HUAWEI P9 lite の実機レビュー
コスパ最高の人気機種
HUAWEI P9 liteは、同時発売された"HUAWEI P9"の下位モデルではありますが、多くの機能が平均以上の性能で、コストパフォーマンスに優れた5.2インチのSIMフリーAndroidスマートフォンです。
CPUは省エネと処理速度を両立したKirin650を採用し、フルHD液晶に、指紋認証パネルも搭載。バッテリー駆動時間も比較的長く、重量も軽めです。
LEDフラッシュ内蔵の1300万画素背面カメラは、機能やエフェクトが充実しています。本格的なマニュアル撮影も楽しめる「プロ写真」機能も備えているので、デジカメのような撮影操作を楽しむこともできます。
3万円クラスのスマートフォンとしては、非常に高性能だと思います。他サイトでも人気が高く、取り扱っているMVNOも多いです。※レビュー機は当サイトでの購入品です
目次
主な仕様
HUAWEI P9 liteの主な仕様をまとめました。
前モデルのP8liteと比較すると、サイズが一回り大きくなり、液晶の解像度も上がっています。またプロセッサーとバッテリーがスペックアップして、フロントカメラの画素数も向上しています。OSは最新のAndroid 6.0です。
カラーはゴールドとホワイト、ブラックの3色をラインナップ。SIMの通信バンドは、ドコモの主要なバンドをほぼ押さえているので、ドコモ系のMVNOなら問題なく使えます。また今後サービス開始予定のBand28にも対応しています。
| HUAWEI P9 lite | HUAWEI P8 lite | |
|---|---|---|
| OS | Android 6.0 | Android5.0 |
| 液晶 | 5.2型FHD IPS液晶(1920x1080) | 5.0型 IPS液晶(1280×720) |
| プロセッサー | Kirin650 オクタコア(1.7&2.0GHz) | Kirin 620 オクタコア(1.2GHz) |
| メモリ | 2GB | 2GB |
| 内部ストレージ | 16GB | 16GB |
| 連続待ち受け時間 | LTE:約610時間 3G:約630時間 | LTE:約450時間 3G:約500時間 |
| 連続通話時間 | 3G:18.9時間 | 3G:約13時間 |
| バッテリー | 3,000mAh | 2,200mAh |
| カメラ | 1300万画素 (背面) 800万画素 (前面) | 1300万画素 (背面) 500万画素 (前面) |
| 主なスロット | microUSB microSDカード nanoSIMスロット×2 ※1 イヤホン端子 | microUSB microSDカード microSIMスロット nanoSIMスロット(microSDと共用) イヤホン端子 |
| 対応通信バンド※2 | LTE : B1/B3/B5/B7 /B8/B19/B28/B40 3G:B1/B5/B6/B8/B19 GSM : 850/900/1800/1900 MHz | LTE : B1/B3/B5/B7 /B8/B19/B28/B40 3G:B1/B5/B6/B8/B19 GSM : 850/900/1800/1900 MHz |
| その他 | 指紋認証パネル | なし |
| 重量 | 約147g | 131g |
※2 B1(Band1):国内三大キャリアのメイン、B3(Band3):東名阪などで使用、
B19(Band19):NTTドコモのプラチナバンド、B28(Band28):今後提供予定のプラチナバンド
特徴1 - 指紋認証パネルが使いやすい
HUAWEI P9 liteは背面の上部中央に指紋認証パネルを搭載しています。指紋認証はスリープからのロック解除のほか、暗号化フォルダ”Safeボックス”へのアクセス制御などに利用することができます。
P9liteの指紋認証パネル
指紋認証機能の設定画面
指紋認証パネルはボタンのように押し込むことはできず、パネル部分が少し凹んでいるだけです。スマホの持ち方にもよりますが、片手で端末を持った時にちょうど人差し指がくる場所になります。
