昔から、「酒は百薬の長」といわれている反面、過度のアルコール摂取が健康を害することもよく知られています。
また、お酒を飲むと、翌朝、顔がむくんだり化粧のノリが悪かったりと、エイジングケアにとってはあまりいいイメージはないかもしれません。
でも、お酒の成分には、健康や美肌にとってうれしい作用があるものも。
おいしく、楽しくお酒を飲んで、エイジングケア効果があるなら、お酒好きにとってはうれしいですよね。
今回は、お酒をエイジングケアの味方にするための、お酒の選び方、飲み方、食事との関係などをご紹介します。
「お酒も好きだけどエイジングケアも大切!」というあなたには、ピッタリの記事です。お肌のエイジングケア習慣同様、日頃のお酒とのつきあい方に役立ててくださいね。
1.そもそも飲酒は、体にいい?悪い?
お酒は、好き嫌いが分かれる飲み物であり、また体質的に飲めなかったり、少量で顔が赤くなる人、まったく顔に出ない人などさまざまですね。
その理由は、アルコールを摂取すると、二日酔いの原因とされる「アセトアルデヒド」と呼ばれる物質がつくられるのですが、人によって、そのアセトアルデヒドを酢酸へ分解する能力に違いがあるからなのです。
分解能力に重要な酵素は、2型アルデヒド脱水素酵素(ALDH2)。
ALDH2には、活性型と欠損型があり、活性型を持つ人がお酒に強い体質で、欠損型を持つ人はアセトアルデヒドがなかなか分解されず、すぐ顔に出たり、飲むと気持ちが悪くなったりする、お酒に弱い体質とされます。
お酒を飲んでお肌がほんのり桜色、というのはいいのですが、顔が真っ赤になっても飲み続けるのは要注意。
エイジングケアどころか、健康にとってもよくないので、お酒に弱い体質の人は特に気をつけたいですね。
一方で、適量のお酒は、ストレスの緩和や食欲増進に効果を発揮し、健康にとってプラスにはたらくといわれています。
最近の調査では、まったくお酒を飲まない人よりも、適量を飲んでいる人の方が、血液もサラサラで死亡率が低いこともわかっています。
また、お酒を飲むと血液の循環がよくなるので、適量の飲酒はお肌にとってもいい効果をもたらします。
このような効果ならエイジングケアの味方になりますね。
2.美肌になるのはどのお酒?
では、次に、たくさんあるお酒の種類の中でも、エイジングケア効果を期待するなら、どのお酒を選べばいいのかをみていきます。
1)赤ワイン
お肌にいいお酒といえば、まず思い浮かぶのが赤ワインではないでしょうか。
赤ワインには、アントシアニンやタンニン、カテキンやレスベラトロールなど、多くのポリフェノールが含まれています。
ポリフェノールには、体内で発生する活性酸素を抑えてくれる抗酸化作用があり、そのためお肌の老化を防いだり、免疫力を高めてくれるのです。
さらに、ポリフェノールの他、ビタミンやミネラルも豊富。
お肌のエイジングケアにとって必要な成分が詰まっています。
2)白ワイン
発酵過程で、皮や種を取り除いてしまうため、赤ワインよりは少ないものの、白ワインにもポリフェノールが含まれています。
また、白ワインには乳酸をはじめとする有機酸が含まれ、腸内環境を改善したり、カルシウムの吸収をサポートする働きも。
肌荒れを防ぎ、お肌のキメを整えてくれます。
白ワインも適量ならエイジングケアの味方ですね。
3)ビール
ビールの原料ホップには、ポリフェノールの1種であるフラボノイドが含まれています。
植物の色素成分フラボノイドには、体やお肌の老化を防ぐ抗酸化作用をはじめ、生活習慣病のリスク低下など、さまざまな健康効果が期待されています。
また、発酵に必要なビール酵母は必須アミノ酸をバランスよく含み、そのほか美肌に欠かせないビタミンB群や葉酸、パントテン酸、カリウムなども豊富。
これらにはお肌を守り、質のよいお肌をつくり出すというはたらきがあります。
こうした、エイジングケアにうれしいお酒である反面、ビールには利尿作用があるため、飲み過ぎると体内は水分不足に。冷たいビールは体を冷やし、代謝を下げてしまうので、くれぐれも飲み過ぎには気をつけたいですね。
4)日本酒
日本酒にも、注目したいエイジングケア効果があります。
まず、原料に含まれるコウジ酸には、シミの原因となるメラニン色素の生成を抑制するはたらきのほか、保湿効果も。
また、他のアルコール飲料に比べ、日本酒を飲んだ後の体温は2度ほど高くなるのも特徴で、血液循環がよくなり、お肌のすみずみにまで血液中の栄養素が行き渡ります。
さらに、ポリフェノールの1種で、抗菌・抗酸化作用のあるフェルラ酸という成分を多く含むことから、老化の原因となる活性酸素を取り除き、エイジングケアへのサポートが期待できるのです。
3.量と飲み方に注意して、エイジングケアの味方に!
