日本のベンチャー企業ピクセンが、乳がんと肺がんのにおい物質を同定して、がん探知センサーを完成させ、現在、臨床試験へと段階が進んでいるそうです。2006年度中に厚生労働省に申請し、できるだけ早い機会に医療機器としての承認を得ようとしているとのこと。
現在、癌の検査は、採血、バリウム、心電図、レントゲン、内視鏡、PET、CT、MRI、超音波、X線などあるが、時間もかかるし費用も高いのとのこと。乳がんのマンモグラフィーも専用のレントゲン装置に乳房を挟む時に痛い思いをしたり恥ずかしかったりして敬遠されがちですが、このがん探知センサーが実用化されれば、短時間で安価で苦痛を伴わない画期的な検査方法となるようです。検査機械もそう高価なものにはならないだろうから、病院にとっては設備導入費が、患者にとっては検査費用が安上がりになる。そうなると、財力のない小規模な診療所でも検査機械を設置できますね。更に、がん探知センサーを内蔵した携帯電話などが実用化されれば、いつでも手軽に自分で検査できるので、定期健診より早く異常を知ることができ、手遅れという事態が減ります。iモード等による遠隔検診とかその分野でも経済効果がありますね。その上、大掛かりな検査が減るし、また、早期発見により高額医療が減少することにより、日本が抱えている医療費削減にも大いに貢献するだろうとのこと。また、比較的安価な検査機械なことから、発展途上国の医療の質の向上が見込まれたり、大規模な検査機械ではないことから、病院スタッフが出張して大勢の人を一度に検査できるなど、その効果は計り知れない程大きいらしい。
実現されれば、マジにノーベル賞もんじゃないかと思います。
人間の五感の中で嗅覚が一番研究が遅れていたので、これが起爆剤となり嗅覚の分野に研究者と研究費がどどっと雪崩れ込み、一気に嗅診とにおい物質の研究が急激に進むことを希望します。