私の子供は、ひざ裏のアトピーが酷く、最初は乳児湿疹だと思っていたのですが、アトピーでした。
膝裏のアトピーはとても酷く痛々しく、見るに耐えない状態でした。
0歳のころから3歳になってもステロイド外用薬によって症状を抑える日々です。
我が子の幼い膝裏には、いつも赤みや湿疹、アトピーによる黒ずみがありました。
痒みで夜中に泣き叫んだり、薬を塗るのを拒み泣いたり、半ズボンやスカートを着せて外を散歩していれば、ズボンと膝裏が擦れるのが痛いせいで、「いたい!いたい!」と泣き、周囲の人によく見られ虐待しているのでは役所に通報され、疑われてこともありました。
子供の肌のために皮膚科に通い、毎日薬を塗ってどうにかよくならないかと悩み、3歳になっても痒みで毎日起きる我が子を抱いてあやして、極限状態まで頑張っているのに、虐待を疑われた時は、とてもとても悔しく、怒りすらも湧き、一人で泣きました。
3歳頃になると、女の子なのでスカートを履きたがります。
しかし、私は膝裏を周囲の人に見せるのがトラウマになっていたので、スカートを履かせないようにしていました。
お店で「これは履きたい!」と笑顔でスカートを持ってくる我が子に、「ダメよ。戻してきなさい。」という事、スカートを履いている子供を見て我が子がうらやましそうに見ている姿、テレビでアイドルが着ているスカートを真似するために、バスタオルを巻いて喜んでいる姿を見ると、とても心苦しく、自分を責めました。
このままいつまでも膝裏を隠すようにと育てていく事は、精神的にも辛く、皮膚科の先生に思い切って相談しました。
「娘の膝裏が綺麗になる方法は無いのですか?」
「他の薬では治りませんか?」
「ステロイドによる肌の黒ずみも出てきているので、ステロイドの使用を辞めたいのですが・・・。」
すると、医師から驚くべき言葉が返ってきたのです。
親身に聞いてくれるのかと思いきや・・・
「ではもっと強いステロイドに変えるしかないですよ。それしか方法なんてありません。アトピーは生まれ持った体質であり、治ることはありません。弱めのステロイドで症状が治まっているだけいい方ですから!」
と言われたのです。
とても冷たく、今まで私は五日治るだろうと信じ、ステロイドを塗り続けていたのにも関わらず、目の前が真っ暗になるような気分でした。
なんとも言えない怒りの混ざった気持ちになりましたが、機嫌を悪くしてしまった医師に悔しい思いの中謝り、診察室を後にしました。
「どうしてアトピーのせいでこんな思いをしなければいけないのだろう。一生このまま悩み続けて、娘にとって嫌な母親で居なければいけないのか。アトピーなんて・・・アトピーなんて・・・。」
本当にアトピーはしぶとく、悩まされるものですよね。
しかし、皮膚科では治らない、ステロイドを使うしかないと言われていた膝裏のアトピーを治す方法を知りました。
痒みも軽減できるので、是非参考にしてみてください。
膝裏にアトピーが出る原因は?
我が子は、全身のアトピーはたまに出るものの、年中アトピーができ、症状が一番ひどくなるのは膝裏でした。
なぜ、膝裏はアトピーができやすいのか疑問に感じますよね。
膝裏は、とても汗をかきやすく、老廃物が溜まってしまう部位という事が原因です。
また、皮膚が薄い部分であるため、刺激を受けやすいということも、アトピーができやすい原因なのです。
刺激となる老廃物が溜まりやすく、皮膚が薄くて刺激を受けやすいのにも関わらず、膝裏は常に外部からの刺激を受けます。
椅子に座っても当たります。
床に座ると膝を折るので汗をかきやすくなります。
ズボンを履いていても汗がズボンに付き、その塩分が膝裏を刺激します。生地と擦れあうのも刺激となりますね。
しかし、ここでアトピーに悩んでいる方へ1つ目の朗報があります。
全身のアトピーは酷くないのに、膝裏にだけアトピーの症状が出るという場合、身体全体としてはアトピーに負けない体を持っているのです。
膝裏に集中してケアをすれば、必ず治ると言えます。
膝裏のアトピー、対処法は?
