥満の可能性があります。身体についた脂肪は脂肪酸という形で血液の中を流れ、いろんな組織でエネルギーに変換されます。したがって血液の流れが悪かったり、脂肪燃焼に必要なアミノ酸、ビタミン、ミネラルが不足しているといくら努力しても脂肪が減ってくれません。また脂肪は筋肉でよく消費されますから、加齢とともに筋肉量が落ちるといわゆる中年太りにもなりやすいのです。ダイエットサプリメントや漢方などを上手に利用して脂肪の分解を促進すると効率的なダイエットが可能です。

処方・改善方法

【ダイエットプログラム】
脂肪の分解には、α-リポ酸、L-カルニチン、コエンザイムQ10、ビタミンB1が効果的で、運動の前にこれらを摂取します。
血液の流れやサラサラ度なども重要で、便秘、冷え性、高脂血症などがある、と血液が汚れて流れが悪く、脂肪燃焼の効果が落ちます。血の粘りに働く丹参が配合された冠心調血飲(かんしんちょうけついん)や血液中の老廃物の除去に優れた田七(でんしち)、体を温めて血液循環を促進するサフランなどを組み合わせて血液がスムーズに流れるように改善します。
あとは筋肉量をできるだけ落とさないように、軽い筋肉トレーニングをすれば万全です。

冷え性下半身肥満

症状・原因など

足がむくんで冷たい、足先の感覚がなくなる、しびれるなどの症状は、冷え性の特徴です。足先から戻る血の流れが悪く、血流が停滞し、新陳代謝が低下してむくみや脂肪がつきやすくなります。冷え性肥満の場合、食事制限によるダイエットはビタミン・ミネラル不足から脂肪の燃焼をさらに悪化させ、辛いばかりで効果がありません。必要な栄養素を補給しつつ、下半身の血行を改善することで冷え症の改善とともに脂肪の燃焼が高まり、下腹部から太ももにかけた下半身ダイエットが可能です。

処方・改善方法

【ダイエットスケジュール】
下半身に血の流れを導く牛膝(ごしつ)を主薬とした牛膝散(ごしつさん)を服用します。足先の冷えが強い人は血行促進に働く紅花(こうか)、乾姜(かんきょう)、附子(ぶし)を加えます。
なお、新陳代謝を上げ血流を促進させるためには水分補給が必要で、むくみが強く水はけが悪い人はつばき茶、便の出がスッキリしない人は腸をきれいにするサラシア茶を1~2リットル飲みます。
また、体脂肪率が27%以上ある場合には脂肪の燃焼スピードを上げるビタミンとミネラルが豊富なレモンダイエットドリンクを夕食の前に飲みます。個人差はありますが一ヶ月前後で下半身が引き締まってきます。
 

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黄 耆 -おうぎ-

滋養強壮・潤肌・止汗・利尿・排膿ほか
可憐な花をつけるマメ科の高山植物
夏にかわいい花をつける黄耆は、韓国ではサムゲタンなど、薬膳料理によく使われます。朝鮮人参にも含まれているサポニンを有し、体を温めます。

茯 苓 -ぶくりょう-

利尿・むくみ・抗炎症ほか
木の根ではなくキノコです
主に松の木の根に生えるサルノコシカケ科のキノコの菌核です。優れた利尿作用があり、むくみに効果的です。

甘 草 -かんぞう-

鎮痛・抗炎症・胃痛ほか
甘味料としてもおなじみ
風邪薬などに用いられる甘草はその名の通り甘みがあり、甘味料として食品に使用されています。
 

冷えと夏太り

症状・原因など

夏は気温が高く、体温との差が少ないため基礎代謝が落ちます。また、汗をかいてエネルギーを消費している気がしますが、単なる体温調節のためで、運動による汗ではないのでダイエットにはなりません。さらに、冷房や冷たい食べ物で、内臓が冷え、血液の流れが悪くなり、エネルギー代謝が低下します。このように夏は太りやすい条件がそろっています。

処方・改善方法

【夏ダイエット漢方】
身体を温めて血液の流れを改善し、基礎代謝を高める漢方薬を服用します。下半身の冷えが強い人には牛膝散(ごしつさん)、むくみや生理痛の強い人には折衝飲(せっしょういん)が向いています。
特に冷えが強い人は血行促進に働く紅花(こうか)、乾姜(かんきょう)、附子(ぶし)、番紅花(サフラン)などを加えます。
また、食事では身体を冷やすトマト、ナス、きゅうりなどは控えて、身体を温めるピーマン、かぼちゃ、にんにくなどを積極的に摂取します。

更年期太り

症状・原因など

食事や運動量は変わっていないのに最近太ってきたと感じられる方更年期太りの可能性があります。更年期には基礎代謝の低下やホルモンバランスの乱れから太りやすくなる傾向があり、50代の女性では84%が隠れ肥満とも言われています。基礎代謝を高め、ホルモンバランスを整えることで内臓脂肪の増加を防ぎ、肥大した脂肪細胞を小型化させることが可能です。

処方・改善方法

【更年期痩身漢方】
更年期のホルモンバランスを整える逍遥散(しょうようさん)と、基礎代謝を上げる紅花(こうか)、赤芍(せきしゃく)、丹参(たんじん)などの生薬が配合された冠心調血飲(かんしんちょうけついん)を併用します。
イライラが強くて食欲が抑えられない時は、摂食中枢の興奮を和らげる柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)を併用します。また、脂肪分解を促進するには水分摂取が必要で、むくみが強い人はつばき茶、食欲が旺盛な人はサラシア茶が効果的です。
さらに、発酵した大豆の胚芽に含まれるダイゼインというイソフラボンに脂肪細胞の分解を促進する働きがあり、最近注目されています。

