「整形してようやく人並みになれた」「友達に整形がバレた」――整形美人が語る顔面改造のリアル
知られざる美容整形大国、ニッポン。せっかくチャレンジするのなら、誰しも成功したいし、失敗はしたくないですよね。そこで複数の整形美女にインタビューを敢行し、なぜ整形をしたかに始まり、整形にまつわる顛末をたっぷりと話していただきました。
現在日本は韓国よりも美容整形件数が多い国だということ、みなさんご存知ですか? ISAPS(国際美容形成外科学会)が2011年に発表した調査によると、国別美容整形件数は1位からアメリカ、ブラジル、中国の順に続き、意外にも日本は4位、韓国は7位という結果。人口当たりの件数では韓国が1位ではありますが、日本でもかなり整形が一般化しており、「整形美人」は少なくないというワケ。もしかしたらあなたの身近なところにも、整形美人はいるかもしれません。そこで今回は整形・プチ整形を行った3人の整形美女に、整形に関するあれこれをインタビューしてきました。
■Aさん(29歳/SE)
目の整形――「1回目はプチ整形、2回目で本格的な整形をしました」
1人目は一重まぶたがコンプレックスだったというAさん。現在は当時の面影がまったく残っていない、アーモンド型の幅広二重目に変身しています。1回目のプチ整形は高校卒業式の日に、2回目の整形は大学4年生のときに行ったのだとか。
――1回目の整形にいたるまでの経緯を教えてください。
「小学生の頃からずっと『自分はブスだ』と思っていました。腫れぼったい一重まぶたに加えて、太いまゆげに男の子みたいなショートヘア......どうして他のかわいい子とは違う異質な人間に生まれたのかと、落ち込んでいたんです。中学に入って眉を整えたり、軽くメークをしたりしても相変わらずブサイクでしたし、女子としては下位層に入ると自覚していました。あるとき、かわいくなれないのは目が原因だと気づき、高校入学と同時にアイプチで二重を作るようになったんです。ただ、アイプチは皮膚がデリケートになっている時期だと、糊で目元が肌荒れしちゃうのが不満でした。毎日セットするのも面倒ですし......。なので『卒業したら絶対に整形する』と高2くらいで決めて、それを励みに勉強を頑張りました。整形後、同級生が行かないような県外の大学へ進学すれば誰にもバレませんし」
――初のプチ整形にはどんな思い出がありますか。
「卒業式が終わった直後、母親と一緒に地元の美容整形外科に行きました。10年以上前なのであまり覚えてはいないのですが、施術はかなりスピーディーに終わったような気がします。5日くらいは目元が腫れぼったくなっていましたが、女子の外見に鈍い父親にはまったく気づかれていませんでした(笑)」
――お母さまが整形を公認されているんですね。
「母は『親からもらった身体を傷つけるな』的な古い考えを持っていないんです。むしろ母も若い頃に目を整形したり、今ではヒアルロン酸を入れていたりと、整形の先輩なので寛容なのかと(笑)。『コンプレックスを抱えて鬱々と生きるくらいなら、整形してキレイを手に入れて、前向きに生きてほしい』という考えです。私もその考えには賛成。とりあえず大学デビュー前にプチ整形をしたことで、わずかながら自分に自信を持てるようになったり、恋人もできたり、たまに『かわいい』と褒められるようにもなりましたから」
――その後、本格的な整形にいたった理由は。
「プチ整形は一生モノではありません。当時は"初回"ということもあって、軽いものに挑戦しただけなので、社会人になる前に永久モノの整形をしておこうと決めていました。しようと決めたタイミングは、プチ整形をして3年くらい経ったときだったと思います。まぶたを留めている糸の跡が出っ張ってきて、気になり始めたんですよね......。また、まばたきをするたびに、二重じゃなくて三重になることもあって。とにかくプチ整形が崩れかけていると察知し、そろそろメンテナンスが必要な時期だなと思ったんです」
――2回目の整形はどうでしたか。
「カウンセリングに行くと、三重になった皮膚の切除、全体の切開、目頭切開の3つの施術を行うことになり、約50万円かかることがわかりました。数ヵ月前からキャバクラでバイトをして貯めたお金をまるっと整形費用にあてましたね。手術自体は局所麻酔が効いた状態なので、意識は普通にあって、目玉がぐるんと回転するような違和感がありました。目周りの皮膚がジョキジョキと切られている不快な感覚も。気が遠くなったのを覚えています。その後どうやってアパートまで戻ったかはあまり覚えていませんが、抜糸までの1週間は目がお岩さんみたいな状態なので、誰にも会わずに部屋でおとなしく過ごしていました」
――仕上がりには満足していますか。
「プチ整形とは比べ物にならない仕上がりなので満足しています。目頭を少し切ったことで、よりパッチリ度が増しましたし、何よりも一生モノのくっきり二重が手に入ったのがうれしいです。社会人1年目で出会った同期からは『クオーター?』と本気で言われたこともあります(笑)。とにかく目を褒められるんです。整形してようやく人並みというか、中の中くらいになった感覚ですが、昔よりは断然モテるようになりました。一重のままだったら今も彼氏なんていないだろうな......と考えることがあります。整形がなかったら、今もジメジメした性格のままだったと思いますし」
■Eさん(24歳/メーカー)
目のプチ整形――「奥二重でしたがパッチリ二重になりたくて」
2人目はもともと奥二重で、決して小さい目ではなかったEさん。大学2年生の夏休みを利用して、目のプチ整形を行いました。
――奥二重であれば整形の必要はなさそうですが......?
