少女の『そこ』は、まるで汚物をひり出す場所だと言う事が信じられないほどに、美しく色づいていた。ミルクと蜜で丹念に練り込まれたケーキ生地のように、ふっくらとほころびた粘膜は、幾重にも折り重なって膨らみ、まるで咲きかけたばかりの花弁のよう。
可憐の下腹部が収縮するたび、その中心部からは白く凝った粘液が滲みだし、ぱくぱくと開閉する細い孔がぷちゅぷちゅと淫らな音を立てる。
自分の指で大きく割広げられた双丘の狭間で、ドーナツ状の粘膜を覗かせた小孔は、幼女の唇のようにぷくりと広がってゆく。
「ぅくぁあ……」
可憐が呻くと同時にびくりと下腹に力が入り、細孔からはぴゅるるぅ、と地面に熱い粘液が飛び散った。少女の直腸で、擬似的に作られた産褥――偽物の子宮が収縮し、胎内を伴ってぐりゅぐりゅりゅとう蠕動し『陣痛』に震える。
(赤ちゃん産まれちゃう……産まれちゃうよぉ……っ)
大きく広げた脚の付け根では、まだほとんど発達していない、すじ状の食い込んだままの無毛の恥丘と、おしっこの穴までもがひくひくと快感に震えている。
しかし少女の秘部から滲む密に比べれば、後ろの細孔が分泌する腸液の方が遥かに多く、その量も粘度もたっぷりとしたものだった。ねっとりと溢れ出した腸液が、可憐の股間にたらりと粘液の糸を引いて落ちる。
少女が力いっぱい押し広げた白いお尻の肉付きの間で、再びぷくりと排泄孔が盛り上がる。ぷちゅ、ぷぴゅっと粘液を吹き上げ、ひくひくと蠢いては裏返る。少女の体内の美しさそのままに、桜色に色付く粘膜の奥には、白く泡立った腸液がぷくりと溜まり込み、粘膜に絡まるようにねば濃く糸を引いていた。
(ここ、おしりの……うんちの、孔なのにっ……あ、赤ちゃん、産まれちゃう……っ)
女の子の大切な場所――本来、生命をはぐくみ育てる子宮ではなく、不浄の排泄孔で赤ちゃんを孕み、それを産み落とそうとしている。そんな自分を思い、背徳的な想像がぞくぞくと可憐の羞恥心を刺激する。
もはや耳まで真っ赤になった可憐は、こくりと口の中の唾液を啜り上げ、荒い息の中に否応もなく高まる興奮を押さえ込む。激しくなる『陣痛』と共に、直腸の奥底、疑似胎内の中から熱い塊が押し出されてくる感覚に、すっかり思考を茹らせていた。
(わ、わたしが、う、うんちの孔なんかで、えっちなコトしてばっかりだから……おしりの孔で、赤ちゃん、ニンシン、しちゃったんだっ……)
それが、可憐の考えた『設定』――いや、出産に至る経緯だった。
誰にも言えない秘密。学校でも、家でも、優等生で行儀のいい、真面目な子だと評される自分自身の、本当の姿。
演じているはずの『設定』に、可憐の想像はいつしか深くのめり込んでゆく。
(わたし、っ、ま、まだ、しょ、処女……なのに、い、いつもいやらしいコトばっかり考えて、先生とか、大人の男の人にっ、……ぇ、えっちなことされてるの、想像して……っ、なんども、いやらしい、遊び、して……る、から……っ)
妄想をたくましくしながら、可憐は伸ばした指先を、膨らみかけた小孔へと伸ばした。
「っっ……!!!」
指の腹で軽く粘膜を撫でるだけで、背筋を電流のような桃色快感が走り抜け、息がつまりそうになる。同時に細い孔からはぷちゅるるるっ、と焼けつくほどに熱い粘液が噴き出し、少女の手を汚してゆく。
(いっぱい、いっぱい、ぉ……おちんちん、でっ……、あんなに、たくさん、ぅ、うんちのあな、ずぼずぼって、して…もらってっ、、たくさん、おなかの、奥に、シャセイ、して…もらった、から……っ、ぁ……赤ちゃん、できちゃった、のっ……!!)
