サロンの 失敗しない 値上げ戦略|成功したサロンのヒミツ
こんにちは。田村です。サロンさんのサポートをしている中で、価格に関するご相談をよくいただきます。中でも、「値上げすべきかどうか?」という質問は、後を断ちません。
「実際に値上げに成功したサロンは、何をやったのか?」実例を交えながら、「値上げ戦略」についてお伝えしていきます。
客単価が3倍になったリンパケアサロン
実際に値上げに成功されているサロンは、同時に単価アップにも注力しています。
- 単に値上げをした
- 単に単価アップをめざした
というワケではありません。
- 価格以上の価値をつくる。
- 価格以上の魅力をつくる。
- それらを100%伝わるように発信する。
という3つのステップを踏んでいます。
ステップ1|価格以上の価値をつくる。
実はある意味、「価格設定」そのものは、いくらでもかまいません。あなたが欲しい価格を付ければいいのです。ただし、
価格<価値
この図式になっている必要があります。そして、
「お客さまが、そう感じるのであれば・・・。」
価格は、いくらでもいいのですね。当然これには、技術やサービス、接客や空間といった、すべての要素が絡みます。
ステップ2|価格以上の魅力をつくる
これは、前項の話と似てはいるのですが、違います。
「魅力」
というコトバの中には、あなた自身も含まれますし、サロン自体も含まれます。
- より魅力的なサービスを提供するには?
- より魅力的なサロンづくりをするには?
- より魅力的な自分になるためには?
といった事を、追求し続けなければなりません。
ステップ3|それらを100%伝わるように発信する
- そもそもの価値を高める。
- そもそもの魅力を高める。
これらは当然、大切ですが、「前提条件」です。
多くのサロンが出来ていないのは、100%伝えること。発信することです。
たとえば、単に、
「ウチはフェイシャル60分で10万円です。」
と言われたら、多くの人は、
「高いよね〜。」
と言って来店しません。しかし、
ウチのフェイシャルは、95%の人が小顔になります!半年間は、そのまま持続できます。
と言われたら、どうでしょう?
さらに、お客さまのビフォーアフターや、ドンドン小顔になっていく様子がアップされていたら・・・
「値段なりの価値はあるかも。一度、行ってみようかな・・・」
という方が、一定数でてくるハズです。特にエステサロンに関しては、
も、参考にしてみてください。あなたの発信力を、必ず強化できます。
値上げ成功の秘訣は、たった3ステップ?
サロンの値上げ、成功の秘訣は、上記のたった3ステップです。
ただし、あなたもご想像のとおり、値上げにはリスクもあり、慎重に行うべき。
そして、
- そもそも値上げすべきなのか?
- メリット、デメリットは何か?
- リスクを最小限におさえるには?
- 値上げは告知すべきなのか?
- ジワジワ上げるのが正解か?
といった、様々なギモン。ここまで、
「値上げを成功させるためには?」
というポイントを先にお伝えしてきましたが、ここからは、そうした
「実際にサロンで値上げを行う時に生じる様々なギモン」
を、紐解いていきます。
ギモン1|そのそも値上げすべきサロンとは?
コレ、そもそもの話ですが、
- 今スグ値上げを考えた方がいいサロン
- 値上げは中・長期でオッケーなサロン
が、あります。1に入る基準は、
「1時間あたりの平均単価が、6000円を大きく下回るサロン」
です。つまり、10分あたり平均1000円ですね。
美容室・ネイルサロンは別ですが(タイムアップという別の解決策も考えられるため)、多くのサロンでは、
「○○コース 60分 6000円」
のように、
「すでに絶対的な時間制限がある」
という場合が多いかと思います。特に、このようなメニュー中心のサロン。かつ、1時間平均で6000円を大きく下回るサロンは、値上げを考えた方がいいでしょう。
ギモン2|値上げがもたらすメリット・デメリットとは?
値上げを考える時、メリットは明らかです。
- 同じ労働時間内で、収益アップができる。
- 値上げ前と同じ時間内で、売上の上限をアップできる。
といった効果があります。逆に、デメリットを考えると、
- 失客の可能性がある。
- 新規集客の難易度が上がる可能性がある。
といったところでしょうか。しかし、あなたもきちんと準備すれば、デメリットを恐れる必要はありません。
ギモン3|「値上げ」と「客単アップ」は、ゼンゼン違う?