膝裏のアトピーへの対処法をいくつか紹介していきます。
膝裏のアトピーを治すためのキーワードは、汗対策・刺激の軽減・保湿の3つなのです。
痛みの軽減
まず、痛みへの対処法です。
我が子も歩くと衣類と擦れて痛がっていたのですが、アトピーの症状が酷いところに衣類が擦れると、もちろん痛みを伴います。
更に、散歩中に痛がることが多かったのですが、膝裏は歩くときに伸ばしたり曲げたりします。
すると湿疹が伸ばされ、切れることもあるほど痛いのです。
肌が乾燥していると、より切れやすくなってしまいます。
大人でも膝裏のアトピーにより歩きにくい、痛いと感じるほどなので、我が子は散歩の時間がとても苦痛だっただろうなと反省しました。
対処法の1つ目は服の素材を変えましょう。
出来るだけ、綿100%の物がお勧めです。
子供の服はすぐにサイズアウトしてしまうからと思い、素材などは気にせず安いものを着せていたのですが、綿100%の衣類に変えました。
綿100%の服でも意外と安くデザインも可愛いものがあり助かりました。
安く化学繊維が使用されている服は、摩擦力が強く肌を傷め、着色料が使用されている場合も多く、アトピーの悪化に繋がってしまいます。
綿だけではなく、麻素材のものも肌に優しくおすすめです。
服の素材を変えただけで、娘の痛がり方は軽減しましたし、自分から歩きたがることも増えました。
服の素材は肌にとって大きく影響を及ぼすものなのだと感じました。
また、化学繊維が使用されている衣類を使用しているときよりも、綿や麻の素材に変えてからのほうが汗をベタベタと掻きにくくなりました。綿や麻素材は通気性が良いので、汗がかきにくいのですね。
膝を曲げない時間を多く作る
膝を曲げている時間を多く作ると汗をかきやすくなります。
汗をかかないようにするためにも、刺激を与えない為にも、膝裏がフリーになる状態を作るようにしましょう。
我が家は、テーブルでご飯を食べる時、床に座った形で食べるというスタイルでした。
しかし、それだと自ずと娘は正座して食べるので、膝裏が曲がります。
そこで、少し高めの椅子に座らせるようにしました。
食事の時間に立ち歩くのは膝裏が痛かったからなのかと思うほど、座って御飯を食べてくれるようになりました。
また、遊ぶときも、私が正座していると真似するので、足を延ばした状態で遊ぶようにしました。
食事
皮膚科で相談することを諦め、アトピーについて自分で調べることにした時に食事についての情報を知りました。
実際に食生活でアトピーの完治に至った人が居るほど、アトピーの食生活の関係性は大きいのです。
アトピーの症状が出る人は、避けたほうが良い食品というものを紹介します。
避けたほうが良い食品は・・・
- 肉類
- 脂の多いもの
- チョコレート
- 乳製品類
これらの食品は極力控えた食事を心がけました。
そして肌の免疫力を高めてくれたり、抗酸化作用のあるビタミンを摂取したほうが良いという事で、野菜や果物を多く取り入れます。
保湿
アトピーの場合、乾燥は悪化の原因になります。
乾燥を防ぐためにはもちろん保湿が必要です。
なぜなら、保湿を怠り乾燥している肌は、肌のバリア機能が低下した状態となり、刺激を受けやすくなってしまいます。
膝裏は特に刺激を受けやすい部位なのにも関わらず、より刺激を受けやすい状況を作ってしまうのは良くありません。
そこで保湿はとても大切なのですが、注意すべき点として、アトピーにより痛みを感じる、症状が酷くなるという場合、肌の水分保持能が低下しています。
という事は、水分の肌に閉じ込めておくことが出来ず、水分量はどんどん減り続けます。
保湿剤を塗ってもいたちごっこ状態ですね。
潤いを閉じ込めておける保湿剤が必要となります。
私が選んだ保湿剤
テレビで紹介されているのを見て、購入してみました。
塗心地はあまりベタベタせず、娘は皮膚科の薬を塗るのが嫌な理由として、ベタベタになると言っていたので、アトピスマイルクリームは嫌がることなく塗れました。
また、皮膚科の薬のように癖のある臭いもないので、嫌がらなかったのだと思います。
汗をかかないようにすること、刺激を与えない事、保湿を続け、いつの間にか、膝裏を掻くことが少なくなっていたので、皮膚科でもらったステロイド外用薬は塗らなくても平気になっていました。
ステロイド外用薬のようにすぐに湿疹が引くというわけではありませんでしたが、膝裏の湿疹も徐々に減っていきました。
ステロイド外用薬はすぐに炎症や湿疹が治まりますが、使用をやめるとすぐに再発するのでリスクを負ってまで塗るという事に、あまり意味がありませんよね。
更に、気になっていたアトピーによる黒ずみも、衣類とのこすれが無くなり、掻くこともなくなり、乾燥も防ぐようになったので、徐々にですが薄くなってきています。
まとめ
- 膝裏は汗をかきやすく、皮膚が薄いのにもかかわらず刺激を受けやすいためアトピーになりやすい
- 対処法は、汗をかかないようにする、刺激を最小限にする、保湿するという3点が重要
皮膚科の治療方針としては、症状を完全に治すことはできず、症状を緩和させ上手く付き合っていくというところが多いのです。
私と娘のように、ステロイド外用薬を使用し続けなければならないと言われた方も、ステロイドを使わずしてここまで良くなった娘がいるので、諦めないでほしいなと思います。
今では念願のスカートを一緒に選び、履かせられるようになり、家族や親戚、ご近所さんにスカートを見せびらかしている娘を、微笑ましく思います。
一生背負うしかないというような診断を受け、一時は諦めかけましたが、治すことができて本当に良かったなと思います。
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