成分が100%原液で配合されている『原液コスメ』。その分だけお肌への美容効果が高いの?

      2017/07/20

成分が100%原液で作られている原液コスメが大ヒットしています。

スキンケアに限らず、ヘアケアやボディケアなど、色んな製品に原液100%という表記をよく見掛けますね。

『原液100%って、すごく濃くてすごく効果が高いんじゃないの?』そんなイメージがあるかもしれません。

一般的に、原液コスメとは、化粧品の原料に使われている特定の成分をそのまま使用して作られた化粧品のことを指します。

代表的なものにはコラーゲンやヒアルロン酸、最近特に人気が高いプラセンタエキスなどがあります。


原液の種類はどんなものがある?

一般的なスキンケア化粧品の成分で、原液コスメに配合されている成分は次のような種類があります。

このあたりはドラッグストアに並んでいる化粧品でもよく見掛けますよね。

どれもお肌に良いとされている優秀なスキンケア成分です。

原液はその分効果が高いの?

ところで、原液っていうとほとんどの方がこんなイメージを持っているかと思います。

原液=美容成分100%=高濃度=効果が高い

ある美容成分が100%で出来ているということは、濃度が高いのはもちろん、その分効果が高いはず。でも実は、そこには大きな誤解があるのです。

「原液コスメ」というものを知る上で、ここが一番のポイントとなります。例えば、よくあるヒアルロン酸100%原液の化粧品。商品裏面の全成分表示をみてみると、このようになっています。

水、ヒアルロン酸Na、メチルパラベン、フェノキシエタノール

あれ?ヒアルロン酸原液100%のはずなのに水とか防腐剤が入ってるじゃん!これじゃ100%じゃないじゃん!?

商品裏面の全成分表示は、一番配合量が多いものから順に記載されています。

この場合、水が一番前に表示されてるということは、水がその商品の原材料として一番多く配合されているということになります。

原液100%って嘘なの?

実はこれには深い理由があるのです。

ちなみにこちらもヒアルロン酸原液で、目元の皮膚に貼ってヒアルロン酸の針で注入するという最新の技術で開発された目元パックです。

原液と原料の違い

化粧品業界にありがちなグレーな部分ですが、勘違いしやすいのは、原液というのは『原料成分100%ではない』と言う事です。

例えばヒアルロン酸100%の原液なら、原料成分であるヒアルロン酸そのものは概ね1%位の配合比率で、残りは水と防腐剤になります。

えっ?1%しか入っていないのに原液なの??

そうなんです、それでも原液と呼べちゃうのです。

実は「原液」とは、原料メーカーが原料成分濃度を自由に決めて作ったのが原液であって、その原料成分の占める割合が何%以上などという明確な決まりはないのです。

つまり、原料を水でいくら薄めてあっても「原液」と表示できちゃうんです。

基本的な原液100%化粧品の中身は、水+原料+防腐剤の構成になっていて、製品中のその原料成分の配合比率が高く、余計な成分が入っていないというだけなのです。

そもそも、ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミド、ビタミンCなどの原料は粉末の状態になっています。

原料が粉末の状態なのに原液というなら、その時点で水で割ってあると考えるのが普通ですね。

原料100%と原液100%では意味が違います。

ヒアルロン酸100%とヒアルロン酸原液100%では全く違うということになります。

ヒアルロン酸原液100%とうたっている商品と、ヒアルロン酸高配合などと書いてあるものとありますが、ヒアルロン酸成分そのものの配合量は大して変わらないこともあるということになります。

なんだかややこしいですね。笑

化粧品の成分は「濃ければ濃いほど効果が高い」わけではない

製品にもよりますが、原液100%化粧品よりも、他の成分が色々配合されている方が結果的に効果が高いということもあります。

誤解を招かないようにあえて記載しますが、化粧品は配合成分が濃ければ濃いほど効果が高くなるというわけではありません。

濃い方が効果が強いような勝手なイメージがありますが、実は濃すぎても薄すぎても効果が期待できず、お肌に対してベストな濃度というものがあります。

だから、原液が『原料100%』じゃないからと言って、決して効果が低いわけではないということです。

ものにもよりますが、原料比率1%から作られた「原液100%」でも十分に効果は期待できます。

医薬品なんかもそうですが、有効成分の配合量は錠剤の内の極微量ですよね。0.01mgとか。

もし逆に原料比率100%の化粧品があったら、それはそれで濃すぎて肌に害悪になる危険性もあると言えるのです。

また、「付け過ぎ」も上記と同様のことが言えます。化粧品は濃度が高いものをたくさん付ければいいというわけではないのです。

ところで、手持ちの化粧品と混ぜて使ってもいいの?

