あなたもこんな体験ありませんか?
「朝と夜とで体重・体脂肪が全然違う! そんなに食べ過ぎてもいないのになんで?!」
「自宅の体重計と、ジムやエステサロンの体重計とで測定数値がゼンゼン違う!」
「計るたびに体脂肪率が変わる。どれがほんとの体脂肪率なの??」
使う機器によって、また計るタイミングによって、コロコロ変わる私たちの体重・体脂肪率。
私自身、以前のダイエット中に、1日の中で何度も体重計に乗って計測していたことがありました。起床後~就寝まで、トイレにいくたび、また、帰宅後、食事後、入浴後などなどに。
案の定、計るたびに数値がころころ変わり、中には「えっ!! 何にも食べてないのに、なんでこんなに増えてるの?!」と突然の体重増加にショックを受けたことも。
こんな風に、数値のナゾすぎる増減に終始振り回され、「やっぱり家庭用の体重計じゃ信用できないのかも!」なんて思ってみたり(笑)
体重・体脂肪の数値のアップダウンに一喜一憂し、突然の体重増加にショックを受けたり、
「こんなに頑張ってるのになんで?!もうヤダ!ダイエットなんかやめる!!」と諦めたくなったり。こんな体験あなたもありませんか?
でも、安心してください。
「体脂肪率とは、そもそもどういうものなのか」
「体脂肪計(体組成計)の仕組みってどうなってるのか」
これさえ分かれば、体重や体脂肪率の増減に一喜一憂したり、ダイエットのモチベーションをそがれたりなど、振り回されることがなくなりますよ!
というわけで、今回は「家庭用体脂肪計の正しい見方」「体脂肪率のナゾ」についてお伝えしてまいります。
まずは、こちらから。
◇家庭用体脂肪計は、体内の脂肪の量を測っているわけではないです
そもそも、私たち一般人が日常的な健康管理やダイエットなどの目的で使用する家庭用の体脂肪計と、数%の体脂肪が記録を左右するアスリート達が使用する体脂肪計とでは、システムが異なります。
※BOD PODで計測する白鵬。力士たちも健康診断でこのBOD PODで計測してるようです。
ちなみにこの空気置換法を用いた体脂肪計、1台約1000万円ほどするそうです。
いくら正確な体脂肪の量が計れるとしても、さすがにこれを家庭用に!というのは、お値段的にかなり非現実的ですね。それにかなり場取りますしね・・・(笑)
で、話は戻しますが、私たちが手軽に買うことができて、家庭用の体重・体脂肪測定のために使ってる機械は、正確に言えば体脂肪の量を測っているわけではないんです。
そして、プロ使用の体脂肪計が空気置換法をもとにしている一方、家庭用の体脂肪計は、インピーダンス法を使って計測しています。
◇インピーダンス法とは?
インピーダンス法(Bioelectrical Impedance) の「インピーダンス」とは、「抵抗」という意味。
体に微弱な電流を流して抵抗値を測定する方法です。
ほとんどの家庭用の体脂肪計・体組成計がこのインピーダンス法を採用しており、体に害のない微弱電流を体内に流すと同時に、あらかじめ用意してあるデータとの照らし合わせや計算式などで体脂肪率(除脂肪体重)を測定するという仕組みです。
このインピーダンス法が家庭用体重計に用いられた背景には、以下があったためと考えられています。
・仕組みが簡単であること
・(BOD PODのような)大きな部品や複雑なシステムが不要なので、コンパクトかつ省スペースな製品を作ることができる
・痛みや不快感を感じさせないこと
・測定に時間が掛からないこと
また、インピーダンス法の仕組みはこんな感じです。
「100kHzより高い周波数は細胞膜を通過しますが、50khzより低い周波数は細胞膜外を通過します。この特性により細胞内部の組成と細胞外部の組成を測定するができます。
基本的には抵抗が高ければ脂肪が多いということですし、抵抗が低ければ脂肪が少ないということになります。電気の流し方や方法に関しては体組成計メーカーによって若干の違いはありますが、基本的な仕組みは同じです」
「水は電気を通しやすく、油は電気を通しにくい」という性質がありますよね。
さらにいえば、 脂肪は電気をほとんど通さないのに対し、水分や筋肉などは電気を通しやすい性質があります。
この性質を利用して複数回電気を流すことによって測定を行っていくわけです。
要は、こういうことです。
| 体内に水分が多い時・・・ ↓ 電気抵抗が小さくなる ↓ 体脂肪率は低く表示 |
| 体内に水分が少ない時・・・ ↓ 電気抵抗が大きくなる ↓ 体脂肪率は高く表示 |
「水は電気を通しやすく、油(=脂肪)は電気を通しにくい」。
要は、家庭用の体脂肪計で計っているのは、脂肪の量そのものというよりも、「体内に電気を通さないもの(=脂肪)がどのくらいあるか」、その比率(抵抗値)。
さらにいえば、家庭用の体脂肪計で、体脂肪率の数値を左右するのは、体内の「脂肪の量」ではなく「水分の量」なんです。
◇体内の水分量で体脂肪率は変わる!
