葉酸サプリで貧血を防止できる?
葉酸は造血作用があり貧血を予防できるといわれています。
貧血と言うと全校集会のときに倒れてしまうとか、立ちくらみがしてしまう、とかそういうイメージでなんとなく認識がある人もいらっしゃるかもしれません。
「たかが貧血・・・」そう思っている方も多いと思いますが、中には大きな病気が隠れている場合もあるので軽くみてはいけませんよ。
ここでは、貧血について、またその予防策について紹介したいと思います。
そもそも「貧血」って何?
貧血とは体内に流れる血液の量が少なくなってしまうことをいい、特にそれによって酸素が運ばれなくなるためにさまざまな症状が起きるものです。
理科で習ったかと思いますが、血液中には赤血球があり、その主成分であるヘモグロビン(血が赤い成分です)によって酸素が体中に運ばれます。
貧血はその血液、特に赤血球が不足するため、体が「酸欠状態」になります。酸素がないと命に関わるのは皆さんご存じのとおりですが、貧血状態はこのピンチが慢性的に続いてしまうことになります。
いくら高濃度の酸素を吸っても、運ぶものが不足しているのですから意味がありません。酸素を運ぶ血液を増やさないと根本的に解決されないのです。
それではなぜ血液が少なくなってしまうのかといいますと、血液を作る元の成分が不足してしまうからなのです。具体的には鉄分や葉酸が不足することによって、物理的に血液を作るだけの原料が足りなくなってしまい、貧血状態に陥ります。
すぐに命に関わるということは稀ですが、さまざまな症状を生み出します。
貧血により、脳が酸欠になると・・・
脳が酸欠になると、立ちくらみやめまいが起きて、失神してしまうことになります。立っていられなくなるというわけです。
貧血により、心臓が酸欠になると・・・
心臓が酸欠になると、動悸や息切れが起きたり胸が痛くなります。心臓ですので、命へのリスクは高いものになります。
貧血により、筋肉が酸欠になると・・・
筋肉が酸欠になると、血の巡りが悪くなる貧血はので、肩こりやだるさ、疲労感などが現れます。肉体的な苦しさです。
これらは別個に起きるとは限らず、時には一緒に症状が出てしまうため、非常に苦しい状態になり大変です。
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貧血が女性に多いのはなぜ?
貧血は女性のほうがなりやすいもので、これは、生理などで出血して血液が減ってしまうリスクが大きいことと、男性ホルモンの分泌量の違いによるものが原因です。
男性ホルモンは、血液を作るよう体に指令を出すホルモンです。当然男性のほうが男性ホルモンは多いのですから貧血になりにくいというわけです。もちろん、男性でも貧血になる人はいます。
女性の場合、5人に1人が具体的な貧血の症状はないものの貧血になる可能性の大きい「貧血予備軍」だといわれていて、何らかの対応が必要です。
貧血の種類
貧血は鉄分が不足して起きる「鉄欠乏性貧血」、残りは葉酸の不足で起きる「巨赤芽球性貧血」や、「再生不良性貧血」などです。
再生不良性貧血は白血病などに移行する可能性のある国指定の難病で、正直、食事やサプリでどうこうできるものではありません。
貧血を改善するための食生活とは
多くは鉄分や葉酸が不足して起きるわけですから、これらを物理的に多く摂取する=含まれているものを食べることが必要になります。
貧血にはレバーが最強!
では具体的に何を食べればよいのかといいますと、よくいわれるようにレバーなどが効果的です。レバーは鉄分だけでなく葉酸も豊富に含まれますので、どちらの原因の貧血であってもそれを予防することができます。
レバーのほかには、レバー以外の肉の部分やマグロやカツオなどの魚類、貝類にも多く含まれます。ただ、そればかり食べるわけにもいきませんので、バランスよく食べる必要があります。
あとは、納豆や豆腐などの豆類や、ホウレンソウや小松菜などの緑色の葉物野菜に鉄分、葉酸ともに多く含まれいます。
飲み物で補う!
ただ、なかなか量を食べるのは難しいのが現実ですが、それぞれのジュースである「豆乳」や「青汁」はフレーバー入りで飲みやすいものが多く販売されているので、食事や間食に1杯添えるだけで全然違ってきます。
あと、鉄分で有名なのは、レーズンやプルーンなどの濃厚なフルーツです。濃縮プルーンが人気なのはよく知られています。プルーンは便秘解消効果もあり、総合的な健康食品としてもおススメです。
フライパンで調理するのも○
また、鉄分は鉄そのものから摂取することも可能です。
もちろん、鉄をかじれということではなく、鉄瓶や鉄のフライパンを使うと、体に害のない範囲で鉄分が溶け出すので、それを吸収することができます。あくまで通常の調理の範囲内です。くれぐれも砂鉄を飲むようなことはしないでくださいね。
とはいえ、食事だけで鉄分や葉酸を摂取しようとすると、かなり工夫が必要ですし、場合によっては食事量を増やさなければいけなくなります。
ダイエットには大敵ですし、肉類はいくら鉄分が豊富だとはいえ、食べ過ぎると今度は脂質が多くなります。脂質は不溶性で体に溜まるので、脂肪となり太ってしまします。
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てっとり早くサプリメントで補給!