「単純に『かわいくなりたい』気持ちが強かったんです。一応奥二重でしたが、昔からパッチリした二重に憧れがありました。せっかくきれいになるなら『土台もいい状態で手術を受けたい』と思い、ダイエット成功後に決行しました(笑)。二重の幅はお医者さんと相談しながら、自分の顔のバランスに合ったものを選ぶのですが、本音としてはもう少し幅広くしたかったです。でも今になって、これくらいが自然だなと思っています」
――美意識高めな女子が多い大学に通われていたそうですが、周囲の反応は。
「女子数人から『何か変わった?』と聞かれました。こういうストレートに聞いてくるタイプは純粋に『ん?』と思った人で、整形の事実には勘づいていないはず。一方で、私を見ながら『○○ちゃんは二重のプチ整形を5万円でしたんだってー。うちもしたいなー』と100%気づいてるような発言をする女子も......。『アイプチした?』と余計な探りを入れてくる女子もいました。見ている子は見ているんですよね。観察眼が怖いし、いちいちウザいなと思いましたね(笑)」
――整形した人にしかわからないことはありますか。
「プチ整形は糸を使って皮膚を留める施術なので、二重の線の上が糸の跡で数ヵ所プツプツしています。普段はメークもしていますし、接近してまじまじと見ない限りはバレないはず。今まで付き合った彼氏にも気づかれていないと思います。男の人は鈍感でいいなと感じました」
■Uさん(28歳/出版)
鼻のプチ整形ーー「"鼻の付け根のくぼみ"が自分としては許せなかった」
3人目は鼻が低いことが長年のコンプレックスだったUさん。大学時代から「顔面定期メンテ」と称して、鼻の付け根部分へのヒアルロン酸注入を行っています。
――どうして鼻のプチ整形をしようと思ったのですか。
「昔からクラスメートたちの横顔を見ていて『額下の鼻の付け根がくぼんでいなくていいなぁ』と羨ましく思っていました。私は家系的・遺伝的に(?)鼻の付け根がぐっとくぼんでいて、横から見るとアンバランスなんです。額からすっと伸びるような鼻に憧れて、整形で整えたいと思っていました。ただ、固形物を入れる本格的な整形は後遺症が起きたり、中でポキッと折れたりしないか不安なのでしたくない......となると、現状はヒアルロン酸注入しか選択肢がなかったんです」
――仕上がりはどうですか。
「正直100%満足しているとはいえません。ヒアルロン酸を注入するとどんな鼻になるか、簡単なシミュレーションをしながら進めるのですが、どのお医者さんもあまりたくさんは入れてくれないんですよね。1年で効果がなくなるのに1回2万円~程度かかったり、実際は半年程度で効果がなくなっている気がしたりしますから......」
――周囲の反応はありましたか。
「まったくといっていいほど誰も気づきません。もちろん夫も知りません。『私の鼻の付け根が額より落ちくぼんでいること』なんて、実際自分しか気にしていないことだと思うので。単に自分の美意識が『このままだと許せない』と感じるため、メンテナンスを繰り返しています。ただ、自分から『ヒアルロン酸を入れているので』と宣言しないといけないシーンはあります。たとえばフェイシャルエステに行ったときは、鼻の付け根周りを強く押されると皮膚がへこむんじゃないかと思い、エステティシャンにあらかじめ伝えます。『ヒアルロン酸注入しているので、あまり強くさわらないでください』と。固形物を入れているわけではないので、触ると若干やわらかいんですよね。シリコンを入れると骨みたいに硬くなっていいのでしょうが、そこまでは踏み込めずにいます」
3人に共通して感じられたのは「整形をしたことで女であることを楽しみ、前向きに生きられるようになった」ということ。のめり込みすぎるのではなく、コンプレックスとサヨナラするための一手段だと考えると、美容整形は悩める女子にとって一種の救いになるのではないでしょうか。
(池田園子/編集協力プレスラボ)