タイプ別!頑固な色素沈着、ニキビ跡やクレーターの原因とは?
この記事では思春期ニキビと大人ニキビの見分け方や、ニキビ跡(色素沈着、クレーター)にならないためのケア方法について紹介しています。
年頃には気になって仕方がないニキビたち。
ニキビは思春期特有の症状だと思われがちですが、実は思春期ニキビと大人ニキビという2種類があります。
つまり、決して思春期だけの悩みではないというわけです。
思春期ニキビは主にTゾーンと呼ばれるおでこや鼻まわりにできやすいもので成長期に分泌されるホルモンの量が原因で発生します。
特におでこ周辺のニキビはシャンプーの洗い残しが刺激となって発生する場合もあるため、日頃からの注意が必要です。
【基本!色素沈着、ニキビ跡、クレーターってなに?】
この頃にできたニキビのケアを誤ると、後々にニキビ跡や色素沈着につながってしまいます。
一方で大人ニキビはUゾーンと呼ばれる顎や口周りにできやすくなります。
年による肌の乾燥や、食生活の乱れ、ストレスが原因で皮脂の量が増えることで毛穴が詰まり、ニキビへとつながります。
過度な暴飲暴食や偏食には注意しましょう。
これらの他、年代に関係なく背中にニキビ、ニキビ跡が発生することがあります。
自分では見ることができないために気づかない方が多いですが背中は鼻やおでこと同じくらい皮脂腺が多いため、ニキビができやすい場所なのです。
主な原因は汗です。
汗をかきやすい夏場や、背中の通気性が悪くなりやすい就寝時には汗がたまりニキビができやすい肌になってしまいます。
ニキビの症状はさまざまで、ひとによっては顔中に広がってしまう方も多いです。
気になって指で潰したり触りすぎてしまう方も少なくないでしょう。
潰してしまえば膨らんだニキビはしぼみますが、肌にぼこぼこに穴が空いてしまったり、汚いシミが残ってしまうことがあります。
これらがニキビ跡、色素沈着と言われるものです。
しかし逆に、必要なケアを怠ったりケア方法を間違えてしまうこともニキビ跡や色素沈着の原因にもなります。
ニキビのでき方にあった、適切なケアがニキビ跡や色素沈着のないすべすべの肌を手に入れる秘訣なのです。
そもそもニキビは毛穴の出口が分厚い角質によって塞がれてしまうことが原因です。
塞がれてしまったことで溜まった皮脂が排出されず、膨らみます。
その後、行き場のなくなった皮脂によってアクネ菌が増加を始めたものが赤ニキビと呼ばれるものです。
初期症状のニキビは、肌の表面部分近くにある毛穴の出口付近に炎症を起こします。
この段階で適切な治療を行わないと炎症は毛穴周辺だけではなく肌の真皮や皮下組織など奥深くの部分にまでダメージを与えてしまうことになります。
ニキビ跡の色素沈着には2種類のタイプがあり赤黒いような紫色のようなものと茶色のものがあります。
両者は発生する原因に違いがあります。
このような色素沈着は化粧でカバーする人もいますが、特にクレーター状のニキビ跡は化粧で隠すことはできません。
また、色素沈着は比較的簡単に消すことができますが、ニキビ跡はクレーター状や針のような深い形で残ってしまうことがあります。
クレーター状ような重症のニキビ跡になってしまうと、自分の力できれいにすることは不可能ですし、症状の度合いによっては一生の付き合いになることもあるのです。
クレーター状になる前に、早めのケアを心がけましょう。
【赤黒いニキビ跡、クレーター状のニキビ跡の原因とは?】
赤黒いニキビの色素沈着の主な原因は出血によるものです。
血液中に含まれている赤血球の色素であるヘモグロビンの色ともいえます。
ニキビの炎症や、触ったり潰してしまったことによる化膿が原因で、真皮の中の毛細血管が破れて出血が起こります。
つまり、毛穴周辺に血がにじんだ状態になってしまっているわけです。
この破裂によって真皮の中にヘモグロビンの色素タンパク質が沈着してシミとなって現れます。
ヘモグロビンに含まれている鉄分は酸素と結びつくことで赤色になり酸素を分離することで紫色になるという性質を持っています。
そのため、色素沈着は初期状態で紫色となり、時間が経過するにつれて赤黒く変色して肌に残ってしまいます。
赤みのあるニキビ跡は、通常痛みはほとんどありませんが、強く押したり刺激を与えたりすると、多少の痛みを伴うことがあります。
これらの色素沈着はマクロファージという体内細胞で時間をかけて徐々に薄く目立たなくなってきます。
しかしこのマクロファージの活動が活発でなければ、完治するまでにかなりの時間がかかってしまいます。
促進するためにはピーリング化粧品を使用するなど、アイテムを効果的に取り入れることもポイントです。
