スキンケアより睡眠を重視して!
お肌が再生するために必要な時間は、最低でも6時間です。
美肌を作るために必要な睡眠時間は、最低でも6時間。
睡眠不足で疲れているからといって荒れたお肌のスキンケアに時間をかけるよりも、明日のためにしっかりと寝ることのほうが重要なんです。
睡眠が大切と分かっている人も、もう一度 お肌のために睡眠の大切さを確認しましょう。
睡眠は最高の高級美容液♪
睡眠不足が続くと、人のお肌はすぐに影響を受け、コンディションが悪化する原因になります。
キレイなお肌をキープするためにも、日ごろから食事内容やスキンケアなどに注力することは大切ですが、それ以上に深く質の良い眠りにつくことが何より大事です。
睡眠は高級な美容液以上に最上の美容液といえます。
お肌は眠っている間にターンオーバーを繰り返しています。ターンオーバーとは、簡単にいうと肌が生まれ変わること。
私たちが起きて活動している際には、血液が脳に多く集まるため ターンオーバーに必要な栄養が肌へ届きにくい状態です。
しかし、睡眠中は脳も一緒に眠るため、血液が内臓やお肌にも行き渡ります。するとターンオーバーに必要な酵素や栄養成分がしっかりと肌に届くのでターンオーバーを促せるわけです。
睡眠リズムを知ろう
睡眠には2つのリズムが存在します。
約90分毎に深い眠りと浅い眠りを繰り返しているのです。睡眠の初めの3時間は、特に眠りが深くなっており、その間にお肌のターンオーバーが活発化します。
成長ホルモンの分泌が高まり、お肌の深層で細胞分裂が起こっているからです。
肌の細胞を修復するためには、最低でも6時間の睡眠を要します。
ターンオーバーは、年齢とともに低下するため、年齢が上がるほどに睡眠不足の影響がダイレクトにお肌に帰ってくるでしょう。
仕事で帰宅が遅くなったときには、スキンケアや入浴に時間をさくよりも、なるべく早く寝ることが美肌に近づくカギとなります。
睡眠の質を高めよう
睡眠時間を最低でも6時間とることを目的としていた場合でも、
時間の長さだけでなく 睡眠の 質 にも注目してください。
ターンオーバーを活発にする成長ホルモンが一番たくさん分泌される部分は、初めの睡眠3時間です。
肌の再生を効率よく行うためには、限られた3時間の中で深く眠っていることが重要です。
「夜中に何度も目が覚める」
「布団に入ってもなかなか眠れない」
などとお悩みの方は、年々増えているようです。
日中の過ごし方が大切
夜寝るときにぐっすりと眠れず困っている方は、昼間の時間の過ごし方に気を付けましょう。
特に仕事といった中でパソコンに長時間向かいながら仕事をする方は、体が疲れておらず寝つきが悪くなる傾向があります。
パソコンやテレビなどの明るい画面を見ていると、脳が昼と間違えてしまい活動的になるので 寝る直前に見ることは避けましょう。
また、普段から仕事や家事のスキマ時間に 軽く体を動かすだけでも運動不足解消に効果的です。
特にデスクワークで働いている方は運動不足になりやすいため、スクワットやウォーキングなどを日ごろから行うと、自然と運動することが習慣になります。
2つの自律神経と寝る前の注意点
体調をコントロールする役割を担う自律神経には、『交感神経』と『副交感神経』があります。
- 交感神経は体を動かすときに働く神経
- 副交感神経は体を休息させるときに働く神経
より質が良い睡眠をとるためには、まず寝る前に神経の興奮を鎮め 体をゆったりとしたリラックスモードにしてくれる 副交感神経の働きを促すことが重要です。
寝る前の時間は、テレビやスマホなどの脳を刺激する光やコンビニエンスストアといった極端に明るい光を避けましょう。
できるなら20時以降はコーヒーやウーロン茶などのカフェインがはいったものを摂らないようにするとよいですね。
カフェインには脳を興奮させる働きがあるため、カフェインが入った飲み物は寝る前の飲み物としてはオススメできません。
夜に飲むとするなら、ハーブティーといったノンカフェインのドリンクがベターです。
紅茶の中では、リラックス効果が期待できるカモミールティーがオススメです。
寝だめはしない!肌荒れの原因となることも
「週末に寝だめして、普段は夜更かしをする」
という方、寝だめは体調を良くするものではありません。
体の疲労はほどほどに回復したとしても、肌の再生をまとめて1週間分もカバーすることはできません。
お肌のターンオーバーには日々規則正しい生活と睡眠をとることが必須。長く眠ったからといって、ターンオーバーが長く続くわけではないのでご注意ください。
眠ってから初めの3時間が細胞の生まれ変わりが盛んになる時間帯です。
睡眠時間の長さと比例するようにお肌の修復が進むわけではありません。そのため、まとめて寝たからといって劇的にターンオーバーがはじまるということでもありません。
また、寝だめが原因で不眠の原因となる恐れがあります。