こんな事を考え、実行に移している自分は、間違いなく変態だ。
心の奥で自分を罵るもう一人の自分の、冷静な指摘に目元が緩む。いくら拭っても、可憐の眼からは後から後から涙がこぼれてくる。その後ろめたさが、ますます少女の被虐心を掻き立ててゆくのだった。
ぽこん、と膨らんでパンツのゴムをはちきれそうにさせた白いお腹のふくらみは、ゆっくりゆっくりと下の方へ動いてゆく。またも地面に激しく飛び散った腸液が、じゅうとすなに水溜りを作って湯気を立てる。
捲り上げられたスカートの下、膝にかかった下着は、腸液と女の子の匂いに湿って濡れ透け、今にも露を滴り落としそうだ。
(も、もうすぐ、産まれる……赤ちゃん、産まれちゃう……っ)
断続的な『陣痛』はさらに強まり、ぐねぐねと蠢く腹奥の肉管が、限界を訴え大きく広がり始めている。出産の瞬間は、すぐそこまで迫っている。このまま、おしりの孔に指を突き入れて掻き混ぜてしまいたくなるのを懸命に自制して、可憐はきつく口を引き結ぶ。
赤ちゃんはちゃんと、おなかの中から、お母さんが頑張っていきんで、産まれてくるものなのだ。手や指で掴んだり、まして引っ張り出してしまうわけにいかない。ちゃんと、自分の力だけで産んであげなくてはいけなかった。
自慰を堪える一方で、可憐は想像と妄想でそれ以上の興奮を高めてゆく。
可憐が、『そこ』で赤ちゃんを妊娠したのは、今朝のことだ。いつもよりも2時間も早起きして、トイレで何度も何度もおなかの中を洗い清め、お風呂場に40分も篭っての大作業だった。なんとか両親が起きてくる前に全てを終える事が出来たが、あと少し遅くなってしまえば、きっとバレてしまっていただろう。
こうやって、可憐がおしりの孔の中に赤ちゃんを妊娠してしまうのは、実はこれが初めてではない。けれど学校のある日に、その間中ずっと、おなかに赤ちゃんを妊娠したまま過ごしたのは今日が初めてだった。
「はっ、はぁっ、あっ……」
ぐうっと熱い感覚が、身体の上から下へ、大きく広げた脚の付け根、おなかの底の方へと迫ってくる。下半身を丸出しにしたまま、大きく背中を反らせた可憐の足元に、また排泄孔からぶちゅるるるっ、と強く噴き出した粘液が飛び散る、
白く泡立って糸を引く腸液が、足首に絡まった下着にぶつかって、さらに透明に布地を透けさせてゆく。
(あ、あっ、あっ、あ、来る、赤ちゃん、きちゃうっ……)
早朝から起き出していた可憐が食欲がないと訴え、朝食もミルクだけで済ませようとしたことで、母親は少なからず疑念を抱いたようだった。医者に連れて行こうかと言い出す父に、慌てて首を振り、大丈夫とアピールを繰り返した。
顔を赤くしたまま学校に行こうとする可憐を、母親は最後まで心配していたが――可憐は半ば無理やり、家を飛び出してきたのである。
通学路を避け、珍しくバスに乗った可憐は、ドキドキを押さえながら、そそくさと優先席を選んで腰を下ろした。車内には通学と通勤のため、かなりの人が混雑していたが――可憐は何も知らないふりをして、気付かない風を装って、優先席に座り続けた。
そしてそのまま、そっと『赤ちゃん』のいるおなかをさすりながら、バス停3つ分を乗り切って、学校に最寄ののバス停で降りたのである。顔を赤く、息も荒い少女を見て、どこか具合が悪いのだろうと乗客たちも遠慮していた部分もあったことが幸いしていた。
そうして――およそ、8時間。一日の3分の1以上も、可憐のおなかの中にいた『赤ちゃん』は、ついにこの公園の木々の奥、人気のない管理倉庫の物陰で、産み落とされようとしていた。
ぐりゅっ、りゅるるるるうぅっ、ぶりゅぅっ!!
