突発性難聴のはじまりから終わりまで

2014年 03月08日 (土) 09:30

いろいろコメント戴きまして、ありがとうございます。
退院してからも順調に回復を続けております。
今回、何が起こったのかを文章にしてみました。
もし、「自分の身に!」というときは参考にしてください。
というか、起こらないことを祈ってます。


二月の下旬に差し掛かろうかという時期にひどい耳鳴りで目が覚めました。

キーーーーーーーーーーーーーーーーン

音にするとこんな感じですが、耳元でグラインダーを回した音よりも大きかったです。
起き抜けに顔をしかめて耳を塞いだのですが、耳鳴りですから当然効果あるはずもなく……。

午前中には耳鳴りも止み、午後は普通に過ごせました。
翌日は「何か耳に水でも入ったかな?」と思うような感じがしましたが、耳鳴りもなく普通に過ごせています。

この二日目の夜、寝る前に電話してたのですが、違和感はまったくありませんでした。
そして三日目の朝、電話をしようとしたところ、異変が。

「……あれ? 壊れたかな?」

受話器から発信音が聞こえません。
もう一度初めからやりなおしても同じです。
別の電話機も……同じ?
反対の耳に当ててはじめて耳の方がおかしいことに気付いたのです。

直ぐさまイヤホンをつけて音を確認しました。
右耳はまったく聞こえません。
それでも微かに音がくぐもって聞こえます。

これは大変と、手早く用事を済ませて近所の耳鼻科へ向かいました。


聴力検査をしたところ、かなり悪いとのこと。
ここでは治療できないので大病院への紹介状を書いてもらうことになりました。
時間は十時をまわり、十一時になろうかという時です。
ちょうど初診受付に間に合わないようなので翌日ということでその日一日分の薬を貰って帰りました。


病院に行った翌日、総合病院へ行くと、血液検査やら聴覚検査やらを行いようやく診察です。
この時点で右耳は何も聞こえなくなっていました。

どういう状態かと言うと、「ピー、ピー、ピー」という音が聞こえたらボタンを押すのですが、その音が大きすぎて、耳や鼓膜が振動するのです。
それでも音が聞こえない状態です。
振動で音を出しているのは分かるんですけど、それで押すのもどうかと思い……。

診察で、突発性難聴と言われました。
原因は過労と過度のストレスだろうと。

思い当たることが多すぎます。
子どもが中学に上がるので奔走してました。
仕事が忙しく、新年会、会合などで出ることが多かったです。
「なろう」でも連載と書籍化作業を同時進行してましたし、地域の集まりも多々ありました。

さて、治療ですが、軽い症状ならば通いで問題ないのですが、私の場合は入院治療が望ましいと言われました。
この後医師から何度も言われた台詞ですが、「突発性難聴は、1/3が治って、1/3は変わらず。1/3は悪くなって終わる」という言葉をここで初めて聞きました。
そして、私は一番悪い状態なので、良くなっても元通りにはならないだろうとも。

医師としては強く入院を勧めるが、どうする? という問いかけに「入院して治療します」と応えました。
すぐにベッドを探してくれたのですが、耳鼻喉科はベッドが満床で、内科も空きがない。空きが出た時点で連絡するし、三日経ってなければ、別の病院を勧めるという話をいただきました。

結局三日目に耳鼻喉科病棟へ入院することになります。

治療はすでに確立されていて、発症から一週間以内に開始することが大前提だそうです。

朝、聴力検査(毎日ではない)をしてから先生の検診をします。
そして十時半頃から点滴を開始します。
だいたい六時間弱くらいで点滴が終わり、夕方四時頃にいつも終わりました。

毎日これの繰り返しです。これを7日間繰り返しました。

点滴はステロイドを入れているため、副作用が凄いです。
私の場合は、夜寝る頃まで頭がぽーっとしてました。
あと下痢、だるさも続きます。

このステロイド点滴治療は持病のある人(腎臓病とか糖尿病とか)はできないらしく、効果の薄い投薬で通い治療になるようです。
それだけ身体に影響があるのだと入院中は怖かったです。

現在、白血球の数がかなり少なくなっているはずで、免疫力がかなり低下しているので病気にかかりやすいと言われました。これもステロイドの影響です。


肝心の聴力なのですが、入院するまえから数えて5日間まったく効果なし。
もう、八割方諦めてました。
片耳でも残ればいいやという気分でした。
先生への義理を果たして1日くらい早めに退院してもいいかなと家族と手続きを始めようとしてた矢先です。

かすかに耳に音が拾えました。
右耳を触ると、まったく音が聞こえないので、普通聞こえる「ゴソゴソ」という音がなんとなく聞こえて来たのです。
そこからの回復は早かったです。
同じ音を聞いても朝よりも夕方の方が大きく聞こえます。
翌朝はもっと大きく。
この状態が退院するまで続きます。