睡眠のサイクルは、体内時計によりコントロールされているのが普通です。
しかし、不規則な睡眠ばかりを繰り返していると、体内時計のバランスが崩れてしまい睡眠トラブルの引き金になってしまいます。
しっかり眠れなくなると、ターンオーバーが効率よく行われなくなって肌荒れの原因となります。
普段から気を付けておきたいのが就寝、起床時間です。休日であっても平日に起きる時間と1時間以上前後しないことが大切。
最低6時間の睡眠をとって、その上はじめの3時間をしっかりと眠れる環境を手に入れるためには 遅くても0時半ころにはベッドに寝転べると理想的です。
寝る時間が遅くなった場合、朝起きる時間を遅らせるのではなく いつも通りの時間に起床します。
その後、午後から1時間以内の昼寝をとるとよいでしょう。
体内時計は1日25時間周期
人は生まれたときから、体内時計が1日25時間となっています。
体内時計と本当の一日の間には1時間ほどのズレがうまれます。そのため、人が遅寝遅起きしやすくなっています。
体内時計を正しく回し、美肌をキープするためにも夜更かしをせずにしっかりと睡眠をとりましょう。
さらに 朝起床してから朝日を浴び、体内時計をリセットすることをオススメします。
・朝8時までに起床
夜更かしした日もお休みの日も、遅くとも朝8時までに起きましょう。
午前のうちは昼寝をせず起きたままでいましょう。
・起床時間、就寝時間をキープ
就寝時間や起床時間は、できる限り毎日合わせましょう。
平日や祝日を問わず、1時間以上前後しないことが理想です。
・規則正しい生活を過ごす
睡眠時間を一定に保つ以外にも 食事や体を動かす、休憩をとるなどの生活すべてのリズムを整えることが大切です。
体内時計のバランスを整えることにもつながります。
快眠をとるには、まず寝るときの環境を整えること
副交感神経が働くような熟睡をとるためには、寝る前の準備をしておく必要があります。
不眠のような症状にお悩みの方は、ちょっとしたことでも眠りを妨げる原因となりうる恐れがあります。
第一に気を付けていただきたい点が室内環境です。
脳が活性化し交感神経が働くと興奮した状態になるため、明るい光といった刺激をうけます。そこで、寝る前から1時間程度は照明を暗めにしておくことが重要です。
窓には厚手のカーテンを使用し、屋外の明るさをシャットアウトするとよいでしょう。騒音も防げるため、一石二鳥です。
夜のお酒も、快眠のためにはオススメできません。アルコールを摂取することで寝つきはよくなりますが、夜中に起きてしまう原因にもなりかねません。
睡眠の質を落とすため、寝る前のアルコールは控えましょう。
カフェインを含んでいる飲み物も同様に、寝る前はさけたほうがよいです。
眠れない!気にしないことも大切
また 眠れないことを気にするあまり、かえって眠れなくなることがあります。
「眠れない」からといって気にし過ぎてしまい 不眠恐怖症となることもあります。
実際に眠れないという方の脳波を測定した結果、断続的ではありますが、睡眠をとっていることがわかりました。
「寝たいのに眠れない」それは、皆が抱える悩みであり病気ではありません。
寝つきがよくなるポイント
◆不眠を気にしすぎない
気にするあまり眠れないこともありえます。
◆リラックスできる環境を作る
精神安定を促す作用があるものや眠気を誘うラベンダーの精油などをアロマをたいてもよいでしょう。
◆入浴後はすぐに布団に入る
体温が上がったところから体温が下がるところが深い眠りをとりやすくなっています。入浴した後は、体が冷える前に布団にもぐるとよいでしょう。
快眠のためには、寝室の環境を整えることも大切。
寝具やパジャマも、心地よく感じられるものを選びましょう。
◆明るさの調整
寝るときは、できる限り真っ暗が理想です。睡眠に作用するメラトニンの分泌を活発におこなうため、眠る1時間程度前の状態から室内を暗くしておく。
◆パジャマ選び
体をしめつけないゆったりとしたデザインのタイプを選びましょう。綿といった吸湿性や肌触りがよいタイプもオススメです。上の服のスソをズボンに入れておくと冷え性の予防にもなって最適です。
◆意外と大事な枕
ご自身の頭の高さにあったタイプを選びます。仰向けになって寝た際に、首のカーブ部分が自然に起立しているときと同じ状態になることが枕選びのポイントです。
また、不自然にあごがあがっていたり、逆に引いていたりする行為は避けたほうがよいでしょう。
素材は保湿性、吸湿性がすぐれたものを選びましょう。好みに合わせて調整できる枕なら、自由に行えます。
◆眠る前の行動
快眠を妨げないためにもっとも寝る前の行為として避けるべきことは、寝る前までテレビやパソコンなどの画面を見ることです。
目を刺激する明るさはもちろんのこと、関心のある情報にふれることで脳への刺激になり、不眠になる可能性があるためです。