原液コスメは手持ちの美容液や化粧水に混ぜ合わせて使えば、自分オリジナルの化粧品が作れるというメリットがあると言われています。

例えば「ヒアルロン酸とコラーゲンを配合してある化粧水に、それだけじゃ物足りないからプラセンタも混ぜてみよう」といった感じですね。

元も子もないことを先に言ってしまうと、薬機法(旧薬事法)によって「混ぜて使用」というのは規制されています。

仮に自己責任において行うとしても、色々と調合すれば研究員みたいな気分にこそなれますが、おすすめしません。

なぜなら、どの化粧品もその商品を単品で使って初めて効果が最大に高まるように開発されているからです。

それをわざわざ素人がむやみに手を加えることによって、その効果を半減、もしくは台無しにしまう可能性もありますので、混ぜることはせず、単品ごとお肌に付けましょう。

基礎化粧のように重ねて使用する分には問題ありませんが、重ねる場合は同じメーカーの同シリーズをおすすめします。

まとめ

原料と原液の違いは理解できましたでしょうか?

説明してて自分でもよく分からなくなってしまうほどややこしくて、なんとも誤解を招くフレーズだと思います。

簡単にまとめると、原液100%の化粧品は、『その原料を主成分として、水や防腐剤以外に余計なものが入っていないもの』と位置付けて、考える方がいいかもしれません。

一般的に感じる「原液」というイメージだけでその商品の良さを決め付けるのは誤りです。

原液=濃い=特別効果が高いわけでもなく、かといって効果がないわけでもない。それは原液コスメじゃない商品にも同じことが言えます。

どのぐらい配合されていればどれぐらい効果が出るというのは私たちは知り得ないし、個々の体質・肌質によっても違ってきます。

そして、実際に成分が何%配合されているかなんていうのは、全成分表示を見ただけでは分からないのです。

結局のところ、原液といいつつ効果が望めるだけの配合量がない場合もあったりするので、信頼できるメーカーの商品を選ぶのが大切だということになります。

最近、世の中が嘘ばかりですよね。不景気になればなるほど嘘が増えてきます。

なので、キャッチコピーだけで簡単に信用するのは危険ですね。

最後に、今一推しでおすすめできる原液を目的別にラインナップしましたので、検討する上で比較してみて下さい。

初めての方はプラセンタ原液がおすすめ

気軽に使える原液コスメとしては、ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミド原液などがあります。

これまでに私が様々な原液コスメを試してみた結果、どれもお肌をしっとり保湿する効果を実感できましたが、あえて言うなら、初めての方には原液コスメ代表とも言われるプラセンタエキス原液がおすすめです。

プラセンタは胎盤から抽出される成分のことなので、その中にコラーゲンやヒアルロン酸なども含まれているからです。

ヒアルロン酸やコラーゲンなどの成分を単品で使用するよりも、肌に効果的な成分が総合的に配合されているプラセンタの方が、吸収力も保湿力も高く、高い効果が期待できると言われています。

乾燥肌対策ならヒアルロン酸を超える保水力『プロテオグリカン原液』

最近、ヒアルロン酸を超える保水力として最も注目を集めている原液コスメがプロオグリカン原液。

以前はたった1gの原料が3,000万円だったという高級美容成分。化学の進歩で量産に成功し、今はかなり安くなりました。

乾燥肌対策に力を入れたい人におすすめの原液です。

さいごに

最後になりますが、どんな化粧品でも肌のターンオーバーを考慮すると最低1カ月間は使用しないと確かな効果が判断できません。

なので、お試しサイズがあってもなくてもせめて1カ月間はしっかり使い続けて欲しいと思います。

日々のスキンケアはどの道手間暇かかるものですから、肌質が生まれ変わっていくのを楽しみながら根気良く続けていきましょう!

プラセンタについての詳しい記事は以下も参考にしてみて下さい。






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