認証パネルの応答は高速です。ほとんどタイムラグを感じることなくほぼ指が触れた瞬間にスリープから起動します。一度使いだすとPINコードを入力するのが煩わしく感じると思います。筆者が今回試していた限りでは認証エラーはほとんどありませんでした。
指紋認証パネルは人差し指が使いやすい
指紋を登録するときは、同時にPINコードかパスワードを登録する必要があります。そのため万一指を怪我してしまった場合でも、登録したPINコードもしくはパスワードでロック解除できるようになっています。
なお、指紋認証を利用しても、PINコードも使える以上、PINコードのみのときと比べてセキュリティ強度が上がるわけではありません。
筆者はほとんどの場合、左手でスマホをホールドするので、今回は左手の人差し指だけ登録しました。iPhoneのように表面のホームボタンに指紋認証があると親指を使うこともありますが、P9liteでは人差し指以外の指を使いたい場面はほとんどないと思います。
指紋の登録画面
指紋認証パネルには指紋認証以外にも「写真/ビデオを撮影」や「電話に出る」などのジェスチャー機能を当てることができます。このとき指紋認証機能は働かないので、どの指で誰が押しても操作可能です。ジェスチャーは長押しジェスチャーとスライドジェスチャーの2種類があります。
特に「写真/ビデオを撮影」機能は使いやすいです。フロントカメラで自撮りするときにはスマホを持っている手でそのままシャッターが押せます。同様の場所にシャッターボタンがついたスマホもありますが、P9liteの認証パネルならパネルにタッチするだけなので、ボタンを押し込む必要がなく、不要な手ぶれが起こりにくいです。
指紋認証パネルのジェスチャー操作設定メニュー
特徴2 - マニュアル操作可能な「プロ写真」機能
HUAWEI P9 liteの標準カメラアプリは様々な撮影エフェクトや撮影機能を備えていますが、P9liteで新しく追加された撮影機能の一つがマニュアル撮影が可能になる「プロ写真」機能です。
「プロ写真」機能ではISO感度やシャッタースピード、露出補正のほか、ホワイトバランスや測光方式、オートフォーカスモードなどの個別調整がデジカメと同じように設定できます。これらの設定ボタンがメイン画面のシャッターボタン上に配置されるため、スムーズな操作が可能です。
例えば、速い動きの被写体を撮る時にシャッタースピードを速くしたり、透明感のある写真にするために露出補正で明るくしたりといった、意図した写真表現がスマホでできるようになります。いままでスマホ任せの写真にちょっと物足りなさを感じていた方にはおすすめの機能です。
「プロ写真」の撮影画面に表示される設定項目
下の例では露出補正をしてみました。標準設定のままでもほぼ適正な明るさで色味も綺麗ですが、逆光気味なので少し暗い印象です。明るく露出補正することで画面全体に透明感が出て爽やかな印象になりました。「プロ写真」機能ではこういった調整が手軽にできます。
「プロ写真」で(左)標準設定のまま撮影した場合と、(右)明るく露出補正して撮影した場合
「プロ写真」と同様の機能は「プロビデオ」で利用できます。こちらはシャッタースピードとISO感度の設定項目がありませんが、ホワイトバランスやオートフォーカスモードの設定、露出補正が可能です。
「プロビデオ」の撮影画面に表示される設定項目
P9liteでは「プロ写真」や「プロビデオ」の他にも撮影エフェクトやカメラ機能が充実しています。後半の「カメラのチェック」の項目でレビューしていますので、カメラ機能が気になる方はそちらも合わせてご確認ください。
特徴3 - 大音量でも音割れしない内蔵スピーカー
HUAWEI P9 liteは内蔵スピーカーにも力を入れています。HiSilicon社製のHi6402オーディオ専用DSPを採用し、スマホに最適化された音質を大音量でも楽しめます。専用アプリなどでパラメータを設定したりする必要はありません。
実際にP9liteに音楽や動画を最大音量近くで再生してみましたが、音質はクリアで音割れなどはほとんどありませんでした。本体の振動も気にならない程度です。
HiSilicon社製のhi6402オーディオ専用DSPを採用
