乾燥肌のブツブツにはニキビや湿疹などの種類がある

カサカサしてつっぱるような感じがつらい乾燥肌。しかし、ただ乾燥しているだけではなく、そこに何かしらブツブツができてしまう症状を併発してしまうことがよくあります。そのブツブツにはかゆみを伴ったり炎症を伴ったり、芯のあるものであったり局所的に広がっているものであったりと少し様相が違うものがいずれか、もしくは併発していることがあります。

これらのブツブツの正体は、ずばりニキビと湿疹です。できてしまう症状としてはニキビと湿疹は別物ですが、違うものであるだけに原因も別のところにあるものと思っていることもあるのではないでしょうか。

しかし、ニキビや湿疹の質の違うブツブツも、元を正せば1つの原因に辿り着くことが多くあります。それが乾燥肌です。どちらのブツブツも、乾燥が原因で引き起こされ、違った症状として現れてしまうのです。

ニキビと湿疹それぞれに対処を考えるとしたら、その症状別に違った方法を行ってしまいがちです。もちろん症状は別物ですから、その対処法は違っていて当然ですし、適切な方法を採らないと症状はいつまでも改善しません。

ただ、その原因がいずれも乾燥にあると考えた場合、根本の原因を改善する方法は1つのはずです。乾燥肌が改善すれば、そもそもニキビも湿疹も発生しないということになります。
肌のブツブツした症状は、自分自身でも不快ですし見た目も気になってしまいます。それぞれの対処法と大元の乾燥肌に対する対策を考えてみましょう。

ブツブツとした症状が顔や背中、またほかの場所にも出てきたら、まずそのブツブツが何なのかを突き止めましょう。毛穴が詰まったようなブツブツがポツポツと盛り上がっているような感じであればそれはニキビ、局所的にブツブツが集中するように発生していて、激しいかゆみを伴っている場合は湿疹と考えてよいでしょう。

ニキビは気が付けば皮脂分泌の多い箇所にできていますし、湿疹はかゆくてかきむしっている間にそこがブツブツになって発症するパターンが多くあります。これらは基本的に発症するきっかけは別のものであるため、それぞれの対処の方法も違ってきます。ニキビはその皮脂分泌や細菌、炎症への対処が主となりますし、湿疹は炎症もそうですが、何とかしてかゆみを鎮めることをメインに置かれます。

このように、それぞれの治療法は違いますが、大元の原因を探っていくといずれも肌の乾燥からくるものであるという結論に達するパターンが非常に多いのです。乾燥によって皮脂分泌が過剰になってできるニキビ、そして乾燥によって肌のバリア機能が崩れ、肌が敏感になってしまったことで過剰なかゆみを感じるようになって起こる湿疹。いずれも症状の現れ方は違えど、原因は乾燥肌に他ならないということはよく起こりうることです。

では、それぞれの対処法とはどのようにすればよいのでしょうか。場合やその方の体質にもよりますが、幸いたいていの場合はニキビができる場所と同じところに湿疹ができるパターンはそう多くありません。ニキビの発生原因と湿疹の発生原因はたいてい異なるためです。つまり、乾燥への対策の基本は同じくしても、それぞれの症状別に違った対応をすればよいわけです。

乾燥肌からくるブツブツした肌トラブルの症状には、ニキビである場合と湿疹である場合とがあります。乾燥肌の方がこれらの症状を発症した場合、それぞれ乾燥からくる症状であることは共通していますが、ニキビと湿疹はその発生するきっかけが別のところにあります。

ニキビは、肌が乾燥することによって角質層の潤いが奪われ肌バリアが壊れたため、それをフォローしようと皮脂腺からの皮脂が過剰分泌されることと、肌の常在菌の中で善玉と悪玉のバランスが崩れ、アクネ菌などが必要以上に増殖してしまうことなどから起こります。

一方湿疹は、乾燥によって肌バリアが崩れるところまでは変わりませんが、比較的皮脂腺の少ない箇所で皮脂が過剰に出ない分バリアが崩れたままの状態でさらされてしまいます。結果、潤いがどんどん逃げていって肌荒れがひどくなり、かゆみを誘発してかきむしってしまうことから発生するものです。

これらの根本的解決は、いずれも角質層の潤いを取り戻し、正常な肌機能へ導くことですが、ニキビと湿疹の対症療法はそれぞれに違うため、まずはそのブツブツ症状を改善することから始める必要があるのです。

ニキビの場合は殺菌作用や抗酸化作用のある洗浄剤を使って洗い、肌に残った汚れを確実に取り除いて油分を抑えた保湿ケアを行うこと、湿疹の場合はまず肌バリアを人工的に作ってその炎症を鎮めることから始まります。

