昨年、テレビ番組「Youは何しに日本へ?」をきっかけに
日本のハンコ(印鑑)が何よりも好きで
ハンコを押すたびに大興奮してしまうという
ちょっと変わった青年の姿が話題になりました。
フランス出身で、名前はロマ・トニオロくんといいます。
日本人にとっては、銀行や仕事で使う道具でしかないのに
ハンコのどこが、そんなに魅力的なんだろう。
もし、ロマくんが「ほぼ日手帳」や日本の文房具を見たら
日本人とは違った見かたや、たのしみかたをするのかな。
気になった手帳チームが連絡をとってみたところ
「日本の手帳や文房具に、とても興味があります!」と
ほぼ日の事務所へ遊びに来てくれることになりました。
はじめて触れる文房具に驚くロマくんの感想とともに
人気のラインナップをお届けします。
- ほぼ日
- ロマくん、ほぼ日へようこそ。
- ロマ
- こんにちは。
今日は、とってもたのしみです!
- ほぼ日
- ありがとうございます。
さっそくですが
まずはじめに、すごく気になっていることを
質問してもいいですか?
- ロマ
- 何でしょう?
- ほぼ日
- ロマくんは、いつもハンコを
持ち歩いているんですか?
- ロマ
- はい!
今日は5個しか
持ってきていないんですが‥‥。
- ほぼ日
- ‥‥5個!
- ロマ
- これは、漢字のぼくの名字で
兎弐桜路(トニオロ)。
こっちは浪漫(ロマ)です。
- ほぼ日
- そもそも、どうしてハンコを
好きになったんですか?
- ロマ
- 3年前、初めての日本旅行のときに
事前にいろいろ調べようと思って
フランス語の情報サイトを見ていたら
ハンコのことを知ったんです。
日本では、これを使って銀行口座を開いたり
家を借りられたりするんですよね!
初めて見たとき、なんだかそれが
魔法の道具みたいに思えたんです。
それから、漢字の一文字一文字に
意味があるのも、おもしろいと思って。
- ほぼ日
- なるほど。
欧米では、契約はサインが主流ですもんね。
- ロマ
- そうなんです。
でも、実は日本に来て初めて作ったハンコで
大失敗しちゃったんですよ。
日本語の知識もなかったので、適当に
「炉真鶏」(ロマトリ)
という漢字を選んでしまいました。
僕はてっきり「真実の鳥」的な
カッコいいイメージだと思って作ったのに
これじゃあ、オーブンに入った
フライドチキンですよ(笑)。
- ほぼ日
- それで、作りなおしたのが
「兎弐桜路」なんですね。
- ロマ
- はい、オフィシャルで使うハンコには
名字を使うということも、あとから知りました。
今度は慎重に、漢字を選びましたよ。
「桜」は実に日本らしくて、とっても好きな漢字。
そして僕はふだんから健康のために
ニンジンを食べているので、「兎」も(笑)。
目的まで進んでいくような「路」に
クラシックな「弐」という漢字。
二匹のうさぎが桜の道を行く、という感じかな。
自分らしいものになって満足しています!
- ほぼ日
- かっこいい漢字の組み合わせですよね。
ところでロマくんは、日本の文房具を
使ったことはありますか?
- ロマ
- ええと、フリクションペンとか好きです。
ペンなのに消せるなんて、すごく便利ですよね。
- ほぼ日
- はい、日本でも人気です。
フランスにも素敵な文房具が多いと思いますが
日本の文房具には、どんな印象を持っていますか?
- ロマ
- 僕、日本の紙や折り紙が好きなんです。
模様のデザインが素敵だし、紙の質もいいし
本当に美しい‥‥。
海外では、日本といえばマンガとか
秋葉原や原宿カルチャーみたいなイメージが強いけど、
僕はどっちかというと、日本人のものをつくる精神とか
センスみたいなものに興味があるんです。
- ほぼ日
- それは、とてもうれしいです。
ほぼ日手帳にも、トモエリバーという
薄くて軽い専用紙を使っていますし、
ほぼ日ストアの文房具でも
ものづくりにこだわりをもった
日本のメーカーさんのものを
数多く取り扱っているんですよ。
- ロマ
- うわあ、早く見たいです!
- ほぼ日
- では、さっそくご紹介していきますね。
まずはロマくんが好きな
ハンコから見ていきましょう。
- ロマ
- 小さくてかわいいハンコがいっぱいですね。
わあ、押したあとに、消せるんですか?
どうなっているの?
- ほぼ日
- 書いた文字を消せるフリクションペンの
インクをつかったスタンプなんです。
たとえば、月間スケジュールに
スタンプで予定を押しておくのもおすすめですよ。
この「休」なんかも、人気があります。
- ロマ
- これ、ほしいなあ!
僕、フリクションペンも大好きなんです。
急に仕事が入って、休みじゃなくなっちゃっても
消せるから、いいですね。
- ロマ
- 何か書いてありますね。
「とってもgood」、「なかなかgood」‥‥?
- ほぼ日
- これは、小学校の先生が、生徒のノートに
「よくできました」の印として押してくれるような、
日本人にとっては、ちょっとなつかしくって
ゆるい感じのするハンコなんです。
たとえば、日記のように1日の出来事を振り返って
感想を押しておくのもいいですね。
- ロマ
- なるほど。僕だったら、日本語の勉強が
よくできたときに押すといいのかも。
- ほぼ日
- オリジナルサイズのほぼ日手帳の
月間カレンダーに合わせて作ったハンコです。
ただ、文字で予定を書くだけのページでも
こういうハンコを押すだけで
ぱっと華やかになるんですよ。
- ロマ
- カレンダーの枠にピッタリなんですね!
