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悪魔の証明
悪魔の証明とは?第99回 欲について千思万考で述べたように、言葉の定義が研究分野によって異なることは珍しいことではなく、「悪魔の証明」という言葉も様々な解釈が展開されているのが実状です。この言葉は、元来は古代ローマ法における所有権の証明の困難さを言い表す比喩ですが(原義)、現在では「積極的事実(あること)の証明」或いは「消極的事実(ないこと)の証明」いずれであれ、全数調査が膨大であるために証明が困難または不可能である場合の比喩として用いられています(広義)。つまり、「真」であ...
2017/06/13 05:56
アナボリックステロイドの有害作用
レクリエーショナリーリフターを対象とした研究で、anabolic-androgenic steroid(AAS:男性ホルモン作用蛋白同化ステロイド)を長期に亘って使用すると、心室機能が低下すること、而も、それはステロイド使用を止めた後も続く可能性があることが、アメリカ心臓協会Circulation で発表されました。
2017/06/03 18:46
女子中学生のダイエットにカルシウム/乳製品は有効ですか??
太り過ぎで悩む女性が増えています。成人のケースでは、健康体重をゲットするためにはカルシウムや乳製品をたくさん摂ることが薦められていますが、思春期の女性ではどうなんだろうか?結論から言いますと、カルシウム/乳製品の摂取を2倍(1日当たり600mgから1200mgへ)に増やしても、体重増を減じる効果は無かったことが米国University of Nebraska Medical CenterのJoan et al.から報告されました。
2017/05/27 21:04
妊娠糖尿病はライフスタイルを変えることで予防できるのか??
本研究では、GDM(妊娠糖尿病)リスクを減らすための方法として、ポテト・パスタ・ライス・スナック・キャンディなど糖質を制限した健康的な食事(HE)、中程度~活発な強度での身体活動の励行(PA)、及びHE+PA組合の組合せの有効性が比較検討されました。しかし、HE或いはPA単独では有益な効果は認められませんでした。HE + PAの組合せ介入で、GWG(妊娠体重増加)を制限することができましたが、空腹時血糖値は低下しなかったそうです。
2017/05/26 06:46
第999回 全粒穀物への置き換え効果
American Journal of Clinical NutritionFirst published February 8, 2017Substituting whole grains for refined grains in a 6-wk randomized trial favorably affects energy-balance metrics in healthy men and postmenopausal women背景:全粒穀物がエネル...
2017/03/20 22:18
2017/03/20 19:30
第995回 炭水化物は脂肪に変わる?
相変わらず針小棒大な誤情報が飛び交っています。『人体はたんぱく質を脂肪に変換する能力がありません。ですから、たんぱく質をたくさん食べても脂肪に変わることはありません。しかし、炭水化物は脂肪に変わるので肥満の原因になります。』・・・あなたはこのように教わってはいませんか?これも真っ赤な嘘です!
2017/02/19 13:22
第994回 低炭水化物/糖質制限食の真相(米国糖尿病学会)
『“2013年の米国糖尿病学会(ADA)の食事療法に関する勧告”を引用しつつ、糖質制限食の優位性を強調/広言する某糖尿病専門医』、『学究的な論文は一切発表せず、エビデンスのヒエラルキーとして認められない私的なブログや恣意性で固められた所謂ダイエット本の類を以って、糖質制限食を絶対的/排他的に喧伝し続ける某医師』、『糖質制限原理主義に心酔し、“ダイエットにカロリーは関係なく、炭水化物を食べないことが重要である”と誤情報を拡散し続けるヤフー知恵袋の糖質制限狂信者たち』…こういった人たちによる情報...
2017/02/13 11:37
2017/02/03 05:22
第992回 糖質制限ダイエットの安全性と効果をレビュー
糖質制限か脂質制限かのダイエットを考えている人に、ぜひとも知っておいてほしい研究結果が、このほど、米・メイヨークリニックの研究グループから発表された。短期間の糖質制限食によるダイエットは安全だが、脂質を制限したダイエットと比較して減量効果はそれほど高くないことが分かったという。研究の詳細は、12月1日発行の医学誌「The Journal of the American Osteopathic Association」(2016; 116:788-793)に掲載されている。
2017/01/25 18:19
2017/01/23 19:10
第989回 カロリー制限は健康と長寿のカギ!
