■スピロノラクトン(アルダクトンA)はニキビに効果あり?
- 高血圧の治療に使われる薬だが、最近ではニキビ治療に使われることもある
- 男性ホルモンを受け取る場所を妨害してしまう作用になっている
- 男性ホルモンはニキビに関係している
スピロノラクトン、もしくはアルダクトンは、
ニキビ治療以外の場所で聞くことが多いのではないでしょうか。
実際に、スピロノラクトンはニキビではなく高血圧の治療に使われます。
水分を身体の外に出すことで血圧を下げるという薬です。
高血圧だけではなく、浮腫や心不全にも使われます。
このアルダクトンですが、実は現在ではニキビ治療にも使われているのです。
高血圧の薬でニキビを治療するということに疑問を感じる人も多いでしょう。
このアルダクトンは、男性ホルモンと大きく関係しています。
男性ホルモンが多いと、ニキビができてしまいます。
重症ニキビでなかなか治らない人は、
こうした男性ホルモンが多いのではないでしょうか。
アルダクトンは、男性ホルモンを受け取るレセプターの部分を阻害します。
これでニキビの原因となってしまう男性ホルモンが受け取られなくなるので、
ニキビの原因を根本から取り除くことができるのです。
■アルダクトンを処方されるケースはどんな人?
- 男性ホルモンの仕組みを使った治療なので、女性に効果的
- 肝臓や腎臓に障害がある人は使うことができない
- 重症のニキビに対してよく効果があるので、そう言った方向けの治療
アルダクトンは、すべてのニキビ治療患者に使われるわけではありません。
まず、男性ホルモンの仕組みを利用する薬なので、使われるのは女性が多いです。
男性が男性ホルモンのレセプターを阻害されると、
女性化してしまう可能性が高いからです。
相対的に女性ホルモンが多くなってしまうので、
ホルモンバランスが崩れてしまうのですね。
ニキビ治療には効果がありますが、それ以外の場所で問題が出てしまいます。
そのために、女性のニキビ主に処方されることが多いですね。
次に、肝臓や腎臓に障害がある人以外に処方されます。
元々、アルダクトンは、ニキビ治療ではなく高血圧の治療に使われていたのです。
水分を体外に排出する作用がありますので、無尿症の方なども使うことができません。
妊娠中の女性も使うことができません。
最後に、症状としては重症のニキビに使われます。
軽傷のニキビの場合には、処方されません。
■アルダクトンを服用するとどのような作用が出てしまうの?
- アルダクトンを飲むと、排尿の回数が多くなってしまう
- 脱水症状が出てしまう可能性もあるので、しっかりと水分補給をすることが必要
- ホルモンの乱れによって、それぞれ副作用が出てしまう可能性がある
アルダクトンを飲むと、ニキビ以外の場所でも作用してしまいます。
まず、アルダクトンを飲むことで、排尿量が増えてしまう人が多いですね。
これはアルダクトンの元々の治療を考えると当たり前でしょう。
服用中は、普段よりも意識して水分を補給する必要があります。
熱中症や脱水症状が起こる可能性はいつもより高くなってしまいます。
しっかりと水分を取ってください。
その他にも、ホルモンのバランスが崩れてしまうという効果があります。
このホルモンのバランスが崩れてしまうことによって、様々な副作用が出てしまいます。
アルダクトンは、こうした副作用にもしっかりと注意しておく必要があります。
■重い副作用としてはどのようなものが考えられる?
- 高カリウム血症になってしまうと、様々な症状が出てしまう
- 急性腎不全になってしまう可能性もある
- 皮膚疾患や粘膜の障害が起こることもあるので、注意が必要
重い副作用をご紹介します。まずは高カリウム血症です。
血中のカリウム濃度が普段より高くなってしまうのです。
このことにより、身体がだるくなったり、不整脈になります。
また、精神的に不安定になってしまい、取り乱したり鬱になったりします。
急性腎不全になる可能性もあります。
これは、血尿、尿が出ないという症状が出ます。
その他にも、皮膚障害が出る可能性もあります。
発疹や皮がむけるなどが起こったら皮膚障害、粘膜障害と言うことになります。
これ以外には、乳房が膨らむ、性欲減退などの症状も知られています。
■やめたら再発するのでは?