その可愛らしい外見には似つかわしくない、しかし本来の用途には相応しくもあるみっともない音と共に、少女の排泄孔が大きくひしゃげ、粘液の塊を吐き出す。
これまでのような少しずつの『オモラシ』とは違う、濃く溜まった腸液が、激しく可憐の足元へと叩きつけられる。
「……ぁ、ぅあぁあああっ!?」
腹奥から押し寄せる強烈な灼熱感。
ぶぢゅっ、ぶゅぷぷっ、ぷちゅるるっ……
可憐の小さなおしりの谷間、大きく反り返ってめくれた粘膜が、ほかほかと湯気を立てるほどに熱く暖められた腸液を断続的に迸らせ、忙しなく開閉を繰り返す。ぷくりと膨らんではきゅうっと収縮して縮こまり、再びぱくりと口を開ける。その動作と共に、ますます練り込まれた細孔は、とろりと薄紅に染まり、泡立つ腸液をぷちゅぷちゅと噴き上げてゆく。
肉管の奥に残った空気の放出とともに排出を繰り返し、泡立った粘液がぶじゅぅっと柔らかな土の上に注がれる。
「んぁ、ぅ、あぁぁっ……!!」
ぐるぐると、出口へ迫る体内の圧倒的な質量に、可憐はおしりを押さえ、しゃがみ込んだまま、腰を大きく左右に振り立ててしまう。いよいよ強まった『陣痛』が幼い少女を強く責め苛み、胎内奥深くから、腹部の一番底の孔へと押し寄せる粘液まみれの塊が、少女の下腹のさらに脚の付け根へと大きく膨らんだ。
はぁはぁと苦しむ少女は、髪を振り乱し、唇を噛み、歯を食いしばって懸命に耐える。
「あ、あっあ、あぁぅ……っ」
昼日中の森の奥、繰り広げられるあまりにも非日常の光景。可憐は自分自身の痴態に、頭の奥が焼き切れるほどの羞恥を覚えていた。
倉庫の陰にしゃがんだまま、可憐は茂みの向こう、背中の側にじっと自分を見ている相手を想像してゆく。不審な可憐の様子に気付いて、ずっと後を付けて来た相手だ。可憐はその相手に、この茂みの奥にうずくまって、下半身を丸出しにして、おしりのあなをぱくぱくと震わせては恥ずかしい場所から腸液を噴き上げるのを、全部見られてしまった――ということにする。
(あ、あっあ、見られ、ちゃう、見られちゃう、っ、おしりの、うんちの孔で、赤ちゃん、赤ちゃん産むトコ、せんぶ、みられ、ちゃうっ……)
言葉とは裏腹に、可憐は茂みの向こうに妄想した相手に、よく見えるように背中を向けて、おしりをできるだけ持ち上げた。女の子の大事な場所も、さっきからちょろちょろと雫を漏らしているオシッコの孔も。
腸液にまみれ、ぐいっと引き伸ばされた小さな孔が、いまにも弾けそうにぷくりっと膨らんで、粘液をくちゅくちゅと泡立たせているところが、はっきりと見られてしまうように。
「はぅっ、……んんっ」
ぎゅるる、ごろごろごりゅぅ……
腸管がうねり、襞が絡み、ぐねぐねと曲がりくねっていた直腸が、一気に引き伸ばされてゆく。可憐がいきむのに併せて、直腸が大きく蠕動した。擬似胎内に納められていた赤ちゃんを、少女はありったけの力で押し出そうと動き出した。
「んんっ……んーーーーーっ!!」
ぶびっ!! ぶすっ、ぷりゅぷりゅりゅる、ぶりゅっ!!
直腸に残っていた空気が可憐のうんちの孔から下品な音を立てて飛び出してくる。一度きゅっ、とすぼまってはすぐに弛緩し、ぷくっと粘膜を閉じては膨らませる排泄の孔はゆっくりと裏返り、粘膜襞の隙間から、次々と腸液を噴き上げては地面を濡らしてゆく。
すでに、可憐の足元はオシッコを漏らしたかのように、びちゃびちゃに濡れ、小さな水たまりさえできていた。
「ひぁあ、ぁっ、あ……んんんっ、んぁっ……!!」
ぐうっ、と、腹圧が力強く少女の直腸に膨らむ。
その圧倒的な塊の大きさ、存在感に、可憐は思わず背筋を竦ませてしまう。
(ぅあ、ぁ、や……おっきぃ……っ、あ、ああ、赤ちゃん、こんなに、おっきかった…っ!? ぁう、ぁっ、や、だめ、だめえ……さ、裂け、ちゃうっ……!?)
