ハワイには、みずみずしい果物がたくさんあります。中でも、シトラスには数多くの種類があり、そのどれもが、実や香りに驚くべき力を宿しています。また、シトラスの果実は捨てるところがないと言われるほど、様々な分野で生かされています。ここでは、シトラスの果実の特徴や香りの効果効能について、見ていきたいと思います。
■シトラスの果実の特徴
シトラスとは、ミカン科ミカン亜科のミカン連、ミカン属のことを指します。その種類は豊富で、どれも身近な果物として、親しまれているものばかりです。
オレンジ・グレープフルーツ・レモン・ライム・シークヮーサー・タチバナ・ポンカンなど、まだまだたくさんの種類がありますが、日本で自生しているものは、シークヮーサーとタチバナの二種だけなのだそうです。
果実は甘酸っぱいおいしさで人気がありますが、その果実から香料が抽出されることもあれば、果皮の部分が薬やハーブティーに使用されるなど、用途が幅広いという特徴があります。また、同じシトラスの果実であっても、それぞれに違った効果や効能を持っています。
たとえば、シトラスのハーブティーであれば、違った効能を持つ茶葉をブレンドすることによって、おいしさが増すだけではなく、より多くの効果を期待することができます。
また、日本には古くから、季節の植物や果物などを入浴時に用いる文化がありますが。その歴史は古く、平安時代から現代に至るまで、庶民の間に広く引き継がれています。中でも柑橘類の果実は、疲労回復をサポートすることで知られています。
■シトラスの花の特徴
・オレンジ
オレンジの花は、白くてやや細長い花びらの形をしています。原産地はインド北部アッサム地方で、花の名前は古代インドのサンスクリット語を語源としており、名前のナガルンガという音の響きが、西洋に伝わった時に、オランジュと変化して、現在のオレンジという名前に定着したのだそうです。
現在は、オレンジの産地として有名なアメリカのカリフォルニア州の州花として、多くの人に親しまれています。
オレンジの花は、花と実を同時につける特徴を持っているため、豊かさの象徴として、結婚式に用いられることも多いようです。また、オレンジの花には、花嫁の喜び、愛らしさ、美しさなどの花言葉がついています。結婚式などに用いられる花であることから、このような花言葉がついたのかもしれませんね。
・レモン
レモンの花は、咲き始めの頃は薄い紫色をしていますが、時間が経つと白くなります。花びらは、細長い形をしています。
原産地はインド北部ヒマラヤで、名前はヒンディー語を語源としており、名前のニンブーという音の響きが、西洋に伝わった時に、リモンと変化して、現在のレモンという名前に定着したのだそうです。
花は実をつけるために昆虫の力を借りて受粉しますが、蝶の幼虫はレモンの葉を好んで食べてしまうため、アゲハ蝶などには注意が必要なのだそうです。
レモンの花には、情熱、誠実な愛、熱意などの花言葉がついています。花そのものは爽やかな印象ですが、レモンの実が持つ独特な味が花言葉の由来となっているようです。
・グレープフルーツ
グレープフルーツの花は、白くて花びらの先の部分がやや尖った形をしています。原産地は西インド諸島バルバドス島です。
グレープフルーツは、オレンジとブンタンの自然交配によって生じた雑種です。また、名前の由来がとてもユニークで、ひとつの枝にまるでぶどうの房のようにいくつも実をつけることから、グレープフルーツと名付けられたのだそうです。
グレープフルーツの花には、乙女の無邪気という花言葉がついていますが、その由来は定かではありません。
■シトラスの香りの効果・効能
・オレンジ
オレンジのアロマオイルには、オレンジ・スイートとオレンジビターがあります。オレンジスイートは、その名のとおり甘い香りで、アロマオイルの中でも人気の高い香りのひとつです。
不安や緊張などで、気分がすぐれない時など、気持ちを晴れやかにする効果を期待することができます。リフレッシュ効果だけではなく、リラックス効果も期待することができるので、就寝前に使用するのも良いでしょう。
血行を促す作用により、体内の余分なものを排出する効果が期待できることから、健康や美肌対策をとりたい方に最適です。
しかし、オレンジ・スイートとは違って、オレンジビターは、苦味のある香りで取扱いが難しいことから、初級者には不向きのアロマオイルとして知られています。
・レモン
レモンは、爽やかでスッキリとした香りをしています。その香りの特徴から、集中力を高めたい時などに最適です。気分のリフレッシュ効果が期待できるので、就寝前よりも、日中に使用すると良いでしょう。
