赤ちゃんの顔、体を見渡してみてください。
ほくろがない!って思いませんか?
生まれて間もない赤ちゃんは特に、ほくろがない子が多いことでしょう。
しかし、ふとほくろのような黒い点ができていることに気が付いたとき、病気との関連性などを疑い、心配になられる方もいらっしゃるのではないのでしょうか?
実は、ほくろの中には注意が必要な危険性を持つものもあるんです。
もちろん、赤ちゃんも成長の過程の中でほくろはできていくので、そのほくろが危険性のあるものなのかを判断する必要性があります。
今回は、赤ちゃんの「ほくろ」についてご説明させていただきます。
赤ちゃんにできるほくろについて、理解を深めていただけたらと思います。
1.「ほくろ」とは
みなさん、ほくろってなんなのかをご存知でしょうか?
皮膚の一部にはメラニン色素を含む細胞(メラノサイト)というものがあります。
このメラノサイトが紫外線などの何らかの方法で活性化され、周囲より高密度で集まってできた母斑の一種が「ほくろ」と言われています。
医学的には「色素性母斑(しきそせいぼはん)」と呼ばれます。
集まった位置が皮膚に近ければ黒く表皮が盛り上って見え、位置が皮膚の奥であれば、ほくろは青みを帯びて見えるそうです。
要は、ほくろは小さい黒いあざであり良性の皮膚病とみなされています。
ほくろには、小さい頃にできてずっとあるものや、大人になって新しくできるものもあります。
2.ほくろの分類
ほくろは大きく2つに分類することができます。
・元々できる予定だった「先天性」のほくろ
・成長するにつれてできる「後天性」のほくろ
これらの2つのほくろの違い・特徴について理解しておきましょう。
2-1.「先天性」のほくろ
簡単に言うと、生まれたときからあります。
生まれたときからあるほくろは「先天性色素母斑(せんてんせいしきそぼはん)」と呼ばれるようで、遺伝などが関係していると言われています。
「ほくろのようなもの」として捉えておいた方が良いでしょう。
防ぎようのないほくろとしても捉えることができます。
先天性色素母斑をもって生まれてくる赤ちゃんは、100人に1~2人とだいぶ少ないようです。
多くの場合が、まっさらな肌状態で生まれてくるのだと考えることができます。
2-2.「後天性」のほくろ
もともと皮膚にほくろができる細胞メラノサイトがある場合があります。
最初は色が無く目立たなかったものが、日焼などの刺激や紫外線などによってメラニンが作られ黒く見えるようになっていきます。
これがのちにほくろと呼ばれる状態となるのです。
多くのほくろがこちらの後天性のものと言えるでしょう。
肌への刺激によって現れるほくろであるため、予防をすることで最小限に抑えることも可能なようです。
先天性、後天性どちらにおいてもほくろができる数、場所、時期などは人それぞれ異なるものです。
ある意味、ほくろも個性の一つとして捉えることができます。
しかし、顔などにほくろができると場所によっては人目が気になってしまう方もいるという問題もあるようです。
後天性のほくろは肌への刺激を注意することで、あらかじめ予防することもできると考えることができます。
3.赤ちゃんのほくろはいつ頃から出来る?
気が付けば、赤ちゃんにほくろができていることがあります。
だいたい生後6ヶ月頃から見受けられるケースが多いようです。
先ほど述べたように先天性のほくろは数少ないと考えると、紫外線などの刺激を多く受けやすくなるこの時期になるという事でしょう。
お出かけする機会が増えてくると、よりほくろを発見しやすくなるかもしれません。
生活状況によって、ほくろができる時期や量などは赤ちゃんそれぞれで違います。
他の子の様子と比べて、心配になる必要はないと言えるでしょう。
赤ちゃんとのスキンシップを図りながら、ほくろを見つけることも楽しみの一つとすることもできるのではないでしょうか。
4.ほくろの予防方法
ほくろは生活の中で自然とできてしまうものです。
すべてを防ぐことは難しいと考えられます。
もし、赤ちゃんのほくろについて気を遣いたいと考えていらっしゃる方は、以下の点に注意してみましょう。
4-1.直射日光が長時間当たらないようにする
直射日光などによる紫外線は、ほくろを発症させる原因となります。
外にお出かけする機会が増えてくると、この紫外線をたくさん浴びる可能性も高まります。
長時間の外出は肌へダメージを与えやすいと考えると、極力直射日光に当たる時間が短くなるように心掛けると良いでしょう。
4-2.赤ちゃん用の日焼け止めを塗る
赤ちゃんの肌に合う、赤ちゃん用の日焼け止めもあります。
お出かけの際はそちらを使用してみるのも一つの手でしょう。
日焼け止めを使用の際は、取扱方法を正しく理解するようにしましょう。
間違った使い方をしてしまうと、赤ちゃんの肌に悪影響を与えてしまう可能性もあるので注意が必要です。
4-3.ベビーカーなどの日除けを活用する
直射日光を防ぐための日除けを活用すると良いでしょう。
ベビーカーなどにも日除けはついているかと思うので、上手に活用してみてください。
それだけでも直接的に日光を浴びるのとは影響が全然違うかと思います。
肌への刺激を少なくしてあげることで、ほくろができる可能性を軽減できるかもしれません。
ただし、赤ちゃんの成長のことを考えてあげると、日光を浴びせないような過度の対処は良くないかと考えます。
そこまで神経質になることはないでしょう。
5.ほくろの危険性は?