皮膚科にかかっても、これらの治療の方法は違ったものが提示されるはずですが、その症状がそれぞれ治まってきたら考えることは1つ、乾燥肌の改善です。乾燥肌には適切な保湿を十分に行うことが必要となりますが、普段から行っている生活習慣にその大きな毛原因が隠されている可能性もあります。そのため、保湿ケアと同時に生活自体も見直しを行うべきです。
肌のメカニズムに沿って対策を行えば、どの症状にも終わりが見えてきます。

乾燥肌が原因でできるブツブツの症状について、それぞれに対処法が分かれてきます。例えばニキビの対処法に湿疹に効くものを使っても逆効果になることもありますし、もちろんその逆もしかりです。

つまり、それぞれに合った対処をまず先に行っておいて、その後乾燥肌対策をきちんととることが大切です。ニキビや湿疹が治ったからといって乾燥肌気質が残ったまま放置してしまうと、また同じことは何度でも繰り返します。

では、まずニキビと湿疹の対処法から見ていきましょう。

ニキビには刺激を与えず汚れを効果的に落とすこと
ニキビにもいくつか種類があり、とにかく皮脂分泌が過剰でしょっちゅう毛穴が詰まってしまうニキビと、乾燥肌が原因で皮脂分泌が逆に増えてしまって起きるニキビがあります。いずれもできるもの自体はそんなに変わりませんが、乾燥から来るものの方が若干厄介です。皮脂や汚れを確実に落としながら、潤いは十分に保つ必要があるためです。

殺菌作用などがある洗顔料で丁寧に
ニキビの改善には、無理につぶしたりせずに殺菌作用や抗酸化作用のある洗顔料でしっかりと洗うことが大切です。ここでしっかり汚れを落としておかないと、また新たなニキビを生産してしまうこととなります。

洗顔するときはあせらずこすらず
ニキビは皮脂の多さから発生するものであるため、少しでも早く改善したくてついゴシゴシ洗って皮脂を取り除こうと必死になってしまいがちですが、このような洗い方は厳禁。肌に刺激を与えてしまうと余計ニキビが悪化するだけではなく、ひどい炎症にも発展しかねないため、治るどころではなくなってしまいます。

ゆっくりあせらずに肌を覆うように洗いながらも、生え際やあごの裏などは丁寧にあらっていきましょう。

スキンケアはさっぱりタイプを
乾燥肌が原因ということなら、とにかく保湿をすればいいのではないかと思ってしまいますが、これもニキビができてしまっている状態では話が違ってきます。とにかくニキビを治すことから考えて、化粧水などは保湿成分がたっぷり含まれているようなリッチなものではなく、あくまでさっぱりタイプを。ニキビ用の殺菌成分などが含まれているものもおすすめです。

湿疹には刺激を与えないことが一番
湿疹は、乾燥によってかゆみが誘発された結果、かきむしってしまうことによって発生するものです。このかゆみとは、乾燥したことによる肌機能の崩れから起きます。さらにその箇所が炎症や傷などのトラブルを起こしている場合、その刺激で余計にかゆみが増発するという悪循環を持っています。
そのため、まずは湿疹部の炎症を鎮めて、かゆみを抑えることから始まります。

油分バリアで肌にフタをする
湿疹においては、あまりひどくない段階ではとにかく外部の刺激から守って炎症からかゆみが発生するのを防ぐことが大切です。油分を含んだワセリンや天然オイルなどを塗って肌にフタをし、刺激が極力加わらないようにしましょう。この段階では保湿を併用しなくても、肌の自然治癒力に任せて改善を図ることを行います。

ただし、こういった油分由来のものがそもそも肌に合わないことも考えられるため、その際はステロイド外用薬を使用して炎症を早めに鎮めてしまうことをおすすめします。ステロイド外用薬は市販もされていますが、副作用との兼ね合いが難しい薬品であるため、できれば医師に処方してもらった方がよいでしょう。

かゆみ誘発させるものを避ける
実は、かゆみを感じやすくなっているときにそれを増幅させるものは、衣類や食べ物の中にたくさん存在しています。
・衣類
なるべく綿などの優しい素材のものを着ましょう。化繊など吸湿性が低く肌触りもよくないものは避けた方が無難です。
・食べ物
唐辛子などの辛いもの、サトイモなどのアクの強いものはかゆみを増幅させる恐れがあるため、かゆいときには避けましょう。

このように、乾燥肌が原因でできるブツブツには種類の違うものがあり、それぞれに対処法も違います。間違った対処法を行うと、また症状を悪化させることとなってしまいます。

特にニキビと湿疹はできものの種類の中でも離れた位置にあるものであり、ニキビには油分ケアは厳禁ですし、湿疹箇所をさっぱりさせてもあまり意味がありません。各々を正しい方法でしっかりケアしてから乾燥対策に入るべきなのです。

しかし、どちらの症状もひどくなってしまうと自分では手の施しようがなくなってしまいます。そんなときは早めに皮膚科を受診して、しかるべき方法で治してもらいましょう。