<結論>米国ウィスコンシン大学/国立霊長類研究センター(WNPRC)と米国NIH/国立老化研究所(NIA)はそれぞれ同時期にアカゲザルを使って、‘カロリー制限と延命効果-健康効果に関する研究’を行いましたが、その結果は相反するもので物議を醸しました。今般、二つの研究チームが互いのデータを持ち寄り共同して再解析した結果、『カロリー制限は効果あり』という結論で一致しました。
2017/01/19 12:39
第986回 糖質制限ダイエットで頭がクラクラするのは何故ですか?
脳および白血球/骨髄/赤血球を除いて、人体のすべての組織は炭水化物が利用できないときには遊離脂肪酸またはケトン体をエネルギー源として使用できます。通常食の条件下では、脳と中枢神経系の標準燃料はグルコースで1日当たり凡そ104gが消費されます。しかし、脳はグルコースしか利用できないと考えるのは誤解であり、数日間のケトーシスがいったん確立されると、どんどんケトン体を利用できるようになることは30年以上も前から明らかになっています。
2016/11/21 09:51
第983回 低炭水化物食の定義
低炭水化物食に関する標準定義はなく、これが主要因でエンドレスな論争や混乱が起きていると言っても過言ではないでしょう。State University of New York Downstate Medical Centerの教授Dr. Richard D. Feinmanらはこのような状況を打破すべく、米国糖尿病学会の食事ガイドライン2010および国民健康栄養調査のデータに基づき、炭水化物食の定義を次のように徹底することを提案しています:
2016/11/04 10:11
第982回 糖質制限食をめぐる議論への違和感
米国糖尿病学会は2013年10月の栄養療法に関する声明において、低炭水化物食を糖尿病治療食の選択肢の一つとして認めていますが推奨はしておらず、「全ての糖尿病患者への三大栄養素(炭水化物/タンパク質/脂質)の特定の理想的なカロリー比率はないことはエビデンスが示唆している。それ故、栄養比率は代謝状態(例えば、脂質特性や腎機能)並びに嗜好(例えば、伝統、文化、宗教、健康への信念や目標、経済)を個別的に評価して決定されるべきである」、「糖尿病患者への理想的な炭水化物の摂取量に関するエビデンスは不十分...
2016/11/02 12:34
第981回 夕食より昼食をメインにするとダイエット効果は大きい?
American Journal of Clinical NutritionAm J Clin Nutr October 2016 Beneficial effect of high energy intake at lunch rather than dinner on weight loss in healthy obese women in a weight-loss program: a randomized clinical trial1by英国Nottingh...
2016/10/26 11:01
第979回 新認知行動セラピーによるダイエット効果大なり
米国フィラデルフィアDrexel大学のDr. Evan M. Formanらは、『Acceptance-Based Behavioral Treatment (ABT)と呼ばれる新しい減量方法は、単に摂取カロリーを減らし消費カロリーを高める典型的/伝統的な標準行動療法(standard behavioral treatment=SBT) に比べて、減量効果が大きく且つ維持効果も長く続く。ABT療法は減量そのものを見据えるのではなく、個人のもっと大きな価値にフォーカスすることで、食事管...
2016/10/12 09:12
第976回 少年期のフィットネスと成人期の健康の相関性
近年、米国スポーツ医学団体ACSMの “世界のフィットネストレンド” 及び各国の “健康づくりのためのエクササイズ指標” でも示されているように、レジスタンスエクササイズの重要さが取り沙汰されるようになりましたが、レジスタンスエクササイズに関する研究論文は有酸素運動に比べるとまだまだ限られています。その中でも子供たちに関する科学的文献はさらに限られているのが実状です。 2016年9月20日付け英国スポーツ医学誌で、“9~17歳110万人を対象として20mのシャトルランテストを...