スピーカーは本体下側面に配置されています。音質がいいので最初ステレオスピーカーだと筆者は思い込んでいましたが、スピーカーは右側のみのモノラルで、左側の穴はマイクとなっています。
右側の穴がスピーカー
特徴4 - 液晶保護シートと本体保護ケースが付属
HUAWEI P9 liteを購入すると端末本体に液晶保護シートが貼付けられた状態で手元に届きます。「買ってすぐにやっておいたほうがいいのは分かっているけど、面倒くさい」そして「気泡が入らないように気をつけなきゃならない」あの貼付け作業をHUAWEIがすでにやってくれています。
筆者は最初、液晶保護シートが貼付けてあることに気がつきませんでしたが、気がついた時はすごく嬉しい気分になりました。ちょっとしたサービスですが、購入してすぐに液晶が傷つくリスクが避けられるのは、ポイント高いです。
P9liteの液晶保護シートは気泡の混入やズレなどもなくクリアで、爪先で少し引っ掻いてみたりしてみましたが、凹んだり、痕がついたりはしませんでした。それなりの硬さがありそうです。
本体表面には液晶保護シートを貼付け済みの状態で手元に届く
半透明のプラスチック製本体保護カバーも標準で付属しています。こちらはそのまま使い続けるには少し味気ないですが、お気に入りの専用ケースを見つけるまでの”とりあえず”のカバーとしては必要十分です。やや柔らかいプラスチックです。
標準付属の本体保護カバー
付属の保護カバーを本体に取り付けた状態
特徴5 - デュアルSIMスロット搭載
HUAWEI P9 liteはデュアルSIMスロットを搭載しています。カードサイズはどちらもnanoSIMです。
ホルダー外側のスロット2はmicroSDカードスロットとの共用スロットになっているため、microSDカードを使う場合は2枚目のSIMは使えなくなります。スロットホルダーは一つにまとまっているので、本体に挿入する場所は1カ所だけです。出し入れには解除ピンが必要です。
nanoSIM2枚(左)とnanoSIMとmicroSDカード(右)をのせた状態
2枚のnanoSIMを同時挿入した場合、LTE/3Gが利用できるのはいずれか片方のスロットのみで、もう片方は2G(GSM)しか使えない仕様になっています。GSMは海外では一般的に利用されていますが、日本では現在利用することはできません。そのため、日本国内で2回線同時に使用することはできません。
海外旅行や海外出張によく出かける方であれば、海外用のGSM対応SIMと日本国内用のSIMを挿しておくと、いちいちSIMを差し替える手間が省けて便利です。またLTE/3Gを利用するスロットは設定画面で切り換えることができるため、2枚のLTE/3G対応SIMカードを挿入しておいて、高速通信用と普段使いの通話用を切り換えることもできます。
デュアルSIMカードの設定画面
使用できる機会は少ないかもしれませんが、SIMスロットそれぞれで着信音を設定することも可能です。
SIMスロット毎に着信音を設定
液晶ディスプレイのチェック
HUAWEI P9 liteの液晶ディスプレイをチェックしました。
液晶サイズは5.2インチでフルHD(1920×1080)、約423dpi、アスペクト比は16:9のIPS液晶です。ベゼル幅は縦位置での左右の横幅が約2mm、上部分が約12mm、下部分が約15mmとなっています。
ディスプレイの全体像
左右のベゼル幅は狭い
各アングルから見たときの見やすさをチェックしました。視野角の広いIPS液晶ディスプレイです。
視野角(斜めから見たときの見やすさ)
画素の拡大図です。画面のギラつきは特にありません。
画面表面の拡大図
通信速度のチェック
実際にSIMカードを挿して、P9liteのLTE通信速度をチェックしました。SIMカードのサイズはnanoSIMです。
本サイトでは、SIMカードのレビューで時間帯別の通信速度を計測しましたが、その結果12時頃に極端な速度低下があり15時頃は比較的通信速度が安定していたため、今回はこの2つの時間帯で計測しました。
→時間帯別通信速度のテストを掲載したDMM mobile SIMのレビュー記事はこちら
詳細な測定環境は次のようにして計測しました。
測定場所:東京都江東区内・集合住宅室内
測定に使用したSIM:DMM mobile 通話SIMプラン(nanoSIM)
