概要
XK-1cは”オルガンを弾く”ということに特化し、本当に必要な機能だけを絞り込んだモデル。
オルガンのエントリーモデルに、
またバンドにオルガンサウンドを加えたいというキーボーディストの2台目に。
XK-1c 主な特長
- バンド演奏から礼拝まで、オルガンサウンドが必要なあらゆる用途に対応
- スキャナービブラートやレスリースピーカーをシミュレートしたDSPエフェクトを搭載
- 現場での突発的な要求に対応する多彩なエフェクト
- MIDI機能で3段鍵盤へのシステムアップが可能
- 64セッティングを記憶可能な「パッチ」と8種類のパッチをワンタッチで呼び出せる「フェイバリット」を搭載
- グリッサンドなどのオルガン奏法に適したウォーターフォール型鍵盤を採用
- USB接続端子を装備、作成したセットアップを市販のUSBメモリーに保存/呼び出し可能
- レスリースピーカーを直接接続できる8ピンレスリー端子を装備
- 小型軽量設計で自室から練習スタジオやステージへの移動が容易
特長
ORGAN SOUND
ハモンドオルガンをサウンドメイクするドローバー
ハモンドオルガンには必ずドローバーと呼ばれる棒が付いています。ドローバー部分には16’(フィート)、8’などの長さが記されています。これはパイプオルガンから転用されたもので、9本のドローバーで倍音を合成するよう配列されており、この組み合わせによって基本的なサウンドメイクを行います。この独特の音色こそがハモンドオルガンの魅力であり、特にジャズやロックの世界でもっとも愛されているオルガンと言えるでしょう。9本のドローバーを9段階に引き出すので音の組み合わせは9の9乗、約2億5300万種類もの音色を作り出すことが可能。この仕組みはハモンドオルガンが作られた1934年から変わることなく現在に受け継がれています。
「オルガン」と呼ばれる王道3音色を網羅
トーンホイールオルガンには仮想トーンホイール方式を、トランジスタオルガンには波形合成方式を採用し、それぞれのモデルに最適な音質と操作性を実現。更に荘厳なパイプオルガンも装備。バンド演奏から礼拝まで、オルガンサウンドが必要なあらゆる用途に対応。
◆ Tonewheel
トーンホイールによって発振するハモンドオルガン固有のオルガンサウンド。
| <B Type1> | B-3/C-3に代表される伝統的なハモンドオルガンのサウンド。 |
| <B Type2> | B Type1よりもホイールの回転ムラやリーケージノイズを多く含むサウンド。 |
| <Mellow> | トーンホイールの生産終了後、電子化により理想的な正弦波を有するハモンドオルガンのサウンド。 |
◆ Transistor
トランジスタ回路を使って作られたコンボオルガンのサウンド。
| <Vx> | ブリティッシュな三角波と方形波をいくつかのフッテージで組み合わせるタイプ。 |
| <Farf> | イタリアンな複数のフィルターを通った音声波形をタブレットスイッチで組み合わせるタイプ。 |
◆ Pipe
ハモンドオルガンの原型でもあるパイプオルガンのサウンド。
| <Pipe> | リコーダーと同じ発音原理を持つフルー管と金属製のリードを鳴らすリード管、形状や材質の異なる複数のパイプをストップというスイッチで組み合わせています。 |
OPERATION
簡単操作で、より充実したオルガン演奏をかなえる様々な機能を搭載
セッティングの記憶/呼び出し、3段鍵盤へのシステムアップといった、オルガンをより便利に、さらに充実した演奏へと導く機能を多数搭載。
◆ Patches & Favorite | ◆ ウォーターフォール型鍵盤 |
◆ Split | ◆ Manual Bass |
◆ Pedal Sustain | ◆ MIDI |
◆ USB | ◆ 8PIN Connection for Leslie |
EFFECT
ハモンド独自の音に仕上げるエフェクト
スキャナービブラートやレスリースピーカーをシミュレートしたDSPエフェクトを搭載。単なる音程変化に留まらないビブラートやコーラス、2つのローターの回転感がリアルなレスリー効果によって、音づくりの幅が広がります。ビブラートは各パート独立してオン/オフ可能。
◆ Reverb コンサートホールのような残響が得られるリバーブには、一般的なホールやプレートの他、かつてオルガン筐体に内蔵されていたユニットを模した「スプリング」を装備。リバーブエフェクトの後にレスリーエフェクトを接続する「「レスリー・オン・リバーブ」と相まって、ハモンドオルガンならではの音空間を演出します。 | ◆ Overdrive アンプに過大入力させたような歪んだサウンドが得られるエフェクト。 | ◆ Percussion “コツッ”という減衰音が発音時に加わることでハモンドオルガン独特の歯切れの良いアタック感を与えます。パーカッションには第2倍音(4’の音)が鳴るSECONDと第3倍音(2 2/3’の音)が鳴るTHIRDがあり、FASTスイッチで減衰の長さ、SOFTスイッチで音の強さを変更します。 | ||||
