禁煙の同志から教えてもらったのですが、「アメスピ禁煙法」というのがこの世には存在するらしいです。アメスピとは日本でも販売されているタバコ銘柄「アメリカンスピリット」の略語です。「踊る大捜査線」で織田裕二扮する青島君が吸っていたタバコというとピンとくる方も多いのではないでしょうか。
このアメスピ、化学物質無添加をうたったなかなか割高なたばこですが、いったいアメスピ禁煙法というものはどんなものなのでしょうか?
まず「アメスピリット」とは
アメスピは正式名称を「ナチュラルアメリカンスピリット(Natural American Spirit)といい、サンタフェナチュラルタバコ社が1991から販売を開始した比較的新しい銘柄です。
本社サイトと「サンタフェ ナチュラル ジャパン」サイト(登録制)によれば、同社はネイティブアメリカンのたばこ文化に敬意を表して、本来のたばこの味を追求しているそうで、アメスピには化学薬品を一切使わない「100%無添加たばこ」として製造し、燃焼促進剤も含まずに作っているとのことです。
銘柄には農薬も使用しないタバコ葉で作った「オーガニック」というのもありますが、日本国内では「レギュラー」「ライト」「ウルトラライト」など紙巻き、手巻き併せて9種類が販売されています。
さて、肝心の「アメスピ禁煙法」
人づてやらGoogle先生やらで「アメスピ禁煙法」を調べてみると、結構古くから存在するようですね。古いもので2007年11月にYahoo!JAPANさんの知恵袋のアンサーとして寄せられている中で紹介されています。
アメスピ禁煙法とは、まず普通のタバコを「完全」にやめて、その代わりアメスピだけを3ヶ月間吸います。この3ヶ月で体から徐々に化学物質を出してしまいます。これは禁煙ではないので全然辛くないです。
3ヶ月アメスピを吸った後に、禁煙を開始します。このときの禁煙はライターも灰皿も喫煙に関わるものは全て捨てると良いです。ただし、周囲の人には禁煙とは言わず「節煙中」と宣言しましょう(もちろん自分の心は禁煙を固く決意します)。
禁煙宣言は逆に自分を追い込み、1本でも吸うともうどうでも良くなり、言った手前の罪悪感や格好わるさなどでリバウンドも酷くなります。節煙宣言ならば1本吸ってしまっても、そのときは深く反省して再び禁煙を再会できます(1本吸ってしまったらその度にライターもタバコ箱ごと捨てます)。禁煙は長い戦いですから、常に自分にやり直しのチャンスを残すことが大切です。
以上のように書いてあります。他にも色々断片的な情報はありますが、本家アメスピ禁煙法のような方法は見つかりませんでした。ただ、断片ながらも、アメスピ禁煙法についてまとめてみると、以下のようになります。
アメスピ禁煙法は、銘柄を変更する禁煙方法
アメスピは無添加たばこだから健康被害が少ない
たばこ依存を強める化学物質が体から排出される
アメスピにすればニコチンとの闘いだけになる
燃焼促進剤を使っていないので持ちがよく本数が減る
まずはアメスピを3カ月吸い、体を慣らし禁煙する
アメスピ禁煙法のウソとホント
なるほどと関心する点も多い「アメスピ禁煙法」ではありますが、なかなか難しい部分もはらんんでいます。
メリットとしては
- 吸いながらやめるのでプレッシャーが低い
- いちおう禁煙を意識している
- 有害な化学物質が少ない
といった点がありますが、逆にデメリット、というか注意点としては
- アメスピのニコチン(0.4~1.7㎎)やタール(3~12㎎)は意外と高い
- 根本的なニコチン依存はクリアされない
- 3カ月吸ったらやめる意志が必要
- アメスピの値段が割高
という部分が引っ掛かります。今回取り上げた「アメスピ禁煙法」のような節煙や減煙は、自分をコントロールできるかどうかという難しさもあるので、場合によってはすっぱりやめてしまう断煙よりも難易度が高い場合もあります。
禁煙に向けてちょっとずつ体からニコチンを抜いていく作戦では、たばこを吸いながらというよりも、ニコレットやニコチネルの方が潔い気もするのですが、みなさんはどう思われますでしょうか?