噂の24時間ジム 午前0時に潜入
夜中の営業実態、利用者どんな人?
2014年5月8日
あの、帰る電車なくなっちゃいますよ……
時計は午前0時を回ったところ。終電もそろそろ出払っちゃいそうなこの時間、僕はどこにいるかと言いますと、とあるスポーツジムに来ています。閉店後に取材に来たわけではありません。今からが本番とばかりに、店内は煌々と明るく、10人ほどがトレーニングに励んでいる。
あの、帰る電車なくなっちゃいますよ……という心配は無用。なんと、僕がいま来ている「FASTGYM24」は、24時間・年中無休営業なんです! 言うなればフィットネスジムのコンビニ。「いつ」来てもトレーニングできるんです。
この「FASTGYM24」は、首都圏・関西・東海地区を中心に61店舗のフィットネスクラブを展開する株式会社ティップネスの新業態となる、24時間営業のトレーニングジム。1号店が3月10日にオープンし、場所は東京メトロ有楽町線/副都心線・要町駅の3番出口を出てすぐ。3番出口から地上へ出るとすぐ左手にファミリーマートが見えますが、その2階にジムがあるので、極度の方向音痴である僕でも迷いようがないくらい「すぐ」です。
安全・安心 最高水準のセキュリティ
この夜中の時間帯にはジムのスタッフはいません。でも、出入り口のドアも施錠されており、例えば不審者やジムと無関係の人たちは一切シャットアウト。会員の人だけが専用のセキュリティカードで入場できるシステムとなっているため安心です。ちなみに、1枚のカードで2人以上入ろうとすると、すぐに警報が鳴るのでズルはできないですよ!
しかしながら、会員だけが利用できると言っても、スタッフが不在というのはやっぱり不安。事故やケガ、突発的なケンカとか、女性の身の安全とかも大丈夫?と思ってしまう。
「トイレ、更衣室を除き、ジム内には15台の防犯カメラが設置されており、警備会社が24時間態勢でモニタリングしています。ですので、何かあればすぐに警備スタッフが駆けつけてくれます。また、非常時・緊急時を知らせる非常ボタンが、携帯できるペンダント型を含めてジム内に24カ所あります。
この非常ボタンは集音マイクを通して警備会社のスタッフと相互対話できるシステムになっているため、細かく状況を伝えることができ、また警備側からも細かい指示を受けることができるようになっています。このように、最高水準のセキュリティとなっています」
そう説明してくれたのは、ティップネスの広報担当・武藤春代さん。こんな遅い時間にもかかわらず取材にお付き合いいただき、ありがとうございます。武藤さんが言うには、夜中にトレーニングに来る人はそれだけ目的意識がハッキリしているので、他の利用者とのトラブルはこれまで聞いたことがないとのこと。
「特に女性だと夜中の時間帯は危険と思われるかもしれませんが、安心してください。つい先ほども女性おひとりのご利用者がいらっしゃいましたので」
ちなみに利用客のピークとなる“ゴールデンタイム”は22時〜24時と、従来のジムであれば営業終了となる時間帯。深夜・早朝も常に5名前後の利用者がいるという。
設備も申し分なし、初心者でも快適利用
セキュリティ面は安全・安心が分かったとして、本来の目的であるトレーニング設備の方はどうか。
「マシンは従来のティップネスのジムにもある基本的なラインナップとなっておりますが、初心者の方にも簡単に操作できるマシンをそろえています」と武藤さん。
ジム内の窓側には脂肪燃焼、引き締め、心肺機能を高めるランニングマシン、クロストレーナー、エアロバイクがズラリと並び、真ん中には体の各部分の筋力アップに効果的なウェイトマシンが部位ごとにそれぞれ設置。壁側にはパワーラック、ダンベルなどより本格的な筋力トレーニングにおススメのフリーウェイトスペースがある。さらに更衣室の手前にはストレッチエリアがあり、そこでは常時ストレッチ方法のビデオが流れていて……と、このように設備としても申し分なし。
と言っても、どうトレーニングしていいか分からないという方には、ジム内にはトレーニング方法の参考メニュー(例えばサーキット編、上半身編、下半身編など図解付き)があるから大丈夫。希望者にはマシンの使い方も入会時にスタッフがちゃんと教えてくれるから、武藤さんが言っていたようにジム初心者でも快適に利用できるというわけです。
さらに取材後しばらくして気が付いたのだけど、そういえば靴を脱いでいない。室内用に履き替えないで、当たり前のように土足でズカズカと中に入ってしまった。
「大丈夫ですよ。運動できるシューズならそのまま土足で利用できるのが、このジムの特徴の1つでもあるんです。例えば、ランニングの途中にジムに寄ってトレーニングをして、またランニングして自宅に帰るという利用者の方もいますので」
設備もバッチリ、利用方法・時間帯も人それぞれに合わせた形に対応できる。24時間ジム、素晴らしいじゃないですか!