| ◆ Leslie ハモンドオルガンの演奏に欠かすことができないのがレスリースピーカー。高音側のホーンローターと低音側のバスローター、2つのローターを回転させることでドップラー効果を得ることができます。ゆっくり回っている状態をSLOW、速く回っている状態をFASTと呼びます。XK-1cのSTOP、FASTのスイッチで接続したレスリースピーカーの回転を制御可能。レスリースピーカーに接続していないときは内蔵のレスリーシミュレータが働き、レスリー効果を得ることができます。 | ◆ Vibrato & Chorus 数種類のフィルター回路によって位相を変化させ、周期的に音程を変化させるスキャナービブラートは1945年に発明されました。V1→V2→V3と数字が大きくなるほど音の揺らぎが大きくなります。コーラスはビブラートをかけた音をミックスすることで華やかなで厚みのある音に。これらの操作はアッパー、ロワー独立してかけることが可能。 | |||||
曲想や演奏場所に合わせたベストなパフォーマンスへと導くエフェクト
オーバードライブ、イコライザーそしてマルチエフェクト、更に全体の音質を整えるマスターイコライザーも装備。現場での突発的な要求に対応します。
◆ Tremolo トレモロ | ◆ Auto Pan オートパン |
◆ Wah-Wah ワウワウ | ◆ Ring Modulator リングモジュレータ |
◆ Phaser フェイザー | ◆ Flanger フランジャー |
◆ Chorus コーラス | ◆ Delay ディレイ |
◆ Equalizer | |
仕様
| 鍵盤 | 61鍵 |
|---|---|
| 音源 | VASE Ⅲ音源×2(デジタルトーンホイール、トランジスタオルガン、パイプオルガン) 手鍵盤(パイプオルガン除く):同時発音数61音 ペダル鍵盤(パイプオルガン除く):同時発音数8音 パイプオルガン:同時発音数63音 |
| ドローバー | 1組(9列) 【ドローバーセレクト】 アパー、ペダル、ロワー 【波形】 アパー&ロワー:6音色(B-type1,B-type-2,Mellow,Vx,Farf,Pipe)、キークリック ペダル:4音色(Normal,Muted,Synth1,Synth2)、キークリック |
| パーカッション | 【ボタン】 パーカッションオン、サードハーモニック、ディケイファースト、ボリュームソフト 【設定】 タッチ、ベロシティ、ディケイ(ファースト、スロー)、レベル(ノーマル、ソフト) |
| エフェクト | 【ビブラート&コーラス】 ボタン:1、2、コーラス、アパーオン、ロワーオン 【オーバードライブ】 デジタル4プログラム コントロール:アマウント 【マルチエフェクト】 8プログラム 【イコライザー】 バス、ミッド、トレブル、トーン 【内蔵レスリー】 2ローター、デジタルレスリー ボタン:バイパス、ストップ、ファースト 【リバーブ】 デジタル11プログラム コントロール:オン、デプス レスリー・オン・リバーブ 【マスターイコライザー】 バス、ミッド、トレブル |
| キーマップ | 【ボタン】 マニュアルベース、スプリット 【アジャスタブル】 カプラーハイエストノート、スプリットポイント、オクターブアップ、オクターブダウン、ロワー、トランスポーズ |
| パッチ | 64ユーザーパッチ、64プリセットパッチ、マニュアル 【フェイバリット】 8ボタン 【パッチロード】 ドローバーレジストレーション、ドローバーパラメータ、インターナルゾーン、エクスターナルゾーン、エフェクト、リバーブ |
| コントローラー | 【ボリューム】 マスターボリューム 【スイッチ】 パワーオン/オフ |
| ストレージ | USBメモリー |
| ディスプレイ | 20文字×2行 コントロールボタン、バリューノブ |
| MIDI | 【テンプレート】 8モード 【エクスターナルゾーン】 3ゾーン、アサイナブルキーボード |
| 外部端子 | 【MIDI】 IN/OUT 【オーディオ】 ラインアウト L、R、ヘッドフォン 【レスリー】 8ピン、1又は3チャンネル対応 【その他】 フットスイッチ、EXP.ペダル、DC IN(12V) |
| 寸法 | W95.8×D30.5×H10.1cm |
| 重量 | 7.5kg |
| 付属品 | ACアダプター(AD3-1250-2P) |