湯シャンとは? 湯シャンの目的とは?
シャンプーやコンディショナーを使わずに、水またはお湯だけで髪や皮脂汚れを落とす洗い方です。その名も湯シャン。
湯シャンの目的とはシャンプーで落としすぎていたであろう皮脂を残し、頭皮や髪が本来持つバリア機能などを取り戻すこと。
今、湯シャンが若者の間で流行っているんです。
抜け毛は、中高年だけの悩みではなく、若者でも頭を悩ませる問題のひとつ。
その原因が、毎日あたりまえのように使っているシャンプーやリンスにあるという意見から、若者のシャンプー離れが起こっているのです。
シャンプーやコンディショナーを使わないと聞くと、
頭が臭くなったり、汚れが残っていそうな不潔なイメージがありますよね。
しかし、湯シャンに切り替えた人の話によると、皮脂でベタついたり、ギラギラすることもないようです。
髪に艶が出て、髪が太くなったし抜け毛も減った。心配していた臭いもないとのこと。
湯シャンで唯一必要な、お湯そのものに洗浄力があります。
もっとも落とす必要がある皮脂などは水でほとんど落とすことができます。
お湯の温度が高くなるほど洗浄力が上がり、40度以上になるとシャンプーと同じレベルの洗浄力を発揮します。
そのため、湯シャンを実践するときは皮脂を落とし過ぎないよう、温度を低めに設定する必要があります。
湯シャンの効果とメリットとは?
1.頭皮への刺激が軽減
頭の汚れ自体、お湯で8割は落ちるといわれているので、毎日シャンプーを使わなくても清潔でいられます。
シャンプーの洗浄成分を控えて、お湯だけで洗髪をすることで頭皮への刺激が軽減。
そして、頭皮が分厚く戻り、毛が深く根をはれるようになるのです。
シャンプーや石鹸は、皮脂や汚れだけでなく「皮膚常在菌」と呼ばれる、皮膚を守る働きを持つ細菌まで洗い落としてしまいます。
皮膚常在菌までも洗い落としすぎることにより、ウイルスやアレルゲンの侵入の原因にもなるといわれています。
2.頭皮の活性化
市販のシャンプー剤を使わないことで、頭皮は活性化し、髪が保護されます。
湯シャンを続けると、頭皮や髪に必要な皮脂や保湿成分が、洗い流されずに残ります。
本来、自分自身から作り出す潤いを守るということです。
髪が乾燥するからとトリートメントを塗らなくても良くなるということです。
今までよりも、数倍頭皮が活性化するともいわれています。
市販のシャンプーに含まれる石油系の界面活性剤は、頭皮や髪を傷めてしまう可能性が高く、それらを使わないことで頭皮や髪を保護できるのです。
しかし、デメリットも。
湯シャンにすると、シャンプー剤の成分によるコーティングがない状態となります。
そのため、髪にホコリが付きやすくなってしまう可能性があるようです。
お肌にもある角栓、頭皮にもあるということ
誰しも一度は見た事があるはず、お肌の角栓。
洗顔のしすぎにより、皮脂を落としきってしまい、
肌は水分を失ったと勘違いしてしまい肌内部の水分を逃がさないように皮脂を過剰に分泌しています。
洗顔でスッキリするのは一時的であり、逆に皮脂分泌が過剰になり角栓を作ってしまいます。
それが頭皮でも同じように起こっているとしたら?
シャンプーを毎日使う事により、頭皮の必要な皮脂を落としきっているとすれば、地肌は乾燥し、かゆみやトラブルの原因に。
髪の毛も乾燥しハリ・コシ・ツヤがなくなってしまうのではないでしょうか?
合成シャンプー、リンスは何故体に悪いのか?
合成シャンプー、リンスの正体は台所用洗剤と同じ合成界面活性剤です。
界面活性剤とは、本来混ざらない油と水を混ぜて水だけでは落ちない油汚れを落とす役割をします。
頭皮の汚れも油(脂)です。
その油を洗い流す為のシャンプーには界面活性剤がたくさん入っています。
界面活性剤には「天然界面活性剤」 「合成界面活性剤」の2種類がありますが、
この内「合成界面活性剤」は石油を原料としていて発ガン性物質、環境ホルモンなどの有毒な成分が沢山あります。
一般に店頭で売られているシャンプー、リンスのほとんどが合成界面活性剤を使用した「合成シャンプー」、「合成リンス」なのです。
「天然界面活性剤」のみを使用した製品は安全ですが高価になります。
但し、高価な物は安全かというとそうとは限りません。
商品名が「植物●●」とか「天然■■」と表示されていても合成界面活性剤を使用した製品もあります。
本当に「天然界面活性剤」のみを使用した良い製品を探すのは、一般消費者にはなかなか困難なのです。
合成シャンプー・リンスが体に与える影響
合成シャンプーは台所用洗剤などより多く添加物が含まれているため、皮膚障害がひどくなります。
ネズミの背中に合成シャンプー原液を塗れば、ただれ、出血し、脱毛、最終的には皮膚が剥がれ落ちます。
合成シャンプーは強力な洗浄力により頭皮や毛髪の油を取りキューティクルを破壊し、
破壊されたキューティクルを「コーティング剤」により髪の表面をコーティングし、
一時的に髪はしっとりしサラサラになります。
コーティング剤は髪以外に頭皮にも油膜を張り、毛穴をふさいでしまう為、髪、頭皮の呼吸を妨げ、髪はボロボロにやせ細り、やがて抜けていきます。
「コーティング剤」が取れ、髪がパサつくとまたコーティングする、
そうするとまた髪、頭皮は呼吸できなくなる。この悪循環を日々繰り返しているのです。
コーティング剤により、しっとりしサラサラになった髪はあなたの髪の本来の姿ではありません。
「1回使用しただけでクシ通りがよく、サラサラになるシャンプー・リンス」はそれだけ多く「コーティング剤」が含まれているという事になります。
「合成リンス」 の中身は柔軟仕上げ剤と同じ成分(陽イオン界面活性剤)
合成シャンプーに使われている界面活性剤(陰イオン界面活性剤)より毒性が強力で、殺菌剤や帯電防止剤としても使われているものです。
頭皮や毛髪に与える影響はシャンプーよりも強く、頭に毒を塗布をしているようなもの。
シャンプー、リンスは原液で使用しますので、それだけ合成界面活性剤の影響を強く受けます。
また、香りを残すために、すすぎを十分しない人もいますが、それは有毒な合成界面活性剤を毛髪や頭皮に残す事になります。
では、ノンシリコンシャンプーだったら?