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腸解毒ダイエット

症状・原因など

最近の研究で、腸は単に栄養吸収の場ではなく、肥満やアレルギーの原因となる臓器と考えられています。腸内には発酵型の善玉菌と腐敗型の悪玉菌が存在し、善玉菌が多いと便は酸性になり黄色くなりますが、悪玉菌が多いとアルカリ性になり黒く臭くなります。悪玉菌は腐敗物質を作り出し、これが体内に吸収されると血液を汚し、脂肪の燃焼を悪化させて肥満の原因になります。

処方・改善方法

【漢方処方】
腸内環境を整えるためには、まず腸壁にこびりついた宿便を取る必要があります。
宿便の吸着と排泄に適した食品として、超微粉末にした玄米粉やサイリウムファイバーなどの食物繊維を摂取します。その後、宿便を排泄するために腸の蠕動運動を促進させなくてはいけません。
腸の血流を促進し、動きを活発にする桃紅四物湯(とうこうしもつとう)を併用します。腸解毒により宿便が排泄されると体重が2㎏前後減少します個人差があります)。
その後は、善玉菌が減らないように味噌や麹など生きた酵母菌が含まれる食品を摂取することで腸内環境を保ち、きれいな血液の流れを維持することで体重増加を防ぐことができます。
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過食を抑える漢方

症状・原因など

ストレスで心身ともに不調なときは、イライラしたり、憂うつになったり、疲れやすくなったりします。このような状態が続くと脳の摂食中枢と満腹中枢のバランスが崩れつい食べ過ぎてしまいます。これがストレス太りと言われ、最近、増加しています。漢方ではストレスがかかると身体をめぐる“気”の流れが停滞し、これが過食につながると考えられています。

処方・改善方法

【漢方処方】
空腹感ですぐにイライラする人は、身体に余分な熱が蓄積しています。熱を冷ます黄連解毒湯(おうれんげどくとう)と、精神・情緒をリラックスさせ過食を抑える四逆散(しぎゃくさん)を服用します。
気分が落ち着くと摂食中枢の興奮がおさまり、食欲が安定します。これで過食がおさまらない場合は、ガガイモ科のフーディア・ゴートニーという植物の粉末を摂取すると、ブドウ糖の10,000倍も強く満腹中枢に働き、過食を抑えることができます。

川 芎-せんきゅう-

セリ科。塊状の根茎を用います。捕血、強壮、鎮静、通経作用があるとされます。

レモンダイエット活用法

症状・原因など

食事や水分摂取を控えて短期間に減量しようとするケースがありますが、これはかえって逆効果。食事制限によるビタミン不足は脂肪の代謝を悪化させ、タンパク質の不足は筋肉の減少につながり、身体のたるみの原因になります。また、水分制限は血液の粘りがまして血液の流れを悪化させ、脂肪の代謝を低下させるだけでなく、脳梗塞や心疾患の原因になることもあります。

処方・改善方法

【漢方処方】
脂肪の燃焼には水分を多く摂取して新陳代謝を高めることが、必要で摂り過ぎて太ることはありません。いわゆる水ぶとりタイプとは根本に血流の停滞があり、血の流れを改善しつつ積極的に水分を摂取することで体の余分な水分を排泄できます。
したがって体に無理のないダイエット法とは水分を摂取しつつ、身体が必要とするミネラル、ビタミン、プロテインを十分に補給してやることです。当店ではカエデとヤシの受益と生レモン果汁を加えた”レモンダイエット水”を利用して、栄養素を補給しつつ体内の脂肪や老廃物を自然に排泄させることにより確実に減量を目指します。
なお、むくみが強い人では水分排泄に効果的な午膝散(ごしつさん)を併用します。レモンダイエット水の詳細についてはお問合せください。

婦人病

不妊症・習慣性流産

症状・原因など

不妊症といってもその原因はさまざまです。漢方治療が有効な不妊症は、卵管閉塞のような障害がなく、ホルモン治療や人工授精を行っても妊娠しない、流産を繰り返すなど、これといった原因がみつからない場合です。最近の研究では排卵障害やホルモン分泌の低下による不妊症が、漢方によって妊娠したという報告が少なくありません。

処方・改善方法

【タイプ別漢方】
排卵誘発剤やホルモン注射などを行っても妊娠をし難い場合は、全身の血液の流れや卵巣・子宮の機能に問題があると考えられます。
例えば、生理の遅れ、月経痛、月経血に暗紅色のかたまりが混じるなどの症状があれば、子宮や附属器の血液循環が悪く、『於血(おけつ)』とよばれる血液の停滞が疑われます。血行促進・うっ血改善の漢方薬が有効で、折衝飲(せっしょういん)や、少腹遂瘀湯(しょうふくちくおとう)を用います。
妊娠してもすぐに流産する場合は、子宮内膜の状態に問題があります。内膜を温かくやわらかい状態にする右帰飲(うきいん)と補肝湯(ほかんとう)を服用します。
また、排卵時期がわかりにくい、低温期が長い、高温期が短いなどの症状は卵巣のホルモン分泌が悪いので、ホルモン分泌を調節する温経湯(うんけいとう)とサフランを併用します。