それにしても、印鑑だけじゃなくて
日本にはおもしろいハンコが
たくさんありますね。
絵がうまくなくても、押しているだけで
スケジュール帳がかわいくなるのがいいと思います。
- ほぼ日
- 続いて、ペンを見てみましょうか。
- ほぼ日
- 毛筆で書いたような雰囲気を出せる、筆ペンです。
ふつうは黒インクなんですが、
こんなにカラフルなものがあるんですよ。
- ロマ
- 漢字を書くのにぴったりじゃないですか!
僕、ちょっと練習しているんです。
ハンコにも入れている
名前の兎弐桜路(トニオロ)も漢字で書けますよ。
「弐」は難しいから、簡単なほうの
「二」のほうが得意だけど(笑)。
- ほぼ日
- 漢字、お上手です。
ぜひ筆ペンでも書いてくださいね。
- ロマ
- あれ? これも筆ペンですか?
- ほぼ日
- ちょっと違うんです。
たとえば、ハンコのスタンプ台とかって
持ち歩くのは面倒ですよね。
そんなときに、使えるスタンプ用水性マーカーです。
もちろん、ふつうのカラーペンとしても使えますよ。
「ツキネコ」というスタンプインク専門の
日本のメーカーが作っているんです。
- ロマ
- ハンコ用のペンなんですか!
微妙な色合いとか、
細かいところまでこだわる感じが
さすが日本のメーカーですね。
- ほぼ日
- 次は、ふせんを紹介しますね。
- ほぼ日
- ふせんって、小さいから
持ち歩こうとすると
けっこうバラバラとしてしまうんです。
でも、これはケース入りで、
裏面がシールになっているので、
手帳の好きな場所に貼ることで
手軽に持ち歩くことができるんです。
- ロマ
- 便利ですね。
手帳の最初のページに
さっそく貼っちゃおう!
- ほぼ日
- 紙ではなく、フィルムのふせんなので
取り出しがスムーズなのもいいんですよ。
- ほぼ日
- こちらは、丸いかたちのふせんです。
オリジナルやカズンの
月間スケジュールのマス目に
ぴったりのサイズに作りました。
- ロマ
- おもしろいですね。はじめて見ました。
スケジュール帳がたのしくなりそうです。
- ほぼ日
- 大塚いちおさんというデザイナーさんと
ほぼ日がコラボしてつくったふせんです。
半透明だから、下の字も見えるし
この上から、文字を書いたりできます。
- ロマ
- 丸でさえびっくりしたのに‥‥。
こんなアイデア、どうしたら思いつくんですか!?
本当に、たくさんのたのしい文房具があって
びっくりします。
ところで、このなかでも
日本のみなさんに人気の文房具は
どんなものなんですか?
- ほぼ日
- やっぱりスタンプやふせんは人気があります。
そして、今から紹介する3つは
とくに人気が高いんですよ。
- ほぼ日
- これは、日本地図やいろいろな記号、印を
なぞって書けるテンプレートです。
たとえば、この「トラベル」だったら
日本地図や温泉、桜など、
国内旅行で使えそうなマークを書けますよ。
ほぼ日手帳カバー内側の
ポケットにぴったりおさまるサイズです。
- ロマ
- 僕、日本が大好きだから
この「トラベル」は使いたいです。
沖縄、札幌、福岡、白馬‥‥
いろいろ旅行もしましたよ!
- ほぼ日
- 旅行したときに
このテンプレートで地図を写して
記録しておくのも、たのしそうですね。
ぜひ使ってみてください。
- ほぼ日
- 紙などに、ピリピリっと切れるミシン目を
簡単に入れられるカッターです。
「OLFA」という日本のメーカーのものです。
紙でもビニールでも、
くるくるっと走らせるだけで
切り込みを入れられるんです。
完全に切り離したいときは、
切り込みを入れてから、引っ張れば
きれいに切れますよ。
- ロマ
- すごくスムーズに動きますね。
使いやすいし、これだけスリムだから
持ち運びもしやすそうです。
- ほぼ日
- 最後に、こちらは
手帳カバーのポケットに入れて
気軽に持ち歩けるハサミです。
- ロマ
- 薄い!
このサイズ、ほぼ日手帳にぴったりですよね。
いきなりハサミが必要になるときってあるから、
これは便利に違いないです。
- ほぼ日
- 以上、ほんの一部ではありますが
見たり、使ったりしてみて、いかがでしたか?
- ロマ
- 「さすが日本の文房具だ!」と思いました。
いろいろな日本のメーカーの
文房具を見ることができて、よかったです。
- ほぼ日
- ありがとうございます。
私たちも、日本の印鑑や文房具のよさを
あらためて感じさせてもらいました。
- ロマ
- 僕は、ハンコをきっかけに
日本や日本の文化が大好きになりました。
これからも、もっと多くの日本のかたに
よろこんでいただけるように、お仕事がんばります!
- ほぼ日
- 応援しています。
これは、「ほぼ日」からのプレゼントです。
よかったら使ってみてくださいね。
- ロマ
- わあ、ありがとうございます。
さっそく手帳にハンコを押そうっと!