生きていればイライラすることもあるでしょう。
私も思い通りに行かないときはイライラすることが多いですね。
しかし、あまりイライラし過ぎると肝臓を悪くするかもしれませんし、肝臓の働きが悪くてイライラしているのかもしれません。
脳と内蔵は自律神経で繋がり密接な関係ですから、お互いに影響を与え合うと考えられています。
東洋医学ではイライラしている人は肝臓が悪いと判断するようです。
自律神経の交感神経が興奮している状態でもありますから、常にイライラしているのは冷え性にもよくありません。
肝臓は人工的に作ることが難しいほど複雑な臓器です。
健康的に長生きを考えたらできるだけイライラしない生活をしていく必要があるでしょう。
最後にどの漢方を選べば良いかについても紹介しています。
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イライラが毒になる
冷え性対策では自律神経の乱れ正していくことも必要です。
冷えとりとは体内の毒を出していくことになるのですが、ストレスも毒素のひとつとして扱われています。
ストレスがたまるとイライラすることはないでしょうか。
私も思い通りに行かないときはイライラしてストレスが貯まりますね。
イライラすると頭に血が上ります。
頭に血が上った状態を「頭熱」と呼び、一種の「のぼせ」の状態です。
過去に「冷えのぼせ」というものを扱ったことがありました。
主に首から上に血液が集まり、その反動で末端部分に血液が不足して冷えてしまいます。
まさに、名前の通り冷えとノボセが共存している状態。
イライラした状態はピップの「自律神経失調型の冷え」に当てはまります。
常にイライラした状態であれば、血流に偏りが出てくるため古い血液が蓄積します。
体は循環していることが最も健康的と言える状態です。
流れを滞らせる原因となるイライラは、直接的に体に害を与える毒ではありませんが、長い目で見れば体内を蝕む毒となります。
この毒出しをしなくては冷え性の改善は見込めないでしょう。
参考記事の「冷え性は冷えのぼせを改善してから対策へ【熱を運ぶ】」にも書きましたが、ストレスの発散による毒出しです。
毒出しは「めんげん」
冷えとりで体の毒出しをすることは体への負担も事実です。
毒出しをする過程で表れる症状を「めんげん」と呼びます。
詳細は下記の記事で触れています。
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イライラしている人は肝臓が悪い
西洋医学では血液検査やレントゲンと言った数値や目視によって原因を突きとめる検査が一般的です。
私も心配性なところがあるので、このように目で見える形で示してもらえると安心感があります。
それに対して東洋医学の考え方は人間の表情など表面的な部分から病状を推測する技法も取り入れられています。
例えば、舌診は内蔵を見ているわけではないのに内臓の状態を把握するときに役立つ診察方法です。
東洋医学に精通した医師は患者の精神状態からも判断ができるとしており、イライラした人は肝臓の状態に問題があると考えるそうです。
あとで詳しく書きますがイライラする人は肝臓の毒出しを行うための漢方を処方すると良いことになります。
西洋医学と東洋医学の考え方の違いは下記の記事も参考になります。
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肝臓は最大の内臓で最大の発熱
冷え性対策において腎臓の役割は重要であると何度も紹介しています。
腎臓と同じく冷え性対策で重要なポジションにある内蔵が肝臓です。
その理由をここでは説明していきましょう。
肝臓は人間の内臓の中でも最も大きい臓器であると言われています。
四角で示したほぼ直角三角形の形状をしたものが肝臓です。
(ただし、肺を2つ合わせると腎臓より大きくなるそうです)
他の臓器に比べて圧倒的な大きさをしているのは一目瞭然でしょう。
肝臓は体を動かす栄養やエネルギーなどの蓄積、血液の蓄積などを行う貯蔵庫でありながら不足をしたら生成する工場としての機能も備えています。
現代の科学の力をもってしても肝臓を人工的に作り出すことは不可能とされるほど多機能な臓器ということです。
多機能であればエネルギー消費も大きく、恒温動物の体温を維持する基礎代謝は大部分が肝臓(全体の30%と言われる)で発熱量も最大と言われています。
冷え性対策や基礎体温の向上を考えたときに注目すべきは肝臓ということです。
肝臓は解毒の専門機関
アルコールを摂取する人は「休肝日」という言葉をよく使いますね。
私は飲み会以外一切飲まないので毎日が休肝日なのですが。
アルコールは消毒としても使われるので解毒作用はあるのですが、体内に入ると毒としても働きます。
それは肝臓での分解過程におけるある物質が作られるためです。
二日酔いの原因もこの物質が関係していると言われていますね。
アセトアルデヒドは毒素
アセトアルデヒドはアルコール好きの人には聞き馴染みのある成分かもしれませんね。
アルコールは肝臓でアセトアルデヒドという物質に分解され、二日酔いや悪酔いの原因となります。
私は経験がありませんが、二日酔いになっている人はイライラしたり無気力になっていますね。
近寄りにくい雰囲気出しているので本当に困るのですが…
肝臓は多機能臓器であるためアセトアルデヒドをさらに分解して酢酸へと作り変えます。
アルコールの毒素を無害な酢酸へと作り変える機能を保有しているのです。
アセトアルデヒドが毒性のあるものですから、体内に残れば体調にも変化が出ます。
その代表が二日酔いや悪酔い。
悪影響を与えるのでアルコールは毒素になるのですね。
毒素はアルコールだけではない!