そのような食事だけでは改善できない部分を解消できるのがサプリメントです。鉄分、葉酸、それぞれ単独のサプリもありますが、両者がバランスよく配合されている葉酸サプリも多く販売されていて、これを飲めば効果的に両者を摂取できます。
毎日飲んでいれば、数字上は貧血になるリスクはかなり低くなります。
ただし、両者ともサプリによって簡単に過剰摂取できてしまいます。過剰摂取はむしろ中毒症状が起きる危険性があり、これは通常の食生活ではそこまでの過剰摂取リスクはないのですが、サプリだと簡単に飲み過ぎてしまうので、注意が必要です。
酸欠の原因が、周りの酸素の不足ではなく酸素を運ぶ血液の不足によるものなので、酸素ボンベを吸わせても効果は薄いです。
一酸化炭素中毒のようにすぐに昏倒し死に至るということはあまり考えられないため、落ち着いて周囲の人が対処してあげましょう。
対処法のポイントは少ない血液を少しでも巡りやすくしてあげることです。
安静にしてベルトやズボンなどの締め付けを弱めてあげることで、血液の循環を改善してあげます。
横になるスペースを見つけて、そこに寝かせてあげたのち、ベルトなどの締め付けを緩め、毛布や上着、コートなどをかけて体を温めます。体温が上がり、気持ちがリラックスすると徐々に症状は改善します。
ただし、貧血の原因がなくなったわけではないので、サプリ等で補うようにします。ただ、低血糖の人が倒れて、飴を舐めさせると回復し起き上がるような劇的な効果はありません。あくまでその場の対処療法であり、根本的な鉄分、葉酸不足の解消が望まれます。
貧血は深刻な病気のサイン!?
鉄分不足による貧血は、原因がはっきりとしていますし、症状もあまり深刻にならない場合が多いので、どちらかというと「軽い」貧血です(あくまで比較の問題で、軽視していいわけではありません)。
一方、葉酸不足による貧血は「巨赤芽球性貧血」と呼ばれ、別名「悪性貧血」と呼ぶ人もいます。悪性といってもガンではありませんので転移とか増殖するわけではありませんが、症状は鉄分不足のものより深刻です。
イメージとしては、鉄分不足の貧血は酸素を運ぶための車の材料が不足しているものなので、その材料を補ってあげれば解消しますが、葉酸不足の貧血はDNAの合成が阻害される、つまり酸素を運ぶ車を作るプログラムがおかしくなるものなので、より症状は重く、めまいなどのほか、手足のしびれや知覚障害など神経系の障害が発生する可能性があります。
もちろん、再生不良性貧血などはそれだけで深刻な病気ですので、すぐに治療を開始してください。
男性の貧血は注意が必要?!
ここからが大切なのですが、鉄分や葉酸が足りていても貧血あるいは貧血に似た症状を示す場合があります。これが要注意なのです。
特に貧血になりに男性が血液が不足している可能性を考えると、血液の原料が不足しているのではなく、体のどこかで出血をしているということが思い浮かびます。胃潰瘍や十二指腸潰瘍の可能性もありますし、もっと深刻な胃がんや大腸がんなどの可能性もあります。
出血しているということはがんでも、初期ではなくある程度進行している場合が多く、進行性のものだと早期に何とかしないと手遅れになります(何とかしても手遅れの場合もあります)。
痔ではないのに血便がある場合はその可能性を深刻に疑ってください。即刻検査を受けるべきです。
慢性的に貧血気味の女性は要注意!
女性も同じようなリスクがあります。
むしろ、男性のようにあまり貧血にならないのになると気づきやすいのですが、慢性的に貧血気味の女性が、がんなどによる出血のために貧血になっても「いつものことだ」放置して手遅れになってしまう可能性があります。
鉄分や葉酸をサプリによって補っても貧血が解消しない場合は、重大な病気の可能性を疑ってみるべきです。そうした病気を表に出すための試験紙として、サプリは機能します。恒常的に飲むことで、鉄分不足や葉酸不足による貧血の可能性を排除できるわけです。
以上、葉酸などのサプリと貧血の防止について述べさせていただきました。飲むことで貧血の予防だけでなく、ほかの病気も「あぶり出し」できます。是非飲んでいただくことをお勧めいたします。