- アルダクトンの再発率は非常に低いと言われている
- リバウンドも比較的起きないと言われている
- 再発やリバウンドを心配しなくてよいので、一度治療を終えたら安心することができる
アルダクトンの再発率はどうなっているのでしょうか。
折角治っても、再発してしまってはどうしようもありませんよね。
アルダクトンは、再発率はとても低いと言われています。
ですが、これには個人差があるので、実際には再発してしまった人もいます。
どんな治療も再発の可能性はありますので、
どれくらい治療が自分に合っているのかが問題でしょう。
リバウンドですが、これも正しく服用をやめると起こりにくいと言われています。
いきなりやめるとリバウンドが出てしまう可能性もあります。
ですが、少しずつ服用量を少なくしていくと良いでしょう。
長期使用の場合にも、正しく減らしていくことでリバウンドは起こりにくいですね。
ですが、これも個人差はありますので 、必ずしも起こらないとは限りません。
ですが、抗生物質などに比べると、
再発率やリバウンド率が低いと考えて良いのではないでしょうか。
治療の効果も出やすいですから、試してみる価値がありそうですね。
病院での治療を行えば、
リバウンドのための減らし方を指導してもらうことができるでしょう。
■アルダクトンでの治療は保険適用内になるの?
- アルダクトンは元々高血圧などの薬として使われている
- ニキビ治療に薬を使う場合には、保険適用外の治療となってしまう
- スピロノラクトンの単価は安いので、保険外でも治療はしやすい
アルダクトンは、元々は高血圧のための薬でした。
この治療で使われる場合ことは良くありますが、
ニキビ治療ではあまり知られていません。
そのため、薬としては認可されていても、治療方法としては認可されていないのです。
このため、アルダクトンをニキビ治療で使う場合には保険適用外となってしまいます。
重症ニキビの方におすすめの治療法である理由には、
こうした保険適用外の治療であるということもあるでしょう。
軽傷の場合には、保険適用内の治療を行った方が効果的です。
保険適用外のアルダクトンですが、費用はそれほど高くはありません。
元々のスピロノラクトンは単価が安いからです。
劇薬のアキュテインなどと比べると、比較的安価で治療を行うことができるでしょう。
それでも、抗生物質や外用薬で治療することに比べると、高くなってしまいますね。
■アルダクトンは個人で輸入して使うことも可能だが……
- 保険適用外の治療だが、個人で海外から薬を輸入して使うこともできる
- 副作用がある薬なので、個人で使うと身体の健康にトラブルが起こる可能性もある
- 定期的に血液検査を受けるなどする必要がある
アルダクトンは保険適用外ですが、個人で海外から輸入して使うことはできます。
輸入して服用しても、効果自体は変わりがありません。
ですが、この方法を強くお勧めすることはできません。
なぜなら、アルダクトンは副作用が出る薬だからです。
軽い副作用ならアルダクトンの中止で回復します。
これは乳房の痛みや乳首が腫れて痛むという症状です。
ですが、急性腎不全などが起こってしまっては、問題がありますよね。
定期的に血液検査を受ける必要がありますが、
それでも個人での使用には不安が残ります。
健康を考えるなら、病院での治療をおすすめします。
■アルダクトンの治療はメリット・デメリットのどちらが大きい?
- 軽傷ニキビだとデメリットの方が大きくなってしまう
- 重症のニキビだと、治療結果には満足できる可能性が高いだろう
- 自分のニキビの症状と併せて考えて、アルダクトン治療を相談するべき
アルダクトンの治療にはメリットとデメリットがあります。
メリットとしては、難治性のニキビにも効果がある可能性が高いということです。
また、リバウンドや再発率が低いという面もあります。
デメリットは副作用でしょうか。
保険適用外の治療になってしまうという特徴もあります。
これらを総合して考えると、「重症のニキビ患者は試す価値がある、
軽傷ニキビ患者はやめた方が良い」となるのではないでしょうか。
自分のニキビの症状と併せて考えてみてください。