大抵のほくろは良性のものなので、そのまま放置しておいても問題ありません。
ただし、危険性を感じさせるほくろも中にはあります。
皮膚がんの一種である「悪性黒色腫」です。
これはメラノサイトが悪性化して腫瘍になったもの。
メラノーマとも呼ばれ、非常に悪性度の高い腫瘍なので、注意が必要だということを覚えておいてください。
ほくろの様子が以下に該当しないかを確認してみるようにしましょう。
5-1.ほくろの大きさが直径6mm以上ある
ほくろの大きさが極端に大きいようであれば、注意が必要かもしれません。
小さい点くらいの大きさなら特に心配はいらないでしょう。
5-2.濃淡が混ざり、ほくろの色が均一ではない
ほくろの色が滲んだような色になっていたら注意が必要かもしれません。
他の位置にあるほくろと見比べながら判断してみましょう。
5-3.ほくろの形がギザギザしていていびつ
基本的にほくろは丸に近い形をしています。
いびつな形をしているようであれば、注意が必要かもしれません。
5-4.急激に大きくなっている
短期間で急激に大きくなったように見受けられた場合は、注意が必要かもしれません。
これは日頃から観察しておかないと気付けない部分でもあるかもしれません。
5-5.ほくろから出血がある
ほくろの個所から血が出ている、血が滲んでいるようであれば、注意が必要かもしれません。
外傷によるものなのかなどを要チェックしてください。
5-6.足の裏にあるほくろ
足の裏にできるほくろは、後に悪性黒色腫となる可能性が高いと統計的に判明しているようです。
発見しづらい部分でもあるかもしれませんが、注意深く観察してあげてください。
これらのどれかに当てはまるほくろを見つけた場合、一度小児科や皮膚科に相談してみることをオススメします。
赤ちゃんの体を注意して観察してあげましょう。
ただし、例え悪性のものだったとしても、切除すれば問題ないので安心してください。
6.ほくろの切除は必要?
良性のものであれば、わざわざ切除する必要はないかと思います。
大人になったとき、ほくろの大きさや場所でお悩みになられる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、赤ちゃんの時期から気にしすぎることではないのかなと思います。
あまり気にしすぎると、赤ちゃんがノビノビと生活できなくなってしまいますので。
切除を検討するのは悪性のものだった場合とすることをオススメします。
悪性のほくろであると判断された場合は早めに切除する必要があるかと思います。
切除方法は、相談先の小児科または皮膚科の先生にお任せする形で問題ないかと思います。
レーザーやメスで比較的簡単にとれて、早めに治療すれば跡も残りにくくなるそうです。
7.最後に
赤ちゃんのほくろについてポイントをおさらいします。
<ほくろの分類>
・先天性のほくろ
・後天性のほくろ
<ほくろの予防方法>
・直射日光を長時間浴びさせない
・赤ちゃん用の日焼け止めを使用する
・外出時は日除けなどを活用する
<注意が必要なほくろ>
・直径が6mm以上ある
・濃淡が混ざり色が均一でない
・ギザギザでいびつ
・急激に大きくなる
・出血が見受けられる
<切除が必要なほくろ>
・悪性黒色腫
赤ちゃんの時期にできるほくろは、あらかじめ決まっていたものと考えた方が良いでしょう。
先ほど述べた危険性のあるほくろに対する注意だけは怠らないよう、日々、赤ちゃんのことを観察してあげる事を忘れないようにしてください。
切除が必要な場合は、早めの対処を心掛けるようにしましょう。
ただし、そこまでほくろに執着する必要はないかと思います。
ほくろを気にしすぎて、赤ちゃんとのお出かけの機会が減ってしまうなんてことにならないようにしてあげてください。
ほくろも個性のひとつです。
赤ちゃんの個性をたくさん見つけてあげて下さい。
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