殺菌・消毒作用があることから、アロマディフューザーなどで室内に香りを広げることで、細菌などの予防対策をとることができます。
油っぽいお肌や頭皮が気になる方をサポートする効果があることでも知られていますが、やや刺激があるため、お肌の弱い方にはおすすめできません。
・グレープフルーツ
グレープフルーツは、さっぱりとした甘酸っぱい香りをしています。近年では、グレープフルーツの香りがダイエットをサポートしてくれることで話題となっています。グレープフルーツの香りは、余分な水分の排出や、脂肪分解の働きを促す作用を期待することができます。
また、ストレスを軽減する作用によって、食べ過ぎを抑える効果を期待できることから、大きな注目を浴びるようになったのかもしれませんね。
それだけではなく、セルライトが気になる方をサポートするので、マッサージ用のオイルに少量含ませて、気になる部分をマッサージするのも良いでしょう。
■シトラスのハーブティーの効果・効能
・オレンジ
オレンジの果皮を乾燥させたものをオレンジピールと言います。オレンジピールのハーブティーは、落ち込んだ気持ちを癒したい時や、気分をリフレッシュしたい時などに最適です。
神経を穏やかにする作用や抗うつ作用を期待することができるので、就寝前に飲むのも良いでしょう。消化機能を促す作用があるので、胃腸の調子を整えたい方をサポートします。
・レモン
レモンの果皮を乾燥させたものをレモンピールと言います。レモンピールのハーブティーは、抗菌作用・解熱作用・食欲増進作用などを期待することができるため、外国では風邪をひいた時などによく用いられています。
ハチミツを入れて飲むと、さらにおいしくなる上に、喉にも優しく働きかけます。また、ハーブティーとして飲むだけではなく、入浴剤として使用することで、疲れを癒す効果を期待することができます。
・グレープフルーツ
グレープフルーツは、レモンピールやレモンバームなど、ほかの原料とブレンドされたものが紅茶として販売されているようです。
ハーブティーとしての効果や効能を期待するよりも、グレープフルーツのフレッシュな甘い香りを楽しむための嗜好品的な要素が強いかもしれません。
しかし、グレープフルーツの香りは、気持ちをリフレッシュしてくれるので、気分転換をしたい時などに最適です。
■シトラスの香りのコスメ
・シトラスの香水
一流メゾンの香水の中には、シトラスの香りが配合されているものが数多くあります。香水の醍醐味は、何と言っても時間の経過と共に、香りの変化を楽しむことができる点です。
シトラスの香りは、甘くて爽やかであるため、男女問わず幅広い層に人気があり、ほかの香りと組み合わせやすいという特徴があります。爽やかな香りだけではなく、奥行きのある香りを楽しみたい場合、シトラスの香水の香りを楽しんでみると良いでしょう。
シトラスの香りは、気持ちに働きかける作用をいくつも持っていますが、特別な香りを身に纏うことで、いつもと違う自分を楽しむことができるかもしれません。
・シトラスの香りのフェイスソープ
女性は体内のリズムによって、気分がすぐれない時があります。そんな時、太陽のように明るい気持ちにさせてくれる、シトラスの香りをスキンケアに取り入れてみると良いかもしれません。
シトラスの香りは、沈んだ気持ちを高めてくれるリフレッシュ効果や、張り詰めた気持ちをゆったりとほぐしてくれるリラックス効果を期待することができます。
毎日のスキンケアに豊かな香りを取り入れることで、心のバランスを整えることができるかもしれません。お肌に優しい、自然由来の香料や原料が配合されたフェイスソープであれば、健やかな素肌を目指すことができます。
・シトラスの香りのボディスクラブ
ボディスクラブは、お肌の余分な角質を落として、ターンオーバーをサポートします。できるだけ、優しく角質を取り除くためにも、自然由来の原料が配合されたものを使用すると良いでしょう。
シトラスの香りのボディスクラブの中には、天然スクラブや天然保湿成分が配合されているものがあります。お肌に優しく働きかけながらも、しっかりと潤いを与えてくれるので、しっとりと柔らかい素肌を目指すことができます。
お手入れの時間は、シトラスの新鮮な香りに包まれて、お肌と共に気持ちもリフレッシュすることができるでしょう。
■まとめ
太陽の恵みを受けた豊かな香りのシトラスは、果実のすべてが心や身体を深く癒してくれます。生活のあらゆるシーンにシトラスを取り入れることで、新鮮な気持ちで毎日を過ごすことができるかもしれませんね。