体に微弱な電流を流して抵抗値を測定し、抵抗が高ければ脂肪が多く、抵抗が低ければ脂肪が少ないと認定する「インピーダンス法」を用いた家庭用体脂肪計を使った場合、こんなシチュエーションで体脂肪率に差異が出ることが予想されます。
●起床時や運動後は「体脂肪が高く測定されやすい」
起床時や運動直後は、体の中から水分が抜けていることもあり、
体内の水分が少ない → 電気抵抗が大きくなる → 「体脂肪が多いと測定」
「体重は減っているけど、体脂肪率が増えている」という現象が起こりやすいです。
●生理前や食後は「体脂肪が低く測定されやすい」
一方、生理前は体内に水分を溜め込みやすい期間であり、また、食事で水分をたっぷり吸収した食後の場合も同様に体内に水分がたくさん存在することから、
体内の水分が多い → 電気抵抗が小さくなる → 「体脂肪が少ないと測定」
「体重は増えたのに、体脂肪率は減っている」という現象が起こりやすいです。
要は、
| 体内に水分が多いと、体脂肪率は少なめに出やすい。体内に水分が少ないと、体脂肪率は多めに出やすい |
というわけです。
◇高めの体脂肪率が表示されたら、「ほんとに脂肪が増えたのか」「たまたま水分が多いだけなのか」を冷静に分析を。
というわけで、「家庭用の体脂肪計(体組成計)が脂肪の量そのものを測っているわけじゃない」んですね。
また、体内の水分バランスは1日の中でも変動が激しく、1日中同じ体脂肪率をマークする、ということがほぼありません。
体脂肪率は『朝は高め・夜は低め』が一般的。とはいえ、体重もさることながら、体脂肪率も1日で3~5%ほど変動します。
そう考えると、「増えた!」「減った!」と数値に振り回される必要性もさほど感じなくなりますよね?
体重が増えた!体脂肪が増えた!と一喜一憂する前に、
増えた体重・体脂肪は何が原因なのかを、前日の食事内容や運動、行動などを振り返って、冷静に分析することがダイエット成功のカギですよ!
◇ダイエットのプロが教える「体脂肪計を選ぶポイント」
「体脂肪率の正体」「家庭用体脂肪計の仕組み」はお分かり頂けたと思いますが、
「だったら、より正確に体重・体脂肪を測れる体脂肪計がほしい!」と思いますよね。
それに対し、長年多くの方々のダイエット指導をするダイエットトレーナーのもみい里香さんいわく、
「どんな体脂肪計がいいんですか?」ということですが、私がいつもお答えするのは「使いやすさ」が一番!ということ。
今は「基礎代謝量」や「体内年齢」や「筋肉量」に「骨量」・・・とハイレベルなデータをはじき出してくれる代わりに値段もハイレベル(!)という機種がいろいろ販売されていて迷うばかりですが、使用法が面倒で結局しまいっ放しでは元も子もありませんし、何よりも、そういうデータは殆ど「目安」にしかなりません。
なので、足で乗るだけで、最低限「体重」と「体脂肪率」が測定出来ればそれで充分だと、私は思っています。
それよりも、こだわって欲しいのは「体重の目盛りの単位」ですね。
なかなか数字の変化がわかりにくい500gや200g単位の体重計では気がとお~くなってしまいますから(笑)
なるべく「50g単位」のもの、最低でも「100g単位」のものを選んで頂きたいと思います。
☆世界初!「筋肉の質」が分かる測定機能搭載。50g単位の高精度測定OKの体脂肪計。
☆iPhone・Androidスマートフォンと連携。スマホアプリでデータ管理ができる体脂肪計。
◇より正しく体重・体脂肪を測定するためのコツ
自分の年齢・性別・慎重など正確なデータを入力する
インピーダンス法の測定は、水分に対する抵抗値を測定するものであると同時に、基礎データを元にした推測測定でもあります。そんなインピーダンス法を採用した体組成計で測定を行う際、
年齢・性別・身長など設定が必要なデータは正確に入力する必要です。
素足で計測すること
また、電気を流す関係上、電極に触れる部位は、素肌である必要があります。
お風呂上りに体重・体脂肪を計る方も少なくないと思いますが、脚の裏が濡れていると、正確な数値が計れない可能性が高いです。
入浴後の計測の際には、しっかり水気をふきとってからにしましょう。
「空腹時」に計測するのがおすすめ
多くの体脂肪計メーカーやダイエットカウンセラー達も、夕食前や入浴前、就寝前など「空腹時」での測定を推奨しています。
これは、食後・入浴後など「空腹時」以外のタイミングによる計測の場合、体内水分の変化が大きくなることが予想され、測定に誤差が出やすくなるのを避けるためだと考えられますね。出来る限り「空腹時」の計測を!
ダイエットにはもちろん、健康管理にも便利な体脂肪計。
上手に使って、美ボディづくりに、健康維持に、役立ててまいりましょう!