子宮筋腫

症状・原因など

子宮筋腫は筋肉性の良性腫瘍(しゅよう)で、婦人病の1~2割を占めます。筋腫ができると、月経が長引き、月経痛や月経過多をきたします。西洋医学では手術が一般的ですが、漢方薬を用いるのは、手術を用いるほどでもない経過観察の時期、ホルモン療法の副作用が出る場合、また、ほかの疾愚により手術ができない場合などです。筋腫の大きさは鶏卵大くらいまでが対象となります。

処方・改善方法

【漢方処方】
体が冷えたり、食生活が乱れたりすると血液が汚れて流れが悪くなり、子宮や付属器の一定の個所に血が滞るようになります。この状態を『於血(おけつ)』といい、筋腫をはじめとする婦人病の原因と考えられています。
血の固まりを分解・呼吸する生薬が有効で、赤芍(せきしゃく)、 桃仁(とうにん)、紅花 (こうか)などが配合された血府逐瘀丸(けっぷくちくおがん)を用います。
筋腫が大きく、痛みがあるときは、血府逐瘀丸よりも血管拡張・循環促進・鎮痛効果のすぐれた膈下逐瘀湯(かっかちくおとう)を用います。

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月経異常

症状・原因など

月経異常は、脳の下垂体や卵巣系の内分泌ホルモンのバランスが崩れ、これが子官内膜周期に影響して起こります。例えば、過度なストレス、偏った栄養、無理なダイエットなどで体調が崩れると、月経が止まったり遅れたりします。一方、子宮筋腫(しゅ)や子宮内膜症では、月経痛があり、血量が増えて月経日数が長引きます。ホルモン投与による西洋療法は短期間で効果がでますが、分泌しないホルモンを外部から投与しても根本治療にはなりません。

処方・改善方法

【漢方処方】
崩れたホルモンバランスを改善するには、血液を補い血液を促進させ、生殖器系を強化します。
活血・養血作用のある桃紅四物湯(とうこうしもつとう)を基本に、筋腫や内膜症などで痛みが強いときは鎮痛効果のすぐれた没薬(もつやく)、五霊脂(ごれいし)を加えます。
また、ストレスで月経が乱れた場合は、精神・情緒を安定、リラックスさせ、自律神経の機能を調整する四逆散(しぎゃくさん)を併用します。一般的に、ホルモンバランスが改善するには2~4ヶ月必要です。
【血流測定】
血液が体の隅々まで流れているかどうか測定できる自動血流計を設置しています。(無料)

女性ホルモンの低下

症状・原因など

更年期になって、女性ホルモンが低下してくると体と心にさまざまな不調が現れます。これは女性ホルモンが脳、自律神経、感情、骨、皮膚、関節、筋肉、胃腸機能の働きに深くかかわっているためです。例えば女性ホルモンは脳神経細胞の維持や脳血流を増加させるため、老年期まで女性ホルモンの低下が続くとアルツハイマー型認知症の発生率が高くなります。また、肌の水分やコラーゲンも女性ホルモンによって維持されているため、更年期を過ぎると肌の老化が促進されます。

処方・改善方法

【更年期症予防漢方】
更年期に差しかかると、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンのバランスが乱れ始めます。ホルモンバランスを整える代表的な漢方の逍遥散(しょうようさん)を服用します。
そして脳をはじめ全身の血流状態を改善するため、紅花(こうか)、赤芍(せきしゃく)、丹参(たんじん)などの生薬が配合された冠心調血飲(かんしんちょうけついん)を併用します。
また、自律神経が不安定になり、気分の落ち込みがある場合は香りのよい紫蘇(シソ)が配合された香蘇散(こうそさん)や精神安定に働く桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)を併用します。
 

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更年期の悩み

症状・原因など

女性は7の倍数で身体に変化が現れるといわれています。たとえば14歳で初潮、28歳で成熟期、49歳で更年期となります。この49歳を挟んだ前後5年間は女性ホルモンの減少で、ほてり、発汗、いらいら、冷えなどの症状が出やすくなります。西洋医学では不足したホルモンを補充する方法がとられ、効果も優れていますが、副作用が出る場合もあり、定期健診が必要です。一方漢方では陰陽五行説に基づき、ホルモンのバランスを整えて体調を改善します。

処方・改善方法

【更年期は腎から】
更年期になると生命エネルギーと生殖能力をつかさどる“腎”のエネルギーが低下します。このエネルギーの低下を防ぐ捕腎漢方を服用します。六味丸、海馬捕腎丸(かいばほじんがん)、至宝三鞭丸(しほうさんべんがん)などを症状によって使い分けます。
また、イライラしたり、神経が張り詰める場合は気の流れが悪いので、理気薬と呼ばれる香附芎帰湯(こうぶきゅうきとう)を、ほてりや発汗が強いときは清熱薬の黄連解毒湯(おうれんげどくとう)を用います。最近では女性ホルモン用に働く発酵大豆胚芽イソフラボンを更年期予防に飲用される方も増えています。
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芍 薬 -しゃくやく-

冷え性・月経不順など
美人のたとえにされ親しまれている花
美人の立ち姿のたとえで親しまれている芍薬は、婦人病に優れた薬効を持ち、古くから珍重されてきました。座っている美人のたとえである牡丹、歩く様子をたとえた百合にも婦人病に対する薬効があり、これらの花は美人のたとえであるとともに美人を生み出す薬草と言えるかもしれません。
 