もし真皮の深い部分まで色素沈着が及んでしまっている場合は、セルフケアだけできれいにすることは難しいことがあります。
その場合は皮膚科専門医のいるクリニックでケアしてもらう方がよいです。
クレーター状のニキビ跡は、真皮層が炎症を起こして傷ついてしまうことが原因となって発生します。
真皮層が炎症を起こして傷がつくと人間の身体はコラーゲンを分泌することで傷ついた部分を穴埋めしようとします。
このときに分泌されるコラーゲンは通常耳にするコラーゲンとは異なる成分です。
その結果、傷ついた部分が周辺の肌よりも少し凹んだ状態になることでクレーター状になってしまうのです。
また、クレーター状のニキビ跡は色素沈着を併発する可能性が高くなります。
炎症を起こした部分には、繁殖したアクネ菌を殺菌するために活性酸素が送り込まれます。
この活性酸素はメラニン色素をつくるメラノサイトの働きを活発にし、シミのような色素沈着を引き起こすのです。
このクレーター状のニキビ跡は、ニキビ跡の症状の中でも重症に分類されます。
そのため、完全な治療はレーザー治療でも難しいといわれています。
その理由は、一度破壊された皮膚組織は二度と再生しないからです。
しかし、ビタミンC誘導体やピーリングによってコラーゲンの量を増やしたり、ターンオーバーを促進することで目立たなくすることは可能だといわれています。
特にビタミンC誘導体にはコラーゲンを増やしてニキビを予防、改善する効果のほかに美白効果なども期待されています。
薬局やドラッグストアでは美白作用のある化粧水や美容液を探してみてください。
それらの製品にはビタミンC誘導体が多く含まれています。
【茶色のニキビ跡の原因、アイスピックとクレーターの違いとは?】
茶色の色素沈着の主な原因は、黒い色素メラニンの影響です。
メラニンは日焼けやシミの原因ともなっていますが紫外線をはじめとする外界の刺激から肌を保護するといった面も持っています。
ニキビの炎症によって発生したアクネ菌を殺菌するために、活性酸素が送り込まれます。
この活性酸素のためにメラニン色素が過剰に分泌されます。
そしてニキビによってターンオーバーが正常に行われなかったためにメラニンが残って色素沈着へとつながります。
メラニンは元来黒色ですが、その色の見え方には違いがあります。
肌の浅いところに見えている部分は黒くなり真皮の浅いところに見えている部分は茶色になります。
そして真皮の半ばに見えている部分は青く見えるという性質があるのです。
茶色の色素が残ったニキビ跡はいわゆるシミといわれる状態で赤みのあるニキビ跡の第2ステップともいわれています。
このニキビ跡はシミやあざと同じメカニズムで発生し、赤黒いニキビ跡を放置したり、傷ついた部分が紫外線を浴び続けてしまったことによって生まれます。
とはいえ、赤みがある場合と違って触ってもそれほど痛みはありません。
茶色の色素沈着も軽度の場合はピーリング化粧品などで十分に症状を軽減することができます。
しかし皮膚のダメージが大きい重症の場合にはあまり効果は得られません。
重度になると、レーザー治療でも完治できない場合があります。
アイスピック状のニキビ跡はクレーター状のものとは少し異なります。
名前の通り、アイスピックを突き刺したように鋭くて細く深い形状をしたニキビ跡のことを指します。
平均的な凹みは2mm程度といわれています。
この凹みがさらに広がっていくとクレーター状やローリング状と呼ばれる広く大きく凹んだニキビ跡になってしまいます。
クレーター状のニキビ跡と比較すると大きさは小さいものの、数が多くなると目立って見えてしまいます。
しかし、クレーター状よりも、化粧によってうまく隠せる場合があります。
しかし特に深く凹んでいる場合にはその部分の真皮がなくなってしまっている可能性も考えられます。
アイスピック状のニキビ跡は毛穴が深く広がってしまった場合のものもあり深さがあるために影が黒くなって目立つことがあります。
軽度の症状のものは周辺の皮膚の弾力やハリを与えることで目立ちにくくすることは可能です。
しかしあくまで目立ちにくくするだけでセルフケアによって完全に治療することはできません。
また、皮膚科での治療もきれいに治すことができる可能性が100%ではないことを踏まえておかなければなりません。
以上で紹介したように、ニキビ跡や色素沈着にはさまざまなタイプがあります。
やみくもにケアをしても意味はありません。
まずは、自分のニキビ跡、色素沈着がどのタイプに当てはまるのかをしっかりと判断することが大切です。
そして、そのうえで適切なケアをすることがきれいですべすべとした肌を手に入れる第一歩になるのです。