病気かも?髪の毛が抜ける症状に注意
パーマやカラーリング、カットなどで様々なヘアスタイルを楽しむ女性は多いはず。髪型を変えるだけで、かなりの気分転換になりますよね。本来なら女性を魅力的にさせる髪の毛ですが、これがある日ごっそりと抜けてしまったら…。多くの人は驚き、病気すら疑うのではないでしょうか。
慌てず確認。病気かどうかをチェックするポイント
急に抜け毛が増えたからといって、すぐに病気だと決めつけるのは早計です。まずは自分の抜け毛を観察し、どのような状態か見てみましょう。また、どのように抜けているか、1日にどのくらい抜けるのかも把握が必要です。
・ 毛根が異様に細く、形もいびつで白っぽい(正常な毛根は楕円形)
・ 毛が極端に細く、毛先もひょろっとしている
・ 髪の毛の一部が円形にごっそり抜けている
・ 明らかに大量の髪の毛が抜ける
■髪の毛以外にも!体調に異変がないか確認
病気を伴う抜け毛の場合、脱毛以外にもいつもと異なる症状が出る場合があります。毛が抜けると同時に、以下の症状が出始めているなら気をつけて下さい。
・ 発熱や発疹がある
・ 生理不順(生理期間の長短、不正出血 など)
・ イライラする
・ 動悸やめまい、発汗、耳鳴りがする
・ 疲れがとれない
・ 肩こりや頭痛がよく起きる
・ 下腹部の圧迫感、ふくらみがある
■病気の場合は髪の毛と体の症状に要注意
髪の毛が抜ける病気が理由の場合、脱毛症状以外の体調不良も起きることが想定されます。したがって体調不良とともに髪の毛が抜け始めたなら、病気のリスクも疑っておきましょう。
逆に間違ったシャンプーや過剰なスタイリングなど、頭皮を傷つけるヘアケアが原因なら抜け毛症状だけが目立つはずです。そういったケアに心当たりがないか、今一度ケア習慣を見つめ直してくださいね。
髪の毛が抜ける病気と症状
体内の不調や機能異常、低下などが原因となる脱毛症を紹介します。単なる頭皮トラブルの脱毛と異なる点は、先にあげたように脱毛以外の症状を伴う点。少しでも疑問に感じたら、すぐに医療機関を受診しましょう。
■自己免疫疾患による脱毛症状
本来体を守る免疫が何らかの理由で毛包を攻撃、脱毛に追いやってしまう自己免疫疾患。なぜ免疫がこのような暴走を起こすのか、はっきりとした原因は解明されていません。脱毛症に関わる代表的な自己免疫疾患が以下になります。
■<膠原病(こうげんびょう>
膠原病とは正式には病名でなく、免疫系疾患の総称になります。膠原病は若い女性に多く、20代でも十分に起こる危険性がある症状。大量に毛が抜ける以外にも、発熱や発疹といった症状が特徴です。
膠原病による脱毛が悪化する理由としては、毛髪への栄養不足が挙げられます。特に若い女性ほど、過剰なダイエットをする傾向にあるはず。そのため髪の毛に必要な栄養が足らず、気づけば大量の抜け毛へと繋がってしまうのです。
病院での治療以外にも、極端なダイエットはやめてバランスの良い食事を心がける必要があります。
■<円形脱毛症>
髪の毛が円形にごっそり抜ける症状のこと。内分泌障害、自律神経障害など複数の原因が挙げられますが、主は膠原病と同じく自己免疫疾患の1つと捉えられています。円形脱毛症といえばストレス過剰が原因のイメージもあるのですが、それはあくまでも発症リスクを高める一要素にすぎません。
病院での治療は投薬や注射、光線療法などがあります。自力でできる対策は基本的な正しいヘアケア、食生活がメインに。ストレスは一要素であるものの、全く無関係とも言えません。やはり定期的なストレス発散を心がけ、一人で抱え込まないことが大切です。
■卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)などの卵巣の病気による脱毛症状