 

アトピー・アレルギー

かさかさアトピー肌

症状・原因など

アトピー性皮膚炎で悩んでいる方々に共通する症状として、乾燥肌による皮膚のバリア障害が叫ばれています。角質層の水分を保持しうるおいを保つセラミドの不足により、アレルゲンや微生物が入りやすくなり、かゆみや炎症を引き起こします。保湿ローションで肌のバリアを整え、外からの刺激を防ぎ、内面からは末梢の血流を促進して皮膚の新陳代謝を上げることで改善します。

処方・改善方法

【うるおい保湿漢方】
血液の流れを良くする四物湯(しもつとう)が基本処方です。かゆみが強ければ痒み止め効果の防風(ぼうふう)、荊芥(けいがい)の配合された消風散(しょうふうさん)を併用します。赤みが強い場合は炎症を抑える黄連解毒湯(おうれんげどくとう)をさらに加えます。
スキンケアは皮膚の新生に不可欠なミネラル成分を高濃度含む無添加化粧水(ニューロスキン)を塗布後、ホホバ油と卵黄油を配合した保湿クリームを重ね塗りをします。1ヶ月程度で肌のつやが良くなり、痒みがなくなっていきます。

桂 皮 -けいひ-

血行不良・冷え症など
 

独特の強い芳香を持ち、洋菓子では「シナモン」として多用されています。日本でも八橋やニッキ水でおなじみ。冷えや冷え症に効果があります。

花粉アレルギー

症状・原因など

【花粉アレルギーと腸内環境】
本来、花粉は無害なものですが、免疫細胞が有害物質と誤った認識をしてアレルギー反応を起こします。
なぜ細胞が誤った認識をするのか詳細は不明ですが、最近、腸に存在する免疫細胞が花粉症の発症に関わっていることが報告されています。
加工食品や動物性脂肪の摂取、医薬品の使いすぎ、慢性の便秘などで悪玉菌が増殖し、これが腸の免疫細胞に悪影響を及ぼすと考えられています。

処方・改善方法

【漢方処方】
花粉症の時期にはアレルギー症状を抑える薬でしのぐのもひとつの方法ですが、眠気、だるさ、喉のかわきなどの副作用で困る場合や、他にもぜんそく、アトピー性皮膚炎などのアレルギー症状があり体質改善を望む場合は漢方薬が向いています。
くしゃみ、鼻水、目のかゆみなど典型的な症状には、炎症を抑える小青竜湯加桔梗石膏(しょうせいりゅうとうかききょうせっこう)を用います。また、鼻づまりが強い人は鼻の通りがよくなる蒼耳子(そうじし)と辛夷(しんい)が配合された鼻淵膏(びえんこう)を用います。
これらの漢方は服用後30分くらいで効果が現われ、眠気、頭重などの副作用がありません。また、アレルギーの体質改善にはアレルギー物質に対する抵抗力を高め、内蔵の機能を高める当帰補血湯(とうきほけつとう)や聖癒湯(せいゆとう)を併用します。体質改善は除々に効果が現れる為、数ヶ月の服用が必要です。
【腸内環境の改善】
腸の免疫細胞を正常化するには腸内環境を改善する必要があります。例えば、アレルギーに効果の高い乳酸菌(フェーカリス菌)を4週間服用すると、腸内環境が改善されて、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみなどの症状が暖和されます(日赤和歌山医療センター耳鼻科研究データ)。
これで効果が弱い場合は、免疫細胞が弱っているので、黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)を併用すると効果が上がります。

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花粉症予防漢方

症状・原因など

本来、花粉は無害なものですが、身体の免疫細胞が誤った認識をしてアレルギー反応を引き起こします。なぜ細胞が誤った認識をするのか詳細は不明ですが、最近、腸の免疫細胞がアレルギー発症に関与していることが分かってきました。ストレス、加工食品や動物性脂肪の摂取、医薬品の使いすぎ、慢性便秘などで有害な悪玉菌が増殖し、腸の免疫細胞が弱ったためと考えられてます。

処方・改善方法

【免疫細胞活性化漢方】
免疫細胞を強化すると、花粉の体内への侵入が抑えられます。古来より玉屏風散(ぎょくへいふうさん)と呼ばれる漢方薬が用いられており、花粉の1~2ヶ月前から服用するのが理想です。
あわせて、アレルギー予防に有効な善玉菌(フェーカリス菌)を摂取すると、腸内の免疫細胞の機能が上がり、免疫力がアップします。万一、症状が出た場合は、即効性で眠気やのどの渇きなどの副作用がない小青竜湯加石膏(しょうせいりゅうとうかせっこう)を併用します。

アレルギー性鼻炎

症状・原因など

鼻水が流れるように出たかと思うと、鼻がふさがるねばっこい鼻汁が出るなど、鼻の調子が悪いのはつらいものです。抗ヒスタミン剤は即効性がある半面、眠気、のどの渇き、集中力の低下などで困る場合があります。その場しのぎの対応ではなく、アレルギー体質の根本原因を考えて治療することが大切です。

処方・改善方法

【即効性と体質強化の組み合わせ漢方】
アレルギーは免疫の低下と悪い生活習慣(ストレス、慢性疲労、身体の冷えなど)が重なると発症しやすくなります。生活習慣を整えるとともに、抵抗力をつける薬草として黄耆(おうぎ)や人参(にんじん)が配合された玉屏風散(ぎょくへいふうさん)、または黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)という漢方薬を服用します。
症状が強く出る場合は即効性のある小青竜湯加石膏(しょうせいりゅうとうかせっこう)や紅豆杉(こうとうすぎ)を服用すると30分前後で改善していきます。