アルコール以外にも毒素は身近に存在します。
私のようにアルコールが苦手だから大丈夫ということはありません。
最近の食品は保存性を高めるため添加物が大量に使われています。
添加物が問題視されることらも分かるように毒素であることは想像できるでしょう。
また、薬局で売られている医薬品もある意味毒素です。
副作用があるものは基本的に毒素があるものと考えて良いでしょう。
薬品分解は肝臓で行うので負担もかかります。
毒出し「めんげん」は体内に蓄積した薬品の毒素を出すことも含まれているのです。
解毒を日夜行う肝臓に悪循環
毒素となるものは肝臓で分解されて無害の物質へと作り変えることを日夜繰り返しています。
この解毒作業は感情にも表れやすいとされているのです。
イライラすると「やけ酒」をする人がいると思いますが、肝臓が頑張り解毒をするとその反動からイライラが発生して暴飲暴食を起こしてさらに解毒活動を活発にする。
このような悪循環を続ければ肝臓機能が悪化していきますから、東洋医学でイライラしている人は肝臓が悪いという結論に至るのでしょう。
休肝日の重要性は下記の記事でも触れています。
アルコールを適度に摂取すると死亡率が下がるという興味深いデータがありました。
肝臓の悪化は冷え性にも悪影響
肝臓は解毒作用の他にも重要な機能を発揮しています。
それは栄養やエネルギーの貯蔵庫です。
血液中にはすぐに使えるエネルギー源としてブドウ糖が流れています。
このブドウ糖の調整をしているのが肝臓です。
・ブドウ糖の代謝
肝臓は栄養素の分解、合成それに貯蔵の役割を担っています。小腸から吸収されたブドウ糖は門脈という血管を介して肝臓へ送られてきます。余剰なブドウ糖はグリコーゲンの形で肝臓に蓄えられます。そして絶食などで体に栄養が入ってこないときなどに、グリコーゲンを分解してブドウ糖にしたり、アミノ酸からブドウ糖を合成したりします。ブドウ糖は食事で言えば、炭水化物にあたります。
出典:All About>1分で分かる肝臓・胆のう・すい臓のしくみ
このように人間が必要とする栄養やエネルギーを調整する場所でもあります。
冷え性対策においてはドロドロ血液よりサラサラ血液の方が望ましいです。
肝臓機能の悪化は「熱を作る力」に加えて「熱を運ぶ血液の状態」にも影響を与えることになります。
漢方を選ぶなら肝臓機能を回復させるもの
ここまでイライラすると肝臓の働きや冷え性に対する悪影響が出ると紹介してきました。
肝臓機能が悪化しているためにイライラという精神状態を作り出していると考えられますから、肝臓機能の回復が期待できる漢方を選ぶことが適切と言えるでしょう。
常にイライラしている人は最初に紹介した通り冷えのぼせの症状が出ていることが多いです。
自律神経の乱れによって血液の流れに偏りができています。
それを元に戻すことを考えないといけません。
この条件に当てはまる漢方は抑肝散加陳皮半夏です。
製薬メーカーのツムラの資料では抑肝散加陳皮半夏の作用を次のように説明しています。
イライラに対して効果効能があると記されていますね。
当サイトでも参考にしている仙頭正四郎先生の『冷え症 (健康双書 家庭でできる漢方 1)』では以下のように解説されています。
冷えのぼせのように首から上に血液が集中して、末端の血液が不足する冷えのぼせの症状に対しても効果が期待できるということです。
イライラしている人には抑肝散加陳皮半夏がオススメの漢方といえるのではないでしょうか。
漢方も医薬品ですから誤った使い方をすると悪化する可能性があります。
自分の判断で決めず、一度薬剤師に相談するほうが懸命でしょう。
近くの薬局で相談してから使うようにした方が良いです。
マグネシウムもイライラ防止に役立つと言われています。
肝臓に冷え性対策をする場合の注意
肝臓を冷え性対策として温める場合は注意が必要です。
温めること自体は間違いではありませんが、それに伴うバランスをとる必要があります。
バランス役を担うのが脾臓です。
肝臓を温める場合は脾臓を同時に冷やした方が良いと言われています。