8時間もの間おなかの奥にじっと納まっていた『赤ちゃん』は、そこが本当に今朝通り抜けた場所だとは思えないほどに、大きかった。
一日中、興奮と外部からのもどかしい刺激に練り込まれた排泄孔がじくじくと疼く。朝、お風呂の中でじっくりと時間を掛けて拡張した時には、少女の小さな孔は可憐の手がそのまま中に入ってしまう程まで大きく広がっていたはずなのに――その時の事なんてまるで夢だったかのようにも思える。
時折思い出したように波となって訪れる『陣痛』を堪えていたため、可憐の直腸はすっかり普段の狭さを取り戻していた。可憐自身が半ば本気で、おしりの孔で赤ちゃんを妊娠してしまったと思えるほどに。
あるいは、可憐の疑似胎内でたっぷりと分泌された腸液を吸いこんでしまったことも、原因の一端かもしれない。
「や、ぁ、あ、あ、赤ちゃん、だめ、ぇ……こ、こんなおっきいの、産め、ないぃっ……」
元は自分自身の所業だというのに、おなかの中から生まれてこようとする『赤ちゃん』の大きさに圧倒され、可憐は思わず叫んでしまった。
だが――もはや、『陣痛』を繰り返し、限界になった疑似胎内は、これ以上そこに『赤ちゃん』を留めておく事を強く拒否していた。ぐりゅるるうとはしたなく唸りを上げた下腹部が、がくがくと上下する。
「んあぁぁああああっ、ぁ、ぁああゅぅうううゅ……っ!?」
直腸に膨らむ猛烈な存在感と共に、
“ぶびゅっ”とひしゃげて腸液を噴き出した、少女のうんちの孔が、ぼこっと盛り上がり、勢いよく裏返った。
びびゅっ、ぶちゅぶちゅぶちゅぅ、ぶぶじゅばああっ!!
「ぁあ、はぁああああっ!!」
おしりの谷間の恥ずかしいすぼまりが、一気にぷくりと大きく拡がり、まるで噴水のように大量の粘液を迸らせる。湯気の立つほど粘度の高い腸液は、盛大に少女の足元へと飛んで、じゅばじゅばと大きな音を響かせ地面に撒き散らされてゆく。
可憐は、“ずるっ”と、おなかの奥で大きな塊が滑り動いたのを感じていた。
「ぁ、あっあはぁ、あっ……」
ゆっくりと、ゆっくりと。時間を掛けて、可憐の小さなお腹に納まっていた『赤ちゃん』の頭が、細孔を大きく押し広げ、その先端を覗かせる。
(ぁあっ……で、出てきたぁっ)
敏感になった可憐の直腸と排泄孔は、せり出す粘液まみれの熱い塊の、その形すらしっかりと感じ取る事ができた。さかさまになった赤ちゃんの頭が、可憐のおなかの中、びっしりと粘膜襞の絡み合った狭い細い肉管を進んでくる。腸管の蠕動、腹圧の圧迫を受け、粘度の濃い腸液の助けを借りながら、『赤ちゃん』がおなかの一番底、排泄のための孔のすぐそこまでやってきているのだ。ずるりと滑り動く塊は、今にも外に飛び出そうとタイミングを図っている。
さながら、今の腸液の大噴射は、『破水』とも呼べるものだった。
疑似胎内で『赤ちゃん』を守り保護していた粘液が、ついにその役目を終えて、少女の体の外へと排出されたのだ。みちみちと小さな粘膜孔がひきつり、裏返り、体奥からの圧力によってさらに大きく押し広げられる。
「ぁ……ぁう、あっあ……っ」
しかし、少女の腸内におさまった『赤ちゃん』の大きさは相当なもので、可憐のその小さなおしりの孔からすんなりと押し出されるようにはとても見えなかった。まだ百円玉ほどの大きさににしか広がっていない可憐の『産道』の出口につかえるように、『赤ちゃん』の頭が覗いたまま、その動きは一時停止してしまう。
