「ママになっても以前のようにオシャレしたい!」「ずっと放置だったのでヘアカラーでリフレッシュ!」
または結婚式などのイベントのため、どうしても染めなくてはいけない事情のある方もいらっしゃるかと思います。
そこで産後ママがヘアカラーについて気になることを下記のポイントでお話ししていきます。
分かりやすく説明していくので、安心して読み進めましょう。
1.産後の抜け毛中にヘアカラーが駄目な理由
産後の抜け毛中にヘアカラーが駄目な一番の理由は、カラーリング剤によって頭皮の状態を悪化する可能性があるからです。
産婦人科医師の福山 千代子先生(アヴェニューウィメンズクリニック院長)は、産後の頭皮の状態について次のように説明しています、
もともと頭皮には毛穴が多く汗や皮脂などが盛んに分泌されるため、その刺激で炎症を起こし「かゆみ」が起きやすい環境にあります。
またこの状態とは逆に、頭皮が乾燥してバリア機能が低下してしまいます。
すると何らかの刺激によって炎症を起こすこともあると話しています。
まとめてみると下記2つのことが言えますね。
- 頭皮の汗・皮脂(アブラ)が分泌しやすい
- 頭皮が乾燥しやすい
ヘアカラーを行うことでこれらの悪化を招く恐れがあり、最悪の場合、抜け毛がひどくなったり頭皮がかぶれることもあるようです。
2.ヘアカラーが母乳に影響するのはウソ!?
最初に結論をいいますと、胎児及び乳児に大きな影響を及ぼすほどの害はないようです。
ただしヘアカラーをするタイミングは、抜け毛が落ち着いた体調万全の状態に戻ってからがベスト。
この結論に至るまでに参考にした情報とその方の考え方を分かりやすく下記にまとめました。
最初はヘアカラー賛成派の美容師ママさんの内容から触れていきます。
2-1.ヘアカラー賛成派の意見
実際に妊娠6ヶ月・産後2ヶ月にヘアカラーをした先輩ママのコメントが参考になったのでご紹介します。
ちなみにこのママの職業は美容師さんです。
カラーやパーマは毒だと言う(質問者に対する)意見がありましたが、薬剤の成分が体内へ入ることはありません。
※このコメントはカラー剤を頭皮につかないよう、美容師さんにお願いする前提である内容です。
妊婦と産後ママが妊娠前より感じる体調不良は、女性ホルモンの変化による影響によるものです。
この点をふまえて、彼女はカラーリングやパーマを妊娠中・出産後に控えた方が良い理由を明確に挙げていました。
- 体調が妊娠前の万全な状態じゃないと、カラーやパーマが思い通りにいかない可能性がある
- 頭皮が敏感な状態なのでかぶれる可能性がある
- 妊娠前よりカラー剤の匂いがきつく感じて体調を崩すこともある
また妊娠中や母乳育児中のママを美容室の方針でお断りすることもあるようです。
なので妊婦や産後ママに対する正しい知識を持った、しっかり理解が得られる美容師に行くことをお勧めしていました。
髪を整えるだけでかなりリフレッシュできますので
息抜きにはいいんじゃないんですかねぇ。
というコメントで締めくくっています。
2-2.ヘアカラーをお勧めしない派の意見
助産師歴20年以上で3人の子どもを持つ助産師ブロガーの SOLANIN さんは、ヘアカラーやパーマを施した後のトラブルについて語っていました。
開業されてる助産師諸姉は、授乳中のお母さんがパーマや毛染めの後、赤ちゃんが嫌がって飲まないとか、それによる乳腺炎であるとかの体験例をご存知かもしれません。
また美容師さんが施術する際、ビニールエプロンをして手には分厚いグローブをはめている姿を見ると「それは直に手に触れるものではないからというサインなのだ」と感じることも話していました。
SOLANIN さんは助産師という立場から「産後ママはヘアカラーやパーマをかけて欲しくない」という意見を主張しています。
もちろん、ママによって全く影響のない方もいますが、逆に影響を受けやすいママもいることを現場での経験でご存じなのです。
そこで代替案として次のことを挙げています。
- ヘアカラー:しないで済むならせずに待つことは出来ませんか?
- パーマ:カットしてブローしてセットではダメでしょうか?
どうしてもヘアカラーを行いたい方は、今は植物由来のカラーリング剤やミネラル成分豊富なヘアカラートリートメントなどあるので、こちらを利用することを提案しています。
ただし産後、抜け毛中のセルフカラーはお勧めできません。
その理由を次で分かりやすく説明します。
3.産後、セルフカラーがNGな本当の理由
有名タレントやモデルも利用する『ヘアサロン air(エアー)』は、東京・青山を拠点として全国に10店舗以上を展開しています。
この美容サロンが運営するサイトで「美容院と市販のカラー剤の違い」について次のように説明しています。
・市販のカラー剤
市販のカラー剤は一種類の薬剤のみで、主に髪の毛を明るくする(ダメージが強い)ものが大多数になります。・美容院のカラー剤
美容院でのカラー剤は大まかに言うと、明るくするカラー剤と比較的ダメージのない色を入れるカラー剤の2種類(正確にはもっとありますが)に分けられます。
つまり市販のカラー剤の場合、毛髪を明るくする薬が1種類だけなので、ブリーチ毛の人・ハイトーンカラーの人・黒髪の人など状態は関係なくカラー剤の箱に記された通りの色に近づけます。
結果として明るくする必要の無い場所も明るくするなど、必要以上に髪を傷めてしまいます。
一方、美容院のカラー剤の場合、髪へのダメージが強いものから弱いものまで種類が多いのが特徴です。
さらにこれをプロ=美容師の手によって根元・毛先と使い分け、必要な部分にだけ塗布するので髪のダメージを最低限に抑えます。
そもそもカラー剤は髪へのダメージを前提とした薬剤です。
美容院であろうが市販であろうがダメージは同じですが、市販品のカラー剤の方がよりダメージをともなうことを覚えておきましょう。
産後は頭皮がデリケートな状態なので、市販のカラー剤で髪だけでなく頭皮を傷つけることも予想ができるかと思います。
そして「育児で美容院へ行く時間が無い」という理由でセルフカラーはNGで、特に産後だからなおさら美容院へ行くことを強くお勧めします。
4.産後、ヘアカラーのベストな時期は?
ベビーカーなど育児用品を扱う『コンビ(Combi)』が運営するサイトで産後ママの抜け毛に関するアンケートを実施しました。
有効回答数は591件で「抜け毛が増えた」と回答したママに抜け毛のピーク時を質問したところ、70%以上の方が「出産後1〜6ヶ月」と答えました(下図グラフ)。
※ この質問に関しては、複数回答がOKとなっています
つまりこのピーク時を超えて抜け毛が落ち着いてきた時期がヘアカラーをする最もベストな時期と言えるのではないでしょうか。
当然、時期も大事ですが産後ママに対する理解ある美容室(産後ママは頭皮がデリケート・長時間の施術はママに負担がかかるなど)を選ぶことも重要です。
あとがき
代官山で美容師を務める岡島さんは、ヘアカラーをした方が良い理由を次のように語っています。
そこで敏感になった頭皮への影響を心配の方は事前に「頭皮につけずに施術してもらえるか確認する」ことをアドバイスしています。
ヘアカラーをしたい方にとって一番良いのは産後ママへの理解がある美容室を探すことですね。