| 1 | ある精肉店のはなし 映画『ある精肉店のはなし』より | 江戸時代から102年、7代という長きにわたり、生産から販売までを手がけ全身全霊で牛のいのちと向き合う精肉店一家の歴史と日常に迫った極めて上質なドキュメンタリー映画。ナイフ一本で丁寧に牛の屠畜を行う職人の真摯な手さばきが印象的に映し出される。日常に屠畜があり日々「生」と向き合いながら生きる北出さん家族の心の中には、被差別部落に生まれ代々続く自分たちの境遇やいわれなき差別をうけてきた父親の姿。被差別部落問題や社会史的の記録としても重要な一作。「命をいただいて、命をつなげてきた。」この言葉から、これまでの歴史と過去と未来も命で繋がっており、生きることは「命」を食べることなのだと感じられる作品。 ◆2013年/日本/106分 |
| 2 | 福島 六ヶ所 未来への伝言 | 福島県郡山市に暮らす14代続く米農家は、「米を作らなければ農民ではない」という強い思いで様々な困難に立ち向かいながらも黙々と米作りに励む。そんな米農家である中村さん一家を含む様々な人たちの切実な思いが捉えられている。福島と、青森県六ヶ所村、両地域近隣の市町村を訪ね、多面的なインタビューから、この時代の今を未来へ伝える、見応えのある一作。 ◆2013年/日本/105分 |
| 3 | みつばちの大地 (c) 2012 zero one film / allegro film /Thelma Film & Ormenis Film | 私たちが口にする食べ物、その3分の1はみつばちの受粉によるものである。彼らは大昔より花から花へ花粉を運び、生命の命を育んできた。しかし、近年そのミツバチたちに多くの問題が起きている。病気や失踪、そして大量死―。その理由をさぐるべく世界中で取材を敢行。みつばちと関わる人々の様々な立場や考え方を通して、自然と人間との関係を見つめなおすきっかけとなっていく―。みつばちのダンスや巣箱内の様子、女王蜂誕生の瞬間、そして大量死の様子。彼らの生態とその多くの問題を考えた時、どのように感じるか。鑑賞後に深く迫ってくる作品です。 ◆2012年/ドイツ・オーストリア・スイス/91分 |
| 4 | ヴァンダナ・シヴァのいのちの種を抱きしめて | 科学者であり環境活動家であるヴァンダナ・シヴァ。彼女を尋ね、インドを訪れた環境活動家であり文化人類学者の辻さんとその仲間たち。そこで語られたTPP、遺伝子組み換え食品、種の自由、グローバリゼーション(大企業のための国際化)とローカリゼーション(多様な者達の間のつながり)などについての彼女の言葉は、どれも力強く揺るがなく、心に深く響く。難しい問題を分かりやすく語る彼女と、その背景にあるナウダーニャ農場の美しい風景や「種の学校」。多くの問題を抱え混沌としている今こそ、彼女の言葉が立ち止まり考えるきっかけになるのではないでしょうかー。 ◆2014年/日本/58分 |
| 5 | モンサントの不自然な食べもの | 私たちに身近な食品、豆腐や納豆、ポテトチップなどのラベルにかならずある「遺伝子組み換えでない」という表記。当たり前のように食卓にのぼる遺伝子組み換え作物=「不自然な食べもの」。果たしてそれはどこから来るのだろうか?世界の遺伝子組み換え作物市場の90%を誇るグローバル企業「モンサント社」。アメリカに本社を構えるこの大企業の歴史を貴重な証言や機密文書によって検証していく。 42カ国で公開されGM政策に大きな影響を与えた、「食」ひいては「いのち」めぐる世界の構造を暴く、今見るべきドキュメンタリー。 ※アンコール上映作品です。 ◆2008年/フランス/108分 |
| 6 | 探そう!地元のオーガニック野菜 | アメリカの少女2人組が自分たちの食べているものがどこからくるのかという、素朴な疑問から食べ物の素性を追いかけていく。それによって地元の有機農産物の真の価値に気づくドキュメント。 2人は夏休み、家族で訪れた有機農家のトマトの濃い味に驚き、スーパーの野菜との違いに疑問を抱く。そこから世界地図を広げて食べ物調査をスタートする少女の姿を追った。地元の有機野菜や近郊の有機農家について考えてみたくなる作品。 ◆2009年/アメリカ/28分 |