ちょうど、便秘の時のように。一回すんなりと産まれ損ねた『赤ちゃん』は、まるでかくあるべしというかのように、再び腸管の奥へと戻っていこうとしていた。通常の排泄器官ではここまで顕著ではない。可憐がおしりの孔で何度も繰り返し遊んでいたせいで、少女の細孔は通常よりその奥までモノを『飲み込む』事に慣れていたのだ。
「は……くぅ、あ…っ、あっ、んんぅんんっ……」
このまま、また逆戻りなんてわけにはいかなかった。
可憐は顔を真っ赤にして、おなかに力を込める。
少しでもおしりの出口を緩め、大きく広げようと深く息を吐き、ぐるるとうねる腸内の蠕動を意識する。びくびくとのたうつ肉管の動きを感じ、はあはあ、ふうふうという深呼吸を、本当の出産のように繰り返す。
息を詰め、ぐっと飲み込み、真っ赤になって下腹部に力を込め、懸命にいきむ。
「んぁ、ぁ、赤ちゃん、赤ちゃん、、で、て、っ、産まれッ、産まれ、て、っ」
蠕動と圧迫のため狭くなった直腸内を、大事な大事な『赤ちゃん』が擦れて動き回る。可憐は四肢を突っ張って達してしまいそうになるのに耐えながら、腸液を漏らすおしりに片手の指を伸ばして、大きく広げ、もう一方の手をきつく、膨らみ切った下腹部へと押し当てた。
「赤ちゃん、ちゃんと産みますっ、、ぅ、うんちの孔で、っ、ぁ、わたしの赤ちゃん、産まれる、トコ、み、みて、くださ、ぃっぃぃっ」 一度引っ込んでしまった『赤ちゃん』が出てきやすいように、可憐は細い指を、すっかり充血して粘膜を覗かせるおしりの孔のすぐ近くまで食い込ませ、薄いおしりの肉をぐうっと拡げる。 ぐちゅぐちゅと粘膜が襞を覗かせて蠢き、ぽかりと小さな孔を少女の体内奥底まで覗かせる中、可憐は息を吸い込んで、ありったけの力を込めてぐっといきむ。
「んんっ、はぁっ、あああっ、んああああっ……!!」
ぶりゅっ、にちゅにちゅっ、にちちちっ、ぷぴぴゅっるるっ……っ
少女の懸命の努力によって、可憐の排泄孔からは再び粘液まみれの『赤ちゃん』が頭を覗かせた。『排臨』を繰り返しながら、べっとりと腸液に汚れた白い毛皮が、可憐の小さな孔を大きく押し拡げてゆく。
「んーーーっ、んんんーーーっっ!! はぁ、はぁ、はあぁっ、お、おっきい、おっきいよぉっ…赤ちゃん、おっきいぃっ……んんあああああぅぅっっ!!」
にちゅ、にちゅちゅっ、ぶ、ぶりゅぶぶぶっ、びっ!!
(ぁ、あっ、や、やっぱり、っ)
「んんんっ、んくううっっ!!」
可憐は『赤ちゃん』を脅かさないよう、優しくお腹を撫でた。
びくびくと蠢くおなかの中の動きにあわせ、ひときわ大きく可憐がいきむと、“ずるるるぅっ!!”と赤ちゃんの頭がついに外に出てくる。 オーバーオールの肩紐、愛嬌のある顔立ち。可憐の直腸――擬似胎内に長い間留まり、腸液でぐちゃぐちゃになった白い毛皮は、すっかり泡立ち、飴色になってひくひくと震えている。これこそが可憐のおなかの中で、8時間もの間を過ごした『赤ちゃん』。
少女自身の両手にあまるほどの、白クマの縫いぐるみだった。
「んんっ、んっ、ふぁううううんんっ!!」
ぶぶっ、ぶぴぶぴぶぴっ、ちゅぶぶぶっ、ぶりゅっ。
ぶりゅ、ぶりゅりゅばっ!!