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精神・神経科

神経症

症状・原因など

【自律神経失調症】
自律神経には活動時に働く交感神経と安静時に働く副交感神経があり、両方がうまくバランスをとってからだの調子は維持されています。 過労やストレスなどによって生活のリズムが崩れると、神経のバランスが崩れて機能が低下し、めまい、動悸、呼吸困難、全身倦怠感、不安感、不眠、多汗、頭痛、しびれ、など多くの症状が現れます。
性別や年齢に関係なく起こる可能性がありますが、女性に多いのはホルモンの働きが関係しているようです。 西洋医学では神経の活動を調整する薬で症状をコントロールします。
一方、漢方では血液の流れ、水分代謝、気のめぐりなどを整えて症状を改善します。
 
【社会不安神経症】
人前で何かをしたり、初対面の人に会うときなど、誰しも多少の緊張は感じますが、それが度を越えて、息苦しさ、動悸、発汗、手足のふるえなどの身体症状がでると社会不安障害という病気になります。
不安や恐怖は大脳の働きで、神経を伝達する物質のバランスが崩れるとこういう状態になると考えられています。 西洋医学では神経の活動を調節する薬で症状をコントロールするのが一般的です。
一方、漢方では身体をめぐる気の流れを調整して、気分が不安定にならないように体質を強化していきます。

処方・改善方法

【漢方処方】
精神・情緒をリラックスさせ自律神経の緊張を和らげる四逆散(しぎゃくさん)が基本処方となります。 動悸や不安感に加えて血色が悪く、胃腸が弱い人では虚弱体質改善の帰脾湯(きひとう)を併用します。
特に気分の落ち込みが強く、憂うつ間や不眠が強い場合は、体にたまった余分な”気”を抜く九味檳榔湯(くみびんろうとう)を併用します。
また、最近の研究で腸が弱いと腸の免疫系が乱れ、自律神経のバランスが崩れることがわかりました。 乳酸菌製剤などを飲用して腸免疫を強化すると効果的です。

めまい・耳鳴り

症状・原因など

季節の変わり目は自立神経のバランスが崩れやすく、体調不良を訴えるほうが多い時期です。めまいや耳鳴りもそのひとつで、更年期を過ぎた女性に多く見られます。1~2時間で自然におさまる場合もありますが、再発も多く、数週間から数ヶ月で繰り返される場合もあります。西洋医学ではビタミン剤や内耳の血流をよくする薬を用いて症状を緩和します。一方、漢方では自立神経のバランスを整えたり、ストレスによる緊張を和らげて内耳の血流が正常に流れるように働きかけます。

処方・改善方法

【漢方処方】
自律神経の緊張を和らげ、精神、情緒をリラックスさせる逍遥散(しょうようさん)が基本処方となります。めまいに加えてのぼせ、多汗、動悸、手足のしびれなど多岐にわたる症状があればホルモンバランスが崩れて血流が停滞する『於血(おけつ)』が原因と考えられます。活血作用の丹参(たんじん)や番紅花(サフラン)を併用します。
一方、耳鳴りが強くジージーとセミが飛び回っているような音があれば、脳の興奮状態をしずめて、内耳の血流とリンパの流れを整える一貫堂竜胆瀉肝湯(いっかんどうりゅうたんしゃかんとう)を用います。お気軽にご相談下さい。

蒼 朮 -そうじゅつ-

発汗作用など
 

キク科。根を用います。夏から秋にかけて白色の花をつけ、まれに紅紫(マゼンタ)色のものも。


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シミ・吹き出物

がんこなニキビ

症状・原因など

ニキビは毛穴に皮脂や汚れがたまり、毛穴がつまって炎症を起こしてできます。通常はこまめな洗顔でにきび菌が増えないように清潔に保ち、緑黄色野菜の摂取、十分な睡眠などで改善されます。ところが、ある特定の場所だけ治り難かったり、できやすいことがあります。口の周り、こめかみ、額など顔の周りにできるニキビがそれで、赤黒いうっ血した色がみられます。成人になってからできるニキビはこのタイプが多く、原因は、ホルモンバランスの乱れ、冷え性や便秘による血の流れや血流停滞、内臓機能の低下など、全身状態の悪化によるものです。

処方・改善方法

【漢方処方】
冷え性、生理周期が不安定、肌につやがない、シミができやすいといった症状があれば、血の流れが原因です。 炎症を抑えながら血を補う温清飲(うんせいいん)と血の流れを促進する桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)を併用し、ニキビに溜まった老廃物の処理を行います。
一方、過剰なストレスがかかると皮膚再生と皮脂分泌の調整をする肝の働きが乱れます。 この場合、精神緊張を和らげる柴胡疎肝散(さいこそかんさん)を用います。 また、外面からスキンケアとして漢方ローションで炎症を抑え、血行を改善すると早く直ります。

しみ・にきび取り漢方

症状・原因など

肌の新陳代謝は年齢とともに低下して新しいつやのある肌になるまで時間がかかります。 最近では電磁波を浴びたり、加工食品の摂取で、肌荒れの原因になる活性酸素が増加し、細胞の老化が進行します。また、便秘、冷え性、ストレス、自律神経失調、更年期などの体調不良があると皮膚の回復に働く「肝」の機能が低下し、肌の回復が遅れます。

