黒い歯茎は要注意!歯茎が黒くなる原因6つと対処法を紹介!

話している相手の口元って目が行きますよね。大きさとか歯並びとか。ふと、歯茎が見えたとき、黒かったら、あまり良い印象を与えないかもしれません。

歯茎が黒くなる原因にはどんなものがあるのか、それぞれの対処法と予防法について少尉会します。

健康な歯茎

歯が健康というと、歯が白い、歯並びがいい、虫歯がない、そして歯茎がピンクで艶があるなどですが、本当に健康な歯茎ってどういうものでしょう?

歯肉は淡いピンク色で、歯と歯の間の歯肉の形がきれいな三角形をしていて、歯と歯肉の境目や歯と歯の間にプラークがないことです。

その状態からどうして歯茎が黒くなってしまうのか、原因は6つあります。

歯茎が黒くなる原因6つと対処法

1.タバコとメラニン色素

タバコに含まれるタール・ニコチン・一酸化炭素などの有害物質の影響による黒ずみが原因です。

黒ずみは煙の中に含まれるタールが、長期に渡って歯茎に付着して染み込んでいきます。それが黒ずみ、歯茎が黒く見えるのです。

また、ニコチンや一酸化炭素は、血管を収縮させ酸素を奪うので、血流障害を招きやすく、口の中の粘膜や歯を支える組織に悪影響を与えたことで、赤黒くみえることもあります。

一般的にタバコによる黒ずみは、歯茎全体が黒ずんで見えます。

また、タバコでメラニン色素が沈着し、歯茎を黒くしていることも原因です。遺伝的にメラニン色素が多い人や、肌の色が黒い人は特に沈着しやすく、徐々に増えていきます。

では、タバコをやめれば元のピンク色に戻るのかと言えば、ノーです。既に黒い場合、簡単には元に戻りません。肌のシミが治らないのと一緒です。

対処法

治療方法は2つあります。

  • 歯科医療法レーザーを照射することで、沈着したメラニン色素だけを除去する方法

比較的痛みも少なく、治療時間も短くて済みます。

  • 歯茎にアルコール系薬品を塗布することで、表面のメラニン色素だけを除去する方法

メラニン色素を取り除くフェノール液などの作用を利用し、痛みを伴わない治療が行えます。

ただ、症状が重い場合は、回数が増やす必要があったり、効果が出ないケースも見られます。

2.被せる金属

虫歯治療の時に使われる被せ物の裏側に土台とした金属が、健康保険適用の銀や亜鉛などを主成分とした銀合金の場合、強度が弱く、酸化・腐食しやすいために、長時間歯茎に接触したことで、銀合金の成分が少しずつ溶けだし、歯茎に蓄積してしまうために、黒ずんで見えてしまいます。

また、差し歯の内側に使われている金属が透けて見えることで、歯と歯茎の境目付近が黒ずんで見えることもあります。

対処法

治療法は、差し歯や被せ物に使われている金属成分に問題があるのがわかっているため対処しやすいです。一般的には、酸化・腐敗しやすい銀合金をやめて、非金属性のセラミックなどに交換することで、黒ずみの症状悪化を抑えられます。ただ、セラミックなどの治療物は健康保険適用外なので、治療費は高くなります。

3.歯周病

歯茎の根元が黒くなっているのは、黒い歯石が原因です。

黒い歯石は歯茎からの出血と唾液の中のカルシウムやリン酸が定着することでできた歯石で、血液の成分である赤血球が含まれているために黒く見えるのです。

黒い歯石ができていたら、歯茎の中で出血が起こっています。それは歯肉縁下歯石といい、歯周ポケットがあることがわかります。歯周ポケットは歯周病菌の住みかになり、歯周病を悪化させます。

対処法

治療方法としては、そのまま歯茎が腫れている状態で除去すると歯茎から出血してしまい、歯石をきれいに取り除けません。歯ブラシでのブラッシングやフロスなどで歯茎を引き締めると、隠れていた黒い歯石が見えるので、その時点で取り除けば痛みや時間を減らせます。

また、黒い歯石は硬くて根にこびりついているので、歯石を除去する超音波スケーラーという機械で砕く必要があります。歯根は複雑な形をしているので、一度に全てを取り除くのには2~3時間も掛かってしまいます。そのため、数回に分けて歯石を取っていきます。

もし、歯周ポケットの奥深くにあるなら、歯周外科で取ることになります。歯周外科では麻酔をし、歯茎を切開して歯茎の中を確認しながら歯石を取っていきます。4㎜以上の歯周ポケットの中の歯石は歯茎の入口からは取り除けないので、外科的措置が必要になります。

4.差し歯の歯茎の垂れさがり

差し歯をしている部分の歯茎が後退して、歯の根の部分が黒く見えることで歯茎が黒く見えます。これをブラックマージンまたはブラックラインと呼びます。

原因もいくつかあります。

差し歯の土台に金属(銀)を使用している場合、その金属が腐食し差し歯と歯茎の境に入り込んでしまったり、土台の削りかすが歯茎に沈着してしまったことで、差し歯と歯茎の境目が黒ずんでみえ、歯茎が黒く感じるのです。