生命の誕生には似つかわしくない、しかし少女のその孔本来の用途を考えれば、まったく違和感のない粘液質の音を立て続けにヒリ上げながら、可憐は狭く小さな疑似胎内、直腸奥に押し込まれていたクマのぬいぐるみを、足元へと産み落としてゆく。
(赤ちゃん……赤ちゃん、産んでるんだ……わたしの、赤ちゃん……うんちの穴から、産まれて…っ……)
可憐がいきむたびに、少しずつ『赤ちゃん』は姿を現してゆく。ほぼ半日を少女の体内で過ごしたクマのぬいぐるみは、すっかり『赤ちゃん』役に馴染み、可憐の細孔からずるると肩をはみ出させ、ついには前足――右手を滑り出させる。
粘液にまみれ、濡れ汚れた白クマは、少女の小さな愛くるしいおなかにはぴったりで、倉庫の物陰で繰り広げられる、少女の異常極まりない自慰行為を、まるで本当に少女の大切な初産のようにすら演出している。
ぬいぐるみは狭い腸管の奥を滑り動くたび、大きくよじられ、身をくねらせ、可憐が振り立て上下させる細孔にはまり込んだまま、ぶらんぶらんと揺れ動く。
排泄粘膜を襞の隅々まで引き伸ばされ擦り上げられ、直腸がそのまま全部外に引きずり出されてゆくような衝撃に、可憐ははっ、はっ、と激しく息を荒げ、身を震わせて、出産の悦びにうち震える。
「んんんっ!! あ、あ、あ、ああああああぁぁああっ!!」
ぶぴっ、ぶすっ、ぶぶぶっ、びりゅりゅるるるっ、びぶりゅぅっっ!!
「あ、あっあ、ああっぁ、せ、せんせ、ぇ、センセぇえええっっ!!」
ぶぶ、ぶりゅぶばあっ!! ぶびちじゅば、ぢゅばああっ!!
そして、長く長く続いた『陣痛』と出産に、すっかり疲れ切り、がくがくと膝を震わせる可憐が、悲鳴のような叫びと共に最後の一押しにと共に下腹部に力を込めると、それに併せるように、特大の排泄音が盛大に鳴り響く。
恥ずかしい音を響き渡らせ、大量の腸液を伴ってヒリ出された縫いぐるみは、そのまま可憐の足元、柔らかな土の上にべちゃりと落ちる。
とうとう可憐は、おなかのなかの『赤ちゃん』を産み落とすという壮大な作業を終えたのだ。。泥まみれの地面に転がった白クマのぬいぐるみ、産まれたばかりの『赤ちゃん』に、可憐のうんちの孔はぽかりと広がったまま、粘液の糸を垂れ落とす。
次の瞬間、
ぶぶぶぢゅぢゅるるるるるるるるぅうっ、と、凄まじい排泄音を伴って、少女の腸管は体内に残っていた腸液を、盛大に噴き出し、思い切り縫いぐるみへと浴びせかけた。
「ぁあぁうあぁ、あぁあ……」
ごっそりと熱い感覚が抜け落ちた下腹部から、まるで壊れた蛇口のように迸る、粘度の薄い腸液の飛沫。ぱちゃぱちゃと、それを産まれたばかりの大切な『赤ちゃん』へと噴きこぼし、可憐はとうとう、耐え続けていた絶頂に達した。
ガマンにガマンを重ねていた快感が、一気に頭の上へと突き抜ける。
同時、かくん、と落ちた膝の下で、可憐はきゅっと足の付け根の緊張を解いていた。
じょっ、ぢょろろろ、じょぼぼぼぼぼ……
ぷしゅうと勢い良く噴き上がった琥珀色のおしっこが、小さなスリットから噴き出して、さらに赤ちゃんを直撃した。腸液に続いておしっこまで噴き出させてしまうだらしない股間は、しかしもう可憐の言う事をまるで聞かない。
びちゃびちゃと恥ずかしい液体を浴び続ける『赤ちゃん』は、まるで地面の上の泥の海で、溺れてしまいそうだった。
「あぁ…ぁはあっ……はふっ……」
しかし、ママとなったはずの可憐は、いまだ快楽の頂き、唸り押し寄せる連続絶頂の波上にいた。止め処もない快感の余波が、何度となく下腹を貫き、可憐を天上へと突き上げる。
結局、遠慮も恥もなくおしっこも、最後の一滴まで残らずまで漏らし続け、可憐は倉庫の陰でぐったりと倒れ込んでしまう。
「……ん、ぁあ…ぅっ……」
壮絶な『出産』の悦楽に溺れながら、少女の唇が荒く、安堵の息を吐きこぼす。
そんな可憐の脚の下、腸液とおしっこにまみれた白クマのぬいぐるみ――可憐の『赤ちゃん』は、だらしなく快感にあえぐママに失望したように、無機質なボタンの眼を黒々とわだかまる森の中へと向けているのだった。
(了)