2016/09/28 16:07
第975回 筋肥大に最効のプロテイン摂取は?
この分野で著名な諸兄もご存じのAlan Aragonは、「筋肥大の最大化に最も重要なことは、“筋トレ+十分なプロテイン”であり、“摂取タイミング”ではない」という考え方ですが、英国スターリング大学のKevin Tipton教授が率いる研究チームは2016年3月23日付けNutrients誌で、「筋量増大や維持には、単にプロテインの1日当たりの総摂取量をアドバイスするだけでは不十分で、プロテインの種類、摂取量、タイミング、方法、他栄養素の併用摂取などの相互作用を理解することが大事である...
2016/09/26 09:04
第974回 睡眠と身体活動の関係
結論から言いますと、日々の睡眠時間と身体活動パターンの相互関連はないそうです。米国フィラデルフィアChildren's Hospital、ペンシルヴァニア大学、カリフォルニア大学、Northwestern University Feinberg School of Medicine、Brigham and Women's Hospital、ハーバード大学医学部、Harvard T.H. Chan School of Public Healthらによる研究報告です。
2016/09/25 07:27
第972回 カロリー制限しながら運動してもベージュ細胞は活性化しない
“運動や食事制限でエネルギー収支バランスがマイナスに転じると、白色脂肪組織内に褐色様Brite細胞が形成され、延いては体脂肪の減少をもたらす”という仮説が先行研究で示されていますが、英国Nottingham大学、Royal Veterinary College 、King’s College London、カナダBrock大学などによる共同研究チームから 『肥満女性79名を対象に、1日当たり約200kcalのカロリー制限をしながら、週5回x16週間のエクササイズをやってもらったが、熱...
2016/09/22 12:21
第971回 脂質特性からカロリー制限後の長期血糖改善が予測できる
American Journal of Clinical NutritionFirst published August 10, 2016Distinct lipid profiles predict improved glycemic control in obese, nondiabetic patients after a low-caloric diet intervention: the Diet, Obesity and Genes randomized tria...
2016/09/22 09:57
第967回 脚を組むのは体に悪い?
長時間座っていると体に悪く、がんや糖尿病から心疾患まで数十の慢性的症状のリスクが高まることが、調査で示されている。だが座っている時に脚を組むと問題は増幅するのだろうか。リオ五輪で水球米国代表のチームドクターを務めたニューヨーク大学ランゴーン医療センターの整骨医ナレシュ・C・ラオ氏が、いくつかの通説を打ち消し、脚を組むことが体全体に及ぼす影響を説明する。
2016/09/20 15:27
第965回 砂糖業界の隠ぺい工作?
米国医師会が発行する査読付き医学ジャーナル“JAMA Internal Medicine”に面白い論文が掲載されました。砂糖 (蔗糖) の冠状脈性心疾患リスクへの懸念は1950年代に浮上しましたが、米国の砂糖研究財団と言われる業界団体がこれを覆い隠すために、ハーバード大学の科学者たちにお金を払い、砂糖への風当たりを弱めるべく犯人は飽和脂肪酸やコレステロールであるという主旨の論文を書いてもらい、一流の医療ジャーナル“The New England Journal of Medicine”に載せ...
2016/09/17 06:11
第962回 頭脳作業後の運動は過食を抑える
「運動するとお腹が空いて、食欲が昂進するので、運動はダイエットには向かない」と科学的な裏付けのない印象で語る人たちが見受けられますが、数多くの科学的エビデンスが『運動後に食欲や摂食が急性的/代償的に高まることは無い』ということを示しています…第945回 運動は食欲/摂取量を高める??今般、米国アラバマ大学のHunter GR et al.は、「知的労働は空腹感を高め摂取カロリーを増進させるが、知的労働の後で運動すると摂取カロリーを抑えて負のネルギーバランスを相殺できる」旨の研究結果を報告...
2016/09/11 13:15

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