処方・改善方法

【漢方処方】
シミやニキビのあとには老廃物の固まりが処理されずに残っています。老廃物を細かく分解して血液の流れに乗せて排泄させるために、破血薬と呼ばれる乳香(にゅうこう)、没薬(もつやく)を用います。
また、色素沈着の原因とされる活性酸素の中和には活性酸素消去材の摂取が効果的です。最近話題のαリポ酸を始め、ツバキ茶、パパイヤ発酵エキスなどを飲用したり、ビタミンCの豊富なローズヒップオイルを塗布するなど多くの方法があります。
体調不良で血液循環、老廃物の処理、皮膚生成などの能力をもつ「肝」の機能が低下した場合は、こめかみ、あご、口のまわりに集中して色素沈着が現れます。肝の働きを整える四逆散(しぎゃくさん)が効果的です。

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目のまわりのくま

症状・原因など

目のまわりが黒く見えるくま。特に女性では気になる場所です。くまの原因は目のまわりの毛細血管のうっ血と色素沈着で、皮膚の薄い人ほどくまが目立ちます。鼻の横を流れる顔面静脈を押したり、首筋を流れる静脈を温めたり、有酸素運動、血のめぐりを改善する漢方薬などを服用することである程度改善できます。

処方・改善方法

【漢方処方】
女性の場合、心臓が送り出す血液の量が少なく、うっ血が起こりやすいため、血のめぐりを良くする生薬で身体のすみずみまで血の流れをよくするとくまの改善につながります。
血液の量を増やし、血流を促進する四物湯(しもつとう)を基本に、貧血気味の人は紅参(こうじん)を、むくみと冷えの強い人には炮附子(ほうぶし)やサフランを加えます。
また、更年期に目立ち始めた人はホルモンバランスが原因のため逍遥散(しょうようさん)を組み合わせます。食事には身体を温め、血液をきれいにする玄米や黒大豆を摂取すると一層効果的です。

人 参-にんじん-

ウコギ科。根を用います。強壮、強精作用があり、体力の低下、食欲不振に処方されます。

毒だし漢方

症状・原因など

運動不足、ストレス、外食などが続くと身体に老廃物が蓄積し、肩こり、便秘、肥満、不眠、自律神経失調、アレルギーなどさまざまな不快な症状が発言します。老廃物には鉛や水銀など有害金属やダイオキシンなどの化学物質が含まれ、これからがさまざまな臓器の機能を低下させます。さらに、腸壁に有害物質を含んだ宿便が溜まると、血液が汚れて流れが悪くなり吹き出物、冷え性、月経不順などを引き起こします。

処方・改善方法

【解毒漢方】
16種類の生薬が配合され発汗、利尿、解毒、排便作用をもつ防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)が基本処方になります。肥満、高血圧、高脂血症などの症状があれば肝臓の解毒機能を高める大柴胡湯(だいさいことう)を併用します。
また、精神不安、不眠など自律神経の乱れには柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)を、アトピー、花粉症などのアレルギーには柴胡清肝散(さいこせいかんさん)を併用します。
一方、宿便をとるには腸の蠕動運動を促進させ、宿便の排泄を促す温脾湯(おんぴとう)を用います。なお、解毒漢方を服用する際には老廃物の排泄を促すため、1日2リットル程度の水分摂取が効果的です。お気軽にご相談ください。
阿蘇の毒だし 二十二茶 400グラム 1050円

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血行・肩こり・眼の疲れ

血液サラサラ漢方

症状・原因など

ある日突然の胸の痛みを訴え、急死する。これは心筋梗塞による例ですが、突然死の75%が血栓が原因といわれています。血栓は悪玉コレステロールや中性脂肪が増え、血液の粘度が高くなるとできやすくなります。自覚症状として動悸、頭重、肩こり、頭痛、めまいなどがあげられます。加工食品を控えて、緑黄色野菜、青魚などを積極的に摂取する他、血液の粘度を下げて、流れを良くする漢方薬を併用する方法もあります。

処方・改善方法

【血管と血液の観察】
体の中を流れる血液がサラサラかどうかは外からではわかりません。左手薬指の毛細血管の流れをマイクロスコープにより観察すると血管がよじれていたり、赤血球がくっつきあっているのが見えます。
食生活の改善が基本ですが、漢方薬に含まれるサポニンという成分が血液の汚れを浄化する働きがあり、田七人参が有名です。また、血栓ができかかっている場合は、これを分解する丹参(たんじん)、地竜(じりゅう)などを用います。
1ヶ月程度の服用で変化が出始め、つらい自覚症状も軽減されます。まずは血液観察を予約の上ご来店ください。

慢性頭痛・首筋のこり

症状・原因など

頭が重い、目の奥が痛い、首筋のこりがひどいといった症状はつらいものです。頭痛はからだの異常を知らせる重要なサインですが、原因がわからないことも多く、痛み止めを使い続ける人も多いようです。痛み止めを使い続けると効果は弱くなるばかりか、肝臓や腎臓などへの負担も気になります。現代人は慢性疲労、ストレス、偏食などで血液の流れが悪くなっており、これが頭痛や肩こりを引き起こす主な要因です。