測定アプリ:OOKLA SPEEDTEST
計測日時:2016/6/20(月)15:00頃、6/21(火)12:00頃(各時間帯で3回以上計測)
通信速度テストの結果は以下の通りでした。各時間帯での計測で得られた代表的な結果を掲載します。普通の通信速度です。
平日12時頃の通信速度測定結果 (DMM mobile)
平日15時頃の通信速度測定結果 (DMM mobile)
HUAWEI P9 liteで利用できるSIMカードについては、下のバナーをご覧ください。SIMカードも一緒にお探しの方は参考にしてみてください。なお、P9liteはau系のSIMカードには非対応です。
パフォーマンスのチェック
HUAWEI P9 liteのCPU、メモリ、GPUのベンチマーク結果を以下に掲載します。いずれもスマホとしては高めのスコアです。
3Dmark
PCmark for Android
PassMark PerformanceTest Mobile
Geekbench 3
通話機能のチェック
HUAWEI P9 liteの通話機能をチェックしました。
電話アプリを開いたメイン画面には通話履歴とダイヤル番号が表示されます。上部のタブで連絡先やお気に入りの連絡先に切り替えることができます。メッセージは別アプリになっています。
通話履歴には通話時間のほかに相手から着信を受けて出られなかった時の鳴動時間(呼び出し時間)も表示されます。相手がすぐに切ったのか、長時間コールし続けてくれたのかが分かるので、いたずら電話の判断などにも便利です。
通話画面はシンプルで、画面下にカレンダーやメモ帳などをワンタッチで起動できるパネルが表示されます。通話中に内容をメモしたり、スケジュールを確認したいときなどに助かります。使い勝手のいいインターフェースです。実際に通話してみましたが、特に途切れたりすることもなく正常に通話できました。通話音質も問題ありません。
電話アプリのメイン画面(左)と通話中画面(右)
付属のイヤホンマイクを使えば、P9liteをカバンに入れたままでも受話ボタンで着信を受けられて、そのまま手ぶらで通話できます。イヤホンマイクをP9liteのイヤホン端子につなぐと自動的にヘッドセットとして認識されます。標準の「音楽」アプリでは音楽再生時の音量の上げ下げや楽曲のスタート・一時停止だけでなく、ダブルクリックで曲を進めたり、再生モードを変更したりすることもできます。
付属のイヤホンマイク
ヘッドセットを自動認識
バッテリー駆動時間のチェック
P9liteのバッテリ―駆動時間をアプリ"Battery mix"でチェックしました。
100%充電後にスリープ状態で放置し、約24時間経過後のバッテリー残量は94%でした。スリープ時の消費電力は普通です。ちなみにバッテリー容量は約3000mAh(メーカー公表値)です。
スリープ時のバッテリー消費をBattery Mixで計測
100%充電した状態で「バッテリーHD」によるバッテリー駆動時間の目安は次の通りでした。いずれも比較的長い駆動時間になっています。
バッテリー駆動時間の目安
カメラのチェック
HUAWEI P9 liteはリアカメラとフロントカメラを搭載しています。各カメラのスペックは次の通りです。
| スペック* | フロントカメラ | リアカメラ |
|---|---|---|
| ファイル形式 | jpeg | jpeg |
| 画像サイズ | 3264×2468px | 4160×3120px |
| 画素数 | 800万画素 | 1300万画素 |
| 最小絞り | f2.0 | f2.0 |
| 焦点距離** | 27mm | 27mm |
| 内蔵フラッシュ | なし | あり |
| 動画サイズ | 1920×1080 | 1920×1080 |
| その他撮影機能 | ビューティー撮影 パノラマ コマ抜きなど | ナイスフード プロ写真 文章スキャンなど |
※※35mmフルサイズカメラ換算時
リアカメラの解像度をチェックしました。リアカメラの画像サイズ設定を最大にし、解像度チャートをアスペクト比に合わせて横位置で画面一杯に撮影しました。カメラ設定は全て購入時のままの設定で撮影しています。撮影画像の縦横比は3:4です。