髪の毛の発育を促す女性ホルモン、その分泌と密接に関わっているのが卵巣です。卵巣の病気としては卵巣嚢腫などが挙げられますが、こうした病気が理由で卵巣の働きが低下することが脱毛の理由と思われます。
卵巣嚢腫の場合、生理不順やPMSどの症状が酷くなると言われるため、そうした不調が出ていないか再確認してください。単なるPMS症状と区別がつきにくい卵巣嚢腫。気づくのが遅い病気でもあるため、婦人科で定期検診を受けるのが理想です。少しでも思い当たる症状が出たら、すぐに病院を受診しましょう。
仮に卵巣の病気でない場合でも、卵巣機能が低下していると不調や脱毛につながる恐れが。ストレス過多や寝不足など、ホルモンバランスが乱れる要因を取り除くことが重要です。
■バセドウ病など甲状腺の病気による脱毛症状
男性よりも女性、それも比較的若い世代に多いと言われるバセドウ病。甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気のことで、それが髪の毛が抜ける要因になります。バセドウ病が脱毛の理由の場合、まずは病気の治療に専念するのが何より重要です。
バセドウ病の主な治療内容は、投薬や放射線治療になります。バセドウ病自体が抜け毛の理由になるだけでなく、薬の副作用が悪化の一因になることも。しかし、第一は病気を治すことが先決です。症状の回復が進めば、脱毛症状も抑えられてきます。
バセドウ病以外にも、甲状腺機能の異常により抜け毛が増えるリスクがあります。甲状腺ホルモン分泌が多すぎても少なすぎても不調につながりますが、後者の方が脱毛を発症する人が多い模様。いずれにせよ、病院で検査や治療を受ける必要があります。
■鉄欠乏症貧血や栄養障害による脱毛症状
貧血に悩む女性は珍しくありませんが、鉄分が不足することで起きる貧血を鉄欠乏症貧血といいます。血液は髪の毛に栄養を運ぶ重要な存在。鉄分が不足することで血液は正常な働きができず、発毛や育毛に必要な栄養が行き渡らなくなるのです。脱毛以外にも、だるさや疲労感、めまい、食欲低下などの貧血症状があります。
女性は月経の関係もあり、鉄分が不足しやすいと言えます。加えて食生活の乱れや無理なダイエットが引き金となり、貧血を起こしやすくなることも。また、こうした栄養の偏りは鉄分に限ったことではありません。タンパク質やビタミン類、その他のミネラルも髪の発育に欠かせないのです。
若い女性でも毛が抜ける症状が多いのには、行きすぎたダイエットからなる栄養障害が原因の1つとなるでしょう。
もしも髪の毛が抜ける病気になってしまったら?
卵巣嚢腫のように気付きにくい病気もあれば、原因がはっきりしない自己免疫疾患まで様々ある脱毛を伴う症状。髪の毛が抜けると同時に原因不明の体調不良、不調が続くようであれば、早めに医療機関を受診しましょう。自己判断で放置するのは厳禁。髪の毛も体も、双方の健康維持のためには早期発見が大切です。
■早期発見のために。髪の毛や頭皮の健康状態を定期チェック
病気で抜け毛が増える前に、事前に対策がとれれば理想です。定期的に髪の毛をチェックして、抜ける前の対策を心がけましょう。日頃からチェックしたい項目は、
・髪のボリュームがなくなってないか
・細い毛や切れ毛、枝毛が増えてないか
・毛髪のコシ、ハリがなくなってないか
・頭皮のかゆみ、炎症がないか
・頭皮のべたつき、臭いがないか
こういった点に要注意です。繰り返しになりますが、併せて体の不調、ストレス状況などのチェックも忘れずに!
また、以下のような専門家が監修する髪の毛のチェックサイトをなどを利用するのも方法の1つでしょう。
油断禁物!髪の毛が抜ける病気を見逃さず予防を
髪が抜ける症状は、女性ほど打ち明けにくい悩みかもしれません。しかし、女性だからこそ脱毛しやすい病気、症状があるのです。10代だからといって油断するのは厳禁。若い女性ほど無理なダイエット、人間関係によるストレスにも気をつけた方が良いでしょう。