近頃よく、「ノンシリコンシャンプー」と耳にします。
このシリコンこそが上記で伝えた”コーティング剤”のこと。
シリコンが入っていないに越したことないですが、ノンシリコンでも合成シャンプーだと、害があるのは同じことです。
発泡剤(ラウリル硫酸塩)は、
蛋白質変性作用と言って、微量ですが皮膚の表面を焼いてしまいます。
これが頭のかゆみの主な原因になっています。
合成界面活性剤の持つ浸透力は強力で、本来皮膚から入り込まない物質(アレルギー,接触刺激,皮膚毒性,発ガン性のおそれのあるものなど)でも入り込みやすくしているといわれています。
皮膚を通して内蔵(特に肝臓)にまで障害を引き起こす可能性は十分にあります。
助産婦さんによると生まれて来た胎児から洗剤の香りがすることもあった。とのこと。
それだけ人体にも影響があるということなのです。
頭のかゆみ,フケ,抜け毛,カサブタ等はストレスが原因と思っている人が多いのですが、実は合成シャンプーによる場合が多いのです。
湯シャンのポイント
1:髪を洗う前にしっかりブラッシング!
髪を洗う前に余計な皮脂や汚れを落とす必要があります。
ブラシでしっかりブラッシングすることおすすめします。
これにより、毛先のもつれを防ぎ、また頭皮をほぐすことができます。
心地よい刺激を与えることで、血行促進にも効果があります。
2: 38度~40度が適温
湯シャンの前に半身浴などをして、頭皮の汗や皮脂、汚れをとりやすいようにしておくことがポイント。
頭皮の汚れのほとんどは、皮膚の表面の温度(約40~44度)で落とすことができます。
シャワーヘッドを地肌につけながら、反対の手で優しく頭皮をなでて汚れをおとしていきましょう。
3:指の腹を使って適度にマッサージ
生え際からつむじにむけて、逆放射状に洗います。
頭皮をなでるのではなく、指の腹で揉みこする感じで洗いましょう。
マッサージ洗いの間もシャワーをあてながらやると、汚れがキレイに落ちます。
4:しっかりと乾かしましょう
濡れている髪は髪表面のキューティクルが開いた状態。
摩擦などに弱くなっているため一刻も早く乾かす必要があるのです。
頭皮を塗れたままにしておくと、匂いの原因になってしまうことも。
タオルをこすらず、ポンポンとやさしくたたいて、水分を吸収するようにしましょう。
できるだけ優しい力で触れていく事が大切です。
完全に乾かしてから就寝するように心がけてくださいね。
湯シャンの注意点
お湯だけのシャンプーをするには、適した方とそうでない方がいます。
1:乾燥肌の方には向いている
乾燥肌の方は、頭皮や髪に必要な皮脂や保湿成分が洗い流されずに残るので、適度なうるおいを残すことができます。
うるおいバランスが整い、維持できます。
2:整髪料をつけている人は不向き
ヘアワックスやヘアスプレーをしている人は、お湯だけでは汚れが落ちにくいことがあります。
いつもよりシャンプー量を減らすなどをして様子を見ながらやってみるのもいいかもしれませんね。
3:すぐに効果はでない
湯シャンは結果が出るまで時間がかかります。
効果を感じるまで早くて半年、最長3年もかかることも。地肌が健康だと認識するまで忍耐が必要です。
4:頭皮や髪の臭いが強い人は要注意
頭皮や髪の臭いが気になる人は、湯シャンだけでは物足りないないことも。
ヘアケアフレーバーの力を借りる必要があるかもしれません。
シャンプーやトリートメントに頼りきるより、
頭皮や髪が本来持つバリア機能などを高めて強い地肌と髪を作っていきたいですね。