撮影環境:室内、昼白色蛍光灯照明
撮影条件:ISO125, f2.0, 1/35秒, ホワイトバランス自動
使用した解像度チャート:ISO12233記載の解像度チャート(A3サイズ)
撮影方法:端末を固定しながら、画面上のチャート中央部分にタッチ(ピント・露出合わせ)して撮影
得られた画像は次の通りです。
露出はやや背景の白に引っ張られて、わずかにアンダーな露出となっています。シャープネス処理は弱めで、コントラストもやや低い印象です。等倍まで拡大しても不自然なシャープネスや画像の荒れのない描写です。
解像度チャートの撮影結果
解像度チャートの黄色枠部分を100%表示
カメラ搭載位置は縦位置を基準にフロントカメラが上部左側にあります。リアカメラは裏面上部左側に配置されていて、そのそばには動画対応のLEDフラッシュがついています。
フロントカメラ
リアカメラ
LEDは写真撮影の場合でも、常時点灯とフラッシュを切り換えることができます。薄暗い場所で撮り比べてみましたが、状況によってはLEDの常時点灯に比べてフラッシュの方がやや青味が強く、撮影ごとにやや明るさにばらつきがあるようでした。
LEDフラッシュを比較
標準カメラアプリを横位置で構えたときの撮影画面です。リアカメラ使用時は右側のシャッターボタンの上下に写真⇔動画切り替えボタンとプレビューボタンが配置されます。左側には上から、リア⇔フロントカメラ切り替えボタンと撮影エフェクトボタン、LEDフラッシュの切り替えボタンがあります。
ピントを合わせたい部分にタッチするとフォーカス位置に白い円が表示されて、合焦すると円の色がグレーに変わります。グレーの円のそばに表示される太陽マークを上下にスライドさせると、撮影前に明るさを調整することも可能です。
標準カメラアプリの撮影画面
撮影画面を左からスワイプすると撮影モード選択画面が表示されます。撮影モードには「プロ写真」や「プロビデオ」のほかに料理写真を綺麗に仕上げてくれる「ナイスフード」や、文書が書かれている範囲を自動的に識別してコントラストや撮影範囲を補正してくれる「文書スキャン」などがあります。
逆に右側からスワイプすると設定画面が表れます。笑顔を検出して自動的にシャッターを切ってくれる「スマイルキャプチャー」やピントを自動追尾してくれる「オブジェクトトラッキング」などデジカメ並みの機能が揃っています。また端末のスリープ中でも音量ボタンを2度押しすることで瞬時に撮影することができる「ウルトラスナップショット」も備えています。
撮影モード選択画面(左)と撮影設定画面(右)
撮影エフェクトはオリジナル画像を含めて9種類あります。撮影エフェクトを起動すると全エフェクトの効果が9分割画面で表示され、リアルタイムで撮影エフェクトの効果を一度に確認することができます。撮影エフェクトを選択すると、そのエフェクトがかかった撮影画面だけが表示されます。
試しに「夜明け」エフェクトで撮影してみました。ややコントラストが上がって、暖色系の色味になるとともに、画面左上に光芒が画像合成されます。うまく被写体と光の向きを調整すれば、本物の光のような仕上がりになります。
撮影エフェクト起動画面(左)と「夜明け」で撮影した画像(右)
カメラをフロントカメラに切り換えると、自分撮りに最適な「ビューティー」モードで起動します。フロントカメラではシャッターボタンを押すとタイマーで3秒後にシャッターが切れます。
「ビューティー」モードは10段階で効果が選べます。実際に試してみたところ、段階を上げていくと顔部分のハイライトが強く、シャドウ部分が明るくなるため、色白で明るい肌色になり皺が目立ちにくくなります。不自然に目元が大きくなったりすることはありません。
「ビューティー」は設定メニューから「パーフェクトセルフィー」をONにすると、自分撮りした画像を参照してホワイトニング効果や目を大きくする効果など、パラメーターごとに効果を調整して、自分仕様のビューティーモードに設定することも可能です。
フロントカメラに切り換えるとビューティーモードが起動
ビューティーモードの効果を比較