先生どころか、聴力検査してた人が繰り返し確かめでましたので。
回復度合いが自分で実感できました。


最初は全て音として入って来ます。
人の声も生活音もみな「ギャギャ、ギャギャ」としか聞こえません。

つぎにくぐもった音として聞こえます。あいうえおと言うと、
「あぼわん、いぼわん、うぼわん、えぼわん、おぼわん」と聞こえます。

つぎに会話は聞き取れるようになるのですが、音程がまったく違うように聞こえます。
ドがドの音に聞こえません。なので知人の声を電話で聞くとまったく別人に聞こえます。

そして徐々にそれも収まり、今では音程も合っています。


聴力検査の結果でいうと、0デシベルを100点とした場合、左耳は90点、右耳は75点くらいまで回復してきました。
今度、最後の検診に行きますが、おそらくそれよりも上がっていると思います。

これだけの回復ができるとは「夢にも思わなかった」というのが正直な所です。

家族には何度も「片耳はもう無理だから」と言っていたくらいですので。


さて、私の少ない経験と知識から言えることですが。


もし、強い耳鳴りがあったら突発性難聴を疑って、早期に聴覚検査を受けるべきです。
治療が遅れると治りません。
これは、組織が壊死して復活しないとかそういう感じらしいです。
その限界が二週間。でも先生は一週間以内と言っていました。
そして、二週間程度で固まってそのまま一生その状態になると。

早期治療して良かったです、本当に。


健在、生活を見直してストレスを減らす努力をしています。
予後の約束事で「ストレスのない生活を心がけて下さい」とありました。
これが結構きついので、環境から変えているところです。

もし、「いまストレス感じてるな」と思ったら、上記のことを思い出して下さい。
治療には時間とお金がかかります。
身体への負担もありますし、なにより治らないケースもあります。

私は懲りましたので、生活改善につとめて、ストレスを受けにくい環境をつくりながらゆるやかに生きて行こうかなと思います。
生活が変わらないと、再発するようですし。

というわけで、私の体験談でした。

コメント

自分も突発性低音難聴ってのになりましたね。
音って色んな音階が合わさって音になるんですが、その低音部分が聴き取れなくなって頭に響く不協和音が酷い。
やっぱりストレスが原因。女性に多いらしいんですけどね。
割と一週間と早く治ったけど酷かった…
 耳鳴りって怖いんですね。
 私も年末くらいから肩がこると小さく耳鳴りがするので、一度病院に行った方がいいかもしれませんね……。
愛七ひろ [ 2014/03/14 21:43 ]
失望しました
もうあなたのCDは二度と買いません
私も20代後半に難聴になり治療を受けたことがあります。

私の場合は、耳鳴りが酷くて耳鼻科を受診したときにそう診断されました。
左耳の高音域と低音域が全く聞こえていないらしく、(自分では自覚が無い)「手遅れだと思うけど、治療してみよう」と医師に言われ、入院する事を強く勧められましたが、当時どうしても家を空けることができず、通院で治療することにしました。
朝一番に病院に行き、点滴を受け自宅で安静にするという治療を十日間受けました。
病院がお休みの日も医師から警備の人に事情を話してもらい治療を受けました。

結構きつい治療でした。
私の場合は、ガンガンに目が冴えて、横になっても眠ることができず、二日ぐらい経つと肌が異様にきれいになっていきました。
そして六日目ぐらいからは、体の中から湧き出るように吹き出物が出だしました。顔や体など場所を選ばず全身にです。結局治療を終えても聴力は戻らずじまいです。

本当にあれ?と思ったときにすぐに病院に行かれたのは正解です。
私みたいに変則型(気づき難い)の難聴もあるので気お付けてください。
これからは定期的に聴力検査をされた方が良いと思います。

どうぞご自愛ください。

サリー [ 2014/03/09 03:25 ]
治って良かったです

ネットでちょっと調べてみましたが,
原因不明だが治療法が確立されている病気ってすごいですね・・・

今後とも,無理をなされないようご自愛下さい.
ストレスって怖いですね
治ってよかったです
死神零番 [ 2014/03/08 17:48 ]
善き哉善き哉。
これからもおきをつけて。
七篠 [ 2014/03/08 17:44 ]
王道鈍感主人公の『え、なんだって?』な話かと思ってしまった俺をお許し下s(ry

それにしても突発性難聴とは恐ろしいですね……そういえば自分も一週間前程、熱めの風呂に長湯した際にのぼせる寸前までいき、その時急に右耳が聞こえなくなって焦った経験が。

……まぁ慌てて右耳を中心に頭部、それも首に近い後頭部を冷水やらぬるま湯やらで冷やしたら5分後なんとか微かに違和感が残る程度まで治りましたが。←


何はともあれストレス性とのことですし、今後ともにお大事に…(・ω・`)
ショウ [ 2014/03/08 16:15 ]
続きが読めないのがストレス…
いやだなぁ、冗談ですよ^^;(ちょぴり冗談じゃないんだけどね

健康は怪我や病気をして初めてありがたみが判るもの
と判ったようなことを言ってみたり
hyde [ 2014/03/08 16:04 ]
ストレスってやはり怖いものですね
改善されたようで何よりです
早期治療の大切さが分かりました
ハマヤ [ 2014/03/08 12:55 ]
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