お財布にやさしいリーズナブル価格帯
「仕事上がりに来ました。24時間いつでもトレーニングできるところがすごくいいですね。3月にオープンするのを楽しみにしていて、こういうジムができて本当に良かったです」と話してくれたのは男性2人組。
また、フリーウェイトスペースで黙々とダンベルを上げていた男性も「いつも仕事が終わって自宅に帰ると夜の8時とか9時すぎ。普通のジムは10時くらいには閉店するのでゆっくりできない。でも、ここだと時間を気にしないでトレーニングできるから本当にいいですよね。自分はゆっくりとマイペースでトレーニングしたいですし、器具も十分にそろっていますから」と、「FASTGYM24」に大満足の様子でした。
そして、もう1つ。取材させてもらった会員さんたちが口をそろえて絶賛していたのが“お金”の面。なんとこの「FASTGYM24」は、月会費が7,000円(税込み7,560円)なのです。しかも利用回数や時間帯が決まっているのではなく、24時間いつでも・何度でも使い放題でこの値段ですから、相当に安いと言えるのではないでしょうか。
「そうですね、通常のジムですと月会費1万円はかかると思いますし、なるべくリーズナブルにしようとすると、例えば使用できる時間帯が平日の昼間だけだったりとか、1カ月で利用できる回数が決まっていたりとかします。ですから、FASTGYM24はかなりお得だと思いますね」と武藤さん。
いつでも、手軽に使えるフィットネスクラブを目指して
そして、24時間営業、リーズナブルな価格帯、これらを総合すると「FASTGYM24」の掲げる理念や想いが見えてくる。そこは武藤さんに代弁していただきました。
「多様化するニーズにお答えするために、この24時間営業ジムを展開することになりました。運動をしたくてフィットネスクラブに入会したいけど、仕事にプライベートに忙しい方に、リーズナブルな価格で、いつでも、手軽に使えるFASTGYM24をぜひご利用いただければと思います。特に最近は若者のフィットネス離れということも聞きますので、特に20代、30代でお仕事をされている方に、お時間が空いたときにお手軽に利用していただければと思っています」
時間を気にせず好きなときに利用でき、かつお財布にもやさしい。実際、午前2時前まで取材させていただきましたが、その間も次から次に利用者が来店して、むしろ人が多くなってきたくらい。今後も24時間営業のジムはますます需要が高まっていきそうな予感がビンビン伝わってきました。
年内に10店舗、2020年までに200店舗
なお、ティップネスではこの「FASTGYM24」について、まずは年内に10店舗、東京オリンピックが開催される2020年までに200店舗の出店を目指しているという。最初は首都圏を中心に、その後、ティップネス既存店の展開エリアである関西・東海地区へと展開。総合フィットネスクラブの経験者(入会したが通いきれずに退会した人)の受け皿としても十分機能すると考えているとのこと。
5月19日(月)に和光市店、5月26日(月)には三鷹店がオープン予定。その後も6月〜7月にかけて江戸川橋店、新高円寺店、上板橋店、荻窪店がオープンする予定だ。
(取材・文:森永淳洋/スポーツナビ)
取材協力 FASTGYM24要町
〒171-0043
東京都豊島区要町1-11-1
センチュリービル2階
TEL:03-5964-5530
受付時間
平日:11:00〜20:00
土日祝:10:00〜18:00
※上記時間以外はスタッフ不在となります。
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