HUAWEI P9 liteのカメラ機能は標準設定のまま撮影してもスマホとしてはかなり綺麗な写真が撮れます。使いやすい本格的な機能やエフェクトも豊富です。同時期に発売されたP9liteの上位機種P9ではライカ社と共同開発したカメラを搭載し、ダブルレンズを採用するなど、さらにカメラ機能が強化されています。さらにこだわる方はHUAWEI P9も検討してみてください。
重量のチェック
HUAWEI P9 lite本体の重量を測ったところ本体は約145g(メーカー公表値は約147g)でした。5.2インチスマホとしては標準的で特に重たいと感じることはありません。片手で持ってもバランスがよく使いやすい端末だと思います。
本体の重量測定結果
表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし表面温度が高すぎると、スマートフォンを持つ手が熱くなり不快になります。
本体の裏面を計測した結果、動画再生時は縦位置で持ったときの上側がやや熱くなりますが、手に当たる場所ではないため気になることはありませんでした。ただしゲームなどの高い負荷をかけるとこれよりも熱くなる場合があります。
外観のチェック
外観です。今回のレビューで使用したのはゴールドです。
表面は輪郭も含めゴールドで統一されたデザインです。輪郭部分に出っ張りはなくフラットなデザインです。上下のベゼルにはうっすらとストライプ模様がデザインされています。またHUAWEIのロゴが端末下側中央にあります。
表側の全体像
HUAWEIのロゴ
受話部分もゴールドメタルのような質感です。受話部分の左側にはフロントカメラと光センサーが配置されています。どちらも出っ張りはありません。
本体表側の上部
裏面です。購入時にはSIMカードの挿入方法やボタン配置などを示した透明シールが貼ってあります。透明シールにはIMEI番号などが書いてありますが、端末でも表示できるので剥がしても問題ありません。
裏面の透明シール
裏面の透明シールを剥がしたところです。ゴールド基調で統一されたデザインですが、表面とは違ってわずかにざらついたヘアライン加工がされています。リアカメラがある上端は表面と同じストライプ模様のデザインになっています。
裏面全体
裏面の下端部分にはHUAWEIのロゴ
裏面上部左端にリアカメラとフラッシュがあり、中央上部に指紋認証パネルがあります。カメラ部分に出っ張りはありません。
裏面の上部左端部分
指紋認証パネル
側面は中央部分が少し丸みを帯びたつや消しゴールドになっていて、上下から光沢感のあるゴールドの縁が挟み込むようなデザインになっています。ぱっと見た感じはiPhone6にそっくりです。
側面はつや消しゴールド
上側面にはイヤホン端子があります。
上側面
下側面にはmicroUSB端子とマイク、スピーカーがあります。見た目は同じですが、左側がマイク、右側がスピーカーです。
下側面
左側面の上部分にはnanoSIMスロットがあります。microSDカードスロットと兼用です。
nanoSIMスロットの取り外し部分
右側面の上部分には電源ボタンと音量ボタンがあります。少し出っぱっていて、電源ボタンは滑り止め加工が施されています。適度なクリック感があって押しやすいボタンです。
電源ボタン(左)と音量ボタン(右)
各側面の一覧です。
各側面の配置
付属品はUSB2.0ケーブルとAC電源アダプター、イヤホン、本体保護ケース、SIMカードスロット用ピンです。 AC電源アダプターの出力は5Wです。
付属品一式
まとめ
以上がHUAWEI P9 liteのレビューでした。
前モデルのP8liteもそうでしたが、価格を約3万円に抑えつつも機能が充実したスタンダードなSIMフリーAndroidスマホです。スペックもしっかりしていて、デザインもオシャレです。
LEDフラッシュを内蔵した1300万画素のリアカメラと800万画素にスペックアップしたフロントカメラは機能がさらに追加され、完成度が高まっています。新たに搭載された背面の指紋認証パネルは反応性もよく、一度使い慣れると手放せない機能になりそうです。
まだP8liteが2万円台前半で手に入りますが、液晶やCPU、カメラのスペックアップや指紋認証パネルの追加によるアドバンテージは価格差以上にあると思います。