けっこう混同されやすいですが、「値上げ」と「客単アップ」って、ゼンゼン意味がちがいます。
客単アップとは、
- コースメニューの提案をする
- オプションメニューの提案をする
- 既存よりも上位コースをつくる
などして、客単価を上げていくことです。
対して、「値上げ」はその言葉どおり、「価格そのものを上げること」となります。
これは、実は単価アップする事よりも、かなり高度な行為なのです。
「コースやオプションがしっかり売れていない。」
という場合は、現状でも客単アップの余地がたくさんあります。そういう方は、まずは客単アップから取り組む方が早いでしょうし、リスクも少ないでしょう。これに関しては、
で、詳しくお話しています。
ギモン4|リスク最小限の値上げとは?
サロンで値上げを行う場合、当然、リスクも伴います。メリット・デメリットの項でもお話した、
- 失客の可能性がある。
- 新規集客の難易度が上がる可能性がある。
の、2つです。ここでは、そんな値上げのリスクを最小限におさえる方法について、ご紹介します。
顧客は据置き価格・新規のみ値上げする。
まず、「既存客の失客」について。これはシンプルに、
- 既存客は据置き価格
- 新規客のみ値上げ
という方法で、解決できます。既存客の価格がそのままのである以上、
「値上げの即効性」
はありませんが、その分、失客のリスクはゼロと言えます。
新規集客の難易度が上がる可能性
さきほどの方法でも、新規は値上げするワケですから、
「新規が減る可能性」
は、否めません。多少の値上げなら、さほど影響はないでしょうが、
「今までお得感だけ打ち出して集客していた。」
という場合は、リスクがあります。考えてみれば、当然の話です。
対策としては、
「サロンそのものや、メニューの魅力を十分に伝える努力をする。発信する準備をしておく。」
これが出来れば、
「値上げしてから新規が激減した・・・」
みたいな事態にはならないハズです。
も参考にしながら、あなたのサロンの魅力を100%伝える努力をしましょう!
ギモン5|単なる値上げは、最もリスキー?
単なる値上げとは、
「何も付加価値をつけずに、価格を上げること」
です。本当はコレを目指したいのですが、リスクは最も高くなります。
- 新商材の導入
- 新サービスの付加
- メニューのキャッチコピーや打ち出し
など、十分な対策をした上で、値上げを行う方が安全です。仮に、1,2がなかったとしても、3は必須と言えるでしょう。
単なる値上げを実行する場合は、十分に準備してから行いましょう。
ギモン6|一気に値上げ VS ジワジワ値上げ
「値上げは、一気に行うべきか?ジワジワ少しずつ上げるのがいいのか?」
という議論に、実は正解はありません。両方のパターンで、成功例があるからです。
個人的には、「一気に値上げ」の方がリスクが高くとも、挑戦する価値は高い。
と感じていますが、これには、
- 既存客との信頼関係
- 魅力を十分に打ち出す力、伝える力
の両方が伴ってないと、失敗する確率も上がってしまいます。
また、一気に値上げを考える場合は、
- サロンの移転
- 新商材の導入
など、何か「理由となるもの」が生まれるタイミングが良いでしょう。
ギモン7|サロンの値上げは、告知すべきかどうか?
「値上げする場合は、事前に告知すべきでしょうか?」
というご質問も、よく頂きます。これは、
- 既存客を値上げするかどうか?
- 発信力のある媒体を持っているかどうか?
によって、違います。
既存客も同時に値上げする場合、当然、既存客には告知すべきでしょう。来店して、いきなり価格が変わっていたら、信用モンダイです。
また、新規のみ値上げする場合。
あなたが発信力のある媒体を持っているなら、
「○月☓日より、価格をリニューアルします。○月☓日までにご来店の方は、据置き価格とさせていただきます。」
という発信をすれば、駆け込み需要がうまれる可能性があります。ただし、発信力がない場合は、駆け込みさえ起きませんのでご注意です。
まとめ|サロンの値上げで失敗しないために
サロンにとって、「価格設定」は、生命線です。
そもそもココで間違っている場合、どんなノウハウも活きてきません。仮に集客が上手くいっても、
「忙しいばかりで利益が残らない。」
という状況になります。これでは、何をやっているのか分かりません。ただし、今回ご紹介したように、
「単に値上げすればいい。」
というカンタンな話ではありません。シッカリと準備をしつつ、計画的に行ってください。価格の改定に成功すれば、今よりも短時間で収益を上げることができます。
また、サロンが技術売上を中心に収益を上げている以上、価格に対する意識は、そのまま
「あなたの売上の上限」
に、つながっていくのです。
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