お酒そのものには、お肌にいい成分が含まれているといっても、やはり飲み過ぎは厳禁です。
アルコールを分解するときには、体内で水分とビタミンB群が大量に消費されます。
お酒を飲んだ後、のどが渇くのはこのため。
また、満腹中枢を刺激するホルモン「セロトニン」の材料であるビタミンBが壊されてしまうことによって、セロトニンの合成が低下するため、空腹を感じることも多いのです。
お腹がすくからと食べ過ぎると、摂取カロリーも増えてしまい、夜遅い食事はお肌の不調にもつながります。
また、セロトニンは睡眠にも関わっているため、お酒を飲み過ぎるとうまく寝付けなかったり、変な時間に目が覚めたりすることも。
睡眠不足は、エイジングケアの大敵なのはご存じですよね?
では、お酒をエイジングケアの味方にするにはどうすればよいかというと、
1)適量を守る
一般的に、適量とは、血中アルコール濃度が0.02%といわれています。
これは、ビールなら500ml、日本酒なら180mlがめやすとか。
とはいえ、女性は男性よりも体内の水分量が少なく、女性ホルモンの影響を受けることもあり、お酒に弱い傾向があります。
また、適量の基準にも個人差があるため、自分自身の適量を知っておくことが大切です。
2)水をたくさん飲む
アルコール度数が高いお酒を飲むときなど、いっしょに水を飲むようにしましょう。
めやすは、飲んだお酒の同量以上。
水をいっしょに飲むことで、お酒の量を抑えることができ、アルコールの分解にも効果があります。また、翌朝のむくみ予防にもなります。
3)おつまみを工夫する
お酒のおつまみといえば、揚げ物などが定番ですが、お酒を飲むことで不足する栄養素を補う食材をおつまみに選ぶのがおすすめです。
必ず摂取したいのは、アルコールを代謝するときに消費されるビタミンB群。
中でも、不足しやすいビタミンB1は、アルコールを飲むことによってできる有害物質アセトアルデヒドを体外に排出する働きがあります。
ビタミンB1を多く含むのは、
豆類(大豆製品含む)、木の実、豚肉、牛肉、ウナギ、たらこ、ハム、オレンジ など。
ビールに枝豆を合わせるのは、理に適っているのですね。
また、アセトアルデヒドの有害性を解消してくれるのは、野菜に含まれる栄養素フィトケミカル。
強い抗酸化を持つフィトケミカルは、主に植物の色素やアク、香り、苦みなどに含まれています。
(ちなみに、前述のポリフェノールもフィトケミカルの1種です)
中でも、アセトアルデヒドの分解を促進してくれるのは、赤や黄色の野菜に含まれるフィトケミカル。おつまみには、色の濃い野菜を使ったメニューを選ぶとよいでしょう。
また、ごまに含まれるセサミンも、アセトアルデヒドの分解促進にはたらきます。
こうした食材は、エイジングケアのためにも、ふだんの食生活にすすんで取り入れたいですね。
4.まとめ
お酒とエイジングケアの関係について、おわかりいただけましたか?
おいしい料理を囲みながら、みんなでワイワイとお酒を飲むのはストレス解消にもつながりますよね。ぜひ、自分自身の適量を守り、エイジングケア効果が期待できる飲み方を工夫してみてくださいね。
また、飲み会で夜遅くなっても、お化粧を落とさずに寝てしまうなんてことがないよう、でのスキンケアを忘れないようにしましょう!
残念ながら(?)ナールスブランドのエイジングケア化粧品にはアルコール配合のものはありません。
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