処方・改善方法

【漢方処方】
顔色が悪く、もぼせ、肩こり、手足の冷え、便秘などがあれば血液の流れが滞ったうっ血性の頭痛で、身体を温める漢方が向いています。血行促進に優れた血府遂瘀丸(けっぷちくおがん)と血液の粘りをとる冠心調血飲(かんしんちょうけついん)を併用します。
後頭部から肩にかけての痛み、目の奥の痛みや耳鳴りを伴うときは、脳血管を調節する自律神経のバランスが崩れています。脳の興奮状態をやわらげる天麻釣藤飲(てんまこうとういん)が適しています。
また、月経前緊張症と呼ばれる月経前の頭痛はホルモンの体内変動に身体が順応できないタイプで、逍遥散(しょうようさん)が適しています。

目の疲れ取り漢方

症状・原因など

目が疲れると充血したり、痛みがでたりしますが、原因のひとつにパソコンやメールの使用、家電製品から発生する電磁波の影響で眼神経に強度の神経疲労が起こったと考えられます。漢方では臓器の力が経絡を伝わって目に注ぎ、物を見ることができるとされており、特に肝臓と腎臓の機能が重要とされています。

処方・改善方法

【漢方処方】
目の疲れに加えて、手足や腰の脱力感、腰痛があるときは腎臓の機能が低下して、眼に影響が出ています。知柏地黄丸や、杞菊知黄丸(こぎくじおうがん)が適しています。充血、目やに、頭痛などの症状は肝臓の興奮状態が考えられ、釣藤散(ちょうとうさん)や抑肝散(よくかんさん)が向いています。
食事では、眼の水晶体の酸化を防ぐ食品例えば、アスタキサンチンが多いエビやカニ、リコピンが多いトマトやスイカ、アントシアニンが多いビルベリー、ルテインが多い緑黄色野菜などの摂取が効果的です。

冷えと免疫

症状・原因など

健康的な人の平熱は36.5度位ですが、最近では36度以下の人が増えています。体温が低いと免疫力が低下して、体の抵抗力が弱まります。アレルギー、感染症胃腸炎、呼吸器疾患、がんなど様々な病気の原因になります。冷えを改善するには血流によって温めるしか方法はありません。血流をよくするには身体を温める食材を摂取し、適度な運動を行うことですが、漢方を服用することでさらに効果が高まります。

処方・改善方法

【温め漢方】
一般的に食材に防腐剤が入ると食性はぐっとカラダを冷やす方に傾きます。加工食品の取りすぎや、ストレス、運動不足などが血流を悪化させる原因で、血液が滞る「瘀血(おけつ)」が生じています。瘀血を取り除く効果が強い番紅花(サフラン)、新陳代謝を高める附子(ぶし)、細胞の機能を亢進させる紅参(こうじん)などを用います。食事はできるだけ無添加の食材を使用し、生姜や温野菜、根菜類などを積極的に摂取し、生野菜や上白糖を使った食材を控えます。適度な運動を加えることで血液の流れはさらによくなり、体温も上昇します。お気軽にご相談ください。

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地 黄 -じおう-

糖尿病・前立腺肥大症・老人性の腰痛など
ゴマノハグサ科。中国原産で古くに日本に伝わったアカヤジオウ系と、中国河南省懐慶地方を原産とするカイケイジオウ系があります。根を薬草として用い、、アカヤジオウの根はひも状に長く、カイケイジオウの根は紡錘型をしています。春から初夏にかけて紫紅色~淡紅色の小さなラッパ状の花をつけます。

当 帰 -とうき-

冷え症・月経不順・貧血など
セリ科。紫色の茎が特徴。根を用い、婦人病の漢方に使われます。夏から秋にかけて白色の小さな花をスプレー状に咲かせます。秋に収穫した根を稲架(はさ)で乾燥させ、翌年の3月ごろ湯もみ洗いをし、調製ののち、薬草として完成されます。

画像提供:株式会社ツムラ

 

脱毛

漢方流で髪が生える

症状・原因など

髪の毛は健康な人でも一日に70本程度抜けてますが、抜ける数が増えたり、生える数が減ると抜け毛に気づきます。東洋医学では髪の毛を作る力が弱くなったり、頭皮の血液の流れが悪くなることが原因と考えられています。精神ストレス、貧血症、冷え症、更年期障害、便秘などさまざまな要因から引き起こされます。

処方・改善方法

最近増加傾向にあるのが精神的ストレスが原因の円形脱毛症です。側頭部に集中して発症しますが、原因は交換神経が緊張し、血管が収縮して血流が悪化したためと考えられています。
神経の緊張を和らげて、精神を安定させる紫芍竜牡湯(さいしゃくりゅうぼとう)が適しています。一方、髪にコシがなかったり、毛根が細く抜けやすいタイプは女性に多くみられ、貧血、低気圧、無理なダイエットなどで必要な血液の供給が不足するためです。
血液量を増やす大補元煎(だいほげんせん)と、血液循環を改善する通竅活血湯(つうきょうかっけつとう)を併用します。日常生活では気分をリラックスさせるハーブ系の食材を用いたり、髪の生える力を高める黒い食材(黒大豆、海藻、小魚など)を積極的に摂取しましょう。

耳鳴・難聴

耳鳴・難聴

症状・原因など

耳鳴・難聴の発生原因は十分に解明されていませんが、老化、自律神経の乱れ、ストレスなどにより発生すると言われています。西洋医学では内耳機能を高めたり、血流を改善する薬を服用しますが慢性になると治り難くなります。一方、漢方では自律神経のバランスを整え、ストレスにより緊張を和らげて内耳の機能が働くように改善します。