これは、歯の土台を体になじみやすい貴金属にするか、ファイーバーコアにすることで、きれいな歯茎を保てます。

歯周病によって、歯肉が痩せて歯根が露出することがありますが、歯根は元々濃い茶色をしているために、差し歯と歯茎の境目が黒く見え、歯茎が黒く感じるのです。

これは歯科医院でPMTC(クリーニング)をするなどの歯周病予防と治療できれいになります。

保険適用の被せ物は、内側に金属を使っているので、長い期間使っていると、歯茎と接する部分の被せ物の金属が露出してしまうことがあります。保険を適用外の治療法の場合、治療費は高くなりますが、金属を使用していないオールセラミックの被せ物を使うことで、きれいな歯茎を保つことができます。

5.神経が通っていない

過去の虫歯で、すでに神経治療を行っている場合、その跡が黒くなることがあります。

歯の神経が死んでしまうと、歯が変色し、歯茎が薄い場合は黒い色が透けて見えるためです。

対処法

この黒ずみは悪化していなければ、治療は可能です。

この場合、歯根の中を漂白しますが、それをウォーキングブリーチ法といいます。

歯の内部の漂白を行うだけで、差し歯を入れなくても済む場合もありますが、後戻りがあるため定期的にウォーキングブリーチをしなければいけない場合もあります。

6.貧血

貧血気味の人は、歯茎に十分な血が届かず、黒ずむことがあります。

対処法

歯ブラシで歯茎マッサージをよくして、血行を促すことで健康な色合いになることがあります。

歯茎が黒くならにようにする予防法とは?

・正しい歯磨き法

歯垢は生きた細菌のことで、歯周病や虫歯の原因になります。また歯と同じ白い色なのでわかり難いうえ、水に溶けにくく、歯の表面にくっついているので、うがいでは取り除けません。そのため、歯ブラシできちんと落とす必要があるのです。

・適切な歯ブラシを選ぶ

歯ブラシを使う場合、選び方としては、植毛が3列でヘッドがコンパクトタイプ、硬さは柔らかめから普通で、柄の部分はまっすぐでシンプルな物の中から、状態にあった物を選びましょう。

歯肉炎で出血があったり、歯周病の人は、毛先が細いものを選びましょう。歯と歯肉の境目や、歯周ポケット近くまで、できるだけ歯垢を落とす必要があるからです。この場合気をつけたいのが、歯の噛む面や歯の表面を磨くのに力不足という点です。密な植毛の物を選ぶか、基本の歯ブラシの併用がいいでしょう。

歯磨きが苦手な人や高齢者、効率よく磨きたい人には、柔らかめで幅広タイプで植毛が密の歯ブラシがおすすめです。誰でも簡単に歯垢が落とせますし、力を入れても歯肉に傷がつきいくく、幅広なので短時間で効率よく磨けます。

・歯磨き粉

歯磨き粉は、乾いた歯ブラシに1.5㎝の量を出します。この量は泡立ちすぎず、歯垢を落とすのに適しています。

また、最後にフッ素成分を口の中に残すため、すすぎは1~2回で留めてください。

・歯ブラシでの磨き方

歯ブラシはペンを持つようにすると力が入りすぎず、適度な調整ができ小回りもききます。

また、歯ブラシは歯と歯肉の境目45度に当てます。そうすることで毛先が入り、歯垢が落としやすくなります。

小刻みに振動を掛けるように動かしながら磨きましょう。カーブの部分には、しっかり押した当てたまま磨きながら進みます。

前歯の裏側は歯ブラシを縦に使って掻きだすようにします。

奥歯は歯ブラシを横から入れたり、柄の部分を持ち上げてヘッドの先端2列目くらいまで使って磨きます。

前歯は横磨きの後に縦磨きをして仕上げます。特に犬歯の部分は隣の歯と比べ、根元が露出しているため、磨き残しが出やすいので注意しましょう。

また、電動歯ブラシは動かさずに楽に歯垢を除去でき、短時間で落とせます。時間がくると止まるので、磨き過ぎも心配なしです。

仕上げにデンタルフロス、歯間ブラシ、タフトブラシを使えば歯と歯の間や溝の部分の歯垢を落とせて、歯磨きでは落とせない部分のケアができます。

・生活改善

タバコを吸う人は、禁煙もしくは本数を減らしましょう。せっかく治療してきれいになっても、またタバコを吸ったらまた元に戻ってしまいます。

貧血の方はバランスのいい食事を心がけましょう。

主食は炭水化物、主菜は良質なたんぱく質を多く含む肉類・魚介類・卵・大豆製品、副菜はビタミンやミネラル豊富な野菜類や海藻類、その他で乳製品や果物類を適度に摂るようにしましょう。

特に鉄分の多く含まれているもので、レバー類・まぐろ・あさり・納豆・小松菜・ひじきなどを摂るようにしましょう。

まとめ

口元は人の印象に大きな影響与えるパーツだと思います。

歯茎が黒くなる原因にはタバコなど、生活習慣の改善で防げるものもあります。

また、普段の歯磨きから予防することも可能です。歯のケアに普段どれだけ時間をとれるかが、とても重要です。

定期的に歯科医院での検診も受けて、健康な口腔環境を保ちましょう。

口元の印象は自分次第です。まずは歯磨きから見直しませんか。