処方・改善方法

大音量の耳鳴りやキーンという金属音はストレスが主原因である場合が多く、神経の異常緊張を和らげ、精神・情緒をリラックスさせる四逆散(しぎゃくさん)が適しています。一方、虫の鳴き声のように小さく響く耳鳴りの場合は老化が主原因で、精気の回復に優れた海馬補腎丸(かいばほじんがん)を用います。さらに聴力の回復に必要な栄養分を豊富に含むはちの子エキスを併用すると一層効果的です。

泌尿器

慢性膀胱炎・尿路不定愁訴

症状・原因など

排泄時の下腹部の痛み、残尿感、頻尿のにごりなどが続くときは細菌感染が慢性化し、細菌に対する抵抗力が低下しています。西洋医学では抗生物質の服用が一般的ですが、耐性菌の発現や副作用の問題があり長期には使用出来ません。したがって再発を繰り返す場合や、長期に炎症が続く場合は、漢方薬の抗菌力を利用し、あわせて細菌に対する抵抗力をつけると根本的な体質改善が望めます。

処方・改善方法

消炎、抗菌作用のある黄連(おうれん)、黄ごん(おうごん)黄柏(おうばく)、山梔子(さんしし)、竜胆(りゅうたん)、コケモモと利尿作用の強いキササゲ、カゴソウ、ニワトコで、細菌を体外へ排泄します。一方で、細菌に対する抵抗力をつける黄耆(おうぎ)と人参(にんじん)を服用して免疫力を高めます。症状が改善した後に気をつけたいことは泌尿器系の強化です。漢方では泌尿器系は日常生活の乱れ(偏食、ストレス、冷えなどに)よって衰え易い臓器と言われています。泌尿器系には黒色の食べ物や海藻類、小魚類がよいといわれていますので積極的に摂取することをお勧めします。

加齢臭

汗と体臭

症状・原因など

汗線にはエクリン腺とアポクリン腺の2種類あります。エクリン腺は全身を分布し、出る汗の99%以上が水分でサラッとしていて匂いがほとんどありません。ところが、エアコン完備の環境では、エクリン腺の機能が低下しネバネバした汗になり、皮膚の常在菌が繁殖して発酵臭が発生します。一方、アポクリン腺はわきの下、外耳道など一部に分布し、栄養分を含んだ汗が出るため常在菌が繁殖しやすくなります。汗腺の機能低下を防ぐことが多汗症や体臭の改善につながります。

処方・改善方法

少し動くと汗がでる、汗が乾きにくい、疲れやすい、風邪をひきやすいといった場合は汗腺機能が弱っています。汗腺の働きを高める玉屏風散(ぎょくへいふうさん)を用います。一方、冷えのぼせ、肩こりなどの血流低下が原因の場合は血行促進効果の強い丹参(たんじん)、番紅花(ばんこうか)、田七人参(でんしちにんじん)を用います。また、不安や緊張による精神性発汗には、抗ストレス作用を持つ五加参(エゾウコギ)が向いています。

認知症

認知症の漢方

症状・原因など

脳の神経細胞が急激に減少をして萎縮したり、脳梗塞や脳出血で脳血管障害がおこりその部分の脳の働きが悪くなると、もの忘れ、判断力の低下、妄想などの症状が起こります。これらの症状が徐々に進行していくのが認知症で、西洋医学では神経細胞の伝達を改善したり、脳の血流を上げる服用して病気の進行を遅らせます。一方、漢方では古来より健忘症によいとされる生薬を組み合わせることで、記憶改善に有効な研究成果が発表されています。

処方・改善方法

神経線維を伸ばしたり、脳細胞の機能を高める黄耆(おうぎ)を中心に、血流を促進すると当帰(とうき)、赤芍(せきしゃく)、桃仁(とうにん)、紅花(こうか)、地竜(じりゅう)を加えた補陽環五湯(ほようかんごとう)が基本漢方になります。
コレステロールや中性脂肪が高く、血液の粘りがある人は丹参(たんじん)や田七(でんしち)を追加して血液がサラサラ流れるようにします。特に物忘れがひどい時には石菖(せきしょう)の根を服用します。イワシ蛋白、DHA、EPA、DNA核酸などのサプリメントも記憶や集中力によいとされており漢方が苦手な人にはお勧めです。

ストレス

漢方でストレス対策

症状・原因など

日頃からの新しい環境になれる頃ですが、ストレスを強く感じている方も多いのではないでしょうか?ストレス自体は検査で異常が出ませんから病気ではないと見過ごされてがちです。しかし、ストレスを放置することは、うつ病や自律神経失調症などさまざまな疾患につながります。イライラが治まらない、すぐにカッとなりやすい、ため息が多い、寝つきが悪い、お腹が張る、胸がつかえた感じがするといった症状がある方は要注意です。

処方・改善方法

漢方ではストレスは生命活動の元となる気の巡りが悪くなって起こると考えます。精神・情緒をリラックスさせ自律神経の緊張を和らげると気の巡りが良くなり不快な症状が和らぎます。四逆散(しぎゃくさん)が代表的な漢方で、これに川きゅう(せんきゅう)、香附子(こうぶし)、青皮(せいひ)、枳実(きじつ)を加えた柴胡疏肝散(さいこそかんさん)はさらに強力で、精神的、肉体的ストレスで体調を崩した方に適しています。